JPH0121896Y2 - - Google Patents

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JPH0121896Y2
JPH0121896Y2 JP1981100132U JP10013281U JPH0121896Y2 JP H0121896 Y2 JPH0121896 Y2 JP H0121896Y2 JP 1981100132 U JP1981100132 U JP 1981100132U JP 10013281 U JP10013281 U JP 10013281U JP H0121896 Y2 JPH0121896 Y2 JP H0121896Y2
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JP
Japan
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door
plastic cardboard
outlet
side plates
air
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JP1981100132U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車のドアに設けられてドアガ
ラスの曇り止め等をするドアデフロスタに関し、
さらに詳しくはプラスチツク段ボールによつて形
成されたドアデフロスタに係る。
従来のドアデフロスタとしては、例えば第1図
〜第3図に示すようなものがある。(実開昭57−
150014号公報参照)図中1はフロントドアで、ド
アガラス2の曇り止め等をするドアデフロスタ3
がドアフイニツシヤー9のドアウエスト部20内
に設けられている。ドアデフロスタ3は、インス
ト部4の側面の送出口5と対応して受入口6が設
けられ、この受入口6が通風路7を介してドアガ
ラス2側に設けられた吹出口8と連通している。
通風路7は、第2図に示すように、ドアフイニツ
シヤー9とダクト10とで形成された対向内壁に
シール用パツド11が連続して介在されて形成さ
れている。ドアフイニツシヤー9は次のような各
部材で構成されている。即ち、第3図に示すよう
に、ウエザストリツプ12と吹出口8とが設けら
れた上部芯材が受入口6の穿設された下部芯材1
4にリベツト15で固着され、両芯材13,14
が第2図に示すようにビニールシートの表皮17
にパツド16を介して覆われている。また、ダク
ト10は、車両前後方向に長く延在されて、ドア
インナーパネル18にクリツプ19により取り付
けられている。
そしてインスト部4側面の送出口5からの風が
ドアの受入口6に入り通風路7を通過し吹出口8
から出てドアガラス2に当つて曇り止めがされ
る。なお60はレインフオース、62は接着剤を
示す。
しかしながら、このような従来のドアデフロス
タ3は、ドアフイニツシヤー9、ダクト10およ
びシール用パツド11から形成されていたため、
部品点数が多く構造が複雑となつていた。またシ
ール用パツド11の厚さの不均一または取り付け
不良により、シール用パツド11とドアフイニツ
シヤー9およびダクト10との間に隙間ができ風
漏れの恐れがあつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、対向側板の間に複数個のスペ
ーサが適当間隔に設けられたプラスチツク段ボー
ルを、略逆L字状に折曲して、略上下方向に沿う
鉛直部と該鉛直部の上部に設けられた折曲部とを
連続させて形成し、該プラスチツク段ボールをド
アフイニツシヤーのウエスト部に取付けると共
に、該プラスチツク段ボールの表面を表皮で覆
い、又、該プラスチツク段ボール鉛直部の対向側
板および表皮の、インスト部の送出口に臨む部位
に、該送出口からの風を受け入れる受入口を形成
する一方、前記プラスチツク段ボール折曲部のド
アガラスに臨む端縁部を開放して両対向側板間を
吹出口とし、更に、該吹出口から前記受入口まで
の間に送風路を形成するように、前記両対向側板
の所定の部位を溶着することにより、上記問題点
を解決することを目的としている。
以下、この考案を図面に基いて説明する。
従来と同一ないし均等な部材については同一の
符号を付し重複した説明を省略する。
第4図および第5図はこの考案の第1実施例を
示す図である。
まず構成を説明する。図中20はドアフイニツ
シヤーのウエスト部で、表皮17、パツド16お
よびプラスチツク段ボール21からなつている。
プラスチツク段ボール21は、第5図に示すよう
に、ウエスト部20の芯材となるもので、長方形
の長手方向上側が曲げられて断面略逆L字状を呈
している。プラスチツク段ボール21は対向側板
22,23の間に複数個の円柱状スペーサ24が
設けられて、この両側板22,23間に間隙部が
形成されている。このプラスチツク段ボール21
は、円柱状スペーサ24が設けられた一方の側板
22に他方の側板23が重ねられて熱融着されて
形成されている。またこのような両側板22,2
3間への円柱状スペーサ24の配設により芯材と
なるプラスチツク段ボール21の剛性が確保され
ている。そして長方形状のプラスチツク段ボール
21のインスト部4側面側の側辺部21a(第5
図左方側辺)で両側板22,23が熱プレスによ
り溶接され、この側辺部21aから前記上側折曲
部の長辺部に向けても、両側板22,23がかぎ
形状の経路21bに沿つて溶着されている。この
側辺部21aおよび経路21bの溶着により2分
された一方の間隙部で通風路28が形成されてい
る。この通風路28の一端には円形の受入口26
が穿設され、この受入口26がインスト部4の送
出口5に臨んでいる。また、プラスチツク段ボー
ル21の上部の折曲部の、ドアガラス2に臨む端
縁部が開放されることにより、通風路28の他端
に長方形状の吹出口27が形成されて、この吹出
口27はドアガラス2の下方に臨んでいる。プラ
スチツク段ボール21の上部折曲部には複数の孔
29が穿設され、ウエザストリツプ12の取り付
けられた固定部材30にもこの孔29と対応した
孔31が穿設されている。そして表皮17および
パツド16に装着されたプレート32の爪33が
孔29,31に共通に挿入されて、先端が折曲さ
れ、ウエスト部20の上部は固定部材30に固着
され、固定部材30はドアインナーパネル34に
取り付けられている。プラスチツク段ボール21
の下部は、ドアインナーパネル34に装着された
ボード35にホツチキス等で固着されている。ボ
ード35はウエスト部20以外のドアフイニツシ
ヤー下部36の芯材となつている。また、受入口
26の周囲には表皮17が高周波ウエルダーによ
つて溶着されている。
次に作用を説明する。インスト部4の送出口5
から送風されると、フロントドア1の閉められた
状態では送出口5と接している受入口26に風が
入り、風はスペーサー部24の間の通風路28を
通る。この際、通風路28の周囲は両側板22,
23が溶着されているので、風漏れは起こさな
い。そして細長い長方形の吹出口27からドアガ
ラス2に幅広く風が当り、曇り出めがされる。
第6図には他の実施例を示す。
この実施例は、ウエザストリツプ12の取り付
けられた固定部材39に上方に突出する折曲部4
0を設けたものである。
吹出口27から出た風は折曲部40により方向
が変えられ、ドアガラス2に対して図中二点鎖線
で示すように斜めに当る。このためドアガラス2
に対して風の当る面積が大きくなり、曇り止めを
短時間で行うことができる。
なお、上記実施例ではいずれもウエザストリツ
プ12は接着剤62を介して固定部材30,39
に固定した例で示しているが、第7図に示すよう
に軟質塩ビよりなるウエザストリツプ12と硬質
塩ビよりなるウエスト取付部材50とを二重押出
しにて一体に形成してもよい。
また、第8図に示すように軟質塩ビのウエザス
トリツプ12を更に延長してドアウエスト部20
を覆う表皮部材12aに形成しソフト感をもたせ
てもよい。
更には第9図に示すように、ウエザストリツプ
12と中空52を有するウエスト取付部材50a
を二重押出成形にて一体に形成し、ドアの両側壁
に形成する開口52aをキヤツプ(図示せず)で
覆い、この中空52を利用してプラスチツク段ボ
ール21の間隙部の通風路28より開口52bへ
風の一部を導き、さらにこの風を通風路28aを
経て吹出口27aへ吹出させてもよい。この場合
通風路はプラスチツク段ボール21とウエスト取
付部材50aの両方になる。
以上説明してきたように、この考案によれば、
プラスチツク段ボールのみで、通気性を確保して
簡単にドアデフロスタを形成することができ、通
風路での風漏れがなく、曇り止め機能を十分発揮
することができる。また、プラスチツク段ボール
は従来の上部芯材の代わりにドアフイニツシヤー
のウエスト部の芯材を兼用することができる。さ
らに、プラスチツク段ボールが変形し難いため、
この段ボールが押されても送風路が潰れ難く、通
気性を確保することができる。しかも、プラスチ
ツク段ボールは熱を加えて成形することにより
色々な形状に成形できて造形上の自由度がある。
さらにまた、プラスチツク段ボールの垂直断面が
大略逆L字状となるように折曲され、このプラス
チツク段ボールの折曲部の端縁部を開放すること
により、ドアガラスに臨む所定幅の吹出口を簡単
に成形でき、送風をドアガラスに適切に吹き付け
ることができると共に、この吹出口は上を向いて
おらず、乗員から見えないため外観品質の向上が
図られる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のドアデフロスタを示す自動車の
一部の斜視図、第2図は第1図の−拡大断面
図、第3図は従来のドアフイニツシヤーの芯材を
示す斜視図、第4図はこの考案の第1実施例を示
す第2図と同様な図、第5図はこの考案の第1実
施例の分解斜視図、第6図はこの考案の第2実施
例を示す第4図と同様な図、第7図、第8図、第
9図は本考案のウエザストリツプとウエスト部と
を二重押出しにて形成した例を示す第4図と同様
な図である。 2……ドアガラス、4……インスト部、5……
送出口、20……ドアフイニツシヤーのウエスト
部、21……プラスチツク段ボール、26……受
入口、27……吹出口、28……通風路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向側板の間に複数個のスペーサが適当間隔に
    設けられたプラスチツク段ボールを、略逆L字状
    に折曲して、略上下方向に沿う鉛直部と該鉛直部
    の上部に設けられた折曲部とを連続させて形成
    し、該プラスチツク段ボールをドアフイニツシヤ
    ーのウエスト部に取付けると共に、該プラスチツ
    ク段ボールの表面を表皮で覆い、又、該プラスチ
    ツク段ボール鉛直部の対向側板および表皮の、イ
    ンスト部の送出口に臨む部位に、該送出口からの
    風を受け入れる受入口を形成する一方、前記プラ
    スチツク段ボール折曲部のドアガラスに臨む端縁
    部を開放して両対向側板間を吹出口とし、更に、
    該吹出口から前記受入口までの間に送風路を形成
    するように、前記両対向側板の所定の部位を溶着
    したことを特徴とするドアデフロスタ。
JP10013281U 1981-07-07 1981-07-07 ドアデフロスタ Granted JPS586655U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10013281U JPS586655U (ja) 1981-07-07 1981-07-07 ドアデフロスタ

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JP10013281U JPS586655U (ja) 1981-07-07 1981-07-07 ドアデフロスタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS586655U JPS586655U (ja) 1983-01-17
JPH0121896Y2 true JPH0121896Y2 (ja) 1989-06-28

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ID=29894838

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JP10013281U Granted JPS586655U (ja) 1981-07-07 1981-07-07 ドアデフロスタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0810693Y2 (ja) * 1990-03-20 1996-03-29 富士電機株式会社 円筒形水車外側ケーシングの支持装置
JPH05305603A (ja) * 1992-05-01 1993-11-19 Hiroaki Yasui 肥料用枝葉の処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54132119U (ja) * 1978-03-06 1979-09-13

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JPS586655U (ja) 1983-01-17

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