JP2560820Y2 - 収納家具における棚体の固定装置 - Google Patents

収納家具における棚体の固定装置

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JP2560820Y2
JP2560820Y2 JP9387692U JP9387692U JP2560820Y2 JP 2560820 Y2 JP2560820 Y2 JP 2560820Y2 JP 9387692 U JP9387692 U JP 9387692U JP 9387692 U JP9387692 U JP 9387692U JP 2560820 Y2 JP2560820 Y2 JP 2560820Y2
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徳幸 大藤
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、収納家具における本体
側板部に対して棚体を着脱自在且つ上向き不能に固定す
る固定装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、収納家具における本体側板部に対
して棚体を着脱自在に装着する構造として、例えば、実
開昭53−94817号公報に示すように、金属製の棚
枠体の前後一対の左右両側支柱にそれぞれ穿設した係止
孔に対して、奥行き方向に長い寸法の支持梁に設けた下
向き係止爪を着脱自在に係止し、この左右両支持梁の水
平片に金属製の棚体の左右両側部を着脱自在に載置する
構成がある。
【0003】この構成では、棚体に下から上向きに外力
が作用した場合、棚体自体が支持梁から簡単に外れてし
まうという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記の不都合を解消す
るため、実開昭57−203112号公報に開示されて
いるように、収納家具の左右両側板部の内面側に設けた
係止孔に対して支持梁の係止爪を着脱自在に係止する一
方、木製の棚体の左右両側部下面を前記左右一対の支持
梁における水平片部にて支持すると共にこの水平片部と
棚体下面とを別途ねじにて固着する構成としていた。
【0005】しかしながら、この構成では、狭い隅角の
箇所でねじ止め作業を実行しなければならず、手間が掛
かる。また、組立式の収納家具では、一旦ねじ締着した
箇所からねじを外すと、木製の棚体下面にねじ孔が残る
などの不都合があった。本考案は、これらの従来の欠点
を解消し、簡単に棚体を装着できると共に、棚体が下方
からの外力にて不用意に浮き上がらないようにした固定
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は、収納家具の本体側板部に対して着脱自在
に取付く係止金具の載置部に、棚体の左右両側部におけ
る下面片を載置し、前記各係止金具には、棚体の下面片
を横移動不能にする規制片を前記載置部に連設して上向
きに突出形成し、前記下面片と係止金具とを離れ不能に
挟持するための固定体には、前記下面片及び載置部が挿
通する横溝と、該横溝に連通して係止金具における規制
片が嵌合する規制溝とを設けたものである。
【0007】
【実施例】次に、本考案を具体化した実施例について説
明すると、図1に示す収納家具は衣服等を収納するため
のロッカーまたはワードローブであって、その金属薄板
製の本体1の前面に観音開き式の扉2,2を備え、本体
1の左右両側板3,3間には、その上部寄り部位には、
同じく金属薄板製の棚体4を、後述する4つの係止金具
5と合成樹脂製の固定体6とにより着脱自在に装着する
ものである。
【0008】図2,図3,図6及び図7に示すように、
棚体4における天板7の4周を下向きに屈曲させ、その
左右両側の垂直板部8,8の端部を内向きに水平状に屈
曲させて本体1の前後方向に長い下面片9,9を一体的
に形成する。また棚体4には、前記左右両側の垂直板部
8,8にブラケット10,10を固着し、この左右両ブ
ラケット10,10間に衣服用のハンガー11を吊支す
るためのパイプ状の支持杆12が取付けられている。
【0009】前記係止金具5は、図6及び図7に示すよ
うに、前記本体1における左右両側板3,3の各内面に
設けた補強縦部材13,13にそれぞれ穿設した係止孔
14に嵌まる上向き係止片5aと、前記棚体の左右両側
部における下面片を載置するための水平状の載置部5b
と、該載置部5bに連設して上向きに突出形成して棚体
の下面片9を横移動不能にする規制片5cとからなる側
面視上向き略コ字状のものである。
【0010】固定体6の第1実施例は、図4〜図7に示
すように、長さ寸法(L2)が前記係止金具5の長さ寸
法(L1)よりも若干大きく、横断面は略三角形であっ
て、その一つの頂部に沿って固定体6の長手方向に開口
部15bがあり、横端面の一方に挿入口15aのある1
本の横溝15を形成し、この横溝15には、固定体6の
横端面略中心部側にて挿入口16a,16aにてそれぞ
れ連通する上下一対の規制溝16,16を形成する。
【0011】前記各固定体6における横溝15の幅寸法
(H1)は係止金具5における水平の載置部5bの厚さ
(t1)と棚体4の下面片9の板厚(t2)との総和に
略等しく、各規制溝16の幅寸法(H2)は係止金具5
における規制片5cの板厚(t3)に略等しくなるよう
に設定してあり、各規制溝16は、前記各挿入口16a
が形成されの横端面と反対側の横端面側で盲孔状にする
ため底部17を形成してある。
【0012】このように、2つの規制溝16,16を1
つの横溝15に連設して横向きY字状に形成したことに
より、棚体4の左右両側の前後部における各係止金具5
(合計4つ)に対して同一形状の固定体6を共通に使用
できる形態としたものである。この構成により、本体1
の左右両側板3,3における前後一対の補強縦部材13
の各係止孔14に係止金具5の上向きの係止片5aを嵌
挿し、載置部5b及び規制片5cが本体1内側に突出す
るように臨ませる。次いで、この4箇所の係止金具5に
おける各載置部5b上に棚体4における左右両側の下面
片9が載るように載置する。
【0013】その次に、図7に示すように、固定体6の
挿入口15a(16a)が係止金具5の側方と対面する
ようにして、前記係止金具5の側方の下面片9の箇所に
対して各固定体6の開口部15bを対面させて差し込
み、この下面片の長手方向に沿って係止金具5に嵌合さ
せ、固定体6の底部17が係止金具5の側端面に接当さ
せると、図6に示すように係止金具5と棚体4の下面片
9とが固定体6により一体的に挟持されるので、万一、
棚体4下方の支持杆12からハンガー11を取るとき、
棚体4を上方に突き上げる外力が作用しも、棚体4のみ
が上方に浮き上がることを完全に防止できる。
【0014】なお、図4に示すように、横溝15の開口
部15bの前記底部17側での幅寸法(H3)は係止金
具5における水平の載置部5bの厚さ(t1)と棚体4
の下面片9の板厚(t2)との総和より若干小さくする
ことで、載置部と下面片との挟持を締まり勝手にでき、
係止金具6が緩んで外れることも防止できる。図8〜図
10は固定体6の第2実施例を示し、この実施例では、
1本の横溝20に1本の規制溝21を連通したものであ
って、横溝20及び規制溝21の両者とも固定体6の両
端面まで貫通している。従って、両端面に挿入口20
a,21aがある。
【0015】そして、図9に示すように、横溝20内で
その長手方向略中央部に向かって開口部20bの幅寸法
が係止金具5における水平の載置部5bの厚さ(t1)
と棚体4の下面片9の板厚(t2)との総和より若干小
さくなるように窄まり形成すれば、固定体6による挟持
作用を確実にする。さらに、横溝20内の中央部等の適
宜箇所に突起部22を設け、この突起部22が固定体6
を係止金具5の箇所に嵌合させたとき、下面片9もしく
は載置部5bに穿設した係止孔23に係合するように構
成すれば、固定体6が不用意に外れるという不都合も解
消できる。第2実施例のように固定体6の両端面側に挿
入口20a,21aを開口することで、規制溝21を1
本だけ形成したコンパクトな固定体にて、棚体4の左右
両側及び前後側に対して共通して使用できることにな
る。
【0016】
【考案の作用・効果】以上に説明したように、収納家具
の本体側板部に対して着脱自在に取付く係止金具の載置
部に、棚体の左右両側部における下面片を載置しただけ
では、棚体に下方からの外力が作用すると、棚体が係止
金具から外れるように浮き上がり、最悪の場合、棚体が
落下するおそれがある。しかし、本考案に従えば、前記
棚体における下面片と係止金具とを離れ不能に挟持する
ための固定体には、前記下面片及び載置部が挿通する横
溝と、該横溝に連通して係止金具における規制片が嵌合
する規制溝とを設けたものであるから、固定体を棚体の
下方において横方向から差し込み、当該固定体における
横溝を下面片及び係止金具に被嵌するだけで、棚体が外
れ不能にできる一方、棚体の着脱作業を至極簡単にでき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納家具の斜視図である。
【図2】棚体の装着状態を示す、図1のII−II線矢視断
面図である。
【図3】図2の III−III 線矢視断面図である。
【図4】固定体の一部切欠き正面図である。
【図5】固定体の一部切欠き側面図である。
【図6】固定体の装着状態を示す要部断面図である。
【図7】固定体の装着方向を示す斜視図である。
【図8】固定体の第2実施例の側面図である。
【図9】固定体の第2実施例の一部切欠き正面図であ
る。
【図10】第2実施例の固定体の装着状態を示す要部断
面図である。
【符号の説明】
1 本体 3,3 側板 4 棚体 5 係止金具 5a 係止片 5b 載置部 5c 規制片 6 固定体 9 下面片 13 補強部材 14 係止孔 15,20 横溝 16,21 規制溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納家具の本体側板部に対して着脱自在に
    取付く係止金具の載置部に、棚体の左右両側部における
    下面片を載置し、前記各係止金具には、棚体の下面片を
    横移動不能にする規制片を前記載置部に連設して上向き
    に突出形成し、前記下面片と係止金具とを離れ不能に挟
    持するための固定体には、前記下面片及び載置部が挿通
    する横溝と、該横溝に連通して係止金具における規制片
    が嵌合する規制溝とを設けたことを特徴とする収納家具
    における棚体の固定装置。
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