JP2562134Y2 - 熱水噴流式殺菌装置 - Google Patents
熱水噴流式殺菌装置Info
- Publication number
- JP2562134Y2 JP2562134Y2 JP9776191U JP9776191U JP2562134Y2 JP 2562134 Y2 JP2562134 Y2 JP 2562134Y2 JP 9776191 U JP9776191 U JP 9776191U JP 9776191 U JP9776191 U JP 9776191U JP 2562134 Y2 JP2562134 Y2 JP 2562134Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- container
- pipe
- ejection
- sterilizer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はレトルト食品の熱水噴流
式殺菌装置の構造に関するものである。
式殺菌装置の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来よりレトルト殺菌装置としては、密
閉容器に高温蒸気を噴霧する高圧蒸気殺菌方式並びに熱
水を噴流する殺菌方法などがある。例えば、特開昭58-4
7453号、特公昭58-57146号、特公昭58-57147号、実公平
3-3197号等の公報に示されている。熱水噴流式殺菌装置
の場合、数段に積み重ねた被殺菌物の上部へ熱水を噴射
するものであるが、上部の被殺菌物は最適な加熱が行わ
れても、下部の被殺菌物は熱水温度が低くなるために、
均一な殺菌ができず、均一な殺菌を行うためには各段の
それぞれに熱水を噴流しなければならなず、熱水の噴出
管や噴出口が複雑となった。
閉容器に高温蒸気を噴霧する高圧蒸気殺菌方式並びに熱
水を噴流する殺菌方法などがある。例えば、特開昭58-4
7453号、特公昭58-57146号、特公昭58-57147号、実公平
3-3197号等の公報に示されている。熱水噴流式殺菌装置
の場合、数段に積み重ねた被殺菌物の上部へ熱水を噴射
するものであるが、上部の被殺菌物は最適な加熱が行わ
れても、下部の被殺菌物は熱水温度が低くなるために、
均一な殺菌ができず、均一な殺菌を行うためには各段の
それぞれに熱水を噴流しなければならなず、熱水の噴出
管や噴出口が複雑となった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、数段
のトレーに積み重ねられた被殺菌物を均一に加熱殺菌処
理できる熱水噴流式殺菌装置の供給にある。
のトレーに積み重ねられた被殺菌物を均一に加熱殺菌処
理できる熱水噴流式殺菌装置の供給にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本考案においては、殺菌容器の液位制御を行
い、殺菌工程中には容器下部に常に熱水があるようにし
ておき、容器内下部の水中部に加熱管を設置して、噴流
させる熱水をその加熱管により加熱する。更に、熱水の
散水を行う噴出管を被殺菌物の両側面に設置し、噴出口
を噴出管上部に設けて熱水の噴出方向を容器の内壁に沿
うように上向きに噴出させる。容器の底に排水口を設
け、排水口から循環ポンプへ、循環ポンプから噴出管へ
戻す熱水の循環経路（配管）を形成する。その循環経路
（配管）の途中には給水口、排水口等を設ける。
ために、本考案においては、殺菌容器の液位制御を行
い、殺菌工程中には容器下部に常に熱水があるようにし
ておき、容器内下部の水中部に加熱管を設置して、噴流
させる熱水をその加熱管により加熱する。更に、熱水の
散水を行う噴出管を被殺菌物の両側面に設置し、噴出口
を噴出管上部に設けて熱水の噴出方向を容器の内壁に沿
うように上向きに噴出させる。容器の底に排水口を設
け、排水口から循環ポンプへ、循環ポンプから噴出管へ
戻す熱水の循環経路（配管）を形成する。その循環経路
（配管）の途中には給水口、排水口等を設ける。
【０００５】
【作用】噴出口から噴出された熱水は容器の内壁を伝わ
り上部へ、上部から重力並びに容器の内壁面の曲がりに
より噴霧状で下降し、容器の中央に設置してある被殺菌
物にあたり、被殺菌物を加熱する。容器の下部に加熱管
を設置してあるので、噴出管から被殺菌物を伝わって落
ちてきた熱水は再び加熱管で再加熱され、容器下部に設
置してある排水口から循環ポンプへ導かれ、循環ポンプ
により加圧された熱水は再び噴出口から噴出される。こ
の時、容器下部に設置している加熱管により加熱された
熱水の一部は、蒸気となり被殺菌物を下部より加熱す
る。このことにより被殺菌物の上下による温度差が生じ
なくなる。図３が噴出管からの熱水の流れと加熱管によ
る液面からの蒸気の流れを示した図である。また、加熱
管を、殺菌装置の容器内に設置しているため熱損失が少
なくなり、循環ポンプを作動させなくても加熱が可能と
なり、殺菌装置としての用途が広がる。
り上部へ、上部から重力並びに容器の内壁面の曲がりに
より噴霧状で下降し、容器の中央に設置してある被殺菌
物にあたり、被殺菌物を加熱する。容器の下部に加熱管
を設置してあるので、噴出管から被殺菌物を伝わって落
ちてきた熱水は再び加熱管で再加熱され、容器下部に設
置してある排水口から循環ポンプへ導かれ、循環ポンプ
により加圧された熱水は再び噴出口から噴出される。こ
の時、容器下部に設置している加熱管により加熱された
熱水の一部は、蒸気となり被殺菌物を下部より加熱す
る。このことにより被殺菌物の上下による温度差が生じ
なくなる。図３が噴出管からの熱水の流れと加熱管によ
る液面からの蒸気の流れを示した図である。また、加熱
管を、殺菌装置の容器内に設置しているため熱損失が少
なくなり、循環ポンプを作動させなくても加熱が可能と
なり、殺菌装置としての用途が広がる。
【０００６】
【実施例】本考案の一実施例を図面を用いて説明する。
レトルト殺菌装置の本体は円筒状の容器(１)で構成さ
れ、容器(１)の中央部に数段に積み重ねたトレー等に被
殺菌物(４)を載せ置くことができる様になっている。容
器内の両側面の中央部付近に噴出管(２)を設置し、容器
の底部に排出口(５)を設け、排出口(５)は循環ポンプ
(３)と配管により接続され、循環ポンプ(３)の吐出側配
管は、容器内の噴出管と接続され循環路(８)を形成す
る。循環路には、給水口並びに排出口を設け、水を循環
路に供給並びに排出が出来るようにする。
レトルト殺菌装置の本体は円筒状の容器(１)で構成さ
れ、容器(１)の中央部に数段に積み重ねたトレー等に被
殺菌物(４)を載せ置くことができる様になっている。容
器内の両側面の中央部付近に噴出管(２)を設置し、容器
の底部に排出口(５)を設け、排出口(５)は循環ポンプ
(３)と配管により接続され、循環ポンプ(３)の吐出側配
管は、容器内の噴出管と接続され循環路(８)を形成す
る。循環路には、給水口並びに排出口を設け、水を循環
路に供給並びに排出が出来るようにする。
【０００７】容器の底部に加熱管(９)を設け、加熱管
(９)は流量調整バルブ等を設けた蒸気等の熱源供給配管
(６)と接続されている。容器内もしくは循環路(８)の配
管内等に設けられた温度検出装置からの検出温度に基づ
き、流量調整バルブの開閉調整を行うことにより熱水を
任意の温度に調整できる。噴出管の噴出口は噴出管より
上部の容器内壁面に向けて噴出するように、噴出管上に
複数箇所設ける。図３には、噴出管より噴出された熱水
と、容器底部の加熱管で加熱された熱水からの蒸気が被
殺菌物を加熱している状態を示している。
(９)は流量調整バルブ等を設けた蒸気等の熱源供給配管
(６)と接続されている。容器内もしくは循環路(８)の配
管内等に設けられた温度検出装置からの検出温度に基づ
き、流量調整バルブの開閉調整を行うことにより熱水を
任意の温度に調整できる。噴出管の噴出口は噴出管より
上部の容器内壁面に向けて噴出するように、噴出管上に
複数箇所設ける。図３には、噴出管より噴出された熱水
と、容器底部の加熱管で加熱された熱水からの蒸気が被
殺菌物を加熱している状態を示している。
【０００８】
【考案の効果】本考案の実施により、熱交換器を殺菌装
置の容器外に設置してある場合と比較して熱損失が少な
くなり、熱効率が良くなる。熱水を殺菌容器内の両壁面
に設置している噴出管より噴出する事により、壁面を伝
わって上部に達した熱水は霧状もしくはシャワー状とな
り、被加熱物の上部から均一にかかり、さらに周囲の空
気が熱水により暖められて攪拌され、被殺菌物の下部に
おいては、容器底部に設置された加熱管により暖められ
た蒸気により加熱されるために、被殺菌物の温度ムラが
低減できた。更に、熱水の噴出管並びに噴出口が従来の
ものと比較して簡単に製作できるようになった。
置の容器外に設置してある場合と比較して熱損失が少な
くなり、熱効率が良くなる。熱水を殺菌容器内の両壁面
に設置している噴出管より噴出する事により、壁面を伝
わって上部に達した熱水は霧状もしくはシャワー状とな
り、被加熱物の上部から均一にかかり、さらに周囲の空
気が熱水により暖められて攪拌され、被殺菌物の下部に
おいては、容器底部に設置された加熱管により暖められ
た蒸気により加熱されるために、被殺菌物の温度ムラが
低減できた。更に、熱水の噴出管並びに噴出口が従来の
ものと比較して簡単に製作できるようになった。
【図１】 本考案の一実施例の縦断面図
【図２】 本考案の一実施例の横断面図
【図３】 本考案の熱水の噴射の説明図
１ 容器 ２ 噴出管 ３ 循環ポンプ ４ 被殺菌物 ５ 排水口 ６ 熱源供給配管 ７ 液面 ８ 循環路 ９ 加熱管
Claims (1)
- 【請求項１】レトルト殺菌装置の容器内に、複数のトレ
ー等内に配置された被殺菌物と、容器内に熱水もしくは
冷水を噴出する噴出管と、容器底部の排水口を設け、排
水口から循環ポンプ、循環ポンプから噴出管への循環経
路を形成した熱水殺菌装置において、容器の下部に加熱
管を設置し、噴出管からの熱水の噴出方向をその噴出管
より上部の容器壁面にあたる様に噴出管上部に噴出口を
設けて上向きに噴出させたことを特徴とする熱水噴流式
殺菌装置の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9776191U JP2562134Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 熱水噴流式殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9776191U JP2562134Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 熱水噴流式殺菌装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0638587U JPH0638587U (ja) | 1994-05-24 |
| JP2562134Y2 true JP2562134Y2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=14200861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9776191U Expired - Fee Related JP2562134Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 熱水噴流式殺菌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2562134Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4684026B2 (ja) * | 2005-07-04 | 2011-05-18 | 越後製菓株式会社 | 食品加熱処理方法並びに食品加熱処理装置 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP9776191U patent/JP2562134Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0638587U (ja) | 1994-05-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4576792A (en) | Method for heat treatment of articles and arrangement for carrying out the method | |
| CN1315390C (zh) | 过热蒸汽炉 | |
| US4830278A (en) | Steam sterilizing apparatus | |
| US5546854A (en) | Apparatus for heating and sterilizing food | |
| US4511538A (en) | Apparatus for sterilizing packaging containers | |
| JPH11503327A (ja) | 流動材料を処理する装置および方法 | |
| JP2562134Y2 (ja) | 熱水噴流式殺菌装置 | |
| US6706302B1 (en) | Apparatus and method for treatment of fluent food products | |
| US2855314A (en) | Method and apparatus for preserving products in sealed containers | |
| JPH07502899A (ja) | 生鮮食品の処理方法及び処理装置 | |
| JP3127361B2 (ja) | 蒸気式殺菌装置 | |
| JP2779870B2 (ja) | レトルト殺菌機 | |
| JPH07163865A (ja) | 加熱冷却装置 | |
| KR102094700B1 (ko) | 즉석밥 제조장치 | |
| JP2772586B2 (ja) | レトルト殺菌機 | |
| CN209347675U (zh) | 蒸汽灭菌装置 | |
| JP2840910B2 (ja) | 蒸気加熱装置 | |
| KR102407145B1 (ko) | 저온살균기 | |
| JPH0440587Y2 (ja) | ||
| JPH07135940A (ja) | シャワー式レトルト殺菌装置 | |
| RU70750U1 (ru) | Ванна длительной пастеризации | |
| JPH04144673A (ja) | 節水型高温水調理殺菌装置 | |
| US1899581A (en) | Heater | |
| JPH0224514B2 (ja) | ||
| JPH09250706A (ja) | 加熱冷却装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |