JP2560338Y2 - 2段リリーフ弁回路 - Google Patents

2段リリーフ弁回路

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JP2560338Y2
JP2560338Y2 JP6721392U JP6721392U JP2560338Y2 JP 2560338 Y2 JP2560338 Y2 JP 2560338Y2 JP 6721392 U JP6721392 U JP 6721392U JP 6721392 U JP6721392 U JP 6721392U JP 2560338 Y2 JP2560338 Y2 JP 2560338Y2
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守 広中
紀行 井手
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建設機械の作業機操作
用の油圧回路に係り、詳しくは該油圧回路にもちいられ
る2段リリーフ弁回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はパワーショベルの掘削作業の1例
を示す側面図である。図3において101は走行装置、
103は旋回中心102を中心として旋回可能な上部旋
回体である。上部旋回体103にはその一部104aを
回転中心とし、油圧シリンダ105のロッド105aの
伸縮により府仰するブーム104を有している。更にブ
ーム104の先端部106aにはアーム106が枢着さ
れていて、油圧シリンダ107のロッド107aの伸縮
によりアーム106の先端部109aに取付けられたバ
ケット109を前後に作動させることができる。バケッ
ト109は109aで枢着されており、油圧シリンダ1
08のロッド108aの伸縮により上下に回転させるこ
とができる。運転者は上述のブーム104、アーム10
6を適度に操作して、バケット109を矢印P方向に押
しつけながら矢印Q方向に引き寄せ、土砂をバケットに
すくい込むのである。
【0003】図4は上述した中で、ブーム104を上下
に操作するための油圧シリンダ105の操作用油圧回路
図である。図4において、121は油圧ポンプ、131
は油圧ポンプ121の吐出油を制御する操作弁である。
また125はもうーつの油圧ポンプで、141は油圧ポ
ンプ125の吐出油を制御する操作弁である。操作弁1
31および141はそれぞれA、B、Cの3段階の操作
位置を有し、パイロット油圧により該位置、及びその中
間位置が得られるようになっている。171はパイロッ
ト操作用の油圧ポンプで、172はパイロット操作用の
制御弁である。制御弁172は操作レバー173を操作
することによってパイロット油圧を配管174または配
管177へ送り出すことができる。
【0004】今制御弁172の操作レバー173を操作
して油圧ポンプ171からの作動油を配管174へ吐出
するようにすると、吐出した作動油は配管175および
176を経て操作弁131および141に作用し、操作
弁131ははA位置方向に、操作弁141はB位置方向
に操作されることになる。この時油圧ポンプ121から
の作動油は配管122、132、チェック弁133を経
て配管134に至り、一方油圧ポンプ125からの作動
油は配管126、142を経て配管143に至り、両作
動油は合流して配管144を経てシリンダ105のロッ
ド105aを伸ばす側(以下ボトム側という)へ導入さ
れる。なお、シリンダ105を作動させるのに油圧ポン
プ121および125の2台あるのは、ロッド105a
を伸ばす場合つまりブームを上昇させる場合は他のシリ
ンダよりも作業の都合上早く動かしたいからである。こ
のようにしてシリンダ105のロッド105aが伸びる
場合、ロッド105a側(以下ヘッド側という)の作動
油は配管152、151を経て操作弁141を通り配管
171を経てタンク128へ還流する。
【0005】135および145はリリーフ弁で、もし
シリンダ105のボトム側を押す油圧がセットした圧力
より高くなった場合、タンク137や147へ自動的に
逃がすための弁である。また136および146はチェ
ック弁で、もしシリンダ105のボトム側の圧力が負圧
になった場合、タンク137や147から作動油を吸い
込んで負圧を防ぐための弁である。
【0006】次に制御弁172の操作レバー173を操
作して油圧ポンプ171からの作動油を配管177へ吐
出するようにすると、吐出した作動油は操作弁131お
よび141を前述とは逆方向に作用し、操作弁131は
B位置を、操作弁141はA位置をとることになる。こ
の時は操作弁131は油圧ポンプ121からの作動油を
吐出する配管を持たないので配管123を経てタンク1
24へ還流すだけである。しかし油圧ポンプ125から
の作動油は配管126、151、152を経てシリンダ
105のロッド105aを縮める側(ヘッド側)へ導入
される。このときシリンダ105のボトム側の作動油
は、配管134側にはチェック弁133があるので配管
134へは流れず、全量が配管144から143、14
2、操作弁141、配管127を経てタンク128へ還
流する。リリーフ弁153およびチェック弁の作動につ
いては、前述と同様である。
【0007】図3に示したような形でバケット109を
矢印Qの方向へ掘削しようとする場合、ある程度矢印P
の方向へも力を加えておかなければならない。そのため
にはシリンダ105のロッド105aを縮める方向、つ
まりヘッド側に圧力を加えておく必要がある。しかしシ
リンダ107や108との操作の加減から、通常はリリ
ーフ弁153のセット圧力はリリーフ弁135、145
のセット圧力より若干低めにセットしている。例えばリ
リーフ弁135および145のセット圧力は300kg
/cm2 のとき、リリーフ弁153のセット圧力は2
40kg/cm2というようにである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかし、作業によって
は矢印Pの力を強くして、根切り、マス切り、ツイスト
旋回等をする場合があるが、上述のようにリリーフ弁1
35,145のセット圧力より若干低めにセットされた
圧力の回路では前記根切り、マス切り、ツイスト旋回等
の作業を充分に行うことができないという問題点があっ
た。即ちシリンダ105のヘッド側の圧力をリリーフさ
せながら掘削することと、前記根切り、マス切り等の作
業を行うこととは相反する作用となる問題が合った。
本考案はこの問題点を解決しようとするものである。
【0009】
【問題点を解決するための手段】シリンダのヘッド側の
圧力を、低い状態で作業する場合と、高い状態で作業す
る場合とが両方できるようにするため、ヘッド側の圧力
用のリリーフ弁を低い圧力と高い圧力との2段に調整で
きるようにしたものである。
【0010】
【実施例】図1は本考案の1実施例の説明図である。な
お、図中の符号について従来の技術と機能的に同じもの
については、同じ符号を用いてある。図1において、5
3はリリーフ圧力を2段に変化できるリリーフ弁であ
る。リリーフ弁53には、ばね作用のみによって作用す
るリリーフ圧と、パイロット油圧を高圧化装置56に加
圧することよってばね作用のみの時よりも高いリリーフ
圧となる機能を有する。1は上述の2段のリリーフ圧の
どちらを選択するかの切り換え弁である。切り換え弁1
はA、Bの2位置を有し、その切り換えはソレノイド2
により電気的に行う。4はソレノイド2を作動させるか
否かのスイッチ、5は電源、3および6は電気配線であ
る。なお切り換え弁1の切り換えは必ずしも電気的に行
わなくてもよく、図示してないが手動で行うことでもよ
い。高圧化装置56へパイロット油圧を送る油圧源とし
ては、油圧ポンプ171から制御弁172へ作動油を送
る配管178からその一部を取り出し、切り換え弁1へ
配管11によって導く。いま、切り換え弁1の位置が図
示のようにBにあるときは、高圧化装置にパイロット圧
は掛からないからリリーフ弁53はばね作用だけのリリ
ーフ圧でリリーフする。切り換え弁1の位置をAの位置
に切り換えると、配管11によって導かれた作動油は配
管12に導かれ、高圧化装置56が作動してリリーフ弁
53はばね作用だけのときよりも高い油圧でリリーフす
ることになる。なお、この状態で切り換え弁1を再びB
の位置に切り換えれば、高圧化装置56に作用していた
配管12により導かれたパイロット圧は、タンク13へ
と還流し、従ってリリーフ弁53のリリーフ圧は、ばね
作用だけのリリーフ圧に戻る。
【0011】上述したように、リリーフ弁53のリリー
フ圧が2段に切り換えられるようになったことは、シリ
ンダ105のロッド105aを縮める側、つまりヘッド
側へ掛けられる圧力が2段に切り換えられることになっ
たので、通常の掘削作業と、図3におけるバケット10
9を通常よりも強く押しつける作業とが両方可能になっ
たわけである。
【0012】図2はもうーつの実施例を示したもので、
図1の応用例である。図2は、シリンダ105のヘッド
側への配管83へ、ポンプ121とポンプ125からと
両方からの作動油が送られる構造の回路図である。つま
り制御弁172からのパイロット作動油が配管177へ
導かれて、操作弁31はB位置、操作弁141はA位置
をとるとき、ポンプ121からの作動油は配管91、9
2を経て、配管151、82をへてきたポンプ125か
らの作動油と合流して、配管83によりシリンダ105
のヘッド側へ導かれる。93はリリーフ弁で、そのリリ
ーフ圧はリリーフ弁135および145と同じにセット
してある。94はチェック弁、95はタンクである。こ
の場合も図1で前述したと同様に、リリーフ弁53はば
ね作用だけで作動する低いリリーフ圧と、高圧化装置5
6にパイロット圧を掛けることによって、前記リリーフ
弁135,145,93と同じ高いリリーフ圧が得ら
れ、従って図1の場合と同様バケット109の矢印P方
向の力は2段に切り換えが可能となる。
【0013】
【考案の効果】本考案は上述のようにして成るので、従
来の技術に対してリリーフ圧力が2段に切り換えられる
リリーフ弁を用いることによって、油圧シリンダが2種
類の動作を可能にし、引いては建設機械の作業に2種
類、つまり通常の掘削作業と、特別にバケットを下方に
強く押しつけることを必要とする作業とを可能にした。
このことは建設機械の作業能力を大きく広げることがで
きるようになるので、その実用価値は極めて高いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の説明図である。
【図2】本考案のもうーつの実施例の説明図である。
【図3】本考案に係る建設機械の概略図の側面図であ
る。
【図4】従来の技術の油圧回路図
【符号の説明】
31 操作弁 53 リリーフ弁 56 高圧化装置 82 配管 83 配管 91 配管 92 配管 93 リリーフ弁 104 ブーム 105 シリンダ 106 アーム 107 シリンダ 108 シリンダ 109 バケット 121 油圧ポンプ 122 配管 125 油圧ポンプ 126 配管 131 操作弁 132 配管 134 配管 135 リリーフ弁 141 操作弁 142 配管 143 配管 144 配管 145 リリーフ弁 151 配管 152 配管 171 油圧ポンプ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれシリンダを用いて作動させるブ
    ーム、アーム、バケットを有する建設機械の、ブームを
    作動させるシリンダの油圧回路が、2系統の油圧ポン
    プ、操作弁などを有し、かつ該シリンダを伸長させる送
    油用の配管は2系統を合流して送油し、該シリンダを収
    縮させる送油用の配管は2系統のうちの1系統のみを使
    用する該シリンダの操作用油圧回路において、該シリン
    ダを収縮させる配管の途中に設けるリリーフ弁は、パイ
    ロット油圧の操作によって2段のリリーフ圧に切り換え
    られるリリーフ弁を用いる2段リリーフ弁回路。
  2. 【請求項2】 それぞれシリンダを用いて作動させるブ
    ーム、アーム、バケットを有する建設機械の、ブームを
    作動させるシリンダの油圧回路が、2系統の油圧ポン
    プ、操作弁、リリーフ弁などを有し、かつ該シリンダを
    伸長させる送油用の配管および該シリンダを収縮させる
    送油用の配管はそれぞれ2系統を合流させて使用する該
    シリンダの操作用油圧回路において、該シリンダを収縮
    させる配管の途中に設けるリリーフ弁のうち、いずれか
    ー方のリリーフ弁は、パイロット油圧の操作によって2
    段のリリーフ圧に切り換えられるリリーフ弁を用いる2
    段リリーフ弁回路。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3528981B2 (ja) * 1994-08-30 2004-05-24 株式会社小松製作所 油圧ショベルのブームシリンダ用油圧回路
KR100400971B1 (ko) * 2000-12-14 2003-10-10 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 2단 포트 릴리프밸브를 갖는 중장비용 유압회로

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