JP2559578Y2 - イメージ・インテンシファイア - Google Patents
イメージ・インテンシファイアInfo
- Publication number
- JP2559578Y2 JP2559578Y2 JP1990032372U JP3237290U JP2559578Y2 JP 2559578 Y2 JP2559578 Y2 JP 2559578Y2 JP 1990032372 U JP1990032372 U JP 1990032372U JP 3237290 U JP3237290 U JP 3237290U JP 2559578 Y2 JP2559578 Y2 JP 2559578Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- image intensifier
- photoelectrons
- ion pump
- anode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Image-Pickup Tubes, Image-Amplification Tubes, And Storage Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はイメージセンサの分野で利用される。
本考案はイメージ・インテンシファイアないし光電子
増倍管に関し、とくにその管内の真空化の改良に関す
る。
増倍管に関し、とくにその管内の真空化の改良に関す
る。
(ロ)従来技術 イメージ・インテンシファイアの一般的な概略構成は
第3図に例示されている通りであり、略円筒状ガラス真
空容器ないし外囲器10と、その容器内一方側に形成され
た光電子を放出させる入力側陰極光電面12bと、他方側
容器底面に形成される陽極14内出力側蛍光面20と、放出
された光電子を加速、集束させる容器内に支持された中
間電極18の電子レンズとからなり、容器内のガスを吸い
込むジルコニウム型ゲッターイオンポンプ22を有し、加
速、集束された光電子を出力蛍光面20により可視光に変
換させる。
第3図に例示されている通りであり、略円筒状ガラス真
空容器ないし外囲器10と、その容器内一方側に形成され
た光電子を放出させる入力側陰極光電面12bと、他方側
容器底面に形成される陽極14内出力側蛍光面20と、放出
された光電子を加速、集束させる容器内に支持された中
間電極18の電子レンズとからなり、容器内のガスを吸い
込むジルコニウム型ゲッターイオンポンプ22を有し、加
速、集束された光電子を出力蛍光面20により可視光に変
換させる。
なお、入力蛍光面12は曲面のアルミ基板12aにCsIを蒸
着し、その上に直接、光電面12bを形成したものであ
る。
着し、その上に直接、光電面12bを形成したものであ
る。
また、集束電極ないし中間電極18は図示例のように1
つに限らず、複数により構成される。
つに限らず、複数により構成される。
さらに、16はサブアノードないし補助陽極である。
この図示例のように、ジルコニウム型ゲッターに代表
されるイオンポンプ22を管内に内蔵する場合、その動作
時に光、熱、ガスを放出して管内のガスを吸着するが、
これはアルカリ金属によって作製された光電面12bに直
射し、光電面12bの直射された部分に劣化を起こす要因
となる。
されるイオンポンプ22を管内に内蔵する場合、その動作
時に光、熱、ガスを放出して管内のガスを吸着するが、
これはアルカリ金属によって作製された光電面12bに直
射し、光電面12bの直射された部分に劣化を起こす要因
となる。
(ハ)考案が解決しょうとする課題 この悪影響を最小限にするためには、第3図に示すよ
うなしゃへい板22aを別途設けるか、ゲッターイオンポ
ンプ22の容量を制限する必要がある。
うなしゃへい板22aを別途設けるか、ゲッターイオンポ
ンプ22の容量を制限する必要がある。
ゲッターイオンポンプの容量を制限せずに、上述のよ
うに、しゃへい板を設ける場合、イメージ・インテンシ
ファイア全体の静電レンズによる電位分布に対して、し
ゃへい板が悪影響を及ぼすことが考えられる。
うに、しゃへい板を設ける場合、イメージ・インテンシ
ファイア全体の静電レンズによる電位分布に対して、し
ゃへい板が悪影響を及ぼすことが考えられる。
本考案の目的は、ジルコニウム型ゲッターイオンポン
プまたはこれに代替しうるイオンポンプを最大限の容量
により使用して、集束電極ないし静電レンズによる電位
分布に対して悪影響を及ぼさないしゃへい板を備えた、
イメージ・インテンファイアを提供することである。
プまたはこれに代替しうるイオンポンプを最大限の容量
により使用して、集束電極ないし静電レンズによる電位
分布に対して悪影響を及ぼさないしゃへい板を備えた、
イメージ・インテンファイアを提供することである。
(ニ)課題を解決するための手段 前記した目的は、略円筒状ガラス真空容器と、その容
器内一方側に形成された光電子を放出させる入力側陰極
光電面と、他方側容器中央底面に形成される陽極内出力
側蛍光面と、放出された光電子を加速、集束させる容器
内に支持された中間電極の電子レンズとからなり、加
速、集束された光電子を出力蛍光面により可視光に変換
させるイメージ・インテンシファイアにおいて、前記中
間電極及び陽極と隔離して容器側方底面に容器内のガス
を吸い込むジルコニウム型ゲッターイオンポンプを配設
すると共に、該中間電極の全部または一部を該ゲッター
イオンポンプから放出する熱、光、ガスの光電面への直
射を防ぐしゃへい板と一体に構成することにより、達成
される。
器内一方側に形成された光電子を放出させる入力側陰極
光電面と、他方側容器中央底面に形成される陽極内出力
側蛍光面と、放出された光電子を加速、集束させる容器
内に支持された中間電極の電子レンズとからなり、加
速、集束された光電子を出力蛍光面により可視光に変換
させるイメージ・インテンシファイアにおいて、前記中
間電極及び陽極と隔離して容器側方底面に容器内のガス
を吸い込むジルコニウム型ゲッターイオンポンプを配設
すると共に、該中間電極の全部または一部を該ゲッター
イオンポンプから放出する熱、光、ガスの光電面への直
射を防ぐしゃへい板と一体に構成することにより、達成
される。
(ホ)作用 集束電極ないし中間電極が自からによる電位分布に対
する悪影響を防止して、同時にしゃへい板の機能を併せ
て具備するので、別途しゃへい板が不用となり、イメー
ジ管内部の部品点数が減り、簡単化が計れる。
する悪影響を防止して、同時にしゃへい板の機能を併せ
て具備するので、別途しゃへい板が不用となり、イメー
ジ管内部の部品点数が減り、簡単化が計れる。
(ヘ)実施例 本考案の好適な実施例は、図面に基づいて説明され
る。
る。
第1図はその1実施例を示した要部断面図である。
この図示例では、集束電極18の一部(下方部のみ)が
しゃへい板18aとして構成されており、このような集束
電極は、CAD(コンピュータ使用によるデザイン)によ
り設計される。
しゃへい板18aとして構成されており、このような集束
電極は、CAD(コンピュータ使用によるデザイン)によ
り設計される。
その結果、イメージ・インテンシファイアの静電レン
ズとして良好な性能を維持し、しかも前述のようなゲッ
ターイオンポンプ22作動時の悪影響は受けなかった。
ズとして良好な性能を維持し、しかも前述のようなゲッ
ターイオンポンプ22作動時の悪影響は受けなかった。
第2図は他の実施例を示した要部断面図である。
ここでも、集束電極18の一部(上方部のみ)を利用
し、他の集束電極18との間にしゃへい板18bが一体に構
成されている。
し、他の集束電極18との間にしゃへい板18bが一体に構
成されている。
同様にCADにより、しゃへい板を兼ねる集束電極が設
計される。その際、管全体を設計し、電圧が印加された
として等電位分布を管内に描いたモデルをもとにして、
シミュレーションによりゲッターイオンポンプからのガ
スなどの放出をサンプリングして、光電面に影響を得え
ない集束電極の設計が得られる。
計される。その際、管全体を設計し、電圧が印加された
として等電位分布を管内に描いたモデルをもとにして、
シミュレーションによりゲッターイオンポンプからのガ
スなどの放出をサンプリングして、光電面に影響を得え
ない集束電極の設計が得られる。
(ト)効果 別途しゃへい板取付けのものより静電レンズの構成部
品の削減、性能向上が期待できる。
品の削減、性能向上が期待できる。
より容量の大きいジルコニウムゲッターイオンポンプ
の能力を100%活用できるため、真空容器内部の放出ガ
スによる「ガススポット(又はイオンスポット)」と呼
ばれる現象を減少させることに寄与できる。
の能力を100%活用できるため、真空容器内部の放出ガ
スによる「ガススポット(又はイオンスポット)」と呼
ばれる現象を減少させることに寄与できる。
第1図は本考案の1実施例を示した概略断面図、第2図
は他の実施例を示した概略断面図、第3図は本考案が適
用されるイメージ・インテンシファイアの概略断面図で
ある。 10は真空容器、12bは光電面、14は陽極、18は集束電
極、20は出力面、22はジルコニウムゲッター型イオンポ
ンプ、22aはそのしゃへい板である。
は他の実施例を示した概略断面図、第3図は本考案が適
用されるイメージ・インテンシファイアの概略断面図で
ある。 10は真空容器、12bは光電面、14は陽極、18は集束電
極、20は出力面、22はジルコニウムゲッター型イオンポ
ンプ、22aはそのしゃへい板である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−49152(JP,A) 特開 昭63−86231(JP,A) 実開 昭50−114265(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】略円筒状ガラス真空容器と、その容器内一
方側に形成された光電子を放出させる入力側陰極光電面
と、他方側容器中央底面に形成される陽極内出力側蛍光
面と、放出された光電子を加速、集束させる容器内に支
持された中間電極の電子レンズとからなり、加速、集束
された光電子を出力蛍光面により可視光に変換させるイ
メージ・インテンシファイアにおいて、前記中間電極及
び陽極と隔離して容器側方底面に容器内のガスを吸い込
むジルコニウム型ゲッターイオンポンプを配設すると共
に、該中間電極の全部または一部が該ゲッターイオンポ
ンプから放出する熱、光、ガスの光電面への直射を防ぐ
しゃへい板と一体に構成されていることを特徴とする、
イメージ・インテンシファイア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990032372U JP2559578Y2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | イメージ・インテンシファイア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990032372U JP2559578Y2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | イメージ・インテンシファイア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03124461U JPH03124461U (ja) | 1991-12-17 |
JP2559578Y2 true JP2559578Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=31535339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990032372U Expired - Fee Related JP2559578Y2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | イメージ・インテンシファイア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559578Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50114265U (ja) * | 1974-02-28 | 1975-09-18 | ||
FR2486712A1 (fr) * | 1980-07-11 | 1982-01-15 | Thomson Csf | Tube intensificateur d'images a micro-canaux, et ensemble de prise de vues comprenant un tel tube |
JPS6386231A (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-16 | Toshiba Corp | X線イメ−ジインテンシフアイヤ |
-
1990
- 1990-03-28 JP JP1990032372U patent/JP2559578Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03124461U (ja) | 1991-12-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |