JP2581863Y2 - 往復動用切換弁の油圧回路 - Google Patents
往復動用切換弁の油圧回路Info
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- JP2581863Y2 JP2581863Y2 JP4538293U JP4538293U JP2581863Y2 JP 2581863 Y2 JP2581863 Y2 JP 2581863Y2 JP 4538293 U JP4538293 U JP 4538293U JP 4538293 U JP4538293 U JP 4538293U JP 2581863 Y2 JP2581863 Y2 JP 2581863Y2
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- switching valve
- cylinder
- bucket
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は切換弁を使用して片側の
みに負荷のかかるシリンダ等を往復動させて振動を発生
させる往復動用切換弁の油圧回路に関する。
みに負荷のかかるシリンダ等を往復動させて振動を発生
させる往復動用切換弁の油圧回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、油圧ショベルの掘削等の作業にお
いて、片側のみに負荷のかかるシリンダを連続的に切換
弁で往復動させてバケット刃先に振動を発生させる油圧
回路には、例えば図３に示すように油圧ショベル１のバ
ケットシリンダ３とバケット２の間に往復動シリンダ４
を設け、このシリンダ４とメイン方向切換弁６との間の
回路８，９に往復動用切換弁７を設けて、この往復動用
切換弁７を切換えるようにしたものがある。なお、図中
のその他の符号については図１の説明と重複するので説
明は省略する。
いて、片側のみに負荷のかかるシリンダを連続的に切換
弁で往復動させてバケット刃先に振動を発生させる油圧
回路には、例えば図３に示すように油圧ショベル１のバ
ケットシリンダ３とバケット２の間に往復動シリンダ４
を設け、このシリンダ４とメイン方向切換弁６との間の
回路８，９に往復動用切換弁７を設けて、この往復動用
切換弁７を切換えるようにしたものがある。なお、図中
のその他の符号については図１の説明と重複するので説
明は省略する。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】この場合、往復動シリ
ンダ４のボトム側はバケット２の刃先に加えられる力が
必要なため大きな受圧面積を必要とし、反対にロッド側
はこの逆にバケット２の刃先に加えられる力が不要のた
め小さな受圧面積で良いわけであるが、このシリンダ４
を使用して効率よく作動させるためには、往復動シリン
ダ４のボトム側面積Ａとロッド側面積Ｂ（Ａ＞Ｂ）との
面積比Ａ：Ｂに応じた切換弁７の開孔時間とするしか方
法がなく、往復動シリンダ４の径が変わった場合はそれ
に応じた切換弁７を変えるしか方法がなかった。つま
り、図４に示すように切換弁７を通り往復動シリンダ４
のボトム側およびロッド側に入る流量ＱA ，ＱB はそれ
ぞれ交互にＴA ，ＴB 時間分となりＴA ：ＴB を受圧面
積比にしないとポンプからの流量はリリ−フしてしまう
と云う問題があった。
ンダ４のボトム側はバケット２の刃先に加えられる力が
必要なため大きな受圧面積を必要とし、反対にロッド側
はこの逆にバケット２の刃先に加えられる力が不要のた
め小さな受圧面積で良いわけであるが、このシリンダ４
を使用して効率よく作動させるためには、往復動シリン
ダ４のボトム側面積Ａとロッド側面積Ｂ（Ａ＞Ｂ）との
面積比Ａ：Ｂに応じた切換弁７の開孔時間とするしか方
法がなく、往復動シリンダ４の径が変わった場合はそれ
に応じた切換弁７を変えるしか方法がなかった。つま
り、図４に示すように切換弁７を通り往復動シリンダ４
のボトム側およびロッド側に入る流量ＱA ，ＱB はそれ
ぞれ交互にＴA ，ＴB 時間分となりＴA ：ＴB を受圧面
積比にしないとポンプからの流量はリリ−フしてしまう
と云う問題があった。
【０００４】本考案はこれに鑑み、切換弁を全ての型の
シリンダに対応可能とすることができる往復動用切換弁
の油圧回路を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図る
ことを目的としてなされたものである。
シリンダに対応可能とすることができる往復動用切換弁
の油圧回路を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図る
ことを目的としてなされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、油圧ショベルのバケット、およびこのバケッ
トを回動させるバケットシリンダとの間に取付けた往復
動シリンダと、メインポンプからの吐出油を受け入れる
メイン方向切換弁との間に流れが正・逆方向となる２位
置の往復動用切換弁を設けた油圧回路において、該往復
動用切換弁の下流側の回路にアキュ−ムレ−タを設ける
と共に、該アキュ−ムレ−タに至る２つの回路の一方に
チェック弁を、他方に該アキュームレータの油を往復動
シリンダ片側に供給するためのリリ−フ弁を設けたこと
を特徴とする。
本考案は、油圧ショベルのバケット、およびこのバケッ
トを回動させるバケットシリンダとの間に取付けた往復
動シリンダと、メインポンプからの吐出油を受け入れる
メイン方向切換弁との間に流れが正・逆方向となる２位
置の往復動用切換弁を設けた油圧回路において、該往復
動用切換弁の下流側の回路にアキュ−ムレ−タを設ける
と共に、該アキュ−ムレ−タに至る２つの回路の一方に
チェック弁を、他方に該アキュームレータの油を往復動
シリンダ片側に供給するためのリリ−フ弁を設けたこと
を特徴とする。
【０００６】
【作用】上記構成によれば、アキュ−ムレ−タを設けた
ことにより、往復動により変化するシリンダのヘッド側
（ボトム側−ヘッド側の余剰分）の油を貯めて、不足す
るボトム側の際に放出できる。
ことにより、往復動により変化するシリンダのヘッド側
（ボトム側−ヘッド側の余剰分）の油を貯めて、不足す
るボトム側の際に放出できる。
【０００７】
【実施例】図１は本考案にかかる往復動用切換弁の油圧
回路の一実施例を示し、図２は往復動シリンダへの流量
を示すグラフである。
回路の一実施例を示し、図２は往復動シリンダへの流量
を示すグラフである。
【０００８】以下、本考案を図１および図２を参照して
説明する。本考案は油圧ショベル１のバケット２、およ
びこのバケット２を回動させるバケットシリンダ３との
間に取付けた往復動シリンダ４と、メインポンプ５から
の吐出油を受け入れるメイン方向切換弁６との間に流れ
が逆方向となる２位置を持つ往復動用切換弁７を設けた
油圧回路８，９において、該往復動用切換弁７の下流側
の回路にアキュ−ムレ−タ１０を設けると共に、該アキ
ュ−ムレ−タ１０に至る２つの回路１１，１２の一方に
チェック弁１３を、他方に該バケットシリンダ３のボト
ム側にアキュームレータ１０の油を供給するためのリリ
−フ弁１４を設けたものである。
説明する。本考案は油圧ショベル１のバケット２、およ
びこのバケット２を回動させるバケットシリンダ３との
間に取付けた往復動シリンダ４と、メインポンプ５から
の吐出油を受け入れるメイン方向切換弁６との間に流れ
が逆方向となる２位置を持つ往復動用切換弁７を設けた
油圧回路８，９において、該往復動用切換弁７の下流側
の回路にアキュ−ムレ−タ１０を設けると共に、該アキ
ュ−ムレ−タ１０に至る２つの回路１１，１２の一方に
チェック弁１３を、他方に該バケットシリンダ３のボト
ム側にアキュームレータ１０の油を供給するためのリリ
−フ弁１４を設けたものである。
【０００９】油圧式パワ−ショベル１は下部走行体１ａ
に上部旋回体１ｂを有し、上部旋回体１ｂにはブ−ム１
５、ア−ム１６、およびバケット４が設けられて、これ
らはそれぞれブ−ムシリンダ１７，ア−ムシリンダ１
８，およびバケットシリンダ３の伸縮により作動するも
のである。本考案はこのバケット２とバケットシリンダ
３との間に往復動シリンダ４が設けられて、バケット２
の刃先に振動を与えるようにするものである。この往復
動シリンダ４を伸縮させる回路８，９はメインポンプ５
からの吐出油を受け入れる専用のメイン方向切換弁６の
２つのポ−トにつながっており、メイン方向切換弁６が
図の中立位置から左右の何れかに切換えられれば、メイ
ンポンプ５からの吐出油は往復動シリンダ４のボトム
側、またはロッド側に供給されて往復動シリンダ４を作
動させることができる。前記往復動用切換弁７は回路
８，９の間に設けられてソレノイド等により作動するも
ので、この切換えを素早く繰り返すことでバケット２の
刃先に振動が与えられる。また、往復動用切換弁７の下
流側の回路８，９の途中にはそれぞれアキュ−ムレ−タ
１０につながる回路１１，１２が設けられ、回路１１に
は回路９が高圧のときに開くチェック弁１３を、回路１
２にはバケットシリンダ３のボトム側がポンプにつなが
ったことを検知し、アキュームレータ１０の油をボトム
側に供給するためのリリ−フ弁１４が設けられている。
図中、１９はメインポンプ５のリリ−フ弁である。
に上部旋回体１ｂを有し、上部旋回体１ｂにはブ−ム１
５、ア−ム１６、およびバケット４が設けられて、これ
らはそれぞれブ−ムシリンダ１７，ア−ムシリンダ１
８，およびバケットシリンダ３の伸縮により作動するも
のである。本考案はこのバケット２とバケットシリンダ
３との間に往復動シリンダ４が設けられて、バケット２
の刃先に振動を与えるようにするものである。この往復
動シリンダ４を伸縮させる回路８，９はメインポンプ５
からの吐出油を受け入れる専用のメイン方向切換弁６の
２つのポ−トにつながっており、メイン方向切換弁６が
図の中立位置から左右の何れかに切換えられれば、メイ
ンポンプ５からの吐出油は往復動シリンダ４のボトム
側、またはロッド側に供給されて往復動シリンダ４を作
動させることができる。前記往復動用切換弁７は回路
８，９の間に設けられてソレノイド等により作動するも
ので、この切換えを素早く繰り返すことでバケット２の
刃先に振動が与えられる。また、往復動用切換弁７の下
流側の回路８，９の途中にはそれぞれアキュ−ムレ−タ
１０につながる回路１１，１２が設けられ、回路１１に
は回路９が高圧のときに開くチェック弁１３を、回路１
２にはバケットシリンダ３のボトム側がポンプにつなが
ったことを検知し、アキュームレータ１０の油をボトム
側に供給するためのリリ−フ弁１４が設けられている。
図中、１９はメインポンプ５のリリ−フ弁である。
【００１０】つぎに作用を説明する。図２に示すように
ポンプ５からの供給される流量に対する切換弁７の開口
（受圧）面積比ＴA ：ＴB を図４の場合と同じにしてお
いても、ロッド側に供給される流量ＱB はＴB ＝ＴB1＋
ＴB2時間分のうち、ＴB2時間の分はアキュ−ムレ−タ１
０に蓄積されることになり、ボトム側に供給される流量
ＱA はＴA 時間にそれが放出（応援）されるので、ポン
プ５のパワ−が従来のようにリリ−フすることなく、例
えシリンダのサイズを変えても有効に使用できることに
なる。
ポンプ５からの供給される流量に対する切換弁７の開口
（受圧）面積比ＴA ：ＴB を図４の場合と同じにしてお
いても、ロッド側に供給される流量ＱB はＴB ＝ＴB1＋
ＴB2時間分のうち、ＴB2時間の分はアキュ−ムレ−タ１
０に蓄積されることになり、ボトム側に供給される流量
ＱA はＴA 時間にそれが放出（応援）されるので、ポン
プ５のパワ−が従来のようにリリ−フすることなく、例
えシリンダのサイズを変えても有効に使用できることに
なる。
【００１１】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、油圧ショ
ベルのバケット、およびこのバケットを回動させるバケ
ットシリンダとの間に取付けた往復動シリンダと、該往
復動シリンダにメインポンプからの吐出油を受け入れる
メイン方向切換弁との間に流れが正・逆方向となる２位
置の往復動用切換弁を設けた油圧回路において、該往復
動用切換弁の下流側の回路にアキュ−ムレ−タを設ける
と共に、該アキュ−ムレ−タに至る２つの回路の一方に
チェック弁を、他方にアキュームレータの油を往復動シ
リンダの片側に供給するためのリリ−フ弁を設けたか
ら、往復動シリンダのロッド側に供給されることにより
余剰となったポンプ流量はアキュ−ムレ−タに蓄えら
れ、ボトム側に供給されるときに放出されることにな
り、ポンプのパワ−がリリ−フすることなくシリンダに
対して有効に使用できる。
ベルのバケット、およびこのバケットを回動させるバケ
ットシリンダとの間に取付けた往復動シリンダと、該往
復動シリンダにメインポンプからの吐出油を受け入れる
メイン方向切換弁との間に流れが正・逆方向となる２位
置の往復動用切換弁を設けた油圧回路において、該往復
動用切換弁の下流側の回路にアキュ−ムレ−タを設ける
と共に、該アキュ−ムレ−タに至る２つの回路の一方に
チェック弁を、他方にアキュームレータの油を往復動シ
リンダの片側に供給するためのリリ−フ弁を設けたか
ら、往復動シリンダのロッド側に供給されることにより
余剰となったポンプ流量はアキュ−ムレ−タに蓄えら
れ、ボトム側に供給されるときに放出されることにな
り、ポンプのパワ−がリリ−フすることなくシリンダに
対して有効に使用できる。
【図１】本考案にかかる往復動用切換弁の油圧回路の一
実施例である。
実施例である。
【図２】図１の往復動シリンダへの流量を示すグラフで
ある。
ある。
【図３】従来の往復動用切換弁の油圧回路の一例であ
る。
る。
【図４】図３の往復動シリンダへの流量を示すグラフで
ある。
ある。
【符号の説明】 １ 油圧ショベル ２ バケット ３ バケットシリンダ ４ 往復動シリンダ ５ メインポンプ ６ メイン方向切換弁 ７ 往復動用切換弁 ８，９ 油圧回路 １０ アキュ−ムレ−タ １１，１２ 回路 １３ チェック弁 １４ リリ−フ弁
Claims (1)
- 【請求項１】 油圧ショベルのバケット、およびこのバ
ケットを回動させるバケットシリンダとの間に取付けた
往復動シリンダと、該往復動シリンダにメインポンプか
らの吐出油を受け入れるメイン方向切換弁との間に流れ
が正・逆方向となる２位置の往復動用切換弁を設けた油
圧回路において、該往復動用切換弁の下流側の回路にア
キュ−ムレ−タを設けると共に、該アキュ−ムレ−タに
至る２つの回路の一方にチェック弁を、他方に該アキュ
ームレータの油を往復動シリンダの片側に供給するため
のリリ−フ弁を設けたことを特徴とする往復動用切換弁
の油圧回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4538293U JP2581863Y2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 往復動用切換弁の油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4538293U JP2581863Y2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 往復動用切換弁の油圧回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH079463U JPH079463U (ja) | 1995-02-10 |
| JP2581863Y2 true JP2581863Y2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=12717726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4538293U Expired - Lifetime JP2581863Y2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 往復動用切換弁の油圧回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2581863Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3724758B2 (ja) * | 1996-12-05 | 2005-12-07 | 株式会社小松製作所 | 切換バルブ装置 |
| WO1998029200A1 (fr) * | 1996-12-25 | 1998-07-09 | Komatsu Ltd. | Dispositif source de pression hydraulique pour appareil generant des vibrations |
-
1993
- 1993-07-28 JP JP4538293U patent/JP2581863Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH079463U (ja) | 1995-02-10 |
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