JP2561465Y2 - 光学装置の光学部品固定構造 - Google Patents

光学装置の光学部品固定構造

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JP2561465Y2
JP2561465Y2 JP1991090082U JP9008291U JP2561465Y2 JP 2561465 Y2 JP2561465 Y2 JP 2561465Y2 JP 1991090082 U JP1991090082 U JP 1991090082U JP 9008291 U JP9008291 U JP 9008291U JP 2561465 Y2 JP2561465 Y2 JP 2561465Y2
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昭夫 田村
好雄 澤田
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は光ピックアップユニッ
ト,光磁気ディスクドライブユニット等の光学装置に用
いられる光学部品の固定構造に関し、特に円筒状をした
光学部品の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光学装置に用いられる光
学部品、特に外形が円筒状をした光学部品を装置のベー
スに固定するための固定構造として、図6(a)及び
(b)に夫々平面図、正面図を示すものがある。この構
造は、円筒状をした光学部品のレンズ枠12を、装置の
ベース11の上底面13と、このベース11の一部に立
設した立壁14の一側面15に接するように載置した上
で、立壁14の上面とベース上底面13に夫々固定ネジ
41によって両端部が固定された押え板バネ40を設
け、この押え板バネ40によりレンズ枠12の外周面を
弾性的に押圧し、このレンズ枠12の円周面をベース上
底面13及び立壁14の一側面15に押圧してその固定
を行うものである。
【0003】尚、この例では、レンズ枠12の外周面の
軸方向の一部には凹溝12aを形成するとともに、立壁
14に横方向から螺合させた調整治具25の先端に設け
た偏心ピン26を凹溝12aに嵌入させており、調整治
具25を回転させることで偏心ピン26と凹溝12aと
のカム機構によってレンズ枠12を軸方向に移動させ、
その位置調整が可能となる。又、他の例として、図7に
平面図を示すように、押え板バネ50の一端を立壁14
の上面に固定ネジ51によって固定し、押え板バネ50
の他端におけるバネ力によってレンズ枠12をベース上
底面13及び立壁14の一側面15に押圧して固定を行
うものも提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の固定
構造では、押え板バネの弾性力から得られる押圧力によ
って光学部品を底面及び立壁の一側面に押圧固定してい
るため、図6の例のように、押え板バネ40の両端をネ
ジ41によって固定してその押圧力を大きくすれば強固
な固定状態を得ることができる。しかしながら、この固
定構造を例えば光源からの光を平行光とするコリメータ
レンズに適用した場合には、コリメータレンズを軸方向
に移動調整する必要が生じた場合でも、強固な固定状態
によってその調整を行うことが困難になる。一方、図7
の例のように押え板バネ50の一端のみを固定してその
押圧力を低減させると、コリメータレンズの調整は容易
となるが、調整後にコリメータレンズが変動され易くな
り、安定した固定状態を保持することができなくなる。
本考案の目的は、光学部品の調整を可能にする一方で、
光学部品を強固に固定することができる固定構造を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の光学部品の固定
構造は、外形が円筒状をした光学部品を、光学装置のベ
ース上底面と、このベースの一部に立設した立壁の一側
面とに夫々当接させ、かつ光学部品を立壁に固定した押
え具によってベース上底面及び立壁の一側面に向けて押
圧するようにし、かつ押え具には、光学部品の円周面に
弾性力によって当接して光学部品を半固定状態とする半
固定部と、光学部品の円周面にネジ手段の締結力によっ
て当接して光学部品を強固に固定させる固定部とを夫々
設けており、前記半固定部と固定部とは前記光学部品の
軸方向に沿って並んで配設され、それぞれが独立して前
記光学部品を固定状態とし得るように構成されている。
【0006】
【実施例】次に、本考案を図面を参照して説明する。図
3は本考案が適用される光学装置の一例を示す概略構成
図であり、ここでは光磁気ディクスドライブユニットの
光学系を示している。同図において、半導体レーザ1か
らの光はコリメータレンズ2で平行光とされ、ビームス
プリッタ3で反射され、立上ミラー4によって上方に反
射され、対物レンズ5で光磁気ディスク6に結像され
る。7は光磁気記録を行うための磁気ヘッドである。
又、光磁気ディスク6からの反射光は対物レンズ5を通
して立上ミラー4で反射された後、ビームスプリッタ3
を通し、検出レンズ8で集束され、非点収差マイクロP
BS9を介して光検出器10に結像され、検出が行われ
る。
【0007】図1は本考案の一実施例の部分分解斜視図
であり、図2(a)乃至(c)はその組立て状態の平面
図、正面図、左側面図である。ここでは、図3に示した
コリメータレンズ2をドライブユニットのベース11上
に支持する構成例を示している。このコリメータレンズ
2は半導体レーザからの光を平行光とするために、その
焦点を半導体レーザ位置に合致させる必要があり、この
ためコリメータレンズ2を軸方向に移動調整できるよう
に支持させる必要がある。そこで、コリメータレンズ2
を保持する円筒状のレンズ枠12をベース11の一部に
立設した立壁14の一側面15に沿設するように載置す
る。この立壁14上には押え具16を乗せ、固定ネジ1
7で立壁14の上面に固定しており、この押え具16に
よってレンズ枠12をベース上底面13と立壁14の一
側面15に押圧した状態で支持させている。
【0008】この押え具16は、中央に配置した固定ブ
ロック18と、その両側に配置した半固定ブロック19
と、これらブロック18,19の各一端を一体的に支持
する固定部20とで構成される。この固定部20は両側
部に下方を向けて係合片21が一体に形成され、これら
係合片21を立壁14の両端面に係合することで、押え
具16を立壁14に対して所定の姿勢に保持させ、かつ
前記した固定ネジ17で立壁の上面に固定している。
又、両側の半固定ブロック19はコリメータレンズ2の
レンズ枠12に沿って先端部19aが傾斜されており、
その弾性変形力によって先端部19aがレンズ枠12の
周面に弾接し、レンズ枠12を立壁14の一側面15及
びベース上底面13に押圧して半固定させる。更に、中
央の固定ブロック18は半固定ブロック19よりも厚肉
に構成し、その長さ方向の中間一部18aを薄肉に形成
することで、先端部22と基部23とに区画している。
そして、先端部22を傾斜させてレンズ枠12の周面に
弾接させ、基部23には係止ネジ24を先端部22側に
向けて螺合させ、この係止ネジ24の先端を先端部22
の後面に当接させている。一方、前記レンズ枠12の長
さ方向一部にはレンズ軸と直交する方向の凹溝12aが
形成される。そして、前記立壁14の他側面から調整治
具25を螺合させ、かつこの調整治具25の先端面に突
設した偏心ピン26を前記凹溝12aに係合させてい
る。
【0009】この構成によれば、コリメータレンズ2を
レンズ枠12の周面がベース上底面13及び立壁14の
一側面15に接するように載置した上で、立壁14に固
定ネジ17によって押え具16を固定すれば、押え具1
6の半固定ブロック19の先端部19aがレンズ枠12
の周面に弾接され、この弾性力によってレンズ枠12を
ベース上底面13及び立壁14の一側面15に夫々押圧
する。この状態ではコリメータレンズ2は半固定状態と
されており、したがって調整治具25を回転操作するこ
とで、偏心ピン26が凹溝12a内で回転され、カム動
作によってレンズ枠12をその軸方向に移動させ、コリ
メータレンズ2の軸位置の調整を行うことができる。
【0010】そして、コリメータレンズの軸位置を設定
した後は、固定ブロック18の基部23に螺合させてい
る係止ネジ24をその先端が突出されるように操作する
ことで、係止ネジ24が先端部22を後面から押圧す
る。このため、固定ブロック18の中間に設けた薄肉部
18aが変形され、先端部22はレンズ枠12の周面に
強く当接されることになる。これにより、レンズ枠12
がベース上底面13及び立壁14の一側面15に当接さ
れる力が増大され、コリメータレンズ2はベース11に
対して強固に固定されることになり、以後安定に保持さ
れることになる。
【0011】図4は本考案の他の実施例を示す斜視図で
あり、図5(a)及び(b)はその平面図及び正面図で
ある。尚、前記実施例と同一部分には同一符号を付して
ある。この実施例では、押え具30を一枚の板バネで構
成し、その一端を立壁14の上面に固定ネジ31で固定
している。この押え具30は他端側を平行な3本の押圧
片として構成し、中央の片を固定片32として長く形成
し、両側の片を半固定片33として構成している。これ
ら半固定片33は先端部33aが傾斜され、レンズ枠1
2の周面に自身のバネ力で弾接される。又、固定片32
も同様に傾斜されてレンズ枠12の周面に弾接されると
ともに、その他端部を係止ネジ34によってベース上底
面13に固定している。
【0012】この構成によれば、係止ネジ34で固定片
32を固定していないときには、半固定片33がレンズ
枠12の周面に弾接することでレンズ枠12をベース1
1に対して半固定状態とする。この状態では第1実施例
と同様に、調整ネジ25によってレンズ枠12を軸方向
に移動させることができる。そして、レンズ枠を強固に
固定するときには係止ネジ34で固定片32の他端部を
ベース上底面13に固定すれば、この固定片32によっ
てレンズ枠12はベース上底面13及び立壁14の一側
面15に押圧され、強固に固定されることになる。尚、
半固定片33の縁部にバリ等が生じていると、レンズ枠
12が移動時に引っ掛かり、スムーズな移動が困難にな
るため、この実施例では半固定片33の中央部を下方に
突設した凸部35を設け、この凸部35をレンズ枠12
の外周面に接触させるように構成している。
【0013】ここで、前記実施例は本考案をコリメータ
レンズの固定構造に適用した例を示しているが、他の円
筒型をした光学部品の固定構造としても同様に適用する
ことができる。又、光学部品の光軸方向の位置調整をす
る場合のみならず、軸回り位置を調整する場合にも本考
案が適用できる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、外形が円
筒状をした光学部品を、光学装置のベース上底面と立壁
の一側面とに夫々押圧する押え具に、光学部品の円周面
に弾性力によって当接して光学部品を半固定状態とする
半固定部と、光学部品の円周面にネジ手段の締結力によ
って当接して光学部品を強固に固定させる固定部とを夫
々設けているので、半固定部で押圧した状態では光学部
品の調整を可能にする一方で、調整後には固定部で押圧
することで光学部品を強固に固定することができる。
た、固定部と半固定部とが光学部品の軸方向に沿って並
んで配設されているので、固定部と半固定部はそれぞれ
独立した状態で光学部品を固定状態とすることができ、
光学部品を半固定部により半固定状態としているときに
固定部での固定を行うための操作を行った場合にも、こ
の固定操作が半固定部に影響することはなく、調整され
た光学部品が意に反して移動されて調整位置に狂いが生
じるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の固定構造の一実施例の部分分解斜視図
である。
【図2】図1の固定構造の組立状態を示し、(a)は平
面図、(b)は正面図、(c)は左側面図である。
【図3】本考案が適用される光学装置の一例の概略構成
図である。
【図4】本考案の他の実施例の斜視図である。
【図5】図4の実施例の(a)は平面図、(b)は正面
図である。
【図6】従来の固定構造の一例を示し、(a)は平面
図、(b)は正面図である。
【図7】従来の固定構造の他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
2 コリメータレンズ 11 ベース 12 レンズ枠 13 ベース上底面 14 立壁 15 一側面 16 押え具 17 固定ネジ 18 固定ブロック 19 半固定ブロック 22 先端部 23 基部 24 係止ネジ 30 押え具 32 固定片 33 半固定片 34 係止ネジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形が円筒状をした光学部品を、光学装
    置のベース上底面と、このベースの一部に立設した立壁
    の一側面とに夫々当接させ、かつ前記立壁に固定した押
    え具によって光学部品を前記ベース上底面及び立壁の一
    側面に向けて押圧して光学装置に固定する構造におい
    て、前記押え具には、光学部品の円周面に弾性力によっ
    て当接して光学部品を半固定状態とする半固定部と、光
    学部品の円周面にネジ手段の締結力によって当接して光
    学部品を強固に固定させる固定部とを夫々有し、前記半
    固定部と固定部とは前記光学部品の軸方向に沿って並ん
    で配設され、それぞれが独立して前記光学部品を固定状
    態とし得るように構成したことを特徴とする光学装置の
    光学部品固定構造。
JP1991090082U 1991-08-13 1991-08-13 光学装置の光学部品固定構造 Expired - Lifetime JP2561465Y2 (ja)

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JP4609332B2 (ja) * 2006-01-27 2011-01-12 コニカミノルタオプト株式会社 光ピックアップ装置
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