JP2560314B2 - ロ−ラ - Google Patents
ロ−ラInfo
- Publication number
- JP2560314B2 JP2560314B2 JP62052722A JP5272287A JP2560314B2 JP 2560314 B2 JP2560314 B2 JP 2560314B2 JP 62052722 A JP62052722 A JP 62052722A JP 5272287 A JP5272287 A JP 5272287A JP 2560314 B2 JP2560314 B2 JP 2560314B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- skin layer
- core metal
- fluororubber
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2053—Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
- G03G15/2057—Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating relating to the chemical composition of the heat element and layers thereof
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば電子複写機の定着装置等で利用され
るローラに関する。
るローラに関する。
[従来の技術] 従来の電子複写機の定着装置として、表面にトナー像
を形成した用紙を加熱ローラと加圧ローラとにより加
熱、加圧してトナー像を用紙に定着させる装置が知られ
ている。この場合トナーが加熱ローラと接触し、これに
より加熱されて溶融し粘着力が増す。このため、特に加
熱ローラにはトナーの付着を防止する意味で離型性が要
求される。また像を形成するトナー像の用紙への定着性
を向上させるため、両ローラで用紙を圧着するときの挾
持幅が広くなるようにローラに弾性をもたせている。こ
のような従来のローラは、芯金の表面に弾性体層と離型
層とを被覆して構成されている。例えば加熱ローラ用と
しては、シリコーンゴムの下地にプライマを介して炭素
数が5以下のパーフロロアルコキシトリフロロエチレン
モノマーをテトラフロロエチレンモノマーと共重合した
フッ素樹脂(PFA)粉体を焼成したもの(LAPタイプ)、
ビニリデン系のフッ素ゴムの下地にPFA粉体を焼成した
もの(FFタイプ)、シリコーンゴムの下地にプライマを
介してフッ素樹脂とフッ素ゴムを混合したものをコーテ
ィングしたもの(FLCタイプ)等がある。また、加圧ロ
ーラ用としては、シリコーンゴムにプライマを介してPF
Aチューブを被覆したもの(チューブローラ)等があ
る。
を形成した用紙を加熱ローラと加圧ローラとにより加
熱、加圧してトナー像を用紙に定着させる装置が知られ
ている。この場合トナーが加熱ローラと接触し、これに
より加熱されて溶融し粘着力が増す。このため、特に加
熱ローラにはトナーの付着を防止する意味で離型性が要
求される。また像を形成するトナー像の用紙への定着性
を向上させるため、両ローラで用紙を圧着するときの挾
持幅が広くなるようにローラに弾性をもたせている。こ
のような従来のローラは、芯金の表面に弾性体層と離型
層とを被覆して構成されている。例えば加熱ローラ用と
しては、シリコーンゴムの下地にプライマを介して炭素
数が5以下のパーフロロアルコキシトリフロロエチレン
モノマーをテトラフロロエチレンモノマーと共重合した
フッ素樹脂(PFA)粉体を焼成したもの(LAPタイプ)、
ビニリデン系のフッ素ゴムの下地にPFA粉体を焼成した
もの(FFタイプ)、シリコーンゴムの下地にプライマを
介してフッ素樹脂とフッ素ゴムを混合したものをコーテ
ィングしたもの(FLCタイプ)等がある。また、加圧ロ
ーラ用としては、シリコーンゴムにプライマを介してPF
Aチューブを被覆したもの(チューブローラ)等があ
る。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来のローラのうち、LAPタイプ、FFタイプ、FLC
タイプのものは、製造する際に弾性体層を形成した後さ
らに粉体焼成等の工程が必要であり、製造工程が複雑で
ある。またチューブローラは、定着強度の面でやや難点
があり、PFAチューブが高価なこともあって製造コスト
も高くなるという難点がある。
タイプのものは、製造する際に弾性体層を形成した後さ
らに粉体焼成等の工程が必要であり、製造工程が複雑で
ある。またチューブローラは、定着強度の面でやや難点
があり、PFAチューブが高価なこともあって製造コスト
も高くなるという難点がある。
本発明は、上記問題点を解決するものであり、その目
的は高離型性および充分な弾性を有し、かつ製造工程、
コストの面で有利となるローラを提供することにある。
的は高離型性および充分な弾性を有し、かつ製造工程、
コストの面で有利となるローラを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明のローラは、芯金と、該芯金の表面に、テトラ
フロロエチレンモノマーと下記一般式 で表されるフロロエチレンモノマーとを共重合させて得
られるフッ素ゴムで形成された表皮層とより構成されて
いることを特徴とするものである。即ち本発明の表皮層
を構成するフッ素ゴムは、側鎖が6以上のパーフロロオ
キシアルキルをもつフロロエチレンモノマーを共重合し
たものである。従ってPFA、TFE、FEP等のテフロンと略
同様の高い離型性を有するとともに適度な弾性を兼ね備
えている。
フロロエチレンモノマーと下記一般式 で表されるフロロエチレンモノマーとを共重合させて得
られるフッ素ゴムで形成された表皮層とより構成されて
いることを特徴とするものである。即ち本発明の表皮層
を構成するフッ素ゴムは、側鎖が6以上のパーフロロオ
キシアルキルをもつフロロエチレンモノマーを共重合し
たものである。従ってPFA、TFE、FEP等のテフロンと略
同様の高い離型性を有するとともに適度な弾性を兼ね備
えている。
[作用] 本発明のローラにおいては、芯金の表面に形成された
表皮層が適度な弾性と充分な離型性を兼ね備えている。
このため適度な弾性により硬過ぎることによって生じる
キズが発生しにくくなり、逆に軟か過ぎることによって
生じる摩耗が少なくなる。そして充分な離型性を備えて
いるため表面に搬送物等が付着することなく円滑に搬送
される。
表皮層が適度な弾性と充分な離型性を兼ね備えている。
このため適度な弾性により硬過ぎることによって生じる
キズが発生しにくくなり、逆に軟か過ぎることによって
生じる摩耗が少なくなる。そして充分な離型性を備えて
いるため表面に搬送物等が付着することなく円滑に搬送
される。
[実施例] 以下本発明のローラの具体的実施例を図面に基づき説
明する。
明する。
本実施例のローラは、図に示すように、芯金1と表皮
層2とより構成されている。芯金1は、アルミニウムに
より直径50mm、長さ32cmに形成されている。表皮層2
は、芯金1の表面にプライマを施した後、フッ素ゴムを
巻き、加硫後研磨により厚み0.4mmに形成されている。
この表皮層2は、フッ素ゴム材料として、側鎖が6以上
のパーフロロアルコキシトリフロロエチレンモノマーと
テトラフロロエチレンモノマーを共重合して得られたダ
イキン工業社製のダイエルパーフロ(登録商標名)を使
用した。このフッ素ゴムの反発弾性率は12%を示し、通
常のフッ素ゴムでは10%程度を示すのに対して高い値を
示すことが確認されている。
層2とより構成されている。芯金1は、アルミニウムに
より直径50mm、長さ32cmに形成されている。表皮層2
は、芯金1の表面にプライマを施した後、フッ素ゴムを
巻き、加硫後研磨により厚み0.4mmに形成されている。
この表皮層2は、フッ素ゴム材料として、側鎖が6以上
のパーフロロアルコキシトリフロロエチレンモノマーと
テトラフロロエチレンモノマーを共重合して得られたダ
イキン工業社製のダイエルパーフロ(登録商標名)を使
用した。このフッ素ゴムの反発弾性率は12%を示し、通
常のフッ素ゴムでは10%程度を示すのに対して高い値を
示すことが確認されている。
以上のように本実施例のローラは、芯金1の表面に単
一材料からなる表皮層2を被覆した構成であるため、工
程が複雑となることなく製造することができた。
一材料からなる表皮層2を被覆した構成であるため、工
程が複雑となることなく製造することができた。
なお上記ローラを電子複写機の加熱ローラとして設置
し、実際に複写を行ったが良好な結果が得られた。そし
て本実施例のローラと従来のローラについて試験を行い
比較した。
し、実際に複写を行ったが良好な結果が得られた。そし
て本実施例のローラと従来のローラについて試験を行い
比較した。
(試験) 実施例のローラと従来のローラとをそれぞれ電子複写
機の定着装置の加熱ローラとして設置し、定着強度、画
質、ローラの汚れ、耐久性、両面通紙性について調べ
た。なお比較例としての従来のローラは、直径50mm、長
さ32cmの芯金にプライマを施してPFAを粉体塗装後焼成
し、膜厚50μmの表皮層を形成したものを使用した。ま
た比較する両ローラとそれぞれ対をなす加圧ローラは、
芯金の表面に厚さ5mmのシリコーンゴムを被覆した直径5
0mm、長さ32cmのものを使用した。現像剤としては、ス
チレンアクリル系樹脂のトナーを使用した。加熱ローラ
を180℃に加熱し、A4サイズの用紙を毎分50枚の速度で
複写した。
機の定着装置の加熱ローラとして設置し、定着強度、画
質、ローラの汚れ、耐久性、両面通紙性について調べ
た。なお比較例としての従来のローラは、直径50mm、長
さ32cmの芯金にプライマを施してPFAを粉体塗装後焼成
し、膜厚50μmの表皮層を形成したものを使用した。ま
た比較する両ローラとそれぞれ対をなす加圧ローラは、
芯金の表面に厚さ5mmのシリコーンゴムを被覆した直径5
0mm、長さ32cmのものを使用した。現像剤としては、ス
チレンアクリル系樹脂のトナーを使用した。加熱ローラ
を180℃に加熱し、A4サイズの用紙を毎分50枚の速度で
複写した。
(結果および評価) 上記試験の結果を表に示す。定着強度および画質につ
いては、実施例のローラによる場合は充分満足なもので
あったのに対して、比較例のローラ による場合はやや低いものであった。
いては、実施例のローラによる場合は充分満足なもので
あったのに対して、比較例のローラ による場合はやや低いものであった。
ローラの汚れについては、両者いずれにも発生するこ
とがなく、離型性が良好であることを確認した。
とがなく、離型性が良好であることを確認した。
ローラの耐久性については、実施例のローラには12万
枚の用紙を複写しても異常がなかった。一方比較例のロ
ーラには12万枚の用紙を複写した時点でサーミスタ、分
離爪の部分に10μのキズが発生し、画像上のトラブルと
なった。
枚の用紙を複写しても異常がなかった。一方比較例のロ
ーラには12万枚の用紙を複写した時点でサーミスタ、分
離爪の部分に10μのキズが発生し、画像上のトラブルと
なった。
両面通紙性については、気温30℃、湿度85%の環境下
でそれぞれ50枚の用紙を両面通紙して調べた。実施例の
ローラによる場合にはシワが1枚も発生しなかったのに
対して、比較例のローラによる場合には略半数の24枚に
シワが発生した。
でそれぞれ50枚の用紙を両面通紙して調べた。実施例の
ローラによる場合にはシワが1枚も発生しなかったのに
対して、比較例のローラによる場合には略半数の24枚に
シワが発生した。
以上のように実施例のローラの場合には、各試験にお
いていずれも良好な結果が得られ、定着強度、離型性、
耐久性、通紙性に優れていることを確認した。
いていずれも良好な結果が得られ、定着強度、離型性、
耐久性、通紙性に優れていることを確認した。
[発明の効果] 本発明のローラは、芯金と、その芯金の表面に高離型
性と充分な弾性を兼ね備えたフッ素ゴムで形成された表
皮層とより構成されている。
性と充分な弾性を兼ね備えたフッ素ゴムで形成された表
皮層とより構成されている。
このため高離型性と充分な弾性とを同時に確保できる
とともに、表皮層が単一材料で形成されているため、製
造工程が複雑とならず製造コストの面においても有利な
ものとなる。
とともに、表皮層が単一材料で形成されているため、製
造工程が複雑とならず製造コストの面においても有利な
ものとなる。
図は本発明の実施例に係るローラの縦断面図である。 1……芯金、2……表皮層
Claims (1)
- 【請求項1】芯金と、該芯金の表面に、テトラフロロエ
チレンモノマーと下記一般式 で表されるフロロエチレンモノマーとを共重合させて得
られるフッ素ゴムで形成された表皮層とより構成されて
いることを特徴とするローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62052722A JP2560314B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | ロ−ラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62052722A JP2560314B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | ロ−ラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63218983A JPS63218983A (ja) | 1988-09-12 |
JP2560314B2 true JP2560314B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=12922810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62052722A Expired - Lifetime JP2560314B2 (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | ロ−ラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560314B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5153309B2 (ja) * | 2007-12-06 | 2013-02-27 | キヤノン株式会社 | トナー |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4383878A (en) * | 1980-05-20 | 1983-05-17 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Transfer process |
JPS60136780A (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-20 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | トナ−像定着装置 |
-
1987
- 1987-03-06 JP JP62052722A patent/JP2560314B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63218983A (ja) | 1988-09-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |