JPH06223189A - 移動体抽出方法 - Google Patents

移動体抽出方法

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JPH06223189A
JPH06223189A JP5008966A JP896693A JPH06223189A JP H06223189 A JPH06223189 A JP H06223189A JP 5008966 A JP5008966 A JP 5008966A JP 896693 A JP896693 A JP 896693A JP H06223189 A JPH06223189 A JP H06223189A
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JP
Japan
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background image
signal
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Pending
Application number
JP5008966A
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English (en)
Inventor
Katsumasa Onda
勝政 恩田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 背景変化を動きとして検出せずに移動体のみ
を精度良く抽出できるようにする。 【構成】 入力画像と背景画像の差分に対し2値化処理
を施すことによって動きを抽出する際に、入力画像信号
1の時間的変化を制御回路3において入力画像信号1と
背景画像信号2とから検出し、この検出した変化を用い
て2値化回路10における2値化処理のための閾値また
は乗算器6におけるAを制御する。入力画像信号の時間
的変化は、ある時間間隔をおいて入力された2入力画像
信号から検出するようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理を用いた移動
体抽出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に画像処理を用いた移動体抽出方法
には、ある時間間隔をおいて入力された2画像間の差分
をもとに抽出する方法や、あらかじめ移動体の存在しな
い背景画像を記憶しておき、この画像と入力画像の差分
をもとに抽出する方法とがある。しかし、前者の方法で
は移動物体の移動方向の前後の輪郭部しか検出すること
ができず、移動体全体を正確に抽出できない。また、後
者の方法は、背景画像が時間的に変化しなければ移動体
全体をかなり精度よく抽出することが可能であるが、実
際には背景画像は日照変化や天候の変化等により時々刻
々と変化するので、あらかじめ記憶しておいた背景画像
とある時間経過後の背景画像は時間とともに異なったも
のとなる。したがって、入力画像中とあらかじめ記憶さ
れている背景画像との差分から移動体を抽出しようとし
た場合、時間経過に伴って変化した入力画像中に含まれ
る背景部分をも移動体として抽出してしまうという問題
点がある。
【0003】この後者の問題点に対する対策としては、
背景画像を時々刻々更新する方法が種々考えられてい
る。例えば、特開昭62−114064号公報記載の方
法は、入力画像をf(n)、ある時間間隔遅延された背
景画像をg(n−1)とすると、新たに生成される背景
画像g(n)を、 g(n)=A×f(n)+(1−A)×g(n−1) …(1) ただし、0≦A≦1 とするものである。ここでAは定数であり、全ての画素
とも共通である。この方法によると、背景画像の時間的
変化には対処することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、Aを1に近い値に設定すればするほど急
激な背景変化へ追従することが可能であるが、この場
合、入力画像中に含まれる移動物体をも背景画像として
取り込んでしまう(新たに生成される背景画像中に移動
物体が取り込まれてしまう)ため、移動体抽出精度に悪
影響を与えてしまい、うまく移動体を抽出できなくなっ
てしまう。一般的に、移動体を精度よく抽出しようとし
た場合には、Aはできるだけ小さい値にしたほうがよい
が、あまり小さく設定すると、急激な背景変化に追従で
きなくなってしまう。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、背景変化を動きとして検出せずに移動体
のみを精度よく抽出できる移動体抽出方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による移動体抽出
方法は、入力画像と背景画像の差分に対し2値化処理を
施すことによって動きを抽出する際に、入力画像の時間
的変化を抽出し、この検出した変化を用いて2値化処理
のための閾値または背景画像生成を制御するようにした
ものである。
【0007】
【作用】背景画像g(n−1)と入力画像f(n)との
差分に対し2値化処理を施すことによって移動体を抽出
する方法において、日照変化などによって生ずる背景画
像の変化は入力画像の時間的変化として現れる。そこ
で、入力画像の時間的変化を検出し、検出した変化から
背景変化に追従するための、すなわち背景変化を動きと
して抽出しないための上記式(1)におけるAの値およ
び2値化処理の閾値の制約条件を明らかにし、この制約
条件をAあるいは2値化の閾値決定または閾値の制御に
用いることによって、背景変化を動きとして検出せずに
移動体のみを精度よく抽出することが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係わる移動体抽出方法を実施する
ための装置の一実施例を示すブロック図、図2および図
3は背景変化を動きとして検出しないための制約条件を
求める際のグラフである。
【0009】図1において、1は入力画像信号であり、
2は遅延回路9によってある時間間隔遅延された背景画
像信号である。3は入力画像信号1と背景画像信号2か
ら入力画像の時間的変化を検出し、検出結果に基づき乗
算器6のAの値あるいは2値化回路10の閾値を決定あ
るいは制御する制御回路、4は入力画像信号1と背景画
像信号2の差分を算出する減算器、5は減算器4によっ
て算出された差分信号である。6は差分信号5を(1−
A)倍する乗算器、7は(1−A)倍された差分信号を
入力画像信号1から減ずる減算器である。8は減算器7
の出力信号であり、これが新たに生成される背景画像信
号となる。9はこの新たに生成された背景画像信号8を
ある時間間隔遅延するための遅延回路である。さらに1
0は入力画像信号1と背景画像信号2の差分信号5に対
して2値化処理を施す2値化回路、11は2値化回路1
0によ2値化された移動体抽出信号である。
【0010】次に、上記実施例の動作について説明す
る。入力画像信号1とある時間間隔遅延された背景画像
信号2とが減算器4によって減算されて差分信号5とな
る。差分信号5は、乗算器6によって(1−A)倍に減
衰されたのち、入力画像信号1から減じられ、これが新
たな背景画像信号8となる。新たな背景画像信号8は、
遅延回路9によってある時間間隔遅延され、背景画像信
号2となる。また、減算器4の出力信号である差分信号
5は、2値化回路10に入力され、2値化の閾値と比較
することによって動きが抽出され、2値化回路10の出
力信号が移動体抽出信号11となる。制御回路3は、入
力画像信号1と背景画像信号2とから入力画像信号1の
時間的変化量df/dnを算出し、これをもとに乗算器
6の定数Aおよび2値化回路10における2値化の閾値
を決定あるいは制御する。
【0011】次に式(1)におけるAの値および2値化
処理の閾値の制約条件について図2および図3を参照し
て説明する。入力画像信号1としてのf(n)がある時
間間隔毎にdf/dn変化する場合について考える。入
力画像信号1をf(n)とし、背景画像信号2をg(n
−1)とし、その差分信号5をC(n)とすると、差分
信号C(n)は次のようになる。
【0012】 C(n)=f(n)−g(n−1) …(2) 式(1)および式(2)から、次式(3)が求まる。
【0013】
【数1】
【0014】したがって、n→∞とすると、次式(4)
のようになる。 C(∞)=(1/A)df/dn …(4) すなわち、入力画像信号f(n)がある時間間隔毎にd
f/dnだけ変化し続けると、入力画像信号f(n)と
背景画像信号g(n−1)の差分信号C(n)は、十分
な時間が経過するとある一定値に収束することがわか
る。したがって、日照変化などの背景変化によって入力
画像信号f(n)が時間的に変化する場合には、入力画
像信号f(n)の時間的変化量df/dnを検出し、2
値化の閾値C thとAを、 Cth>(1/A)df/dn …(5) を満足するように設定すれば、背景変化を動きとして検
出しない。したがって、入力画像信号f(n)の時間的
変化量df/dnを検出し、上式(5)を満たすように
Aの値および2値化の閾値を決定あるいは制御すること
よって、背景画像信号の時間的変化は動きとして検出せ
ずに、移動体のみを精度よく抽出することができる。
【0015】ここで、上記実施例では、入力画像信号1
の時間的変化を、制御回路3において入力画像信号1と
背景画像信号2とから検出したが、図4に示すように、
制御回路3に遅延回路12を接続して、ある時間間隔を
おいて入力された2入力画像信号から検出するようにし
てもよい。
【0016】以上述べたように、本実施例によれば、背
景画像の変化は動きとして検出しない、すなわち背景変
化に追従しながら移動体のみを検出することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動体検
出方法によれば、入力画像と背景画像の差分に対し2値
化処理を施すことによって動きを抽出する際に、入力画
像の時間的変化を抽出し、この検出した変化を用いて2
値化処理のための閾値または背景画像生成を制御するよ
うにしたので、背景変化に追従しながら移動体のみを検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動体抽出方法を実施するための
装置例を示す概略ブロック図
【図2】同実施例において背景変化を動きとして検出し
ないための制約条件を求める際の特性図
【図3】同実施例において背景変化を動きとして検出し
ないための制約条件を求める際の特性図
【図4】本発明による移動体抽出方法を実施するための
別の装置例を示す概略ブロック図
【符号の説明】
1 入力画像信号f(n) 2 背景画像信号g(n−1) 3 制御回路 4 減算器 5 差分信号C(n) 6 乗算器 7 減算器 8 新たな背景画像信号g(n) 9 遅延回路 10 2値化回路 11 移動体抽出信号 12 遅延回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像と背景画像の差分に対し2値化
    処理を施すことによって動きを抽出する際に、入力画像
    の時間的変化を抽出し、前記検出した変化を用いて2値
    化処理のための閾値または背景画像生成を制御すること
    を特徴とする移動体抽出方法。
JP5008966A 1993-01-22 1993-01-22 移動体抽出方法 Pending JPH06223189A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5008966A JPH06223189A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 移動体抽出方法

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JP5008966A JPH06223189A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 移動体抽出方法

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JPH06223189A true JPH06223189A (ja) 1994-08-12

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ID=11707429

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JP5008966A Pending JPH06223189A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 移動体抽出方法

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02143035U (ja) * 1989-05-10 1990-12-04
JPH0515410A (ja) * 1991-07-12 1993-01-26 Lion Corp 歯ブラシ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02143035U (ja) * 1989-05-10 1990-12-04
JPH0515410A (ja) * 1991-07-12 1993-01-26 Lion Corp 歯ブラシ

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