JP2560524Y2 - 車両用ダクト - Google Patents

車両用ダクト

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JP2560524Y2
JP2560524Y2 JP4444992U JP4444992U JP2560524Y2 JP 2560524 Y2 JP2560524 Y2 JP 2560524Y2 JP 4444992 U JP4444992 U JP 4444992U JP 4444992 U JP4444992 U JP 4444992U JP 2560524 Y2 JP2560524 Y2 JP 2560524Y2
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JP
Japan
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duct
roof
vehicle
mounting piece
duct body
Prior art date
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JP4444992U
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JPH06819U (ja
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祐司 増岡
秀幸 青山
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Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用ダクト、詳しく
はバス等における空調用エアのエア通路を形成するため
の車両用ダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来例について述べる。図3にマイクロ
バスのルーフ部分が断面斜視図で示されている。図に示
されるように、ダクト1はルーフ2の側縁部に沿って形
成されている。このダクト1内のエア通路3には、空調
機器からの冷気、温風及びフレッシュエア等の空調用エ
アが送給される。また送給されたエアは、ダクト1の吹
出口4から車室内に供給される。なお前記ルーフ2は、
ルーフパネル5と、その室内天井に左右方向に架設され
た複数本のルーフリインホースメント6と、同室内天井
に設けられたルーフインナパネル7を備えている。
【0003】また、図3のA−A線断面図を示した図4
において、ルーフパネル5及びルーフリインホースメン
ト6の左右端部は、ルーフサイドレール8に溶接等によ
って結合されている。ルーフパネル5の端縁部には、ド
リップチャンネル9が設けられている。またルーフサイ
ドレール8の突片8aには、オープニングトリム10が
設けられている。
【0004】前記ダクト1は、図4に示されるように、
前記ルーフサイドレール8に沿って前記エア通路3を形
成する断面略L字状のダクト本体11と、そのダクト本
体11の下側縁に設けられかつ前記ルーフサイドレール
8にビス13によって取り付けられる下部取付片12
と、そのダクト本体11の上側縁に設けられかつ前記ル
ーフリインホースメント6にビス15によって取り付け
られる上部取付片14とを備えている。
【0005】さらにダクト本体11の下側縁には、前記
オープニングトリム10に向かって延びる延出片16が
突出されている。またダクト本体11の上側縁には、前
記上部取付片14と協動して溝部18を形成する突出片
17が形成されている。なお溝部18には、前記ルーフ
インナパネル7の当該側縁部が挿入されている。また前
記ダクト1によって覆われるルーフ隅角部分には、断面
逆L字状をなすインナダクト19が配置されている。こ
のインナダクト19の一側縁はルーフサイドレール8に
接続され、またその他側縁は前記ダクト1の他側縁とと
もにルーフリインホースメント6にビス15によって締
着されている。なお前記ダクト1は、P.P(ポリプロ
ピレン)、塩化ビニル等の合成樹脂材料によるブロー成
形によって成形されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】前記した従来のダクト
1では、合成樹脂製でありかつ薄肉板状断面をなしてい
るために太陽熱あるいは通気熱の熱影響を受けて変形し
やすい。特に、ダクト1の下側縁においては、ルーフサ
イドレール8に対する下部取付片12のビス止め部相互
間の部分が図4に二点鎖線で示されるように垂れ変形し
やすく、延出片16とオープニングトリム10の合わせ
部分に隙間ができてしまう。すると、その部分の見栄え
が悪くなるとともに、シール不良によるエア洩れが発生
する。
【0007】そこで本考案は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は熱影響による
変形を防止あるいは低減し、もって見栄えの悪化及びエ
ア洩れといった問題を改善することのできる車両用ダク
トを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本考
案の車両用ダクトは、バス等の車両におけるルーフのル
ーフサイドレールに沿って空調用エアのエア通路を形成
する合成樹脂製ダクト本体と、そのダクト本体の一側縁
に設けられかつ前記ルーフサイドレールにビス等によっ
て取り付けられる取付片とを備える車両用ダクトであっ
て、前記ダクト本体と取付片とがインテグラルヒンジを
介して折り曲げ可能に連設されているとともに、ダクト
本体と取付片には前記インテグラルヒンジを介して折り
曲げたときに相互に係合する係合手段が設けられてい
る。
【0009】
【作用】前記手段によれば、車両のルーフのルーフサイ
ドレールに取り付けられる取付片とダクト本体とがイン
テグラルヒンジを介して折り曲げられかつ係合手段が相
互に係合することにより、ダクト本体の当該側縁が二重
構造となり、その側縁の剛性がアップする。
【0010】
【実施例】本考案の一実施例を図面にしたがって説明す
る。なお本例は、前記従来例の一部を変更したものであ
るから、従来例と同一もしくは均等構成と考えられる部
分には図面に同一符号を付して重複する説明は省略し、
変更部分について詳述する。図1に車両用ダクトが断面
図で示され、その要部が図2に拡大図で示されている。
図1及び図2において、前記ダクト本体11と下部取付
片12との間にはインテグラルヒンジ20が形成されて
いる。インテグラルヒンジ20は、フレキシブルヒンジ
とも呼ばれているもので、ダクト本体11と下部取付片
12とを薄肉部で継ぎ一体化し、この薄肉部の柔軟性を
利用し、ダクト本体11と下部取付片12とを薄肉部を
中心に折り曲げ可能に連設している。なお下部取付片1
2と延出片16は固定的に連設されている。
【0011】さらに、ダクト本体11と下部取付片12
には前記インテグラルヒンジ20を介して折り曲げたと
きに相互に係合する係合手段21が設けられている。係
合手段21は、図2に示されるように、下部取付片12
に長手方向に延びる1条の凸側係合リブ22が突出さ
れ、またダクト本体11側に長手方向に延びる2条の凹
側係合リブ23が突出されることによって前記凸側係合
リブ22に嵌合可能な係合溝24が形成されている。
【0012】前記ダクト1は、その組付前においては図
2に二点鎖線で示されるように、ダクト本体11と下部
取付片12とが開かれた状態となっている。車両のルー
フ2へのダクト1の組付けに際しては、先ず下部取付片
12がルーフサイドレール8にビス13により締着され
た後、ダクト本体11がインテグラルヒンジ20を介し
て下部取付片12に重ねるようにして折り曲げられ、係
合手段21の凸側係合リブ22に係合溝24が係合させ
られる。次に、上部取付片14がルーフリインホースメ
ント6にビス14により締着され、溝部18にルーフイ
ンナパネル7の側縁部が挿入されることで、ダクト1の
組付けが完了する。
【0013】前記車両用ダクト1によれば、車両のルー
フ2のルーフサイドレール8に取り付けられる下部取付
片12とダクト本体11とがインテグラルヒンジ20を
介して折り曲げられかつ係合手段21の凸側係合リブ2
2と係合溝24とが相互に係合することにより、ダクト
本体11の当該側縁が二重構造となるため、その側縁の
剛性がアップする。従って、当該側縁の熱影響による変
形を防止あるいは低減でき、延出片16とオープニング
トリム10の合わせ部分に隙間ができにくく、見栄え及
びシール機能を長期にわたって維持することができる。
【0014】
【考案の効果】本考案の車両用ダクトによれば、ダクト
本体の一側縁が取付片とで二重構造をなすことによりそ
の部位の剛性がアップするため、当該側縁の熱影響によ
る変形を防止あるいは低減でき、もって見栄えの悪化及
びエア洩れといった問題を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ダクトの断面図である。
【図2】要部を示す断面図である。
【図3】マイクロバスのルーフ部分を示す断面斜視図で
ある。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ルーフ 3 エア通路 8 ルーフサイドレール 11 ダクト本体 12 取付片 20 インテグラルヒンジ 21 係合手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バス等の車両におけるルーフのルーフサ
    イドレールに沿って空調用エアのエア通路を形成する合
    成樹脂製ダクト本体と、そのダクト本体の一側縁に設け
    られかつ前記ルーフサイドレールにビス等によって取り
    付けられる取付片とを備える車両用ダクトであって、前
    記ダクト本体と取付片とがインテグラルヒンジを介して
    折り曲げ可能に連設されているとともに、ダクト本体と
    取付片には前記インテグラルヒンジを介して折り曲げた
    ときに相互に係合する係合手段が設けられている車両用
    ダクト。
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JPH06819U JPH06819U (ja) 1994-01-11
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