JPH0631936Y2 - 歯ブラシ用ハンドル - Google Patents

歯ブラシ用ハンドル

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JPH0631936Y2
JPH0631936Y2 JP1989053016U JP5301689U JPH0631936Y2 JP H0631936 Y2 JPH0631936 Y2 JP H0631936Y2 JP 1989053016 U JP1989053016 U JP 1989053016U JP 5301689 U JP5301689 U JP 5301689U JP H0631936 Y2 JPH0631936 Y2 JP H0631936Y2
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JP
Japan
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toothbrush
handle
brush
hair
holes
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JP1989053016U
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JPH02143035U (ja
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秀岳 戸辺
隆一 井坂
栄一 関野
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Lion Corp
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Lion Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、刷毛を密に植毛することが可能な歯ブラシ用
ハンドルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、歯ブラシとして歯垢の除去のみならず歯ぐき(歯
肉)のマッサージも行えるものが要望されている。
このような要望に応えるためには、植毛ヘッドを口腔内
で自由に動かすことができるように植毛ヘッドを小型に
する必要があり、そのために通常の歯垢除去専用の歯ブ
ラシに比べて、植毛ヘッドに刷毛を密に植設する必要が
あり、普通、植毛ヘッドに刷毛を密に植設するために
は、植毛穴間距離(植毛穴と植毛穴との最短距離であ
り、植毛穴間のピッチではない)を1.0mm未満、好ま
しくは0.5mm以下にする必要がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、従来の植毛ヘッドは合成樹脂材料のみからな
るものであるため、植毛穴間距離を1.0mm未満、特に
0.5mm以下にすると、植毛穴の径よりも大きい幅を有
する平線を打ち込んで植毛する際、植毛穴間に亀裂の発
生により植毛穴に対する刷毛の係止力の低下を生じるこ
とがあり、刷毛が脱毛し易くなるだけでなく、外観的に
も著しく商品価値が低下するという問題点があり、この
種の構造でマッサージ兼用のコンパクトな歯ブラシとす
ることは困難であった。
また、平線を用いない、いわゆる熱融着式の植毛方法も
提案されているが、この方法でも植毛穴間距離を0.5
mm以下とすることは不可能であった。
本考案は、上記従来の問題点を解消し、植毛密度の高い
密毛歯ブラシ製造することが可能な歯ブラシ用ハンドル
を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、多数の刷毛植毛穴を備えた植毛ヘッドを備え
た歯ブラシ用ハンドルにおいて、前記植毛ヘッドを、硬
質合成樹脂材料による基台と、その上面にエラストマー
等から二色成形により形成された軟質被覆層とにより構
成するとともに、前記植毛穴を前記基台と被覆層とに跨
がって形成し、該被覆層上面の前記植毛穴の開口周縁に
リング部を一体に突設したことを特徴とする歯ブラシ用
ハンドルである。
〔作用〕
本考案の歯ブラシ用ハンドルでは、合成樹脂材料の上面
に、亀裂が生じにくいエラストマーによる軟質被覆層が
固着されているから、植毛穴間距離を0.5mm前後とし
ても植毛穴に平線を打ち込み、刷毛を植設する際、軟質
被覆層には亀裂が生じなく硬質合成樹脂層に亀裂が発生
しにくくなり、わずかに白色化する程度に止まり、外観
上何ら問題とならず、特に平線は植毛穴に強固に係止さ
れたままであるから、植毛ヘッドに対する刷毛の定着が
的確安全化されるものであって、刷毛が植設される植毛
ヘッドがコンパクトで植毛密度の高い歯ブラシにするこ
とができ、歯垢の除去と刷掃性の面で良好で歯ぐきのマ
ッサージをも効果的にできる歯ブラシとなるものであ
る。また、軟質被覆層の上面には植毛穴の周囲に開口周
縁を囲周するリング部が一体に突設されるため、使用に
より刷毛がへたった場合でもへたりによる刷毛の拡がり
を防止できる。
そして、この歯ブラシ用ハンドルでは、二色成形により
被覆層が基台に融着により一体固着されるので、接着剤
により接着したものに比べて接着強度が著しく高いか
ら、その分、植毛強度が良好になって刷毛が、より抜け
にくくなるものであり、また接着剤や、その塗布工程が
省略されるので製造工程が簡単となり、より安価に製造
できるものである。
〔実施例〕
本考案のハンドルを用いて製造した歯ブラシの実施例を
第1図乃至第3図に基づいて説明すると、ブラシハンド
ル1は硬質合成樹脂材料の芯部1と、該芯部1の殆
ど全周面を被覆、融着したエラストマーなどの軟質被覆
部1よりなり、把握部に首部2を介して一体成形され
た植毛ヘッド3には、植毛穴4が軟質被覆層1から芯
部1に跨がって複数列形成され、軟質被覆層1には
上面に植毛穴4の口縁に凸状のリング部4が突設され
ている。
なお、6は係止孔、12は植毛されるべき刷毛、13は
被覆部1と一体に形成された楊枝である。
このようにハンドル1の把握部の外周面の少なくとも一
部をエラストマーにより形成したものでは、ハンドル把
握時の感触がソフトになると共に、すべり落とすことも
なくなる利点がある。そして、軟質被覆層1にはリン
グ部4が形成されているため、使用により刷毛12が
へたって拡がるバラ毛の発生を防止することができる。
前記合成樹脂材料は、PP樹脂、ABS樹脂、AS樹
脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂などから適宜
に選ばれるものであり、前記エラストマーとしてはプロ
ピレンとブタジェンの共重合体、スチレンとブタジェン
の共重合体やシリコーンゴム等が採用される。
前記ブラシハンドル1は、芯部1の材料と被覆層1
の材料を二色成形により芯部1と被覆部1とを互い
に融着(溶着)すると同時に、被覆層3(被覆部1
の一部)と基台3(芯部1の一部)に跨がる植毛穴
4と係止孔6を形成したものであるが、前記二色成形は
いわゆるインサート方式の射出成形により行われるもの
であって具体的には、予め芯部1を射出成形し、これ
を所定の金型に挿入保持し、被覆部1の材料を射出し
て固化するものである。したがって、芯部1の素材と
被覆部1の素材の組合せとしては、二色射出成形に好
適であり、かつ前記融着が的確に進行し、しかも融着に
よる接着力の高いものが選択される。例えば、ポリエス
テル樹脂とポリエステル系エラストマー、ポリプロピレ
ンとオレフィン系エラストマー。AS樹脂とスチレン系
エラストマーなどの組合せが好ましい。
なお、この実施例において、被覆部1と同一材料によ
る突部を点在的に、かつ被覆部1と一体的に構成して
もよい。
〔考案の効果〕
本考案の歯ブラシ用ハンドルでは、硬質合成樹脂材料に
よる基台の上面にエラストマーによる軟質被覆層を固着
し、刷毛を植設するための植毛穴をこれら被覆層と基台
とに跨がって形成するとともに、被覆層の植毛穴の口縁
にリング部を突設したから、植毛穴間距離を0.5mm程
度にしても、該植毛穴に平線を打ち込んで刷毛を植毛す
る際に植毛穴間に亀裂が生じにくくなるものであると共
に、刷毛が植設される植毛ヘッドがコンパクトで植毛密
度の高い歯ブラシにすることができ、歯垢の除去と刷掃
性良好で歯ぐきのマッサージをも効果的にできる歯ブラ
シとなり、さらに、刷毛がへたって拡がるバラ毛の発生
も防止できる歯ブラシとなる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施例にかかるもので、第
1図が植毛穴に刷毛を植設する前の形状を示す平面図、
第2図が縦断面図、第3図が横断面図である。 1……ブラシハンドル、1……芯部、1……被覆
部、3……植毛ヘッド、3……被覆層、3……基
台、4……植毛穴、4……リング部、6……係止孔、
12……刷毛、13……楊枝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の刷毛植毛穴を備えた植毛ヘッドを備
    えた歯ブラシ用ハンドルにおいて、前記植毛ヘッドを、
    硬質合成樹脂材料による基台と、その上面にエラストマ
    ー等から二色成形により形成された軟質被覆層とにより
    構成するとともに、前記植毛穴を前記基台と被覆層とに
    跨がって形成し、該被覆層上面の前記植毛穴の開口周縁
    にリング部を一体に突設したことを特徴とする歯ブラシ
    用ハンドル。
JP1989053016U 1989-05-10 1989-05-10 歯ブラシ用ハンドル Expired - Lifetime JPH0631936Y2 (ja)

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JPH02143035U JPH02143035U (ja) 1990-12-04
JPH0631936Y2 true JPH0631936Y2 (ja) 1994-08-24

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ID=31573830

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JPH02143035U (ja) 1990-12-04

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