JPS6363924A - 積載重量計量装置を備えた自動車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、積載重量を必要に応じて随時計量しうるよう
にした積載重量計量装置を備えた自動車に関する。

〔従来技術〕

一般に、トラック、タンクローリ等の荷物を何輪 台に積載して運搬する運搬車へ（以下トラックと称す）
は、走行時の安全性等から車輌規模に応じた荷物の最大
積載重量が法定されている。そして、トラックが最大積
載重量を越えて荷物を積載している場合には、転倒或い
は荷崩れ事故を招いたり、道路の損傷を早めるという問
題があるため、トラック運行者等はトラックに法定の最
大積載重量を超過して荷物をＭｉ載しないようにする必
要がある。

従来技術による積載量の計量方法として、第８図及び第
９図に示すものが知られている。第８図に示す計量方法
は、荷物Ａを積載したトラック全体を計量器２の大型計
量台２Ａ上に乗せて総重量を計量することにより、荷物
の積載重量を計量するものである。次に、第９図に示す
計量方法は、荷物Ａを積載したトランク１の各車輪ＩＡ
を計量器３の計量台３Ａ上に乗せて各車輪に掛る重量を
計量することによって該トラック１の総重量を計量し、
該総重量から荷物の積載重量を計量するものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

而して、前述した従来技術のうち、第８図に示すトラッ
ク全体を計量する方法は、一度の計量で積載重量を知る
ことができるが、大型計量台２Ａを用いるために計量器
２全床が大型化するという欠点及び可搬性がないという
欠点がある。一方、第９図に示す車輪毎に計】する方法
は、計量器３を小型化でき、可搬性を有する点が優れて
いるが、車軸ＩＡの個数だけ計量作業を行わなければな
らず、極めて面倒であるという欠点がある。

本発明は上述した従来技術の欠点に鑑みてなされたもの
で、本発明が解決しようとする問題点は、各トラックに
積載重量計量装置を常設することによって、トランク運
行者等が荷物の積載重量を随時、容易にしかも直ちに計
量できるようにすることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

み込み量を検出するセンサと、該センサが検出した沈み
込み量から前記車体の積載重量を演算する演算手段とか
らなる積載重量計量装置を設けたことにある。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図ないし第７図に基づき詳
述する。

第１図ないし第５図は本発明の第１の実施例を示す。図
において、１１はトラックで、該トラック１１は軸方向
両端に車輪１２．１２が設けられた後車軸１３と、縞後
車軸１３に取付けられた懸架装置としての板ばね１４と
、該仮ばね１４を介して後車軸１３に支持された荷台１
５を有している。

１６．１６は前記荷台１５に荷物を積載した時の車軸１
３に対する該荷台１５の沈み込み撥を検出するために、
各車輪１２の近傍に位置して該荷台１５の幅方向両側に
設けられた車高センサを示す、１７は該各車高センサ１
６を構成するエンコード板で、該エンコード板１７には
第２図に示すように、Ａ列、Ｂ列、０列及びＤ列の各列
に複数のスリットが穿設してあり、エンコード板１７が
荷台１５と共に降下した時のＡ列ないしＤ列のスリット
の有無によって荷台沈み込み量を０．１の符号によって
表示するようになっている。一方、１８．１９は前記エ
ンコード板１７の両面側に位置して車軸１３に立設され
た一対の素子取付板で、該各取付板１８．１９にはエン
コード板１７のＡ列ないしＤ列の各スリットに対応した
数の発光素子２０，２０．・・・と受光素子２１，２１
．・・・が対向して取付けられている。

かくして、本実施例の車高センサー６はエンコード板１
７と複数の対からなる発光素子２０と受光素子２１とか
らなる光学式センサとして構成されており、車軸１３と
荷台１５との間に設けられた伸縮性を有する密封容器２
２内に収容されている。

さらに、第３図に示す回路構成図において、２３は表示
スイッチで、該表示スイッチ２３を操作することによっ
て荷台ＩＳＯ積載重量を後述の積載量表示器３１に表示
するようになっている。

２４は入力回路で、該入力回路２４には表示スイッチ２
３からの信号が入力されると共に、各車高センサー６が
検出した荷台沈み込み量のデータ信号が入力され、増幅
、レベル変換が行われる。

２〜は該入力回路２４に接続されたＣＰＵ等からなる処
理回路、２Ｇは該処理回路２５に接続されたＲＡＭ　、
　ＲＯＭ等からなる記憶回路で、該記憶回路２６には第
４図に示す荷台沈み込み量と車高センサ１６の出力との
対応テーブル、当該トラック１１の積載上限値、積載重
量に応じた積載量表示器３１の色テーブル及び必要な処
理プログラムが格納されている。

２７は前記処理回路２５の出力側に接続された出力回路
で、該出力回路２７の出力側には駆動回路２８が接続さ
れている。２９．３０は該駆動回路２８に接続された警
報ブザーと報知ランプで、該警報ブザ−２９と報知ラン
プ３０は例えば積載重量が最大積載量を超過した時に、
警報音を発生し或いは点灯するようになってる。一方、
３１は前記駆動回路２８に接続され、例えば運転室内の
インストルメントパネル（図示せず）に取付けられた積
載量表示器である。該積載量表示器３１は第５図に示す
ように、基Ｆｉ３１Ａに発光色の異る複数種の発光素子
３１Ｂ、３１Ｃ，３１Ｄを縦一列に列設したものからな
っており、前記表示スイッチ２３をＯＮにしておくこと
により、荷物の増減によるトラック１１の積載重量の変
化を各発光素子３１Ｂ、３１Ｇ、・・・が点滅すること
によって刻−刻と色表示するようになっている。

本実施例は上述の如く構成されるが、次にその作動につ
いて説明する。

トランク１１の荷台１５に荷物が積載されると、荷重に
よって荷台１５は板ばね１４のばね力に抗して車軸１３
側に沈み込み、その沈み込み量は荷重と該板ばね１４の
特性によって決定される。而して、荷台１５の沈み込み
量は各車高センサ１６によって検出され、入力回路２４
で増幅、レベル変換された後、処理回路２５に入力され
る。該処理回路２５では各車高センサ１６毎のセンサ出
力と記憶回路２６に格納しである沈み込み量と荷重のテ
ーブル値から換算荷重値Ｗを算出し、各車高センサ１６
毎の換算荷重値Ｗ、　Ｗ、・・・を合算し、荷台１５の
積載重量が得られる。

上述の如くして得られた積載重量は、表示スイッチ２３
をＯＮにすると積載量表示器３１によってアナログ表示
される。また、処理回路２５は記憶回路２６に格納しで
ある積載上限値と積１？！２重量を常時比較し、最大積
載重量を超過していると判定した場合には、出力回路２
７、駆動回路２８を介して警報ブザ−２９、報知ランプ
３０による警報を行う。なお、前述した積載量表示器３
１による表示は表示スイッチ２３による方法に代えて、
マイコンにより定期的に更新するようにしてもよい。

次に、第６図に本発明の第２の実施例を示す。

なお、本実施例及び後述する第３の実施例において前述
した第１の実施例と同一の構成要素には同一符号を付し
、その説明を省略する。

而して、本実施例の特徴とするところは、車高センサ４
１として磁気検出型センサを用いたことにある。即ち、
図中４２．４２．・・・は複数個の磁気感応素子で、該
各磁気惑応素子４２は荷台１５の下面に垂設された基板
４３に縦方向に列設されている。４４は取付ブラケット
４５を介して車軸１３に立設され、前記各磁気悪心素子
４２に対面する磁石である。実施例のセンサ４１は上述
の構成からなり、荷物の積載された荷台１５が沈み込み
、各磁気悪心素子４２が磁石４４の前を下降することに
よって荷台１５の沈み込み量を検出するようになってい
る。

第７図は本発明の第３の実施例を示す。本実施例の特徴
はセンサ５１として圧力センサを用い、沈み込み量を高
さ方向の変位ではなく、沈み込み方向に作用する力とし
て検出するようにしたことにある。該圧力センサ５１は
各車輪１２寄りに位置して車軸１３と荷台１５との間に
設けられ、所定の空気圧を有する弾性体からなる密閉空
気袋り＼内に設けである。圧力センサ５１を用いる本実
施例によれば、荷台に掛る荷重を直接検出することがで
きるという利点がある。

なお、前述した各実施例において、各センサ１６．４１
．５１は各車軸１２の近傍に位置して設けであるから、
センサ１６．４１．５１のセンサ出力を複数の表示手段
によって別個に表示するように構成してもよい。こうす
ることによって、いずれかの車輪１２側に対する荷台１
５の過度の沈み込みを報知できるから、荷物を荷台　１
５に安定良く積載して荷重れの防止やトラックの安定走
行を確保できるし、いわゆる８字カーブでのトラック１
１の横転事故を防止できる。

また、本発明を構成するセンサは各実施例に述べたもの
に限られるものではなく、例えば荷台１５の下面に発信
コイルと受信コイルとからなる超音波センサを設け、路
面に対する荷台１５の沈み込み量を高さ方向の変位とし
て検出するように構成してもよく、又、荷台の積荷載置
面自体に感圧素子を敷き、この感圧素子の電気的出力に
より沈み込み量を沈み込み方向に作用する力として検出
するようにしてもよい。

〔発明の効果〕

本発明は以上詳述した如（構成したから、荷物の積載重
量は従来技術によるような計量作業を行わずに随時知る
ことができるし、最大積載重量を超過して積載するのを
事前に防止でき、積載作業を能率良く行うことができる
。また、トラック運行者等は容易に、しかも正確に積載
重量を知ることができるから自主管理を容易にできるし
、積載重量違反車による道路の損傷も防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の一実施例を示し、第１図
はトランクへの積載重量計量装置の取付状態を示す説明
図、第２図は実施例に用いた車高センサを構成するエン
コード板の正面図、第３図は本実施例に用いる回路構成
図、第４図は荷台沈み込み量と車高センサの出力との対
応テーブルを示す説明図、第５図は実施例に用いた積載
量表示器の正面図、第６図は本発明の第２の実施例に係
り、第１図と同様の状態を示す説明図、第７図は本発明
の第３の実施例に係り、第１図と同様の状態を示す説明
図、第８図は従来技術による計量方法を示す説明図、第
９図は他の従来技術による計量方法を示す説明図である
。 １１・・・トラック、１３・・・車軸、１５・・・荷台
、１６．４１．５１・・・センサ、２５・・・処理回路
、２９・・・警報ブザ−，３０・・・報知ランプ、３１
・・・積載量表示器。 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車軸或いは路面に対する車体の沈み込み量を検出するセ
   ンサと、該センサが検出した沈み込み量から前記車体の
   積載重量を演算する演算手段とからなる積載重量計量装
   置を備えた自動車。