JPH0956479A - ブラシおよびその製造方法 - Google Patents

ブラシおよびその製造方法

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JPH0956479A
JPH0956479A JP7242303A JP24230395A JPH0956479A JP H0956479 A JPH0956479 A JP H0956479A JP 7242303 A JP7242303 A JP 7242303A JP 24230395 A JP24230395 A JP 24230395A JP H0956479 A JPH0956479 A JP H0956479A
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JP
Japan
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fused
handle
hair bundle
hair
bristle
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JP7242303A
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English (en)
Inventor
Kenji Kaneko
憲司 金子
Takao Kato
孝夫 加藤
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14336Coating a portion of the article, e.g. the edge of the article
    • B29C45/14385Coating a portion of a bundle of inserts, e.g. making brushes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛束の端部を融合させてブラシ台に植設する
方法において、射出圧力によって毛束が回転することな
く植毛され、毛束倒れがなく十分な植毛強度と接合強度
の高いブラシとする。 【解決手段】 熱可塑性合成樹脂よりなる刷毛の毛束1
を金型10に多数配列された毛束貫通孔11に挿通し、
該貫通孔11より突出する毛束端1を加熱手段のヒー
タ12で加熱溶融圧着して毛束相互を融合し、融合塊2
を互に隣設される各毛束の融合塊の外接縁を繋げて一体
連結するか、さらに各毛束1の対角線上中央部位に凹部
または貫通空間4即ち隙間を形成させた融合片に構成し
て、該融合片をハンドル成形用金型10のキャビテイ1
3内に配置し、充填される成形材料を融合片上、或いは
前記貫通空間4に充満して接合強度を高めて融合塊2を
キャビティ13内の成形材料に埋没固化し、毛束1をハ
ンドル3に植設保持させて植毛強度の高い品質良好なブ
ラシとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯ブラシ、ヘアー
ブラシなどプラスチック製刷毛部を柄部の成形時に一体
化した形態のブラシの製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、柄部にある植毛孔に毛束が金属小
片、金属線材を用いて固定されているブラシに代って、
プラスチックからなる刷毛と柄部とを互に溶着して一体
化することが提案されている。従来、この種のブラシで
は、熱融着タイプ(特開昭60−241404、特開平
2−99002、特開平4−22610号公報)のほか
に、集束された刷毛の一端部を溶融して融合塊に成形し
て、この集束された刷毛の肥大部を柄部成形用金型内に
導入し、成形材料を射出充填してのち、成形材料の硬化
によって、それぞれの毛束がハンドルヘッド部中に一体
固定化するインモールドタイプが知られている(特公平
6−16725号公報、特表平2−503150号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来法の毛束の端部に
融合塊をつくり、熱融着したり或いはインモールドする
方法では、植毛強度(成形体からの毛束の抜けにくさ)
を高めるためには、毛束融合塊を金型内へ深く挿入した
状態で成形材料を金型内に射出することが好ましいが、
融着が強固にできなかったり、射出成形時の圧力で成形
材料が、貫通孔から流出してバリが生じるといった欠点
があり、植毛面から飛び出たバリは、製品外観を損な
い、かつ、大きいバリは口腔内を傷つける恐れがあると
いった問題があった。そこで毛束の融合塊を貫通孔の断
面より大きい断面を有する融合塊とし成形材料射出時
に、この融合塊で貫通孔を塞ぐ方法(特公平6−167
25号)も提案されているが、毛束の融合塊がヘッド部
表面近くにあるため植毛強度を十分満足できるものでも
なく、また、毛束を一定の長さに切断した後、毛先丸め
をし、その後毛束を山切り形状等、毛束の向きを一定方
向にそろえた後、金型内で毛束根元部を融合塊とし、成
形材料を射出する方法(特開平2−111305)にお
いて、各々の毛束が融合塊で独立していると、成形材料
の射出圧力によって融合塊が回転して毛束の向きが変わ
ったり、毛束が押し倒れたりして一部の毛束の向きが不
揃いとなるといった欠点があり、外観品位低下や操作不
良発生といった問題があった。本発明は、これら従来の
欠点を容易に排除しようとするもので、接合強度の高い
ブラシを製造するのに簡単な金型構造で、特別な金型シ
ステムを必要とせずに、植毛強度も高い、射出成形時の
毛束の回転や変位を防止し毛立ちの良い植毛状態が得ら
れる有効な方法を提供しようとすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハンドル成形
用金型に備えられた複数の毛束挿入用の貫通孔に熱可塑
性合成樹脂よりなる毛束を導入して毛束の一端を突出さ
せ、該突出端部を加熱手段により、貫通孔の断面より大
きい断面を有する融合塊を形成し、該融合塊をハンドル
成形用金型のキャビテイ内に位置させてから成形材料を
導入し、該成形材料の硬化によるハンドル成形で、ハン
ドルに前記毛束が一体植毛されたブラシを製造する方法
において、前記融合塊を互いに隣設される各毛束の融合
塊の外接縁を繋げて一体連結するか、さらに一体連結状
態下で、配列された各毛束の対角線上中央部位に貫通空
間を形成させて構成して、キャビテイ内の成形材料に埋
設固化し、毛束をハンドルに植設保持したことで、植毛
強度の高い毛立ちの良好なブラシとするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】このブラシ製造方法では、熱可塑
性合成樹脂よりなる刷毛の毛束を金型に多数形成した毛
束貫通孔に挿通し、該貫通孔より突出する毛束端を加熱
手段で加熱融合して融合塊を形成し、該融合塊を互いに
隣設される各毛束の融合塊の外接縁を繋げて一体連結す
ると共に、必要に応じ配列された各毛束の対角線上中央
部位に凹部または貫通空間を形成させて構成し、キャビ
テイ内の成形材料に埋設固化し毛束をハンドルに植設保
持したことにより、毛束融合塊の各々の接辺を連結させ
毛束根元部が連結固定され一体化されているため、成形
材料の射出圧力によって各毛束が回転することなしに植
毛できるし、十分な植毛強度を得ることが可能で、しか
も成形時、成形材料によって各々の融合塊の繋り部分及
び毛束根元部が充填され、一体化した連結毛束溶融部全
体を固定できるので、毛束を浅く植毛することが出来る
ほか毛束を浅く植毛できることは、植毛部材もしくは刷
子のヘッド部を薄くすることに寄与し、擦掃性も良好で
デザイン的な設計余裕を持たせられることにより、特別
な金型システムを必要とせずに、植毛強度が高く、毛立
ちの良い植毛状態が得られ、外観品位良好なブラシを得
ることができる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図4の例で説明す
ると、ハンドル成形用金型10に備えられた毛束挿入用
の貫通孔11に毛束1を導入して加熱手段のヒーター1
2で複数の毛束の一端をそろえて突出させ、該突出端部
を熱源121 による加熱で互いに融合塊2を形成し、該
融合塊2を互いに隣設される各毛束の融合塊の外接縁を
繋げて一体連結すると共に、各毛束1の対角線上中央部
位に凹部または貫通空間4即ち隙間を形成させて、該融
合塊2をハンドル成形用金型10のキャビテイ13内に
配置し、充填される成形材料を前記貫通空間4に充満し
て接合強度を高めて融合塊2をキャビテイ13内の成形
材料に埋没固化し、毛束1をハンドルヘッド部3に植設
保持させて植毛強度の高い品質良好なブラシとしてあ
る。
【0007】この場合、前記手束1のすべての突出端部
1 を加熱して融合塊2に融合したのち、各融合塊2を
成形板(図示せず)に押し当てて、略半球状または円錐
状に成形して接辺が互いに繋がるように連結させハンド
ルヘッド部3に埋設してある。なお、各毛束の連結一体
化には、融合塊2を形成したのちに成形板を押し当てし
成形してもよいが、ヒーターに成形型部を備えたものを
用いて融合しつつ成形する形態でもよい。
【0008】図5の具体例では、前記ハンドル成形用金
型10に略半球状の成形型部101を突設したもので、
融合塊の成形とインモールドの成形とに兼ねさせて用い
られるようにしてある。この場合、ハンドル成形用金型
10に備えられた複数の毛束挿入用の貫通孔11に毛束
1を導入して毛束1の一端を突出させ、該突出端部11
を加熱手段により、貫通孔11の断面より大きい断面を
有し一体に連結した融合塊2を形成し、該融合塊2をハ
ンドル成形用金型10のキャビテイ13内に位置させ
て、ハンドル成形用金型10を型閉めしてから成形材料
を導入し、該成形材料の硬化によるハンドル成形で、ハ
ンドルに前記毛束が一体植毛されたブラシとしてある。
なおインモールド時に成形型部101 をスライドコアと
して摺動後退させるか、或いは毛束1を嵌挿ピン14で
押し込み融合塊2をキャビテイ13内に深く挿入した状
態で射出成形することが考慮される。
【0009】なお、前記融合塊2の外接縁を繋げる成形
には、ハンドルヘッド部との接合強度を高めるため図2
に示す如く、特定の形成にすることが配慮するが、縁取
り形状とすること(図2b)で、成形作業を容易にしつ
つ接合強度も高めて毛束融合塊2とハンドルヘッド部3
との一体化に役立ててある。
【0010】図6の例では、ハンドル成形用金型10に
円錐状の成形型部102 を凹設したもので、インモール
ド時に毛束1を浅く植毛でき、必要に応じ毛束1を嵌挿
ピン14で押し込み所定深さ位置に融合塊2を配備して
接合強度を高めることもできるし、毛束根元部に環状リ
ブ31 が形成されて毛立ちの良い植毛とすることもでき
て有効である。
【0011】
【発明の効果】本発明は、熱可塑性合成樹脂よりなる刷
毛の毛束を金型に多数形成された毛束貫通孔に挿通し、
該貫通孔より突出する毛束端を加熱手段で加熱溶融圧着
して毛束相互を融合連結すると共に、該融合塊を互に隣
設される各毛束の融合塊の外接縁を繋げて一体連結する
か、さらに配列された各毛束の対角線上中央部位に凹部
または貫通空間を形成させて構成して、キャビテイ内の
成形材料に埋設固化し、毛束をハンドルに植設保持した
ことにより、毛束融合塊の各々の接辺を連結させ毛束根
元部が連結固定されて一体化されているため、成形材料
の射出圧力によって手束が回転することなしに植毛でき
るし、十分な植毛強度を得ることが可能で、しかも成形
時、成形材料によって各々の融合塊の連結凹部または隙
間(空間)及び毛束根元部が充填され、一体化した連結
毛束溶融部全体を固定できるので、毛束を浅く植毛する
ことが出来るほか毛束を浅く植毛できることは、植毛部
材もしくは刷子のヘッド部を薄くすることに寄与し、擦
掃性も良好でデザイン的な設計余裕を持たせられること
となり、簡単な金型構造で十分な植毛強度が得られ、か
つ、毛立ちの良い植毛とすることができ、しかも品質良
好で外観品位も信頼性も高いものとすることができるほ
か、生産性を大幅に向上させることもできる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例製法の工程説明図で、(a)は
毛束挿入工程、(b)は融合塊成形工程、(c)は離型
工程を示す。
【図2】図1の例で成形された毛束で、(a)は拡大側
面図、(b)は拡大平面図である。
【図3】成形時での縦断面図である。
【図4】図3の例の製品の拡大平面図である。
【図5】本発明の他の実施例製法の工程の一部の拡大縦
断面図で、(a)は融合塊成形時、(b)はインモール
ド成形直後を示す。
【図6】本発明のさらに他の実施例製法の一部の拡大縦
断面図で、(a)は融合塊成形直前、(b)はインモー
ルド成形直後を示す。
【符号の説明】
1 毛束 11 毛束端 3 ハンドルヘッド部 31 環状リブ 4 貫通空間 10 成形用金型 11 貫通孔 121 熱源 12 ヒーター 13 キャビテイ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ブラシおよびその製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯ブラシ、ヘアー
ブラシなどプラスチック製刷毛部を柄部の成形時に一体
化した形態のブラシおよびその製造法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近、柄部にある植毛孔に毛束が金属小
片、金属線材を用いて固定されているブラシに代って、
プラスチックからなる刷毛と柄部とを互に溶着して一体
化することが提案されている。従来、この種のブラシで
は、熱融着タイプ(特開昭60−241404、特開平
2−99002、特開平4−22610号公報)のほか
に、集束された刷毛の一端部を溶融して融合塊に成形し
て、この集束された刷毛の肥大部を柄部成形用金型内に
導入し、成形材料を射出充填してのち、成形材料の硬化
によって、それぞれの毛束がハンドルヘッド部中に一体
固定化するインモールドタイプが知られている(特公平
6−16725号公報、特表平2−503150号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来法の毛束の端部に
融合塊をつくり、熱融着したり或いはインモールドする
方法では、植毛強度(成形体からの毛束の抜けにくさ)
を高めるためには、毛束融合塊を金型内へ深く挿入した
状態で成形材料を金型内に射出することが好ましいが、
融着が強固にできなかったり、射出成形時の圧力で成形
材料が、貫通孔から流出してバリが生じるといった欠点
があり、植毛面から飛び出たバリは、製品外観を損な
い、かつ、大きいバリは口腔内を傷つける恐れがあると
いった問題があった。そこで毛束の融合塊を貫通孔の断
面より大きい断面を有する融合塊とし成形材料射出時
に、この融合塊で貫通孔を塞ぐ方法(特公平6−167
25号)も提案されているが、毛束の融合塊がヘッド部
表面近くにあるため植毛強度を十分満足できるものでも
なく、また、毛束を一定の長さに切断した後、毛先丸め
をし、その後毛束を山切り形状等、毛束の向きを一定方
向にそろえた後、金型内で毛束根元部を融合塊とし、成
形材料を射出する方法(特開平2−111305)にお
いて、各々の毛束が融合塊で独立していると、成形材料
の射出圧力によって融合塊が回転して毛束の向きが変わ
ったり、ヘッド成形材料の温度によって融合塊の一部が
溶かされて変形し植毛強度の低下をきたしたり射出圧力
によって毛束が押し倒れたりして一部の毛束の向きが不
揃いとなるといった欠点があり、外観品位低下や操作不
良発生といった問題があった。本発明は、これら従来の
欠点を容易に排除しようとするもので、接合強度の高い
ブラシをインモールドで製造するのに簡単な金型構造
で、特別な金型システムを必要とせずに、植毛強度も高
い、射出成形時の毛束の回転や変位を防止し毛立ちの良
い植毛状態のブラシおよびその有効な製造方法を提供し
ようとすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、集束された刷
毛をハンドルヘッド部に多数配列植設したブラシにおい
て、各毛束端部それぞれに融合塊を設けて、該融合塊の
外接縁を繋げて凸凹状の融合片に構成し、該融合片をハ
ンドルヘッド内部に埋設配備したものである。また、本
発明は、ハンドル成形用金型に備えられた複数の毛束挿
入用の貫通孔に熱可塑性合成樹脂よりなる毛束を導入し
て毛束の一端を突出させ、該突出端部を加熱手段によ
り、貫通孔の断面より大きい断面を有する融合塊を形成
し、該融合塊をハンドル成形用金型のキャビテイ内に位
置させてから成形材料を導入し、該成形材料の硬化によ
るハンドル成形で、ハンドルに前記毛束が一体植毛され
たブラシを製造する方法において、前記融合塊を互いに
隣設される各毛束の融合塊の外接縁を繋げて一体連結す
るか、さらに一体連結状態下で、配列された各毛束の対
角線上中央部位に貫通空間を形成させて構成して、キャ
ビテイ内の成形材料に埋設固化し、毛束をハンドルに植
設保持したことで、植毛強度の高い毛立ちの良好なブラ
シとするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態では、熱可塑性
合成樹脂よりなる刷毛の毛束を金型に多数形成した毛束
貫通孔に挿通し、該貫通孔より突出する毛束端を加熱手
段で加熱融合して融合塊を形成し、該融合塊を互いに隣
設される各毛束の融合塊の外接縁を繋げて一体連結する
と共に、必要に応じ配列された各毛束の対角線上中央部
位に凹部または貫通空間を形成させて構成し、キャビテ
イ内の成形材料に埋設固化し毛束をハンドルに植設保持
したことにより、毛束融合塊の各々の接辺を連結させ毛
束根元部が連結固定され一体化されているため、成形材
料の射出圧力によって各毛束が回転することなしに植毛
できるし、十分な植毛強度を得ることが可能で、しかも
成形時、成形材料によって各々の融合塊の繋り部分及び
毛束根元部が充填され、一体化した連結毛束溶融部全体
を固定できるので、毛束を浅く植毛することが出来るほ
か毛束を浅く植毛できることは、植毛部材もしくは刷子
のヘッド部を薄くすることに寄与し、擦掃性も良好でデ
ザイン的な設計余裕を持たせられることにより、特別な
金型システムを必要とせずに、植毛強度が高く、毛立ち
の良い植毛状態が得られ、外観品位良好なブラシを得る
ことができる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図4の例で説明す
ると、ハンドル成形用金型10に備えられた毛束挿入用
の貫通孔11に毛束1を導入して加熱手段のヒーター1
2で複数の毛束の一端をそろえて突出させ、該突出端部
を熱源12による加熱で互いに融合塊2を形成し、該
融合塊2を互いに隣設される各毛束の融合塊の外接縁を
繋げて一体連結すると共に、各毛束1の対角線上中央部
位に凹部または貫通空間4即ち隙間を形成させた融合片
として、該融合片をハンドル成形用金型10のギャビテ
イ13内に配置し、充填される成形材料を前記貫通空間
4に充満して接合強度を高めて融合塊2を繋った状態で
キャビテイ13内の成形材料に埋没固化し、毛束1をハ
ンドルヘッド部3に毛束倒れがなく良好な毛立ちで植設
保持させて植毛強度の高い品質良好なブラシとしてあ
る。
【0007】この場合、前記手束1のすべての突出端部
をそれぞれ加熱して融合塊2に融合したのち、各融
合塊2を成形板(図示せず)に押し当てて、略半球状ま
たは円錐状に成形して接辺が互いに繋がるように一体連
結させた融合片とし、該融合片をハンドルヘッド部3に
埋設してある。なお、各毛束の連結一体化には、融合塊
2を形成したのちに、成形板を押し当てし融合片を成形
してもよいが、ヒーターに成形型部を備えたものを用い
て融合しつつ凸凹状の融合片に成形する形態でもよい。
【0008】図5の具体例では、前記ハンドル成形用金
型10に略半球状の成形型部10を突設したもので、
融合塊の成形とインモールドの成形とに兼ねさせて用い
られるようにしてある。この場合、ハンドル成形用金型
10に備えられた複数の毛束挿入用の貫通孔11に毛束
1を導入して毛束1の一端を突出させ、該突出端部1
を加熱手段により、貫通孔11の断面より大きい断面を
有し一体に連結した融合塊2を形成し、該融合塊2をハ
ンドル成形用金型10のキャビテイ13内に位置させ
て、ハンドル成形用金型10を型閉めしてから成形材料
を導入し、該成形材料の硬化によるハンドル成形で、ハ
ンドルに前記毛束が一体植毛されたブラシとしてある。
なおインモールド時に成形型部10をスライドコアと
して摺動後退させるか、或いは毛束1を嵌挿ピン14で
押し込み融合塊2をキャビテイ13内に深く挿入した状
態で射出成形することが考慮される。
【0009】なお、前記融合塊2の外接縁を繋げる成形
には、ハンドルヘッド部との接合強度を高めるため図2
に示す如く、特定の形成にすることが配慮するが、縁取
り形状とすること(図2b)で、成形作業を容易にしつ
つ接合強度も高めて毛束融合塊2とハンドルヘッド部3
との一体化に役立ててある。
【0010】図6の例では、ハンドル成形用金型10に
円錐状の成形型部10を凹設したもので、インモール
ド時に毛束1を浅く植毛でき、必要に応じ毛束1を嵌挿
ピン14で押し込み所定深さ位置に融合塊2を配備して
接合強度を高めることもできるし、毛束根元部に環状リ
ブ3が形成されて毛立ちの良い植毛とすることもでき
て有効である。
【0011】なお、本発明では次に示す特徴的な構成も
含まれている。 各毛束の融合塊の外接縁を繋げる際に各毛束の対角
線上中央部に凹部または貫通空間を形成した融合片と
し、該凹部または貫通空間にハンドルヘッド部の成形材
料を充填配備したブラシ。 各毛束の融合塊で連結成形される融合片の表面に山
部及び谷部を形成したものであるブラシ。
【0012】
【発明の効果】本発明は、熱可塑性合成樹脂よりなる刷
毛の毛束を金型に多数形成された毛束貫通孔に挿通し、
該貫通孔より突出する毛束端を加熱手段で加熱溶融圧着
して毛束相互を融合連結すると共に、該融合塊を互に隣
設される各毛束の融合塊の外接縁を繋げて一体連結する
か、さらに配列された各毛束の対角線上中央部位に凹部
または貫通空間を形成させて構成して、キャビテイ内の
成形材料に埋設固化し、毛束をハンドルに植設保持した
ことにより、毛束融合塊の各々の接辺を連結させ毛束根
元部が連結固定されて一体化されているため、成形材料
の射出圧力によって手束が回転することなしに植毛でき
るし、十分な植毛強度を得ることが可能で、しかも成形
時、成形材料によって各々の融合塊の連結凹部または隙
間(空間)及び毛束根元部が充填され、一体化した連結
毛束溶融部全体を固定できるので、毛束を浅く植毛する
ことが出来るほか毛束を浅く植毛できることは、植毛部
材もしくは刷子のヘッド部を薄くすることに寄与し、擦
掃性も良好でデザイン的な設計余裕を持たせられること
となり、簡単な金型構造で十分な植毛強度が得られ、か
つ、インモールド時に毛束倒れもなく毛立ちの良い植毛
とすることができ、しかも品質良好で外観品位も信頼性
も高いものとすることができるほか、生産性を大幅に向
上させることもできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例製法の工程説明図で、(a)は
毛束挿入工程、(b)は融合塊成形工程、(c)は離型
工程を示す。
【図2】図1の例で成形された毛束で、(a)は拡大側
面図、(b)は拡大平面図である。
【図3】成形時での縦断面図である。
【図4】図3の例の製品の拡大平面図である。
【図5】本発明の他の実施例製法の工程の一部の拡大縦
断面図で、(a)は融合塊成形時、(b)はインモール
ド成形直後を示す。
【図6】本発明のさらに他の実施例製法の一部の拡大縦
断面図で、(a)は融合塊成形直前、(b)はインモー
ルド成形直後を示す。
【符号の説明】 1 毛束 1 毛束端 3 ハンドルヘッド部 3 環状リブ 4 貫通空間 10 成形用金型 11 貫通孔 12 熱源 12 ヒーター 13 キャビテイ ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ブラシおよびその製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯ブラシ、ヘアー
ブラシなどプラスチック製刷毛部を柄部の成形時に一体
化した形態のブラシおよびその製造法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近、柄部にある植毛孔に毛束が金属小
片、金属線材を用いて固定されているブラシに代って、
プラスチックからなる刷毛と柄部とを互に溶着して一体
化することが提案されている。従来、この種のブラシで
は、熱融着タイプ(特開昭60−241404、特開平
2−99002、特開平4−22610号公報)のほか
に、集束された刷毛の一端部を溶融して融合塊に成形し
て、この集束された刷毛の肥大部を柄部成形用金型内に
導入し、成形材料を射出充填してのち、成形材料の硬化
によって、それぞれの毛束がハンドルヘッド部中に一体
固定化するインモールドタイプが知られている(特公平
6−16725号公報、特表平2−503150号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来法の毛束の端部に
融合塊をつくり、熱融着したり或いはインモールドする
方法では、植毛強度(成形体からの毛束の抜けにくさ)
を高めるためには、毛束融合塊を金型内へ深く挿入した
状態で成形材料を金型内に射出することが好ましいが、
融着が強固にできなかったり、射出成形時の圧力で成形
材料が、貫通孔から流出してバリが生じるといった欠点
があり、植毛面から飛び出たバリは、製品外観を損な
い、かつ、大きいバリは口腔内を傷つける恐れがあると
いった問題があった。そこで毛束の融合塊を貫通孔の断
面より大きい断面を有する融合塊とし成形材料射出時
に、この融合塊で貫通孔を塞ぐ方法(特公平6−167
25号)も提案されているが、毛束の融合塊がヘッド部
表面近くにあるため植毛強度を十分満足できるものでも
なく、また、毛束を一定の長さに切断した後、毛先丸め
をし、その後毛束を山切り形状等、毛束の向きを一定方
向にそろえた後、金型内で毛束根元部を融合塊とし、成
形材料を射出する方法(特開平2−111305)にお
いて、各々の毛束が融合塊で独立していると、成形材料
の射出圧力によって融合塊が回転して毛束の向きが変わ
ったり、ヘッド成形材料の温度によって融合塊の一部が
溶かされて変形し植毛強度の低下をきたしたり射出圧力
によって毛束が押し倒れたりして一部の毛束の向きが不
揃いとなるといった欠点があり、外観品位低下や操作不
良発生といった問題があった。本発明は、これら従来の
欠点を容易に排除しようとするもので、接合強度の高い
ブラシをインモールドで製造するのに簡単な金型構造
で、特別な金型システムを必要とせずに、植毛強度も高
い、射出成形時の毛束の回転や変位を防止し毛立ちの良
い植毛状態のブラシおよびその有効な製造方法を提供し
ようとすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、集束された刷
毛をハンドルヘッド部に多数配列植設したブラシにおい
て、各毛束の下端部それぞれに融合塊を設けて、該融合
塊の外接縁を繋げて一体連結した融合片に構成し、該融
合片をハンドルヘッド内部に埋設配備したものである。
また、本発明は、ハンドル成形用金型に備えられた複
数の毛束挿入用の貫通孔に熱可塑性合成樹脂よりなる毛
束を導入して毛束の一端を突出させ、該突出端部を加熱
手段により、貫通孔の断面より大きい断面を有する融合
塊を形成し、該融合塊をハンドル成形用金型のキャビテ
イ内に位置させてから成形材料を導入し、該成形材料の
硬化によるハンドル成形で、ハンドルに前記毛束が一体
植毛されたブラシを製造する方法において、前記融合塊
を互いに隣設される各毛束の融合塊の外接縁を繋げて一
体連結するか、さらに一体連結状態下で、配列された各
毛束の対角線上中央部位に貫通空間を形成させた融合片
に構成して、該融合片をキャビテイ内の成形材料に埋設
固化し、毛束をハンドルに植設保持したことで、植毛強
度の高い毛立ちの良好なブラシとするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態では、熱可塑性
合成樹脂よりなる刷毛の毛束を金型に多数形成した毛束
貫通孔に挿通し、該貫通孔より突出する毛束端を加熱手
段で加熱融合して融合塊を形成し、該融合塊を互いに隣
設される各毛束の融合塊の外接縁を繋げて一体連結する
と共に、必要に応じ配列された各毛束の対角線上中央部
位に凹部または貫通空間を形成させた融合片に構成し、
該融合片をキャビテイ内の成形材料に埋設固化し毛束を
ハンドルに植設保持したことにより、毛束融合塊の各々
の接辺を連結させ毛束根元部が連結固定され一体化され
ているため、成形材料の射出圧力によって各毛束が回転
することなしに植毛できるし、十分な植毛強度を得るこ
とが可能で、しかも成形時、成形材料によって各々の融
合塊の繋り部分及び毛束根元部が充填され、一体化した
連結毛束溶融部全体を固定できるので、毛束を浅く植毛
することが出来るほか毛束を浅く植毛できることは、植
毛部材もしくは刷子のヘッド部を薄くすることに寄与
し、擦掃性も良好でデザイン的な設計余裕を持たせられ
ることにより、特別な金型システムを必要とせずに、植
毛強度が高く、毛立ちの良い植毛状態が得られ、外観品
位良好なブラシを得ることができる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図4の例で説明す
ると、ハンドル成形用金型10に備えられた毛束挿入用
の貫通孔11に毛束1を導入して加熱手段のヒーター1
2で複数の毛束の一端をそろえて突出させ、該突出端部
を熱源12による加熱で互いに融合塊2を形成し、該
融合塊2を互いに隣設される各毛束の融合塊の外接縁を
繋げて一体連結すると共に、各毛束1の対角線上中央部
位に凹部または貫通空間4即ち隙間を形成させた融合片
として、該融合片をハンドル成形用金型10のキャビテ
イ13内に配置し、充填される成形材料を前記貫通空間
4に充満して接合強度を高めて融合塊2を繋った状態で
キャビテイ13内の成形材料に埋没固化し、毛束1をハ
ンドルヘッド部3に毛束倒れがなく良好な毛立ちで植設
保持させて植毛強度の高い品質良好なブラシとしてあ
る。
【0007】この実施例では、インモールド時、即ち、
ハンドル成形金型に成形材料を射出するとき、毛束下部
が一体連結した融合片となっているので、射出圧力によ
り各毛束が倒れたり傾斜することなく、ほぼ直角方向に
維持でき、植毛強度も単独毛束の2.7kg/1束(毛
束10束の平均値)に対して8.5kg/1束の約3倍
強の強度アップが可能となっている。
【0008】この場合、前記手束1のすべての突出端部
をそれぞれ加熱して融合塊2に融合したのち、各融
合塊2を成形板(図示せず)に押し当てて、略半球状ま
たは円錐状に成形して接辺が互いに繋がるように一体連
結させた融合片とし、該融合片をハンドルヘッド部3に
埋設してある。なお、各毛束の連結一体化には、融合塊
2を形成したのちに、成形板を押し当てし融合片を成形
してもよいが、ヒーターに成形型部を備えたものを用い
て融合しつつ融合片に成形する形態でもよい。
【0009】図5の具体例では、前記ハンドル成形用金
型10に略半球状の成形型部10を突設したもので、
融合塊の成形とインモールドの成形とに兼ねさせて用い
られるようにしてある。この場合、ハンドル成形用金型
10に備えられた複数の毛束挿入用の貫通孔11に毛束
1を導入して毛束1の一端を突出させ、該突出端部1
を加熱手段により、貫通孔11の断面より大きい断面を
有し一体に連結した融合塊2を形成し、該融合塊2をハ
ンドル成形用金型10のキャビテイ13内に位置させ
て、ハンドル成形用金型10を型閉めしてから成形材料
を導入し、該成形材料の硬化によるハンドル成形で、ハ
ンドルに前記毛束が一体植毛されたブラシとしてある。
なおインモールド時に成形型部10をスライドコアと
して摺動後退させるか、或いは毛束1を嵌挿ピン14で
押し込み融合塊2をキャビテイ13内に深く挿入した状
態で射出成形することが考慮される。
【0010】なお、前記融合塊2の外接縁を繋げる成形
には、ハンドルヘッド部との接合強度を高めるため図2
に示す如く、特定の形成にすることが配慮するが、縁取
り形状とすること(図2b)で、成形作業を容易にしつ
つ接合強度も高めて毛束融合塊2とハンドルヘッド部3
との一体化に役立ててある。
【0011】図6の例では、ハンドル成形用金型10に
円錐状の成形型部10を凹設したもので、インモール
ド時に毛束1を浅く植毛でき、必要に応じ毛束1を嵌挿
ピン14で押し込み所定深さ位置に融合塊2を配備して
接合強度を高めることもできるし、毛束根元部に環状リ
ブ3が形成されて毛立ちの良い植毛とすることもでき
て有効である。
【0012】なお、本発明では次に示す特徴的な構成も
含まれている。 各毛束の融合塊の外接縁を繋げる際に各毛束の対角
線上中央部に凹部または貫通空間を形成した融合片と
し、該凹部または貫通空間にハンドルヘッド部の成形材
料を充填配備したブラシ。 各毛束の融合塊を一体連結成形された融合片の表面
に山部及び谷部を形成したものであるブラシ。
【0013】
【発明の効果】本発明は、熱可塑性合成樹脂よりなる刷
毛の毛束を金型に多数形成された毛束貫通孔に挿通し、
該貫通孔より突出する毛束端を加熱手段で加熱溶融圧着
して毛束相互を融合連結すると共に、該融合塊を互に隣
設される各毛束の融合塊の外接縁を繋げて一体連結する
か、さらに配列された各毛束の対角線上中央部位に凹部
または貫通空間を形成させた融合片に構成して、該融合
片をキャビテイ内の成形材料に埋設固化し、毛束をハン
ドルに植設保持したことにより、毛束融合塊の各々の接
辺を連結させ毛束根元部が連結固定されて一体化されて
いるため、成形材料の射出圧力によって手束が回転する
ことなしに植毛できるし、十分な植毛強度を得ることが
可能で、しかも成形時、成形材料によって各々の融合塊
の連結凹部または隙間(空間)及び毛束根元部が充填さ
れ、一体化した連結毛束溶融部全体を固定できるので、
毛束を浅く植毛することが出来るほか毛束を浅く植毛で
きることは、植毛部材もしくは刷子のヘッド部を薄くす
ることに寄与し、擦掃性も良好でデザイン的な設計余裕
を持たせられることとなり、簡単な金型構造で十分な植
毛強度が得られ、かつ、インモールド時に毛束倒れもな
く植毛強度を著しく高めて毛立ちの良い植毛とすること
ができ、しかも品質良好で外観品位も信頼性も高いもの
とすることができるほか、生産性を大幅に向上させるこ
ともできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例製法の工程説明図で、(a)は
毛束挿入工程、(b)は融合塊成形工程、(c)は離型
工程を示す。
【図2】図1の例で成形された毛束で、(a)は拡大側
面図、(b)は拡大平面図である。
【図3】成形時での縦断面図である。
【図4】図3の例の製品の拡大平面図である。
【図5】本発明の他の実施例製法の工程の一部の拡大縦
断面図で、(a)は融合塊成形時、(b)はインモール
ド成形直後を示す。
【図6】本発明のさらに他の実施例製法の一部の拡大縦
断面図で、(a)は融合塊成形直前、(b)はインモー
ルド成形直後を示す。
【符号の説明】 1 毛束 1 毛束端 3 ハンドルヘッド部 3 環状リブ 4 貫通空間 10 成形用金型 11 貫通孔 12 熱源 12 ヒーター 13 キャビテイ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル成形用金型に備えられた複数の
    毛束挿入用の貫通孔に熱可塑性合成樹脂よりなる毛束を
    導入して毛束の一端を突出させ、該突出端部を加熱手段
    により、貫通孔の断面より大きい断面を有する融合塊を
    形成し、該融合塊をハンドル成形用金型のキャビテイ内
    に位置させてから成形材料を導入し、該成形材料の硬化
    によるハンドル成形で、ハンドルに前記毛束が一体植毛
    されたブラシを製造する方法において、前記融合塊を互
    いに隣設される各毛束の融合塊の外接縁を繋げて一体連
    結し、キャビテイ内の成形材料に埋設固化して毛束をハ
    ンドルに植設保持したことを特徴とするブラシ製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記融合塊を毛束のすべての突出端部を
    加熱して形成したのち、各融合塊を略半球状または円錐
    状に成形して接辺が互いに繋がって連結させると共に配
    列された各毛束の対角線上中央部位に貫通空間を形成さ
    せて構成してた請求項1記載のブラシ製造方法。
JP7242303A 1995-08-29 1995-08-29 ブラシおよびその製造方法 Pending JPH0956479A (ja)

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