JP2532744Y2 - 歯ブラシ - Google Patents

歯ブラシ

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JP2532744Y2
JP2532744Y2 JP1991073237U JP7323791U JP2532744Y2 JP 2532744 Y2 JP2532744 Y2 JP 2532744Y2 JP 1991073237 U JP1991073237 U JP 1991073237U JP 7323791 U JP7323791 U JP 7323791U JP 2532744 Y2 JP2532744 Y2 JP 2532744Y2
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JPH0521728U (ja
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信雄 石橋
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信雄 石橋
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、歯ブラシに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の歯ブラシは、図9に示すように、
植毛基部11の表面14にいくつかの円状の小穴16を設け、
その小穴16内にブラシ毛15の基端部17を固着し、数本ず
つ束をなして突出させ、毛束18を形成させていると共
に、前記毛束18の先端部19を半球状に丸くカットさせて
いるものであった。
【0003】歯ブラシで歯を磨く正しい方法は、ブラシ
毛15の先端部19を左右上下に動かして摩擦するのではな
く、歯にブラシ毛15の先端部19を固定させ、その上で、
歯ブラシ本体13を振動させて磨き、次に、ブラシ毛15の
先端部19の固定場所を移動させて前記作業を繰り返し、
全体を磨いていくものである。
【0004】
【考案が解決ようとする課題】ところが、上記の従来の
歯ブラシでは、前記小穴16間にはブラシ毛15がないの
で、歯と接触固定できる部分が少なく、特に歯と歯茎の
間の歯垢等を一回の固定で確実に除去することはできな
かった。
【0005】また、製造上、植毛基部11の表面14に円状
の小穴16を設けることにも、その穴16にブラシ毛15を植
設させることにも、かなりの時間を要し、製造効率が大
変悪かった。
【0006】さらに、従来の歯ブラシを使用するに際し
ては、図10及び図11に示すように、歯ブラシを振動
させるたびに、前記小穴16の縁部19と、毛束18の外周部
20に相当するブラシ毛15とが接触し、その縁部19に沿っ
てブラシ毛15が徐々に折れ曲がっていき、短期間でブラ
シ毛15が毛束18単位で放射状に開いてしまう。
【0007】前記のようにブラシ毛15が開いてしまった
歯ブラシを長く使用するとかえって歯茎等を傷める原因
となりかねないので、すぐに取り替える必要があり、経
済的でなかった。
【0008】そこで、本考案では製造が簡単で、しかも
長期間に渡って確実、且つ安全に使用することができる
歯ブラシを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、次の技術的手段を講じる。
【0010】即ち、植毛基部1 と把持部2 とを一体に備
える歯ブラシ本体3 と、その植毛基部1 の表面4 に植設
させたブラシ毛5 とから構成されている歯ブラシにおい
て、前記植毛基部1 の表面4 に、その長手方向に亘っ
て、数列の凹溝6 が幅方向に 複数個並ぶように設けら
れ、その凹溝6 を多数のブラシ毛5 の基端部7 で充填
させるように、凹溝6 内に多数のブラシ毛5 の基端部
7 が密に並べて固着されて、多数のブラシ毛5 を凹溝
6 に沿って密に配置してなる毛条体8 が幅方向に複数個
並ぶように複数列形成され、前記植毛基部1 の少なくと
も幅方向両端に設けられた毛条体8 の先端部9 の幅方向
の断面が半円状に形成され、かつ長手方向の凸条部を幅
方向に波形に並べて複数個形成するように、複数列の毛
条体8 の先端部9 が、幅方向全長に亘って連続した凹凸
状に形成されている。
【0011】
【作用】本考案の歯ブラシは、ブラシ毛の基端部が植毛
基部の表面に、その長手方向に亘って設けられた数列の
凹溝内で植設固着され、数列の毛条体をなして構成され
ているので、前記ブラシ毛が植毛基部の長手方向に折れ
ていくことは殆どなく、長期間使用してもブラシ毛は放
射状に開くことはない。
【0012】また、たとえ毛条体の外周部に相当するブ
ラシ毛の基端部が植毛基部に設けられた凹溝の縁に接触
しても、前記植毛基部の少なくとも幅方向両端に植設さ
れた毛条体の先端部が、幅方向断面で半円状に丸く滑ら
かにカットされているので、歯の表面にブラシ毛の先端
部がうまくフィットし、ブラシ毛の折れを緩和してくれ
る。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づき本考案を詳述する。
【0014】本考案に係る歯ブラシは、図1〜図4で示
すように植毛基部1 と把持部2 とを一体に備える歯ブラ
シ本体3 と、その植毛基部1 の表面4 から植設されたブ
ラシ毛5 とから構成されている。
【0015】前記植毛基部1 の表面4 には、その長手方
向に亘って、3列の凹溝6 を同間隔に設け、その凹溝6
内で前記ブラシ毛5 の基端部7 を植設固着して3列の毛
条体8 を形成させている。
【0016】これによって、ブラシ毛5 (毛条体8 )の
先端部9 が歯と接する面積が増加し、いっぺんに多くの
歯を磨くことができるし、特に歯と歯茎の間の歯垢等を
一回の固定で確実に除去することができる。
【0017】また、ブラシ毛5 は植毛基部1 の長手方向
に折れていくことは殆どないので、長期間使用してもブ
ラシ毛は放射状に開くことはなく、長期間の使用が可能
になる。
【0018】更に、植毛基部1 凹溝6 を鋳型成形にて簡
単につくることができるので、歯ブラシ本体3 の成形に
も時間がかからないし、ブラシ毛5 の基端部7 の植設固
着もかなり簡単になる。
【0019】本考案に係る歯ブラシは、更に前記毛条体
8 の先端部9 が、その幅方向の断面が半円状に丸く滑ら
かにカットされている。
【0020】従って、本考案の歯ブラシを使用する際
は、歯の表面にブラシ毛5 の先端部9がうまくフィット
し、特に歯と歯間に溜まっている歯周病菌等を完全に除
去することができる。
【0021】また、毛条体8 の周端に相当するブラシ毛
5 の基端部7 が凹溝6 の縁に接触しても、前記毛条体8
先端部9 の半円状カットが、それを緩和してくれるの
で、たとえかなりの力を入れて歯磨きをしたとしても、
短期間でブラシ毛が全方向に開いてしまうことはない。
【0022】前記毛条体8 の数に特に限定はなく、例え
ば、図5〜図7に示すように、4列の凹溝6 を同間隔
(図5及び図6参照)に設けたり、真ん中の間隔だけ狭
くして(図7参照)設け、その凹溝6 内に前記ブラシ毛
5 の基端部7 を固着して4列の毛条体8 を形成させても
よく、植毛基部1 の大きさ、即ち使用する人の歯や口の
大きさに合わせて適宜選択するとよい。
【0023】なお、この場合、図5で示すように、各々
の毛条体8 の先端部9 を半円状にカットさせても、また
図6及び図7に示すように中2列の毛条体8 を合わせ
て、その先端部9 を半円状にカットさせてもよい。
【0024】また、上述のように毛条体8 の数の調整だ
けでなく、毛条体8 の幅をそれぞれ変え、例えば図8に
示すように中1列のみ広くしたりしてもよい。
【0025】
【考案の効果】本考案の歯ブラシは、 植毛基部1 の表
面4 に、その長手方向に亘って、数列の凹溝6 が幅方向
に複数個並ぶように設けられ、その凹溝6 を多数のブ
ラシ毛5 の基端部7 で充填させるように、凹溝6 内に
多数のブラシ毛5 の基端部7 が密に並べて固着されて、
多数のブラシ毛5 を凹溝6 に沿って密に配置してなる
毛条体8 が幅方向に複数個並ぶように複数列形成されて
いるので、ブラシ毛5 が植毛基部1 の長手方向に折れて
いくことは殆どなくなるし、たとえ幅方向で凹溝6 の縁
に接触するブラシ毛5 があっても、毛条体8 先端部のカ
ットが、それを緩和し、短期間でブラシ毛5 が全方向に
開いてしまうことはあり得ない。
【0026】更に、本考案の歯ブラシは、製造上、特に
ブラシ毛5 の凹溝6 内での植設固着が簡単にでき、製造
作業の能率が大変良くなる。また、長手方向の凸条部を
幅方向に波形に並べて複数個形成するように、複数列の
毛条体8 の先端部9 が、幅方向全長に亘って連続した凹
凸状に形成されているので、歯の表面に毛条体8 の先端
部9 の凸条部をうまくフィットさせて少ない固定回数で
確実に磨き上げることができるし、歯ブラシを横に向け
て毛条体8 の先端部9 を上下に動かして前歯を磨く際
に、毛条体8 の先端部9 の凸条部を前歯の縦筋に沿って
上下方向に摺動させることにより前歯の歯垢等を効果的
に取ることができ、またこの際に歯茎に対して毛条体8
の先端部9 の凸条部を柔らかくフ ィットさせて歯槽膿漏
の人の歯茎でも該歯茎を傷めずにソフトなあたりで歯垢
等を確実に除去して歯をよく磨くことができる。さら
に、奥歯等の歯が噛み合う部分には複数の筋状の凹みが
あるが、この複数の筋状の凹みに毛条体8 の先端部9の
凸条部を確実に挿入できて、この複数の筋状の凹み部分
でも毛条体8 の先端部9 の凸条部を使って続けざまにか
つ効果的に磨くこともでき、その実用的効果は著大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部省略斜視図である。
【図2】同上面図である。
【図3】同断面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図7】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図8】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図9】従来例を示す一部省略斜視図である。
【図10】従来例を示す断面図である。
【図11】従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 植毛基部 5 ブラシ毛 6 凹溝 7 基端部 8 毛条体 9 先端部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植毛基部(1) と把持部(2) とを一体に備
    える歯ブラシ本体(3) と、その植毛基部(1) の表面(4)
    に植設させたブラシ毛(5) とから構成されている歯ブラ
    シにおいて、 前記植毛基部(1) の表面(4) に、その長手方向に亘っ
    て、数列の凹溝(6) が幅方向に複数個並ぶように設けら
    れ、その凹溝(6) を多数のブラシ毛(5) の基端部(7)
    で充填させるように、凹溝(6) 内に多数のブラシ毛
    (5) の基端部(7) が密に並べて固着されて、多数のブラ
    シ毛(5) を凹溝(6) に沿って密に配置してなる毛条体
    (8) が幅方向に複数個並ぶように複数列形成され、前記
    植毛基部(1)の少なくとも幅方向両端に設けられた毛条
    体(8) の先端部(9) の幅方向の断面が半円状に形成さ
    れ、かつ長手方向の凸条部を幅方向に波形に並べて複数
    個形成するように、複数列の毛条体(8) の先端部(9)
    が、幅方向全長に亘って連続した凹凸状に形成されてい
    ることを特徴とする歯ブラシ。
JP1991073237U 1991-09-11 1991-09-11 歯ブラシ Expired - Lifetime JP2532744Y2 (ja)

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JP1991073237U JP2532744Y2 (ja) 1991-09-11 1991-09-11 歯ブラシ

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JPH0521728U JPH0521728U (ja) 1993-03-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS55114241U (ja) * 1979-02-06 1980-08-12
JPS5697034U (ja) * 1979-12-24 1981-08-01
BE895960A (fr) * 1983-02-21 1983-08-22 Argembeau Etienne D Perfectionnements aux brosses a dents
JPS6031533U (ja) * 1983-08-08 1985-03-04 バンドー化学株式会社 防振支持具

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JPH0521728U (ja) 1993-03-23

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