JP2560181Y2 - ブラシ - Google Patents

ブラシ

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JP2560181Y2
JP2560181Y2 JP1991090990U JP9099091U JP2560181Y2 JP 2560181 Y2 JP2560181 Y2 JP 2560181Y2 JP 1991090990 U JP1991090990 U JP 1991090990U JP 9099091 U JP9099091 U JP 9099091U JP 2560181 Y2 JP2560181 Y2 JP 2560181Y2
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JP
Japan
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brush
base
bundle
hair
hair bundle
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JPH0531628U (ja
Inventor
佐野  清
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大平工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はブラシを形成する各毛束
を平線を使用せず、ブラシ台上に強固に植毛するように
したブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば歯ブラシでは、ハンドルの
一側に連成されたブラシ台に所定の配列で毛穴を形成
し、該毛孔内に所定本数のフィラメントからなる毛束を
平線によって二つ折りにして打ち込むことで植毛するも
のである。
【0003】又、毛束を予め小管に挿通し、その先端よ
り僅かに出た毛束の先端部を加熱融着した後、該毛束を
ハンドルの成型時に一体に溶融して植毛する歯ブラシも
すでに知られている(実開昭53−120465号)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来のブラシ
の内、前者は一個の平線で確実に打ち込めるフィラメン
トの本数には限度があるため、毛束をあまり太くするこ
とができない。また各毛束の間隔も打ち込む平線の大き
さによってある程度制限されてしまい、結局この種平線
による植毛では毛束の太さや間隔などについて制約が大
きく、必然的に決まった植毛形態を取らざる得ないとい
う欠点があった。又、後者は平線を使用しないため、上
記のような問題は生じないが、融着した毛束の先端部を
そのままハンドルの射出成型時に一体成型する構成であ
るため、十分な植毛強度が得難く、フィラメントが抜脱
し易いという致命的欠点が見られたものである。
【0005】本考案は平線を使用せず、しかも任意の植
毛形態で毛束の強固な植設が行えるブラシを提供するこ
とを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の目的を達
成するために、予め断面任意形状に束ねた毛束の基部を
加熱加圧することで各フィラメントがそれぞれ拡径した
扇形状の抜止部とし、該抜止部を各フィラメント間に合
成樹脂を侵入させてブラシ台に一体に埋設するという手
段を用いた。
【0007】
【作用】上述の技術的手段による本考案において、毛束
の基部を拡径してなる抜止部は、ブラシ台を形成する合
成樹脂と広い接触面積をもって埋設されることとなる。
そのため、毛束を抜脱する方向の外力に対しても該毛束
基部がブラシ台に強固に接合されるという作用を奏す
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の構成を歯ブラシに適用した場
合の実施例に従って更に具体的に述べると、図1・図2
において、1はハンドル2とブラシ台3とからなる合成
樹脂製のブラシ本体、4はブラシ台3上にそれぞれ植設
された一定本数のフィラメントからなる毛束であって、
予め所望する断面形状に束ねられ、該毛束のフィラメン
ト基部を一定位置から拡開して扇形状とした抜止部5を
形成してなるものである。上記毛束4はハンドル1の射
出成型時にブラシ台3上に一体に埋設固定されるが、こ
の場合、毛束4の基部において拡開された扇形状の上記
抜止部5は、その各フィラメント間にブラシ台3を形成
する合成樹脂が浸入して各フィラメントを一本ずつ確実
に固定する構造としたものである。
【0009】上記実施例の歯ブラシを製造するに当たっ
ては、図3・図4に示したように、先ずホルダHにおい
て所定の配列で設けられた各ホルダ孔h内に、それぞれ
毛束4を緊密に押入する。この際、予め上記ホルダ孔h
の断面形状を所望する毛束4の断面形状としておけば、
上記毛束を押入することで所望の断面形状に束ねられて
収容されることとなる。しかる後、上記各毛束の基部を
熱板(図示せず)で加熱加圧することで扇形状の抜止部
5を成形するのである。この際、上記熱板の温度は毛束
4を溶融しない程度とする。次に、ブラシ本体1の射出
成型時にその金型内におけるブラシ本体1のキャビティ
の内、そのブラシ台部分に面して上記毛束4の基部が位
置するように、ホルダHごとインサートして成型すれ
ば、ブラシ台3の成型時に毛束4の基部が一体に埋設さ
れて植毛が行われる。そして、金型の冷却後、ホルダH
を取り出せば、該ホルダ上に植毛された歯ブラシが載置
されているものである。更に、成型後の歯ブラシは、ホ
ルダ孔h下部のピンPが押し上げられることで、ホルダ
Hから外される。
【0010】
【0011】本考案において、ブラシ台3における毛束
の配列はブラシの用途に応じて任意に変更可能であり、
図1に示した歯ブラシのように、比較的細幅の毛束を一
定間隔で植設するという形態の他、図6・図7に示した
ように、靴磨き用のブラシとして広幅の毛束の植毛形態
をとることも可能である。即ち、図6におけるブラシは
長方形とした毛束23を上述したように、その基端を抜
止部4としてブラシ台3部分に一体に成型してなり、
又、図7は円形とした毛束33を複数設けてなるもので
ある。
【0012】
【考案の効果】本考案のブラシは、予め断面任意形状に
束ねた毛束の基部を拡径して抜止部とし、該抜止部をブ
ラシ台に一体に埋設固定する構造としたものであるか
ら、各毛束は抜止部の存在によって抜脱することなく、
ブラシ台に強固に植設される。
【0013】この他、本考案によれば、平線を使用する
必要がないため、かなり広い幅の毛束でも植毛すること
ができ、又その配列も自由であり、更に、各毛束は予め
星形や長方形或いは円形など、任意の植毛形態として植
設することができるなど、ブラシの用途や仕様に応じて
種々の植毛が可能となるなど、多くの実用的利点を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のブラシの要部断面図
【図2】毛束の埋設状態を示す拡大断面図
【図3】毛束の収納状態を示すホルダの部分断面
【図4】ホルダ孔上部の拡大図
【図5】ブラシの植毛形態の一実施例を示す平面図
【図6】他の植毛形態を示す平面図
【符号の説明】
1 ブラシ本体 2 ハンドル 3 ブラシ台 4 毛束 5 抜止部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め断面任意形状に束ねた毛束4の基部を
    加熱加圧することで各フィラメントがそれぞれ拡径した
    扇形状の抜止部5とし、該抜止部5を各フィラメント間
    に合成樹脂を侵入させてブラシ台3に一体に埋設したこ
    とを特徴とするブラシ。
JP1991090990U 1991-10-09 1991-10-09 ブラシ Expired - Fee Related JP2560181Y2 (ja)

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JPH0531628U JPH0531628U (ja) 1993-04-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0956479A (ja) * 1995-08-29 1997-03-04 Lion Corp ブラシおよびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0142885B1 (en) * 1983-11-16 1991-02-06 Anchor Advanced Products, Inc. Process for making a brush with self retention of bristles and brush made by the process
WO1989006920A1 (en) * 1988-02-03 1989-08-10 Coronet-Werke Heinrich Schlerf Gmbh Process for manufacturing brushware
DE3820372C2 (de) * 1988-06-15 1997-07-24 Coronet Werke Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Borstenwaren

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JPH0531628U (ja) 1993-04-27

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