JP2560115Y2 - コロニヤル屋根用雪止め金具 - Google Patents

コロニヤル屋根用雪止め金具

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JP2560115Y2
JP2560115Y2 JP1991011142U JP1114291U JP2560115Y2 JP 2560115 Y2 JP2560115 Y2 JP 2560115Y2 JP 1991011142 U JP1991011142 U JP 1991011142U JP 1114291 U JP1114291 U JP 1114291U JP 2560115 Y2 JP2560115 Y2 JP 2560115Y2
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snow stopper
roof
snow
tongue piece
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Inventor
正守 岩崎
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ニイガタ製販株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はコロニヤル屋根用雪止め
金具の分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来ひっかけ金具として実願平1−48
480号(実開平2−139239号)のマイクロフィ
ルムのものと、雪止金具として実願昭49−15549
2号(実開昭51−80926号)のマイクロフィルム
のものが開示されている。
【0003】前記実願平1−48480号(実開平2−
139239号)のマイクロフィルムのひっかけ金具
は、補強リブ6がひっかけ2からリブ4の方向に、平行
状に2本突設されており、吹き付けた雨水がひっかけ2
の方向に浸入するおそれがあった。さらにリブ4の高さ
は雪止めには適さない形状であった。
【0004】さらに前記実願昭49−155492号
(実開昭51−80926号)のマイクロフィルムの雪
止金具は、前記ひっかけ金具のひっかけ2と、補強リブ
がない形状であり、コロニヤル屋根用として適さない形
状であった。
【0005】
【本考案が解決しようとする問題点】しかるに本考案の
雪止め金具においては、屋根材が下地板材に対し全部葺
き込まれた後でも、重なり合っている屋根材の隙き間か
ら挿し込み、挿し込み後手前方向に引いてやると、雪止
め金具は若干前方に引き出されながら該金具を構成して
いる打ち抜き部材の傾斜状の舌片が、下方に位置してい
る屋根材の端縁部より、屋根材と下地板材との間にもぐ
り込み引掛って容易に抜けない状態にする等して施工せ
しめ、雪止め金具の取り着け作業と、屋根材の葺き上げ
作業を従来のものに比し著しく良好にしたものである。
【0006】さらに本考案の雪止め金具は、前述とは異
なって、既存のコロニヤル用屋根材が葺き上げられて完
了した後でも、重なり合っている両屋根材の間の隙き間
より挿し込み、所定の深さまで挿入した後、前記金具を
若干手前方向に引いてやると、下方の屋根材と屋根材下
方の下地材との間に前記の舌片がもぐり込んで確実に引
掛り、前記金具が不意には離脱しないようにしたもので
ある。
【0007】また本考案の雪止め金具は、雨水が吹き付
けても、突出形状にして、且∨形状のリブによって、雨
水が前記金具の後方端部方向に浸入するのを阻止するこ
とができるようにした。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本考案は、所定の幅員
を有し、且細長形状の金属板製基板部の前方端部には、
所定の高さで垂直状に折曲して係止部を形成し、他方前
記基板部の後方端部寄りの内側部に、後方端部側を基部
として、下方向に傾斜状に飛出する舌片を形成すると共
に、前記基板部を構成する左側端縁部と右側端縁部との
間に、前記係止部方向よりみて∨形状の突出形状リブを
所定間隔おきに形成せしめたことを特徴とするコロニヤ
屋根用雪止め金具である。
【0009】
【作用】本考案の作用を説明すると以下のとおりであ
る。
【0010】第1に屋根下地板材に例えばコロニヤル用
屋根材が葺き上げられた後、本考案品の雪止め金具を構
成している基板部の後方端部を、所定個所の重なり合っ
ている屋根材の隙き間より所定の深さまで挿し込んであ
る。
【0011】しかる後、基板部の前方端部の係止部をつ
かみ、手前方向に引いてやると、傾斜状に飛出している
舌片の先端部が、下方の屋根材と屋根下地板材との間に
もぐり込んで行き基板部の前進をストップさせる。
【0012】上記のように舌片の基部が基板部を起点に
して、下方へ展開角度を漸次大にして傾斜しているの
で、前記金具を所定の深さまで侵入させた後、反対に手
前方向に引いてやると、前記の舌片の先端部が下方の屋
根材と下地板材との間に確実にもぐり込んで、前記金具
の下方屋根材に対する引掛りを確実にする。従って一旦
舌片が下方屋根材の下方に挿し込まれゝば、前記金具を
手前方向に強く引張っても離脱しない。
【0013】以上のような手順で雪止め金具を重なり合
っている屋根材の間に、所定間隔置きに舌片を介して引
掛けてやる。
【0014】そして、雪止め金具の引掛け作業が終了し
たら、雪止めアングルを前記金具を構成している垂直状
の係止部に容易に離脱しないように取着してやる。
【0015】上述のように、装着された雪止めアングル
に積雪による荷重がかゝっても、前記の雪止め金具が、
舌片のもぐり込みによる引掛りによって確実に正常な位
置を保持しているがために、前記金具は、余り揺動する
ことがなく、雪止めアングルを確実に係止させている。
【0016】さらに舌片の基部が、平面状の基板部の軸
線方向に対し、直角状にして、しかも直線状に折曲して
いるので、下方屋根材と下地板材との間にもぐり込んだ
とき、下方屋根材の端縁部に舌片の基部が密着した状態
となって係止される。従って雪止めアングルを取着した
際に、雪止め金具の揺動はきわめて少なくなる。
【0017】また前記雪止め金具を取付けた後、雨水が
吹き付けられ浸入しようとすると、∨形状のリブによっ
て、その浸入が阻止される。
【0018】
【実施例】第1図は本考案の屋根用雪止め金具の第1実
施例を示す斜面図、第2図は同金具の第2実施例を示す
斜面図、第3図は同金具の第3実施例を示す斜面図であ
る。
【0019】1は主として金属板製の屋根用雪止め金具
aを構成する所定の幅員を有し、且細長形状の金属板製
基板部であり、この基板部1の前方には、所定の高さに
して、且垂直状に折曲する係止部2を形成する。3は係
止部2に形成の小孔、4は前記平板状の基板部1に形成
の小孔である。5は前記基板部1の後方端部寄りの内側
部に後方端部側を基部6として、基板部1に対し下方向
に傾斜状に飛出するように形成した引掛け舌片である。
7は舌片5の形成によって開けられた窓孔である。そし
てこの舌片5は、第1、第2、第3図々示と異って、別
部材を予め別設しておき、後方端部寄りに熔着させても
よい。
【0020】そして前記舌片5は、基部6を、雪止め金
具aの軸線方向に対し、直角状となるように形成する。
【0021】第1、第2、第3図のように舌片5を打ち
抜き工法によって形成すると、使用前において傾斜状に
飛出させることなく、基板部1のフラット面と同程度に
しておき、使用の段階で始めて傾斜させてもよい。
【0022】そして舌片5を下方に飛出させ傾斜させる
と、前記雪止め金具aが薄い金属板製なので、基部6が
直線状になる。このように基部6が直線状となることに
よって、屋根材の端縁部8に沿って、密着状態で引掛る
機能を有している。
【0023】また基板部1の後方端部は、第2図々示の
如く基板部1に対し折曲する段部9を形成してもよい。
このように形成する雪止め金具aは、葺き上げられてい
る屋根材の形状に応じて使用するものである。10は基
板部1に設けた突出状にして、且∨形状の補強用リブで
ある。
【0024】第4図はコロニヤル用屋根板材11をもっ
て葺いた屋根bの一部切欠斜面図である。本考案の雪止
め金具aが使用される屋根材11の種類については、限
定しない。12は重なり合っている屋根材11の間に挿
し込み引掛けた雪止め金具aに取着した雪止めアングル
である。
【0025】上記の雪止め金具aの多数枚を積重させる
ときは、舌片5を窓部7内に挿入された状態にしながら
行うようにする。そして工事のため使用させるときは、
手指で舌片5の上方から押圧、第1、第2、第3図々
示のように傾斜状に飛出させればよい。
【0026】
【効果】本考案は以下のような効果を奏する。
【0027】雪止め金具を構成する基板部の後方端部寄
りの内側に、水平状の基部が後方端部側となるように切
り込みを入れて打ち抜き形成した舌片を、基板部の下方
に傾斜状に飛出させた状態となしたまゝ、重なり合って
いる屋根材の隙き間に容易に挿入させ、しかも挿入した
後雪止め金具を若干前方に引いてやると、傾斜状に飛出
している舌片の先端部が、重なり合っている下方屋根材
の端縁部に引掛り係止するか、あるいは下方屋根材と下
地板材との間に形成されている隙き間に舌片の先端部が
一定の長さだけもぐり込んで引掛りストップするように
したので、屋根材、殊にコロニヤル用屋根材の葺き上げ
施工時に、一々雪止め金具を下地板材等に釘止めする作
業を解消し、屋根材が葺き終った後に雪止め金具の取付
け作業ができ、従って作業能率が従来の雪止め金具の取
付け作業能率に比し著しく作業性を良好にせしめるに至
った利点を有している。
【0028】さらに本考案の雪止め金具は、突出状にし
て、且∨形状の補強リブを複数形成して、雨水が吹き付
けられても、前記補強リブによって雨水が外側方にはじ
きとばされて浸入が阻止できる利点を有している。
【0029】また本考案の雪止め金具は、不使用時には
舌片を傾斜状に飛出させることなく、窓孔内に挿入させ
ることができるので、他物に引掛ったり、あるいは空間
の占拠率も減少せしめて整理整頓がしやすい利点をも併
有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案屋根用雪止め金具の第1実施例を示す斜
面図である。
【図2】同第2実施例を示す斜面図である。
【図3】同第3実施例を示す斜面図である。
【図4】同金具の使用状態を示す屋根の一部切欠斜面図
である。
【図5】第4図の屋根の一部切欠縦断面図である。
【符合の説明】
a・・・雪止め金具 1・・・基板部 2・・・係
止部 3、4・・・小孔 5・・・舌片 6・・・基部
7・・・窓孔 8・・・端縁部 9・・・段部 10・・・リブ
11・・・屋根材 b・・・屋根 12・・・雪止めアングル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の幅員を有し、且細長形状の金属板製
    基板部の前方端部には、所定の高さで垂直状に折曲して
    係止部を形成し、他方前記基板部の後方端部寄りの内側
    部に、後方端部側を基部として、下方向に傾斜状に飛出
    する舌片を形成すると共に、前記基板部を構成する左側
    端縁部と右側端縁部との間に、前記係止部方向よりみて
    ∨形状の突出形状リブを所定間隔おきに形成せしめたこ
    とを特徴とするコロニヤル屋根用雪止め金具。
JP1991011142U 1991-02-07 1991-02-07 コロニヤル屋根用雪止め金具 Expired - Lifetime JP2560115Y2 (ja)

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JPH04101429U JPH04101429U (ja) 1992-09-02
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