JP2840910B2 - 蒸気加熱装置 - Google Patents

蒸気加熱装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱容器内を真空ポン
プで吸引しながら被加熱物を100度C程度の蒸気で効
率的に加熱処理するための蒸気加熱装置に関する。化学
や食品や医療品工場などに於ては、製品品質を維持する
ために被加熱物を100度C程度の比較的低温で加熱し
なければならない用途が多々あり、この100度C程度
での加熱は従来温水を用いてその多くが行なわれてい
た。しかしながら、温水は保有する熱量が少なくて加熱
ムラを生じ易く、また、温水を製造し貯蔵するためには
比較的大掛かりな設備を必要とするために、最近では低
圧蒸気を用いて100度C程度の加熱をすることが行な
われている。
【0002】
【従来技術】従来の低温蒸気加熱の例としては、例えば
特開昭64−6603号公報に示されているようなもの
がある。これは、間接加熱容器の一次側から減圧弁で減
圧した蒸気を供給し、二次側にエゼクタ―のノズルを通
過する流体の温度を制御することによりエゼクタ―部で
発生する吸引圧力を任意に設定することができるエゼク
タ―式真空ポンプを接続した真空蒸気発生装置であっ
て、減圧弁の減圧度合と、ノズル部の流体温度の制御度
合とにより、100度C以下であってもまた以上であっ
ても蒸気によって加熱することができるものである。
【0003】またこの従来例のものは、減圧弁で減圧し
た蒸気を減温器で減温して加熱容器に供給することによ
り、被加熱物が過熱蒸気で加熱されることを防止し、飽
和温度の蒸気で均一に加熱するようにしたものである。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来技術の場
合、過熱蒸気を減温するためにノズルやヘッダ―等が必
要となり、装置そのものが大型化し高価なものとなって
しまう問題があった。
【0005】従って本発明の技術的課題は、ノズルやヘ
ッダ―が不要で、簡単な構造で安価に過熱蒸気を減温す
る蒸気加熱装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決する為に講
じた本発明の技術的手段は、加熱容器の一次側に蒸気供
給管を配置し、加熱容器の二次側にエゼクタ―とディフ
ュ―ザ―とタンクと循環ポンプを順次連設して、当該タ
ンクに冷却水を供給する冷却水供給通路を設け、当該通
路に冷却水制御弁を設け、エゼクタ―とタンクと循環ポ
ンプを循環する流体の温度を検出する流体温度検出部材
を設け、当該流体温度検出部材からの検出信号により上
記冷却水制御弁を開閉制御するようにしたものにおい
て、蒸気供給管をタンク内へ貫通させてタンク内で蒸気
供給管を熱交換すると共に、タンク内の再蒸発蒸気が通
過する再蒸発蒸気管を別途に配置した加熱容器を介して
真空ポンプと連通したものである。
【0007】
【作用】蒸気供給管をタンク内へ貫通したことにより、
加熱容器へ供給される蒸気はタンク内の流体すなわち加
熱容器から排出されてきた飽和温度のドレンと冷却水と
の混合流体によって熱交換されることとなり、過熱蒸気
が供給されてきたとしても飽和温度まで減温される。タ
ンク内で発生した再蒸発蒸気は、再蒸発蒸気管を通過し
て別途の加熱容器を経て真空ポンプで吸引されることに
より、別途の加熱容器においても加熱を行うことができ
る。
【0008】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。加熱容器1に蒸気を供給する蒸気
供給管2とエゼクタ―3とディフュ―ザ―4とタンク5
と循環ポンプ6とで蒸気加熱装置を構成する。蒸気供給
管2は、供給量を調節する調節弁7を介してタンク5内
を貫通して下方から加熱容器1の上部へ連通し、加熱容
器1の下部から弁20とスチ―ムトラップ21を介して
エゼクタ―3と連通する。エゼクタ―3とディフュ―ザ
―4は一体に形成して、ディフュ―ザ―4の端部をタン
ク5の上部と連通する。タンク5の下部から循環ポンプ
6の吸入口8と連通する循環路9を配置する。循環ポン
プ6の吐出口10は循環路11によりエゼクタ―3と連
通する。タンク5の下部にはタンク内の流体温度を検出
するための流体温度検出手段としての温度センサ―14
を取り付ける。タンク5の上部には冷却水制御弁12を
介して冷却水供給通路13を連通する。循環路11から
分岐路22を設けてタンク5内の余剰流体排出通路とす
る。この場合図示はしていないがタンク5内の液位を検
出するための液面計を取り付けておくことが好ましい。
【0009】タンク5の上部にタンク内で発生した再蒸
発蒸気を通す再蒸発蒸気管15を取り付けて、別途に設
けた加熱容器16を介して真空ポンプ17と接続する。
別途の加熱容器16と真空ポンプ17の間にも弁18と
スチ―ムトラップ19を配置する。再蒸発蒸気管15の
一部から分岐して大気連通管24を弁23を介して接続
する。
【0010】次に作用を説明する。調節弁7を介して供
給される蒸気は、タンク5内を貫通して加熱容器1に供
給されて被加熱物を加熱する。蒸気は被加熱物に熱を奪
われ凝縮してドレンとなる。ドレンはスチ―ムトラップ
21または弁20を経てエゼクタ―3に吸引される。吸
引されたドレンはディフュ―ザ―4を経てタンク5に至
り、循環ポンプ6に吸引されて循環路9,11を循環す
る。エゼクタ―3部では循環する流体の温度に応じた飽
和圧力まで圧力が低下して加熱容器1で生じたドレンを
吸引する。タンク5内の流体温度は、温度センサ―14
での検出値に応じて冷却水制御弁12を制御することに
より所望の温度とすることができ、エゼクタ―3での吸
引力を調節することができる。
【0011】蒸気供給管2から供給される蒸気はボイラ
―で発生した高圧であることが一般的であるが、例えば
加熱容器1で100度C以下の温度でもって加熱しよう
とすると、調節弁7で蒸気圧力を大気圧以下程度に減圧
して供給しなければならない。高圧の蒸気を低圧まで減
圧すると、蒸気の保有熱量はほとんど減少しないために
過熱蒸気となる。しかしながら本発明においては、供給
蒸気はタンク5内のドレンと冷却水の混合流体により減
温されるために、過熱蒸気は飽和蒸気となって被加熱物
を均一に加熱することができる。また本実施例において
は、タンク5内の流体がタンク上部から下部へ循環ポン
プ6に吸引されるために対流することにより、蒸気供給
管2内の過熱蒸気がより確実に減温されることとなる。
【0012】タンク5内で過熱蒸気を減温することによ
り生じる再蒸発蒸気は、再蒸発蒸気管15から別途の加
熱容器16を経て真空ポンプ17に吸引される間に、別
途の加熱容器16にて被加熱物を加熱することができ
る。真空ポンプ17は従来公知のものを使用することが
できるが、水封式真空ポンプや蒸気エゼクタあるいは水
封式ポンプと水エゼクタとの組み合わせ等を用いること
ができる。
【0013】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、ノズルや
ヘッダ―等を設けることなく、蒸気供給管をタンク内へ
貫通させることだけによって、簡単に且つ安価に過熱蒸
気を減温することができる。また本発明によれば、別途
の加熱容器をタンク内で発生した再蒸発蒸気を利用して
加熱することができると共に、タンク内の再蒸発蒸気を
消費することにより、タンク内を補助的に冷却すること
となり、タンク内へ供給する冷却水の量を少なくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒸気加熱装置の構成図である。
【符号の説明】
1 加熱容器 2 蒸気供給管 3 エゼクタ― 4 ディフュ―ザ― 5 タンク 6 循環ポンプ 7 調節弁 12 冷却水制御弁 13 冷却水供給通路 14 温度センサ― 15 再蒸発蒸気管 16 別途の加熱容器 17 真空ポンプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱容器の一次側に蒸気供給管を配置
    し、加熱容器の二次側にエゼクタ―とディフュ―ザ―と
    タンクと循環ポンプを順次連設して、当該タンクに冷却
    水を供給する冷却水供給通路を設け、当該通路に冷却水
    制御弁を設け、エゼクタ―とタンクと循環ポンプを循環
    する流体の温度を検出する流体温度検出部材を設け、当
    該流体温度検出部材からの検出信号により上記冷却水制
    御弁を開閉制御するようにしたものにおいて、蒸気供給
    管をタンク内へ貫通させてタンク内で蒸気供給管を熱交
    換すると共に、タンク内の再蒸発蒸気が通過する再蒸発
    蒸気管を別途に配置した加熱容器を介して真空ポンプと
    連通したことを特徴とする蒸気加熱装置。
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