JP2561690Y2 - 床下換気装置 - Google Patents

床下換気装置

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JP2561690Y2
JP2561690Y2 JP7731392U JP7731392U JP2561690Y2 JP 2561690 Y2 JP2561690 Y2 JP 2561690Y2 JP 7731392 U JP7731392 U JP 7731392U JP 7731392 U JP7731392 U JP 7731392U JP 2561690 Y2 JP2561690 Y2 JP 2561690Y2
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locking screw
underfloor
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fan
discharge port
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JP7731392U
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JPH0640745U (ja
Inventor
敏夫 矢澤
Original Assignee
株式会社ヤザワ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、吸気口と排気口とを
有する送風機を、特に限定するものではないが、木造住
宅などの基礎コンクリートに設けた通風口に取り付け、
床下の換気を行えるようにした床下換気装置に関するも
のである。この考案は、特に住宅の北側あるいは西側に
設置して床下の湿った空気を外側に排出する排気扇とし
ての換気装置として有用である。
【0002】
【従来の技術とその課題】床下換気装置としては実公昭
61-36116 号(実用新案登録第 1,809,864号)が代表的
であり極めて有用なものとして実際に採用されている。
【0003】所で、現在床下換気装置はクロスフロー式
のシロッコファンか、或いは比較的小径のプロペラファ
ンを使用し、住宅基礎コンクリートの通風口に取付ける
ものである。この場合、北側方向に3台取付け、南側方
向の通風口を自然吸気用の吸気口として一日数時間運転
して北側に強制排気し、床下に南側より北側方向へ緩い
空気の流れを形成することで床下の湿度をを下げて白蟻
等の害虫の発生を予防し、床面や畳みなどの乾燥度を高
めて快適な居住空間を達成するようにしたものが普及し
ている。
【0004】ところが、現在一戸建て木造住宅において
は、その基礎コンクリートの5m毎に1か所の通気口
(30cm以上)を設けることが規準となっており、
床下に南側から北側に通風させるために、比較的通風効
率のよい3か所を選んで通気口を形成しなければならな
い。しかしながら、実際には通気に効率的な3か所を形
成出来る例は昨今の住宅立地条件からして比較的少な
く、3台の内1台は止むなく通気効率の劣る位置に取付
けるか、或いは効率のよい位置をチェックしてその位置
の基礎コンクリートに新たに通気口を開口して取付けな
ければならなかった。しかしながら、いづれの場合も労
力と費用がかさむし、更に後者の場合には基礎コンクリ
ートの強度を低下させることにもなりかねない。
【0005】また、これまでの床下換気装置は、多数の
小孔を設けて排気口とした前面取付け板(多孔パネル)
を形成し、この外周に捩子孔を設け、基礎コンクリート
の通気口周辺に捩子止めされていた。しかし、この捩子
止め作業は面倒であるだけでなく捩子止めした後捩子頭
が露出して外観上好ましいものではなかった。
【0006】したがって、この考案の目的は上記従来型
の床下換気装置の欠点を解消し、送風効率が良く、且
つ、基礎コンクリートに捩子孔等を開口すること無く、
しかも前面パネルを含めた本体の設置取付けが極めて簡
単に行える床下換気装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、回転ファン
を内臓すると共に、両側に吸気口を有し、この吸気口と
連通させた吐出口を備えてなる床下換気扇において、上
記床下換気扇のケーシングの対向する側面に係止捩子受
支部を夫々設け、上記ケーシング吐出口に対向した位置
に多孔型前面パネルを設け、上記前面パネルは上記吐出
口側に突出した取り付け片を有し、この取り付け片に
は、略L字型の保持体を取り付けると共に、頭部を上記
係止捩子受支部に向けて螺合させた係止捩子を調節自在
に設け、上記係止捩子の頭部を前記係止捩子受支部に着
脱自在に係合出来るようにした床下換気装置である。
【0008】上記回転ファンは、両軸モータの両側に取
り付けた一対のシロッコファンとすることが望ましい。
【0009】
【作用】この考案は、両軸モータを採用し、その回転軸
の両側にシロッコファンを取付けた構成としているの
で、送風効率を飛躍的に高めることができる。また、前
面取付けパネルと換気扇本体とが取付け部材と受支部と
で互いに着脱自在としたので、前面パネルの取付けに際
し従来のように取付けボルトによって基礎コンクリート
に穴開ける必要はないし、前面パネルと本体との係合に
より換気装置全体を基礎コンクリート通気口の所定位置
に容易に取付けることが出来る。
【0010】
【実施例】以下この考案の具体的な実施例について説明
する。
【0011】この考案の構成を示す図1と図2におい
て、床下換気装置本体1は細長い吐出口2を一側に有
し、他側には対向する位置に吸気口3を有する換気扇ケ
ーシング10を有し、吐出口2と2個の対向する吸気口
3との間に通路を形成すると共に、その通路に、両軸型
モータ4の双方の回転軸にシロッコファン5、6を取付
け、吸気口から吸引された床下の湿った空気が上記シロ
ッコファンを介して吐出口2から吐き出されるように構
成されている。詳細の図示を省略したが、双方のシロッ
コファン5,6との間には上記モータの取り付け位置の
前方に、前方にテーパー状とした隔壁7が設けてある。
【0012】上記ケーシング10の対向する側部の吸気
口3には防鼠カバーがスナップ締めにて着脱可能に取り
付けられており、また、この吸気口3の取付け位置のや
や前方には、後述する前面取付けパネル11を取付ける
ための、係止捩子受支部12が設けられている。この係
止捩子受支部12は、図示実施例では側方向に張り出し
た取付け台板13と、この取付け台板13に取付けた凹
所15を備えた係止片14を有している。
【0013】次ぎに、上記排気口2と対向して取付けら
れる前面取付けパネル11は、取り付けられる基礎コン
クリートの開口に対応する大きさの多孔部16を備えて
いる。図示例では横長の多孔を4連構造とした構成の多
孔部としているが、この構成自体については適宜変更自
在であること言うまでもない。
【0014】上記取付けパネル11の内側面、即ち排気
口2対向する面には、前記係止捩子受支部12に対応す
る位置に取付け部材20が設けられている。この取付け
部材20は図1の通り、吐出口側に突出した取付け片2
1と、この取付け片21に対して枢ピン22により回動
自在に突出させた略L字状の保持体23を有している。
このL字状の保持体23は前面取付けパネルの平面と略
平行な端部24を備え、その端部24には頭部26を備
えた取付け捩子25が着脱可能に螺合されていて、上記
端部24から突出して位置する捩子の頭部26が前記係
止捩子受支部12の凹所15に引き掛かるように係止さ
れるようになっている。この取り付け捩子はその突出長
さが自在であるから、前記係止捩子受支部12との距離
を予め設定した位置に捩子25を調整しておくことによ
って簡単に貼着固定できる。なお、図1の矢印で示す通
り、回動自在な取付け部材20は上方に回動して折り畳
んだ状態にできる構成となっているために、運搬を容易
にしている。なお、図1において符号29はAC電源接
続用の端子である。
【0015】以上のような構成の床下換気装置1は図3
および図4に示すように基礎コンクリート30に取り付
けられる。この場合、図1に示した前面パネル11を基
礎コンクリート30の外側に、そして本体1を基礎コン
クリート30の内側に位置させ、取付け部材20を図1
の状態に突出させて取付け捩子25の頭部26が係止捩
子受支部12の凹所15に係止されるようにし、捩子2
5を調節して前面取付けパネル11と本体1とを基礎コ
ンクリートを挟んで緊締される。
【0016】図5はこの考案の別の実施例を示してお
り、基礎コンクリートの通気口に取り付ける手段とし
て、更に好適な構成を示すものである。
【0017】図示の通り、前面取付パネル11の取付片
21を前の実施例よりも大型に形成し、枢ピン22で回
動自在に取り付けたL字状の保持体23の余分な移動、
即ちパネル面に直交する位置よりも更に下方に移動する
ことを阻止するストッパー32が形成されている。これ
らはいづれも左右対称であるので一方のみを説明する。
以上は取付け部材20の変形例であるが、他方、係止
捩子受支部12の構成としては、ケーシング10の吐出
口(第1図の符号2参照)側部に係止片14取付板33
を取付け、この取付板33に捩子係止片14を取付けて
いる。この係止片取付板33は上部と下部に切欠34,
35を夫々形成してあり、L字状の2本の押え板36,
37を受入れて、前記基礎コンクリートの通気口周辺の
壁部を上下にて押え込むようになっている。その他の構
成、例えば取付けパネル11の通気口の形状や位置、お
よびAC電源接続用の端子29の設置位置に多少の変更
を加えたものの、全体としては図1の構成と大同小異で
ある。この実施例の最大の特徴は係止捩子受支部12側
の構成において2本のL字状押え板36,37を設けた
こと、及び取付け部材20の保持体23の回動を規制す
るストッパー32を設けた点である。
【0018】
【考案の効果】この考案は上記のように両軸モータを採
用し、その回転軸の両側にシロッコファンを取付けた構
成としているので、送風効率を飛躍的に高めることがで
きる上、前面取付けパネルと換気扇本体とが取付け部材
と受支部とで互いに着脱自在としたので、前面パネルの
取付けに際し従来のように取付けボルトによって基礎コ
ンクリートに穴開ける必要はないし、通気口取り付け寸
法を広くとることが出来、前面パネルと本体との係合に
より換気装置全体を基礎コンクリート通気口の所定位置
に容易に取付けることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例による床下換気装置の斜視図
で、前面取付けパネルを取り外した状態を示す図。
【図2】図1の床下換気装置本体の構造を示した説明
図。
【図3】図1の床下換気装置を基礎コンクリートに取付
けた状態を示す斜視図。
【図4】図1の床下換気装置を基礎コンクリートに取付
けた状態を示す断面図。
【図5】この考案の別の実施例を示す斜視図。 1 床下換気装置本体 2 吐出口 3 吸気口 4 両軸型モータ 5,6 シロッコファン 7 隔壁 10 ケーシング 11 多孔を有する前面取付けパネル 12 係止捩子受支部 13 取付け台板 14 係止片 15 凹所 20 取付け部材 21 取付け片 23 L字状の保持体 25 取付け捩子 30 基礎コンクリート 32 ストッパー 33 係止片取付板 34,35 切欠 36,37 押え板

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ファンを内臓すると共に、両側に吸
    気口を有し、この吸気口と連通させた吐出口を備えてな
    る床下換気扇において、 上記床下換気扇のケーシングの対向する側面に係止捩子
    受支部を夫々設け、 上記ケーシング吐出口に対向した位置に多孔型前面パネ
    ルを設け、 上記前面パネルは上記吐出口側に突出した取り付け片を
    有し、この取り付け片には、略L字型の保持体を取り付
    けると共に、頭部を上記係止捩子受支部に向けて螺合さ
    せた係止捩子を調節自在に設け、 上記係止捩子の頭部を前記係止捩子受支部に着脱自在に
    係合出来るようにした床下換気装置。
  2. 【請求項2】 上記L字状の保持体は、上記取り付け片
    に対して枢ピンにより回動自在に取り付けられている請
    求項1の床下換気装置。
  3. 【請求項3】 上記係止捩子受支部は、上記ケーシング
    側面に固定され、上記係止捩子の頭部を受支する凹所を
    有する請求項1の床下換気装置。
  4. 【請求項4】 上記回転ファンは、両軸モータの両側に
    取り付けた一対のシロッコファンである請求項1の床下
    換気装置。
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