JP2572428Y2 - 歯ブラシ - Google Patents
歯ブラシInfo
- Publication number
- JP2572428Y2 JP2572428Y2 JP1992091800U JP9180092U JP2572428Y2 JP 2572428 Y2 JP2572428 Y2 JP 2572428Y2 JP 1992091800 U JP1992091800 U JP 1992091800U JP 9180092 U JP9180092 U JP 9180092U JP 2572428 Y2 JP2572428 Y2 JP 2572428Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toothbrush
- brush
- bristle
- teeth
- head
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、歯磨きに用いられる
歯ブラシ、詳しくは、歯頸部を効果的に清掃し、もっ
て、歯槽膿漏を予防することができるようにした歯ブラ
シに関する。
歯ブラシ、詳しくは、歯頸部を効果的に清掃し、もっ
て、歯槽膿漏を予防することができるようにした歯ブラ
シに関する。
【０００２】
【従来の技術】歯ブラシは、周知のように、ハンドルと
一体のヘッドに植毛面を形成し、この植毛面に刷毛を植
毛する。このような歯ブラシは、通常、刷毛を複数の毛
束に束ね、この毛束を植毛面に等間隔で配置している。
一体のヘッドに植毛面を形成し、この植毛面に刷毛を植
毛する。このような歯ブラシは、通常、刷毛を複数の毛
束に束ね、この毛束を植毛面に等間隔で配置している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た歯ブラシにあっては、刷毛の歯に対する接触角度がヘ
ッドの口中への差し込み角度に依存するため、歯頸部、
特に、歯垢が最も付着しやすい歯肉との境界部分を効果
的に清掃することが困難であるという問題があった。こ
の考案は、上記問題に鑑みてなされたもので、歯頸部を
効果的に清掃することができる歯ブラシを提供すること
を目的とする。
た歯ブラシにあっては、刷毛の歯に対する接触角度がヘ
ッドの口中への差し込み角度に依存するため、歯頸部、
特に、歯垢が最も付着しやすい歯肉との境界部分を効果
的に清掃することが困難であるという問題があった。こ
の考案は、上記問題に鑑みてなされたもので、歯頸部を
効果的に清掃することができる歯ブラシを提供すること
を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するめの手段】上記目的を達成するため、
この考案は、ヘッドの植毛面に刷毛を毛束に束ねて植毛
した歯ブラシにおいて、前記毛束の先端を中央部が窪む
凹状に成形するとともに、各毛束の外周側の毛を内側の
毛よりも柔らかくしたものである。
この考案は、ヘッドの植毛面に刷毛を毛束に束ねて植毛
した歯ブラシにおいて、前記毛束の先端を中央部が窪む
凹状に成形するとともに、各毛束の外周側の毛を内側の
毛よりも柔らかくしたものである。
【０００５】
【作用】この考案に係る歯ブラシによれば、毛束の先端
を中央部が窪む凹状に形成されているため、毛束が歯面
に押しつけられると、刷毛の先端部が部分的に外方に変
形する。このため、ヘッドの口中への差し込み角度の如
何にかかわらず歯頸部の歯肉との境界部分などを効果的
に清掃することができ、取れた歯垢は毛束の中央部にか
き寄せられ、良好な歯磨き感が得られる。さらに、前記
外側へ広がった刷毛先端はブラッシングに従って歯と歯
茎の境目や歯周ポケットなどに入り込むが、各毛束の外
周側の毛を内側の毛よりも柔らかくしているため、外側
に広がった刷毛の先端が歯と歯茎の境目や歯周ポケット
などに入り込んでも歯肉や歯を傷めるおそれがほとんど
なくなり、適度な接触感と高い清掃度を同時に得ること
ができる。
を中央部が窪む凹状に形成されているため、毛束が歯面
に押しつけられると、刷毛の先端部が部分的に外方に変
形する。このため、ヘッドの口中への差し込み角度の如
何にかかわらず歯頸部の歯肉との境界部分などを効果的
に清掃することができ、取れた歯垢は毛束の中央部にか
き寄せられ、良好な歯磨き感が得られる。さらに、前記
外側へ広がった刷毛先端はブラッシングに従って歯と歯
茎の境目や歯周ポケットなどに入り込むが、各毛束の外
周側の毛を内側の毛よりも柔らかくしているため、外側
に広がった刷毛の先端が歯と歯茎の境目や歯周ポケット
などに入り込んでも歯肉や歯を傷めるおそれがほとんど
なくなり、適度な接触感と高い清掃度を同時に得ること
ができる。
【０００６】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面を参照して説
明する。図１から図３はこの考案の一実施例にかかる歯
ブラシを表し、図１が歯ブラシの要部の断面図、図２が
同歯ブラシの一部拡大斜視図、図３が使用状態を説明す
るための模式図である。
明する。図１から図３はこの考案の一実施例にかかる歯
ブラシを表し、図１が歯ブラシの要部の断面図、図２が
同歯ブラシの一部拡大斜視図、図３が使用状態を説明す
るための模式図である。
【０００７】図１において、１１はヘッドであり、図示
しないが、ヘッド１１は樹脂の射出成形等により首部お
よびハンドルと一体に成形されている。このヘッド１１
には一側に略長方形状の植毛面１１ａが形成され、この
植毛面１１ａに刷毛１２が複数の毛束１３に束ねられて
植毛されている。
しないが、ヘッド１１は樹脂の射出成形等により首部お
よびハンドルと一体に成形されている。このヘッド１１
には一側に略長方形状の植毛面１１ａが形成され、この
植毛面１１ａに刷毛１２が複数の毛束１３に束ねられて
植毛されている。
【０００８】毛束１３はそれぞれ、柔らかい刷毛１２を
外側に、固い刷毛１２を内側に配置して円形に束ねてな
り、溶着等で植毛面１１ａに固着されている。これら毛
束１３は、図２に詳示するように、中央部の刷毛１２の
毛足が短く、周辺部の刷毛１２の毛足が長く、先端に逆
円錐状の凹部１３ａが形成され、凹部１３ａの環状の周
縁が先鋭化したエッジ状に成形されている。
外側に、固い刷毛１２を内側に配置して円形に束ねてな
り、溶着等で植毛面１１ａに固着されている。これら毛
束１３は、図２に詳示するように、中央部の刷毛１２の
毛足が短く、周辺部の刷毛１２の毛足が長く、先端に逆
円錐状の凹部１３ａが形成され、凹部１３ａの環状の周
縁が先鋭化したエッジ状に成形されている。
【０００９】なお、上述した実施例では、毛束１３の先
端に逆円錐状の凹部１３ａを形成しているが、この考案
は逆円錐状の凹部１３ａに限らず、図４ａに示すような
より深く窪む逆円錐状の凹部２１ａ、また、図４ｂに示
すような断面半円形状の凹部２２ａ、さらに、図４ｃに
示すような断面台形状の凹部２３ａを形成することも可
能である。
端に逆円錐状の凹部１３ａを形成しているが、この考案
は逆円錐状の凹部１３ａに限らず、図４ａに示すような
より深く窪む逆円錐状の凹部２１ａ、また、図４ｂに示
すような断面半円形状の凹部２２ａ、さらに、図４ｃに
示すような断面台形状の凹部２３ａを形成することも可
能である。
【００１０】この実施例にあっては、ヘッド１１を口中
に差し込み歯磨きを行う場合、図３に示すように毛束１
３が歯Ｔに押し付けられると、各毛束１３の刷毛１２の
先端部分が局部的に外側に変形する。このため、毛束１
３の周辺部分の刷毛１２の先端が歯頸部の歯肉との境界
部分に接触し、この境界部分および歯周ポケットを効果
的に清掃することができる。そして、取れた歯垢は毛束
１３の中央の凹部１３ａ内にかき寄せられるため、歯垢
が口中で散乱することがなく、良好な歯磨き感が得られ
る。
に差し込み歯磨きを行う場合、図３に示すように毛束１
３が歯Ｔに押し付けられると、各毛束１３の刷毛１２の
先端部分が局部的に外側に変形する。このため、毛束１
３の周辺部分の刷毛１２の先端が歯頸部の歯肉との境界
部分に接触し、この境界部分および歯周ポケットを効果
的に清掃することができる。そして、取れた歯垢は毛束
１３の中央の凹部１３ａ内にかき寄せられるため、歯垢
が口中で散乱することがなく、良好な歯磨き感が得られ
る。
【００１１】特に、この実施例は、各毛束１３が外側を
柔らかい刷毛１２で、内側を硬い刷毛１２で形成してい
るため、外側に広がった柔らかい刷毛の先端が歯と歯茎
の境目や歯周ポケットなどに入り込んでも歯肉や歯を傷
めるおそれがほとんどなく、適度な接触感と高い清掃度
を同時に得ることができる。また、凹部１３ａの周縁が
先鋭化したエッジ状に成形されているため、歯と歯茎の
境界部分をより効果的に清掃できる。
柔らかい刷毛１２で、内側を硬い刷毛１２で形成してい
るため、外側に広がった柔らかい刷毛の先端が歯と歯茎
の境目や歯周ポケットなどに入り込んでも歯肉や歯を傷
めるおそれがほとんどなく、適度な接触感と高い清掃度
を同時に得ることができる。また、凹部１３ａの周縁が
先鋭化したエッジ状に成形されているため、歯と歯茎の
境界部分をより効果的に清掃できる。
【００１２】そして、この実施例の歯ブラシは次のよう
にして製造することができる。すなわち、先ず、凹部１
３ａが形成されるように刷毛１２を束ね、これら束ねた
刷毛１２の基端を溶着して毛束１３を構成し、あるい
は、毛束１３を構成したのちに凹部１３ａを形成する。
次いで、この毛束１３をヘッド１１に植毛して製造され
る。そして、このヘッド１１への植毛は、特開昭６０−
２４１４０４号公報に記載される熱融着による方法、ま
た、特開昭６１−２６８２０８号公報や特開平２−５０
３１５０号公報に記載されるような毛束１３を金型内に
入れてヘッド１１を射出成形する方法等によって行われ
る。
にして製造することができる。すなわち、先ず、凹部１
３ａが形成されるように刷毛１２を束ね、これら束ねた
刷毛１２の基端を溶着して毛束１３を構成し、あるい
は、毛束１３を構成したのちに凹部１３ａを形成する。
次いで、この毛束１３をヘッド１１に植毛して製造され
る。そして、このヘッド１１への植毛は、特開昭６０−
２４１４０４号公報に記載される熱融着による方法、ま
た、特開昭６１−２６８２０８号公報や特開平２−５０
３１５０号公報に記載されるような毛束１３を金型内に
入れてヘッド１１を射出成形する方法等によって行われ
る。
【００１３】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係る歯
ブラシによれば、毛束の先端を中央部が窪む逆円錐状に
成形したため、毛束が歯に押し付けられると、毛束の周
辺の刷毛の先端部分が局部的に変形し、歯頸部の歯肉と
の境界部分や歯周ボケット等を効果的に清掃することが
できるという効果が得られる。さらに、各毛束の外周側
の毛を内側の毛よりも柔らかくしたため、外側に広がっ
た柔らかい刷毛の先端が歯と歯茎の境目や歯周ポケット
などに入り込んでも歯肉や歯を傷めるおそれがほとんど
なく、適度な接触感と高い清掃度を同時に得ることがで
きる。
ブラシによれば、毛束の先端を中央部が窪む逆円錐状に
成形したため、毛束が歯に押し付けられると、毛束の周
辺の刷毛の先端部分が局部的に変形し、歯頸部の歯肉と
の境界部分や歯周ボケット等を効果的に清掃することが
できるという効果が得られる。さらに、各毛束の外周側
の毛を内側の毛よりも柔らかくしたため、外側に広がっ
た柔らかい刷毛の先端が歯と歯茎の境目や歯周ポケット
などに入り込んでも歯肉や歯を傷めるおそれがほとんど
なく、適度な接触感と高い清掃度を同時に得ることがで
きる。
【図１】この考案の一実施例にかかる歯ブラシの要部の
断面図である。
断面図である。
【図２】同歯ブラシの一部拡大斜視図である。
【図３】同歯ブラシの使用状態を説明するための模式図
である。
である。
【図４】ａ，ｂ，ｃがそれぞれこの考案の他の実施例に
かかる歯ブラシの要部の断面図である。
かかる歯ブラシの要部の断面図である。
１１ ヘッド １１ａ 植毛面 １２ 刷毛 １３ 毛束 １３ａ 凹部 ２１ａ 凹部 ２２ａ 凹部 ２３ａ 凹部
Claims (1)
- 【請求項１】 ヘッドの植毛面に刷毛を毛束に束ねて植
毛した歯ブラシにおいて、前記毛束の先端を中央部が窪
む凹状に成形するとともに、各毛束の外周側の毛を内側
の毛よりも柔らかくしたことを特徴とする歯ブラシ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992091800U JP2572428Y2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 歯ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992091800U JP2572428Y2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 歯ブラシ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0650530U JPH0650530U (ja) | 1994-07-12 |
| JP2572428Y2 true JP2572428Y2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=14036699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992091800U Expired - Fee Related JP2572428Y2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 歯ブラシ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2572428Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4688344B2 (ja) * | 2001-05-24 | 2011-05-25 | 花王株式会社 | 歯ブラシ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3820372C2 (de) * | 1988-06-15 | 1997-07-24 | Coronet Werke Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Borstenwaren |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP1992091800U patent/JP2572428Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0650530U (ja) | 1994-07-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |