JP2593052Y2 - 歯ブラシ - Google Patents

歯ブラシ

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JP2593052Y2
JP2593052Y2 JP1992084316U JP8431692U JP2593052Y2 JP 2593052 Y2 JP2593052 Y2 JP 2593052Y2 JP 1992084316 U JP1992084316 U JP 1992084316U JP 8431692 U JP8431692 U JP 8431692U JP 2593052 Y2 JP2593052 Y2 JP 2593052Y2
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JP
Japan
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toothbrush
head
resin
brush
flocking
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JP1992084316U
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JPH0638653U (ja
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孝夫 加藤
益弘 余吾
和俊 遠藤
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Lion Corp
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Lion Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B2200/00Brushes characterized by their functions, uses or applications
    • A46B2200/10For human or animal care
    • A46B2200/1066Toothbrush for cleaning the teeth or dentures

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  • Brushes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、刷毛植毛部の弾性を
改善し、使用感の向上を図った歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の歯ブラシとして
は、例えば、本出願人の出願に係る実開昭63−938
29号公報に記載のものがある。この歯ブラシは、全面
が硬質のプラスチック素材からなる植毛部の一部に凹部
を形成し、この凹部にエラストマ樹脂を埋め込んだもの
であった。このような構成になる歯ブラシは、エラスト
マ樹脂が弾力性を有するため、歯や歯茎に対する刷毛先
端の当たり心地が向上し、また、硬質樹脂が射出成形に
適するため製造も容易になるという利点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記先
願に係る歯ブラシにあっては、ヘッド植毛部の一部に形
成した長方形の凹部にエラストマ樹脂を埋め込んだもの
であったため、この埋め込まれたエラストマ樹脂の底面
が硬質のプラスチック樹脂からなる凹部底面に接してし
まい、埋め込まれたエラストマ樹脂の全体が湾曲するよ
うな状態で撓むということができず、せっかく弾性に優
れたエラストマ樹脂を用いながら、その弾性特性を最大
限に利用することができなかった。また、エラストマ樹
脂からなる植毛部の背面側全面をプラスチック樹脂から
なるヘッド部材によって囲まれているためヘッドが厚く
なってしまうという問題もあった。
【0004】この考案は、上記問題に鑑みてなされたも
ので、歯ブラシヘッドとしての高い剛性を確保しなが
ら、歯ブラシ植毛面のたわみ力を従来のものよりもさら
に大きくするとともにヘッド部を可能な限り薄くし、歯
磨き時における刷毛毛先の当たり心地と操作性をより向
上させ、さらに製造コストも低減することができる歯ブ
ラシを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案は、ハンドルおよびヘッドを有し、ヘッド
に刷毛を植毛した歯ブラシにおいて、前記ヘッドを硬質
樹脂からなる略矩形状の枠部とし、該硬質樹脂からなる
略矩形状の枠部内に、エラストマ樹脂からなる板状の植
毛部をその周縁部においてのみ枠部に当接するように固
着し、該エラストマ樹脂からなる板状の植毛部の背面側
を他の部材で覆うことなく直接外部に露出せしめるとと
もに、該植毛部の表面側に毛束を植毛したものである。
【0006】
【作用】この考案に係る歯ブラシによれば、ヘッドを硬
質樹脂からなる略矩形状の枠部としているので、歯ブラ
シヘッドとしての剛性をこの枠部によって確保すること
ができる。また、この硬質樹脂からなる略矩形状の枠部
内に、エラストマ樹脂からなる板状の植毛部をその周縁
部においてのみ枠部に当接するように固着しているの
で、歯ブラシ植毛面のたわみ力を従来のものよりもさら
に大きくし、歯磨き時における刷毛毛先の当たり心地を
さらに向上させることができる。また、歯ブラシヘッド
部の厚さをより薄くすることができるので、容積の狭い
口腔内における歯ブラシの操作性を向上することができ
るとともに、植毛部と枠部を一体成形によって製造する
ことができるので、歯ブラシの製造コストをさらに低減
することができる。
【0007】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面を参照して説
明する。図1および図2は、この考案の一実施例に係る
歯ブラシを示し、図1が要部の平面図、図2が同要部の
縦断面図である。
【0008】図中、11はヘッドを示し、ヘッド11は
略矩形枠状の枠部12と、この枠部12内に嵌着された
植毛部13とを有する。枠部12はハンドルの首部21
に連続し、これら枠部12およびハンドルが前述したA
S樹脂等の熱可塑性の硬質樹脂から射出成形等によって
一体に成形される。なお、図示は略したが、ハンドル
は、首部21に続く柄部を有している。
【0009】植毛部13は、熱可塑性のエラストマ(E
lastomer)樹脂(TPE)から平板状に成形さ
れ、例えば2色成形法を利用したインサート射出成形に
より枠部12に一体的に溶着される。なお、エラストマ
樹脂はゴムとプラスチックの中間的な硬度と弾性を有す
るもので、具体的には、エステル系熱可塑性エラスト
マ、アミド系熱可塑性エラストマ、ウレタン系熱可塑性
エラストマ、オレフィン系熱可塑性エラストマ、スチレ
ン系熱可塑性エラストマが用いられる。
【0010】また、植毛部13は上述の種々のTPEか
ら構成することができるが、コストの点からはスチレン
系あるいはオレフィン系のTPEから構成することが望
ましい。
【0011】そして、植毛部13には刷毛31を束ねた
毛束が所定間隔で全面に植毛されている。この刷毛31
の植毛は、金属板を用いて刷毛31を固定する通常の方
法でもよいが、植毛部13が柔らかい場合毛束が抜ける
おそれがあるため、特開昭60−241404号公報に
記載されるような刷毛31の束(毛束)の一端部と植毛
部13とを溶融状態で接合固定する方法、あるいは、刷
毛31の毛束を金型内に入れて凸部を射出成形する方法
(特開昭61−268208号、特開平2−50315
0号公報参照)等が好ましい。
【0012】この実施例の歯ブラシは、刷毛31をTP
Eから成る植毛部13に植毛し、この植毛部13をAS
樹脂等の硬質樹脂からなる枠部12に固着してヘッド1
1を構成するため、ヘッド11全体としての剛性を維持
しつつ刷毛31の個々の毛束に柔軟性を付与することが
できる。すなわち、ヘッド11の剛性は枠部12により
維持されるが、毛束31は弾性係数が小さな植毛部13
に植毛されて弾力性が改善される。したがって、この歯
ブラシは、良好なクッション性が得られ、毛束が歯の凹
凸に応じて上下し、高い清掃効果が得られる。
【0013】そして、植毛部13に植毛する刷毛31の
太さ、硬さ、長さおよび形状等は植毛部13と無関係に
設定できる。すなわち、毛束31の柔軟性と刷毛31の
太さ等とをそれぞれ別個に選択することができる。した
がって、歯茎にやさしく、使用感のよい歯ブラシを構成
できる。
【0014】また、枠部12と植毛部13とを例えば2
色成形法を利用したインサート成形により一体成形でき
るため、植毛部13とヘッド12の組み立て加工を不要
とすることができ、接着剤が不要となって安全性を確保
できるとともに、製造コストを低減することができる。
【0015】なお、上述した各実施例においては、ヘッ
ド11とハンドルの首部21とが一体の歯ブラシを例示
するが、この考案はヘッド11とハンドルの首部21等
とが別個に形成され、使用時に嵌め合わせて連結する形
式の歯ブラシにも適用することができる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係る歯
ブラシによれば、ヘッドを硬質樹脂からなる略矩形状の
枠部とし、該硬質樹脂からなる略矩形状の枠部内に、エ
ラストマ樹脂からなる板状の植毛部をその周縁部におい
てのみ枠部に当接するように固着し、該エラストマ樹脂
からなる板状の植毛部の全面に毛束を植毛したので、歯
ブラシヘッドとしての高い剛性を確保しながら、歯ブラ
シ植毛面のたわみ力を従来のものよりもさらに大きくす
ることができる。このため、歯磨き時における刷毛毛先
の当たり心地をさらに向上させることができ、従来の歯
ブラシに比べてより歯茎にやさしく、より使用感の良好
な歯ブラシを提供することができる。
【0017】さらに、エラストマ樹脂からなる板状の植
毛部の背面側を他の部材で覆うことなく直接外部に露出
せしめるようにしたので、歯ブラシヘッド部の厚さをよ
り薄くすることができ、容積の狭い口腔内における歯ブ
ラシの操作性を向上することができるとともに、植毛部
と枠部を一体成形によって製造することができ、歯ブラ
シの製造コストをさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかる歯ブラシの要部の
平面図である。
【図2】同歯ブラシの要部の縦断面図である。
【符号の説明】
11 ヘッド 12 枠部 13 植毛部 21 首部(ハンドル) 31 刷毛(毛束)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルおよびヘッドを有し、ヘッドに
    刷毛を植毛した歯ブラシにおいて、 前記ヘッドを硬質樹脂からなる略矩形状の枠部とし、 該硬質樹脂からなる略矩形状の枠部内に、エラストマ樹
    脂からなる板状の植毛部をその周縁部においてのみ枠部
    に当接するように固着し、 該エラストマ樹脂からなる板状の植毛部の背面側を他の
    部材で覆うことなく直接外部に露出せしめるとともに、
    該植毛部の表面側に毛束を植毛したことを特徴とする歯
    ブラシ。
JP1992084316U 1992-11-13 1992-11-13 歯ブラシ Expired - Lifetime JP2593052Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992084316U JP2593052Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 歯ブラシ

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JP1992084316U JP2593052Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 歯ブラシ

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JPH0638653U JPH0638653U (ja) 1994-05-24
JP2593052Y2 true JP2593052Y2 (ja) 1999-03-31

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ID=13827111

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4356902B2 (ja) * 2006-12-28 2009-11-04 信広 益子 歯ブラシ
JP6544003B2 (ja) * 2015-03-31 2019-07-17 サンスター株式会社 歯ブラシ

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JPS6393829U (ja) * 1986-12-09 1988-06-17
JPH0222117U (ja) * 1988-07-27 1990-02-14

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JPH0638653U (ja) 1994-05-24

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