JPH0298310A - 歯刷子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は歯刷子、殊に基台に植毛されたブリスルに関す
るものである。

【従来の技術】

歯刷子は、歯牙表面に付着している歯垢を効率よく除去
することができるように、その材質や形状等が工夫され
ているが、近年、このような歯垢除去作用だけでなく、
歯茎に対するマツサージ作用という点にも着目し、この
マツサージ作用を考慮したものが提供されている。 たとえば実開昭６１−９７９２３号公報には、各ブリス
ルの先端を球状に形成するとともに、これらブリスルの
長さを均一とせずに、ばらつきを持たせたものが示され
ている。この歯刷子においては、各ブリスル先端の球状
部が歯垢のかき取り作用を発揮するために、歯垢除去作
用が大きくなり、また歯茎に対して接触するのは長さの
長いブリスルが主となるために、歯茎に対する刺激が少
ないという特徴を有している。

【発明が解決しようとする課題】

しかし、すべてのブリスルの先端が球状とされている歯
刷子では、第１０図に示すように、歯６と歯６の間の奥
深くにブリスル２先端の球状部２０が入り難く、この部
分にたまっている歯垢７を除去することが困難であると
いう問題を有している。 本発明はこのような点に居み為されたものであり、その
目的とするところは歯茎に対するマツサ−ジ効果に優れ
る上に、歯と歯の間の奥深くにある歯垢の除去も確実に
なされる歯刷子を提供するにある。

【課題を解決するための手段】

しかして本発明は、先端が球状に形成されたブリスルと
、先端が丸くされたブリスルとが基台に混在植毛されて
いることに特徴を有している。 ［作用］ 本発明によれば、先端が丸くされたブリスルが歯と歯の
間に入り込んで、この部分の歯垢の除去を行うものであ
り、また先端が球状とされたブリスルが歯の表面の歯垢
の除去及び歯茎のマツサージに優れた効果を発揮する。 ［実施例］ 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、この
歯刷子は、第３図に示す基台３と、基台３に形成されて
いる植毛孔３０に植毛された２種のブリスル１．２とか
ら構成されている。両種のブリスル１，２は、基台３に
混在した状態で植毛されるわけであるが、ブリスル１は
その先端の角が丸められただけのものであるのに対して
、ブリスル２はその先端に球状部２０が形成されたもの
となっている１球状部２０の形状としては、第２図（ａ
）（ｂ）　（ｃ）に示すように、完全な球形のほか、涙
滴状や球を押し潰した形状等であってもよい。 このように先端が丸くされたブリスル１と５先端が球状
とされたブリスル２とが混在している歯刷子では、これ
を用いて歯磨きを行う時、ブリスル２先端の球状部２０
が歯の表面の歯垢をかき取るために、歯垢除去作用に優
れる上に、歯茎に対する当たりが柔らかくなるために、
歯茎のマツサージ効果においても優れた効果を発揮する
ものであり、そして先端が丸くされたブリスル１は、歯
と歯の間の奥にまで入り込んで、この歯と歯の間にある
歯垢の除去について良好な結果をもたらす。 両種のブリスル１．２を植毛するにあたっては、第４図
に示すように、球状部２０を備えたブリスル２を、先端
が丸くされているブリスル１よりも少し長くなるように
しておけば、歯茎に対する当たりが更に柔らかくなる上
に、ブリスル２の球状部２０が隣接するブリスル１に当
たることがなくなるために、毛先が広がってしまうこと
がなくなる。 また、第５図に示すように、球状部２０を先端に備えた
ブリスル２をブリスル１よりも細くしておけば、ブリス
ル２がたわみやすくなるために、歯茎に対する刺激が更
に少なくなる上に、歯と歯の間にブリスル１先端が入り
込むことが更に容易となることから、歯と歯の間の奥に
ある歯垢の除去能力が高くなる。 上記２種のブリスル１．２を備えた歯刷子は、第６図に
示すように、両ブリスル１．２を一体に形成しておき、
この中央部を基台３に植毛することによって、容易に得
ることができる。また、第４図に示したブリスル２の長
さがブリスル１よりも長いものは、第７図に示すように
、両端に球状部２０．２０を備えたブリスル２と、この
ブリスル２よりも短く且つ両端が丸くされたブリスル１
との両者の各中央部を基台３に植毛することによって容
易に得ることができる。 更に、基台３への植毛にあたっては、第８図に示すよう
に、球状部２０を備えたブリスル２が、基台３の外側に
並ぶようにしておくと、どのように歯刷子を動かす場合
にも、歯茎に当たるのが球状部２０を備えたブリスル２
が主となるために、ブラッシングによるマツサージ効果
が高くなる。 尚、このような歯刷子は、いわゆる電動歯刷子の形態を
もつものであってもよい。第９図はこの電動歯刷子の一
例を示すもので、ここにおける電動歯刷子は、その本体
８から突出するとともに、往復回動と軸方向の往復運動
とがスイッチ８３の操作によって選択的になされる出力
軸８１に、基台３が着脱自在となっている。図中８２は
本体８が内蔵する蓄電池への充電のための充電器である
。

【発明の効果】

以上のように本発明においては、先端が球状に形成され
たブリスルと、先端が丸くされたブリスルとを基台に混
在植毛していることから、先端が球状とされたブリスル
が歯の表面の歯垢の除去及び歯茎のマツサージに優れた
効果を発揮する上に、この先端が球状となっているブリ
スルでは除去することが困難な歯と歯の間の奥にある歯
垢は、先端が丸くされたブリスルが歯と歯の間に入り込
んで除去してしまうものであって、歯垢の除去及び歯茎
のマツサージについて共に優れた効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の側面図、第２図（ａ）〜（ｃ
）は球状部の形状例を示す拡大側面図、第３図（ａ）　
（ｂ）は基台の平面図と側面図、第４図は他の実施例の
側面図、第５図は更に他の実施例の側面図、第６図及び
第７図は夫々基台に植毛されるブリスルの例を示す側面
図、第８図は基台への植毛状態を示す平面図、第９図は
電動歯刷子として構成した場合の一例を示す斜視図、第
１０図は従来例の問題点を示す説明図であって、１．２
はブリスル、３は基台、２０は球状部を示す。 代理人　弁理士　石　１）長　七 第４図 第５図 第６図 第７図 第２図 第３図 （ｂ） 第８図 ２・・・ブリスル

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）先端が球状に形成されたブリスルと、先端が丸く
   されたブリスルとが基台に混在植毛されていることを特
   徴とする歯刷子。
2. （２）先端が球状に形成されたブリスルが、先端が丸く
   されたブリスルよりも長くされていることを特徴とする
   請求項１記載の歯刷子。