JP2559906Y2 - 重量測定装置付車輌 - Google Patents

重量測定装置付車輌

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JP2559906Y2
JP2559906Y2 JP1993041941U JP4194193U JP2559906Y2 JP 2559906 Y2 JP2559906 Y2 JP 2559906Y2 JP 1993041941 U JP1993041941 U JP 1993041941U JP 4194193 U JP4194193 U JP 4194193U JP 2559906 Y2 JP2559906 Y2 JP 2559906Y2
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勝己 戸谷
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、業務用および自家用に
用いられるトラックやワゴン等の荷物を運搬する車輌の
改善に係り、詳しくは、該車輌に積載物の重量を測定し
得る重量測定装置を設け、積載重量を容易に目視できる
ようにした重量測定装置付車輌に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、産業の発展と共にますます多くの
荷物運搬用トラック等の車輌が走行するようになってい
るが、特に業務用などの場合、企業側や雇用者側とも
に、営利を追求したり早期に業務を終了させようとする
がために制限速度を守らなかったり、積載重量を超過し
たりするなどの違法行為を続発する傾向があり、これら
が大きな社会問題となっている。
【0003】例えば、積載量が道路交通法で制限されて
いる規定量を超過した場合においては、罰金等の制裁処
置が課せられる事は勿論であるが、安全上において、車
輌走行中のハンドル操作が困難となり、軽微なことでも
運転者の対応が遅れ、該荷重の超過が起因する事故を誘
発する危険性が非常に高くなる。
【0004】また運転者も、過重積載の違法性に気づい
て運転走行しているため、警官等による取締りに神経を
使い、精神的疲労及び精神不安定となり、安全運転への
配慮が疎かになりやすくなる。
【0005】更に過重積載を繰り返し行い走行した場合
にも、頻繁なブレ−キ操作が起因して、ペ−パ−ロック
現象やフェ−ド現象を起こし易く、車輌各部の消耗及び
故障が早期化し、不経済であると共に物理的にも事故の
危険性が増大する事は既に周知である。
【0006】ところで、制限速度の超過による危険性に
ついては、車輌に取付けられた速度メータにより確認で
き、更に取締る側としても種々の測定装置が開発され使
用されているので特に問題ないのであるが、積載量につ
いては、このような装置及び対策が遅れているため、過
重積載による事故の増加問題は、未だ未解決の状態であ
る。
【0007】特に、荷重積載で危険な化学薬品や燃料を
運搬して事故が発生した場合には、大災害につながる危
険性が高いため、このような場合の荷重積載は、尚更防
止する必要がある。
【0008】しかしながら、現状においては、積載量を
管理する事は略不可能な状態であり、警官等が取締を行
う際においても、現場ではその荷重物の車輌からの突出
長さを測定する積み荷長さの取締りを行う程度しかでき
ず、重量においては、設置面に対するタイヤのへこみ方
などを見て判断しなければならず、各車輌のタイヤに注
入された空気量が一定しないため不確実であり、取締る
事ができないのが実情である。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記のよう
な実情に鑑みて成されたものであり、荷台に積載される
荷物の荷重を必要に応じて表示することにより、使用者
および運転者の過剰積載の防止に対する自覚を促すと共
に、過重積載の取締をも容易にし、安全性が高く精神的
にも安定した運転を行い得る重量測定装置付車輌を提供
する事を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案の重量
測定装置付車輌は、車輌本体の後部に荷台を載設した車
輌において、該車輌の前記車輌本体後部上面と前記荷台
底面間に荷台載置重量を測定し得る重量測定装置を設け
ると共に、車輌適所に前記重量測定装置の測定結果を表
示し得る少なくとも1以上の表示器を設けた事を特徴と
するものである。
【0011】また本考案の重量測定装置付車輌は、前記
重量測定装置を、少なくとも1以上の重量測定器と、該
重量測定器の出力をAD変換器を介して演算する数値演
算器とで構成し、該演算器で演算された数値を表示器で
表示させることができるよう構成した事を特徴とするも
のである。
【0012】更に本考案の重量測定装置付車輌は、重量
測定装置を、少なくとも1以上の重量測定器と、該重量
測定器の出力をAD変換器を介して演算する数値演算器
と、該演算器で演算された数値を記憶するメモリ器とで
構成すると共に、車輌適所に設けられる表示器を、前記
メモリ器の数値を表示するメモリ表示器と、数値演算器
の数値を直接表示する演算表示器との少なくとも二種の
表示器で構成し、少なくとも前回の数値表示と新たな数
値表示の二種を表示できるようにした事を特徴とするも
のでもある。
【0013】
【考案の作用】本考案の重量測定装置付車輌は、上記の
ような構成にすることにより下記のような作用をもたら
すものである。すなわち、本考案は荷台に載置された荷
の積載重量を、重量測定装置によって測定すると共に、
これを表示器で表示するようにしているため、運転手等
の使用者や管理者及び警官等による積載荷重の認識及び
測定が容易に行える。
【0014】また、重量測定装置を、重量測定器と、該
重量測定器の出力をAD変換器を介して演算する数値演
算器と、該演算器で演算された数値を記憶するメモリ器
とで構成し、更に、該メモリ器の数値を表示するメモリ
表示器と、数値演算器の数値を直接表示する演算表示器
との二種の表示器で構成する事ができるため、演算表示
器とメモリ表示器に表示された数値の差により、新たな
荷の重量を容易に認識できる。
【0015】
【実施例】図1および図2は、本考案の重量測定装置付
車輌の一実施例を示したものであり、該車輌は、車輌本
体1の後部に荷台2を載設しており、該荷台2には、荷
台側壁3が設けられている。
【0016】而して、該車輌の前記車輌本体1の後部上
面と前記荷台2の底面間には、荷台載置重量を測定し得
る重量測定装置4が設けられており、車輌本体1の後部
には前記重量測定装置4の測定結果を表示し得るメモリ
表示器5と演算表示器6が設けられている。
【0017】前記重量測定装置4は、図2に示したよう
に、前記車輌本体1の後部上面に、複数個配置された重
量測定器41と、該重量測定器41の出力を後述するA
D変換器42を介して演算する後述の数値演算器43と
で構成し、該演算器で演算された数値を例えば前記演算
表示器6で表示させることができるようにしている。
【0018】前記重量測定装置4における重量測定器4
1は、例えば受ける圧力によって導電率が変化する感圧
素子やピエゾ素子を用いた電子的圧力センサ等によって
構成する事ができるものであり、これらの素子は、変形
が希少であり耐久性に優れているため、これらを適宜に
利用する事により比較的重荷重に耐え得る重量測定器4
1を提供する事ができる。
【0019】図3は前記重量測定装置4の回路図を示す
ものであり、該回路図に示したように、例えば5個の重
量測定器41から出たアナログ信号は、まずAD変換器
42に入力されデジタル信号に変換された後、数値演算
器43により全数値の和が入力される。
【0020】前記数値演算器43は、例えば汎用のマイ
コン等で構成されており、そこにはあらかじめ記憶され
た荷台2および荷台側壁3の重量を差引いた重量が表示
できるように設定されており、該数値演算器43で演算
された数値は、演算表示器6に表示され更にメモリ器5
1に入力され記憶される。
【0021】前記表示器は、前記メモリ器51の数値を
表示するメモリ表示器5と、数値演算器43の数値を直
接表示する演算表示器6とからなり、該演算表示器6に
表示された数値は、前記メモリ器51で一旦記憶された
後、再度の重量測定により前記記憶数値をメモリ表示器
5で表示すると共に、新たな測定値は、前述したように
演算表示器6で表示され、該演算表示器6で表示された
数値は、更にメモり器51に入力され記憶されるのであ
る。
【0022】尚、前記メモリ表示器5及び演算表示器6
等の表示器は、デジタル式の表示器であっても、指示針
などを用いたアナログ式の表示器であってもよく、その
選択は任意である。
【0023】また、前記メモリ表示器5及び演算表示器
6等の表示器は、他の機能を考え、複数個設けてもよ
く、更にその設置場所も、車輌の任意の位置であれば、
特に限定されるものではなく、例えば運転席近郊に設け
る事により、運転手が適宜に確認することができ、荷物
の落下防止等にも役立つ事は言うまでもない。
【0024】更に、図3に示した44は、制御入力端子
であり、該制御入力端子44に外部スイッチ(図示せ
ず)を接続する事により、必要に応じて表示切替を行う
事ができ、例えば、使用者が任意に外部スイッチを入切
する事で制御信号を制御入力端子43に与え、表示器に
数値を表示したり消失させたりする事ができる。
【0025】図4乃至図7は、本考案の他の実施例を示
す説明図であり、該実施例では、上記重量測定装置4を
機械式硬弾スプリングを利用した計量機構による例を示
した。
【0026】すなわち、該重量測定装置4を、前記車輌
本体1の後部上面に、5個の機械式硬弾スプリング4
1’を均等に配設した計量機構による重量測定装置に4
に構成する事で、走行時における左右の振動を該スプリ
ング41’が吸収し、荷台2の荷に対する衝撃を可及的
に軽減できるようにしている。
【0027】また、前記機械式硬弾スプリング41’を
均等に配設した計量機構による重量測定装置に4を採用
した場合においても、硬弾スプリング41’の収縮を機
械的に取り出し、これを例えば回転型の可変抵抗器や電
磁キャップを利用して電気信号に変換するように構成す
る事ができるものであり、該構成にする事で上述した図
3の回路と同様の回路を利用する事ができ、その作動も
同様である。
【0028】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、前記車
輌本体の後部上面と前記荷台の底面間に重量測定装置を
設け、車輌本体の適所に測定重量を表示し得る表示器を
設けて、積載重量を目視できるように構成したものであ
るから、従来不可能であった車輌の重量測定が容易であ
り、積載重量の超過防止に役立ち、しかもこれらに起因
する交通事故をも未然に防止できるものである。また本
考案は、異なる表示を行わしめる数種の表示器を設ける
事ができ、各表示器により積荷前の荷重量と積荷後の荷
重量を測定表示させる事ができるため、これらを組合せ
て使用する事で、積荷の重量を換算測定する事もでき
る。よって、本考案は、使用者および運転者の過剰積載
の防止に対する自覚を促すと共に、過重積載の取締をも
容易にし、安全性が高く精神的にも安定した運転を行わ
せる事ができ、事故防止に役立つ効果絶大なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の重量測定器付車輌の一実施例を示す斜
面図。
【図2】本考案の重量測定器付車輌の一実施例を示す説
明図。
【図3】本考案における重量測定装置と表示器の回路を
示すブロック図。
【図4】本考案の他の実施例を示す説明図。
【図5】本考案の他の実施例を示す説明図。
【図6】本考案の他の実施例を示す説明図。
【図7】本考案の他の実施例を示す説明図。
【符号の説明】
1 車輌本体 2 荷台 4 重量測定装置 41 重量測定器 42 AD変換器 43 数値演算器 5 メモリ表示器 51 メモリ器 6 演算表示器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌本体の後部に荷台を載設した車輌
    において、該車輛の車輌本体後部上面と前記荷台底面間
    に荷台載置重量を測定し得る重量測定装置を設けると共
    に、車輌適所に前記重量測定装置の測定結果を表示し得
    る少なくとも1以上の表示器を設けた重量測定装置付車
    輌であって、前記重量測定装置を、少なくとも1以上の
    重量測定器と、該重量測定器の出力をAD変換器を介し
    て演算する数値演算器と、該演算器で演算された数値を
    記憶するメモリ器とで構成すると共に、前記車輌適所に
    設けられる表示器を、前記メモリ器の数値を表示するメ
    モリ表示器と数値演算器の数値を直接表示する演算表示
    器との少なくとも二種の表示器で構成し、演算表示器と
    前記メモリ表示器に測定表示される数値の差を容易に認
    識できるようにした事を特徴とする重量測定装置付車
    輌。
JP1993041941U 1993-06-30 1993-06-30 重量測定装置付車輌 Expired - Lifetime JP2559906Y2 (ja)

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JPH075918U JPH075918U (ja) 1995-01-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2316161A1 (fr) * 1975-07-02 1977-01-28 Denis & Cie Appareil depileur-empileur
JPS6176919A (ja) * 1984-09-21 1986-04-19 Seirei Ind Co Ltd 積載検出センサ−を有する運搬車

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