JP2516398Y2 - 床下換気 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案のものは、床下の空気流死角部分に設置する、
床下換気用ガラリに関するものである。

（従来の技術） 従来では床下に換気窓を作り、自然換気をするように
作られているが、どうしても自然換気では不充分で、最
近では換気扇による強制換気装置が使用されつつある。

しかしながら床下全体に渡り空気流を作る事はむつかし
く、空気流の死角が出来、その部分は湿度が高くなる弊
害を生ずる。

（問題点を解決するための手段） これを解決する手段としては、床下の空気流死角部分
にも空気の流れを作る事にある。

この手段として、本考案のものは、床下用ガラリを設置
するものである。

（作用） 床下に流れる空気流により、この設置したガラリを回
転させ、ガラリの回転により生ずる吸引力により、死角
部分に空気流を作るものである。

（実施例） 本考案を図により説明すれば、第１図は床下に設置す
るガラリ（１）であって、（２）は吸引部、（３）はア
ングル、（４）は固定台である。

空気の流れによりこのガラリ（１）が回転すると、吸引
部に空気を吸引する力を生ずる。

このガラリ（１）を床下（８）の死角（７）の出口に設
置する。

（５）は床下換気扇であって、床下（５）を強制換気す
る。

窓（６）は床下自然換気の窓で、この部分より屋外の空
気を床下に入れる。

床下換気扇（５）及び空気窓（６）との間に、空気の流
れを生ずるが、死角部（７）はそのままでは、空気流れ
を生ずることがない。

この出口にガラリ（１）を設置すると、空気流れにより
ガラリ（１）が回転すると、死角部（７）の空気にも流
れを作るようになり、床下（８）を完全に換気する事が
可能となる。

（考案の効果） 本考案の装置により、換気扇による床下換気の効果を
より高いものにする事が可能である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すもので、第１図はガラリを示
す図、第２図は床下に設置した場合の説明図である。 （１）はガラリ、（２）は吸引部、（３）はアーム、
（４）は固定台、（５）は床下換気扇、（６）は床下換
気窓、（７）は床下の死角部、（８）は床下。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】床下（８）取付け用のガラリ（１）を、床
   下の空気流の死角出口に設置し、床下換気扇（５）によ
   り生じた、床下の空気流を利用してガラリ（１）を回転
   させ、ガラリ（１）の回転により生じたガラリ（１）の
   吸引力で、床下の死角部分の空気に流れを作るようにな
   したる、床下換気。