JP2561936B2 - ハロゲン化銀写真乳剤 - Google Patents

ハロゲン化銀写真乳剤

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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
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Description

【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本発明は分光増感されたハロゲン化銀写真乳剤に関す
るもので、特に赤外分光域の保存性が改良されたハロゲ
ン化銀写真乳剤に関するものである。
(B)従来技術及びその問題点 ハロゲン化銀写真感光材料は、その使用目的に応じ
て、それぞれ異なる特定波長において高い感度をもつこ
とが要求される。そのような感光材料の製造技術の1つ
としてある種の増感色素類がハロゲン化銀乳剤に添加さ
れ、特定の波長域における感度を有効に高めることは一
般によく知られている。
一方近年のオプトエレクトロニクスの急速な発展に伴
ないデジタル化した画像情報の出力用光源として従来の
白熱電球等に代り、レーザー光やLED光等の光源が用い
られ始めている。既に実用域にあるものとしてHe−Neレ
ーザー、アルゴンレーザー、赤色LED及び半導体レーザ
ー光等があげられる。中でも半導体レーザーは小型で安
価、変調が容易、長寿命である等の利点を有しており、
その将来が有望視されている。半導体レーザーには、Ga
/Az/P;Ga/Al/As;Ga/As;Ln/P;Ln/Asなどの系の半導体が
用いられ、このレーザー光の波長は一般に700nmより長
波長で、とくに750nmより長波長のものが多い。
これら半導体レーザー光での露光に適したハロゲン化
銀乳剤の製造のために、増感色素を用いて分光増感した
場合、従来の方法では赤外域に分光増感を施しても、赤
外増感された乳剤を塗布した感光材料は室温で保存した
場合大きく減感して使用できなくなる為に、感材の保存
には冷蔵もしくは冷凍することが必要であった。
しかしながら、赤外線感光材料を製造後使用される迄
冷蔵もしくは冷凍しておく為には管理にも手間がかか
り、コストもかかる為に非常に不便である。この為に室
温で保存しても感度の低下が少なく、カブリの上昇も少
ない赤外用感光材料が強く望まれている。
(C)発明の目的 本発明の目的とするところは、保存性の秀れた700nm
より長波長の赤外感光ハロゲン化銀写真乳剤を提供する
ことである。
(D)発明の構成 上記目的は700nm以上の波長領域に極大分光感度を有
する増感色素の少なくとも1つと、下記一般式で表わさ
れる化合物の少なくとも1つを組合せて用いることによ
って効果的に達成された。
一般式 (式中Zは、O、S、N−Rを表わす。Rは水素又は低
級アルキル基を表わす。) 上記化合物は一例であって勿論本発明はこれに限定さ
れるものではない。
これらの化合物は、ハロゲン化銀写真乳剤を調製する
際のいずれの段階で添加しても良いが、好ましくは化学
熟成終了後添加するのが好ましい。これらの化合物の添
加量は通常ハロゲン化銀1モル当り5〜500mg、好まし
くは10〜300mgである。
これらの化合物を700nm以上の長波長に極大分光感度
を有する増感色素で分光増感されたハロゲン化銀乳剤に
添加した場合、この乳剤を用いた感光材料の保存性は通
常安定剤として知られている例えば1−フェニル−5−
メルカプトテトラゾールなどを用いた場合と比べて顕著
に改良される。一般式の化合物は、ハロゲン化銀写真乳
剤層以外の層、例えば、保護層、中間層、下引層などに
含有させて乳剤層へ拡散させても同様の効果が得られ
る。ただしこの場合は乳剤層に直接添加するより使用量
をやや多くする必要がある。
本発明に用いられる700nmより長波長領域に極大分光
感度を有する増感色素は、例えば米国特許第2,095,854
号、同第2,095,856号、同第2,955,939号、同第3,482,97
8号、同第3,552,974号、同第3,573,921号、同第3,582,3
44号、同第3,623,881号明細書等に記載されたものであ
ることが出来る。
好ましくは、例えば次の一般式(I)〜(IV)で表わ
される色素が用いられる。
一般式(I)〜(IV)に於て、Z1及びZ2は、各々同一
でも異なっていてもよく、それぞれ5員または6員含窒
素複素環を形成するのに必要な原子群を表わす。R1及び
R2は、各々同一でも異なっていてもよく、それぞれアル
キル基、アルケニル基を表わす。R3は、アルキル基、ア
ルケニル基、アリール基を表わす。R4〜R10は、各々同
一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基を表わ
す。但し、R6R7あるいはR8とR9とは互いに連結して5員
又は6員環を形成することもできる。R11及びR12は、各
々同一でも異なっていてもよく、それぞれアルキル基、
アリール基を表わし、R11とR12とは互に連結して5員又
は6員環を形成することもできる。Yは、硫黄原子、酸
素原子、N−R13(R13はアルキル基)を表わす。Xは
酸アニオンを表わす。l、m、n、p及びqはそれぞれ
1又は2を表わす。
Z1及びZ2の具体例としては、チアゾール、ベンゾチア
ゾール、ナフト〔1,2−a〕チアゾール、ナフト〔2,1−
a〕チアゾール、ナフト〔2,3−a〕チアゾール、セレ
ナゾール、ベンゾセレナゾール、ナフト〔2,1−a〕セ
レナゾール、ナフト〔1,2−a〕セレナゾール、オキサ
ゾール、ベンゾオキサゾール、ナフト〔1,2−a〕オキ
サゾール、ナフト〔2,1−a〕オキサゾール、ナフト
〔2,2−a〕オキサゾール、2−キノリン、4−キノリ
ン、3,3−ジアルキルインドレニン、イミダゾール、ベ
ンズイミダゾール、ナフト〔1,2−a〕イミダゾール、
ピリジン等の含窒素複素環を挙げることができる。これ
らの複素環は、アルキル基(例えば、メチル、エチル、
ブチル、トリフルオロメチル等)、アリール基(例え
ば、フェニル、トリル等)、ヒドロキシ基、アルコキシ
基(例えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ等)、カル
ボキシ基、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシ
カルボニル、エトキシカルボニル等)、ハロゲン原子
(例えば、フッ素、塩素、臭素、沃素)、アラルキル基
(例えば、ベンジル、フェネチル等)、シアノ基、アル
ケニル基(例えば、アリル等)等の置換基を1または2
以上有してもよい。
R1、R2に於て、アルキル基としてはメチル、エチル、
プロピル、ブチル等の低級アルキル基、β−ヒドロキシ
エチル、γ−ヒドロキシプロピル等のヒドロキシアルキ
ル基、β−ヒドロキシエチル、γ−メトキシプロピル等
のアルコキシアルキル基、β−アセトキシエチル、γ−
アセトキシプロピル、β−ベンゾイルオキシエチル等の
アシルオキシアルキル基、カルボキシメチル、β−カル
ボキシエチル等のカルボキシアルキル基、メトキシカル
ボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、β−エトキ
シカルボニルエチル等のアルコキシカルボニルアルキル
基、β−スルホエチル、γ−スルホプロピル、δ−スル
ホブチル等のスルホアルキル基、ベンジル、フェネチ
ル、スルホベンジル等のアラルキル基等、アルケニル基
としてはアリル等が挙げられる。
R3としては、上記R1、R2で述べたようなアルキル基、
アルケニル基ならびにフェニル、トリル、メトキシフェ
ニル、クロロフェニル、ナフチル等のアリール基が挙げ
られる。
R4〜R10は、水素原子、ハロゲン原子(例えば塩素、
臭素、沃素、フッ素)、R1、R2で述べたようなアルキル
基、アリール基あるいはR1、R2で述べたようなアルキル
をもつアルコキシ基(すなわちOR1基)であり、R6とR7
あるいはR8とR9とで形成される5員または6員環は、低
級アルキル基等で置換されていてもよい。R11及びR
12は、R1、R2で述べたようなアルキル基、アリール基を
表わし、R11とR12とは互に連結して5員又は6員環を形
成することもできる。R13はR1、R2で述べたようなアル
キル基が挙げられる。
Xの酸アニオンとしては、メチル硫酸、エチル硫酸等
のアルキル硫酸イオン、チオシアン酸イオン、トリエン
スルホン酸イオン、塩素、臭素、沃素等のハロゲンイオ
ン、過塩素酸イオン等であり、色素がベタイン類似構造
をとる場合には存在しない。
本発明に用いられる増感色素の具体例を以下に例示す
る。
本発明に用いられる増感色素は、当業者に公知の方法
で合成することができる。増感色素の添加量は、ハロゲ
ン化銀1モル当り10-6モル〜5×10-3モル、好ましくは
5×10-6モル〜1×10-3モルの範囲である。
これらの増感色素は、直接に乳剤に分散することもで
き、あるいはメタノール、エタノール、ピリジン、メチ
ルセロソルブ、アセトン、ジメチルホルムアミドなど
(またはそれらの混合溶媒)の水混和性溶媒に溶解し、
ある場合には水にて希釈し、またある場合には水の中で
溶解し、これらの溶液の形で乳剤へ添加することができ
る。この色素溶液に超音波振動を用いることもできる
し、米国特許第3,469,987号、特公昭46−24185に記載の
方法でも添加しうる。さらには米国、特許第2,912,345
号、同3,342,605号、同2996287号、同3425835号などに
記載の方法も用いうる。
増感色素は1種であっても、2種以上組合わせても用
いることができ、他の色素を含んでいてもよい。
増感色素の添加時期は、ハロゲン化銀写真乳剤の製造
から塗布までのいかなる時期てあってもよい。
本発明に用いられるハロゲン化銀は塩化銀、塩臭化
銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀等いずれでもよい。
ハロゲン化銀の形状は任意のものでよく、その製造方
法も公知の方法を任意に用いることができる。例えばア
ンモニア法、中性法、酸性法、或いは中性法とアンモニ
ア法をミックスした部分アンモニア法などの何れの方法
で沈澱しても良い。又、順混合、逆混合、同時混合のい
ずれの混合法でもよく、特にPAgの制御下で晶癖をコン
トロールする所謂ダブルジェット法と呼称される同時混
合法にも適用出来る。更には又、溶解度の差を利用した
変換法にも応用出来る。
変換法タイプの乳剤の製法は例えば米国特許第2,592,
250号に記載されている。更に又J.phot.sci,2139〜50
(1973)、等に記載の晶癖調整剤の存在下で沈澱せしめ
た乳剤も含まれる。
ハロゲン化銀の沈澱もしくは物理熟成中には、さらに
イリジウムやロジウム等の金属を用いることもできる。
これらの乳剤は公知の方法によって化学熟成を施す事
が出来る。即ち米国特許第1,574,944号、同2,278,947
号、同2,410,689号、同3,189,458号、同3,501,313号等
に記載されているイオウ化合物又はイオウ化合物を含む
増感型ゼラチンによりイオウ増感を施す事が出来る。又
米国特許第2,597,856号、同2,597,915号、同2,399,083
号等に記載されている金化合物による金増感を施すこと
も出来る。又、米国特許第2,518,698、同2,521,925、同
2,487,850、同2,694,637号に記載の如く還元増感を施す
ことも出来る。そしてこれらの増感法は単一でなく組合
せて行う事も出来る。
本発明に用いられる写真乳剤は又、第4級アンモニウ
ム塩、チオエーテル化合物、ポリエチレンオキサイド誘
導体、ジケトン類などを用いて増感することも出来る。
これらの方法は米国特許第2,708,162号、同3,046,132
号、同3,046,133号、同3,046,134号、同3,046,135号、
英国特許第939,357号等に記載されている。
本発明に用いられる写真乳剤及び非感光層のバインダ
ー或いは保護コロイド物質としては石灰処理又は酸処理
ゼラチンの他フタル化ゼラチン等のゼラチン誘導体やポ
リビニルアルコールが主として用いられ、更にポリビニ
ルピロリドン、アクリル系の水溶性共重合ポリマー、デ
ンプン及びその誘導体やセルローズ誘導体等の多糖類等
を併用使用することが出来る。又ラテックスポリマー等
を添加してゼラチン膜の物性を改質したり、シリカ、デ
ンプン粉や、コロイダルシリカ、ガラス粉などを添加し
て膜面をマット化したりすることもできる。
本発明の写真乳剤及び非感光層は塗布助剤、即ち、表
面張力を低下せしめて濡れの効果を良好ならしめるため
の界面活性剤を添加することが出来る。有効な塗布助剤
として、サポニンの他アルキレンオキサイド系、グリセ
リン系、グリシドール系などのノニオン界面活性剤、高
級アルキルアミン類、第4級アンモニウム塩類、ピリジ
ンその他の複素環類、スルホニウム類などのカチオン界
面活性剤、カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステ
ル塩、燐酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界面活
性剤、アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコ
ールのエステル類等の両性界面活性剤などを挙げる事が
出来、更に特公昭47−9303、米国特許第3,589,909号、
西独国特開第1,961,638号、同2,124,262号等に記載のフ
ルオロ化した界面活性剤も包含される。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、公知のカブリ
防止剤、硬膜剤、帯電防止剤、現像主薬、スベリ、蛍光
増白剤、ハレーション防止染料、イラジェーション防止
染料、セーフライト安全性向上の為の染料など任意に含
有することができる。
本発明による乳剤が塗布される支持体は特に制限はな
い。即ち、ポリエステルフィルム、セルローストリアセ
テートフィルム等のフィルムベース、バライタ紙、樹脂
加工紙、合成紙等の紙ベース、或いは又乾板ガラスや金
属板等の支持体に塗布することができる。
(E)実施例 以下、本発明を具体的に説明するために実施例を示す
が、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求
の範囲内において各種の応用ができるものである。
実施例1 下記処方により乳剤を調製した。
I液を40℃に保ち、II液をこれに激しい撹拌下で加え
た。40℃で30分熟成した後pHを6.0まで下げゼラチン100
gを加え、溶解した後冷却し凝固させ細断し水洗脱塩し
た。
このようにして調製した乳剤をおのおの50℃で溶解
し、pH6.5、pAg8.9にした後、ハロゲン化銀1モル当り4
0mgのチオ硫酸ナトリウム及び、ハロゲン化銀1モル当
り15mgの金チオシアン酸アンモニウムを加え、55℃60分
間化学熟成を行った。
この乳剤をいくつかに分割して表1の如く増感色素及
び一般式の化合物を添加した後、塗布助剤、硬膜剤を添
加してからポリエチレンをラミネートした厚さ100μの
紙支持体上に塗布、乾燥し試料を得た。塗布銀量は1.8g
/m2とした。
これらの試料を2つに分け、1方は下記の方法で直ち
に露光現像し、他方は35℃80%RHで1ケ月保存した後露
光現像した。試料の露光、現像、測定は以下の方法で行
なった。
試料を色温度5,400゜Kの光源をもつ感光計を用いて
光源に700nmより長波長の光を透過する暗赤色フィルタ
ーをつけ露光した。ひきつづき各々の試料をD−72現像
液を用いて20℃で90秒間現像し、停止、定着、さらに水
洗を行ない所定の黒白像をもつストリップスを得た。
米国マクベスコーポレーション製MACBETHTD−504濃度
計を用いて濃度測定し、赤外光感度を得た。感度を決定
した光学濃度の基準点は、いずれも濃度0.75の点であっ
た。
得られた結果を第1表に示す。
第1表をみて明らかな様に比較試料5、6が35℃ 80
%RH1ケ月保存後の相対感度が著しく減感するのに対し
て、本発明試料1〜4は殆ど減感はしていなかった。
実施例2 下記処方で乳剤を調製した。
V液を60℃に保ち、強く撹拌しながらVI液とVII液を
同時に30分間にわたって加え、この間のpAgを7.4にコン
トロールした。その後VII液を加えてpH=3.5にして沈澱
させ水洗した。この原乳剤は97.5モル%の臭化物を含む
沃臭化銀乳剤であり、平均粒子サイズが0.25μで、平均
粒子サイズの±20%以内、95重量%以上の粒子が含まれ
る立方体単分散乳剤である。
この原乳剤を再溶解してゼラチンを加えてpHを6.5に
した後、ハロゲン化銀1モル当り40mgのチオ硫酸ナトリ
ウム及びハロゲン化銀1モル当り15mgの金チオシアン酸
アンモニウムを加え55℃で60分間化学熟成を行った。
この乳剤をいくつかに分割して表2の如く増感色素及
び一般式の化合物を添加した後、塗布助剤、硬膜剤を添
加してから、ポリエチレンテレフタレートフィルムに塗
布し乾燥した。塗布銀量は3.0g/m2であった。こうして
作成した各々の試料を実施例1と同様に処理した。透過
濃度測定の結果得られた感度(相対値)を第2表に示
す。感度を決定した透過濃度の基準点はいずれも濃度3.
0の点であった。
第2表をみて明らかな様に比較試料21、22が35℃80%
RH1ケ月保存後の相対感度が著しく減感するのに対して
本発明試料1〜20は殆ど減感はしていなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 合議体 審判長 鳴井 義夫 審判官 小牧 修 審判官 中田 とし子 (56)参考文献 特開 昭59−191032(JP,A) 特開 昭60−61752(JP,A) 特公 昭40−28496(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】700nm以上の波長領域に極大分光感度を有
    する増感色素の少なくとも1つと、下記一般式で表わさ
    れる化合物の少なくとも1つを組合せて含有することを
    特徴とするハロゲン化銀写真乳剤。 (式中ZはO、S、N−Rを表わす。Rは水素又は低級
    アルキル基を表わす。)
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