JP2507501B2 - X線イメ―ジ管 - Google Patents
X線イメ―ジ管Info
- Publication number
- JP2507501B2 JP2507501B2 JP62330498A JP33049887A JP2507501B2 JP 2507501 B2 JP2507501 B2 JP 2507501B2 JP 62330498 A JP62330498 A JP 62330498A JP 33049887 A JP33049887 A JP 33049887A JP 2507501 B2 JP2507501 B2 JP 2507501B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anode
- output
- vacuum envelope
- ray image
- image tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Image-Pickup Tubes, Image-Amplification Tubes, And Storage Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、X線イメージ管に関する。
(従来の技術) 従来、X線イメージ管は第2図に示すように構成さ
れ、真空外囲器1内の入力側には入力蛍光面と光電面か
らなる入力面2が設けられ、出力側には陽極3と出力面
4が設けられている。更に、真空外囲器1の側壁に沿っ
て、入力面2と陽極3との間には集束電極5が配設され
ている。この集束電極5は陽極3付近にまで達してお
り、第3図は陽極3付近を拡大して示したものである。
れ、真空外囲器1内の入力側には入力蛍光面と光電面か
らなる入力面2が設けられ、出力側には陽極3と出力面
4が設けられている。更に、真空外囲器1の側壁に沿っ
て、入力面2と陽極3との間には集束電極5が配設され
ている。この集束電極5は陽極3付近にまで達してお
り、第3図は陽極3付近を拡大して示したものである。
さて動作時には、真空外囲器1の入力窓1aを透過した
X線は、入力面2の入力蛍光面で光に変換され、光電面
で電子に変換される。そして、電子レンズを構成する陽
極3と集束電極5により加速・集束された電子は、出力
面4で可視像に変換される。
X線は、入力面2の入力蛍光面で光に変換され、光電面
で電子に変換される。そして、電子レンズを構成する陽
極3と集束電極5により加速・集束された電子は、出力
面4で可視像に変換される。
(発明が解決しようとする問題点) 入力面2から放射される電子6は、第3図に示すよう
に陽極3の開口部を通過するが、入力面2以外からの放
射される電子7は、陽極3の外側を通り真空外囲器1の
後部1bに到達することがある。そして、X線イメージ管
の製造工程において、光電面は入力面2以外の場所にも
出来ることがあるので、その部分から放射される電子は
少なくない。
に陽極3の開口部を通過するが、入力面2以外からの放
射される電子7は、陽極3の外側を通り真空外囲器1の
後部1bに到達することがある。そして、X線イメージ管
の製造工程において、光電面は入力面2以外の場所にも
出来ることがあるので、その部分から放射される電子は
少なくない。
このように、真空外囲器1の後部1bに電子が衝突する
と、その部分の電位が変化し電子レンズに乱れを生じさ
せ、解像度など面品位を劣化させる。又、電位の変化が
大きいと放電が生じ、X線イメージ管としての性能を発
揮出来ないようになってしまう。
と、その部分の電位が変化し電子レンズに乱れを生じさ
せ、解像度など面品位を劣化させる。又、電位の変化が
大きいと放電が生じ、X線イメージ管としての性能を発
揮出来ないようになってしまう。
この発明は、真空外囲器の後部の電位が変動すること
を防止し、安定した電子レンズ系を有するX線イメージ
管を提供することを目的とする。
を防止し、安定した電子レンズ系を有するX線イメージ
管を提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明は、真空外囲器の前部入力側に入力面が設け
られ、真空外囲器の絶縁体からなる後部出力側に出力面
並びにこの出力面を囲むように円筒状部及び出力側の端
部が外方に拡大された円筒状部を有する半縦断面略L字
状の陽極が設けられ、更に真空外囲器の側壁に沿って配
置された集束電極の円筒状出力側端部が陽極の円筒状部
と真空外囲器後部側壁との間の空間に延在しているX線
イメージ管において、 陽極の入力側端部の外半径をA、集束電極の出力側端
部の内半径をB、陽極の出力側円板状端部の外半径を
C、集束電極の出力側端部と陽極の円板状端部との軸方
向距離をD、陽極の軸方向長さをEとすると、 の関係を満足することを特徴とするX線イメージ管であ
る。
られ、真空外囲器の絶縁体からなる後部出力側に出力面
並びにこの出力面を囲むように円筒状部及び出力側の端
部が外方に拡大された円筒状部を有する半縦断面略L字
状の陽極が設けられ、更に真空外囲器の側壁に沿って配
置された集束電極の円筒状出力側端部が陽極の円筒状部
と真空外囲器後部側壁との間の空間に延在しているX線
イメージ管において、 陽極の入力側端部の外半径をA、集束電極の出力側端
部の内半径をB、陽極の出力側円板状端部の外半径を
C、集束電極の出力側端部と陽極の円板状端部との軸方
向距離をD、陽極の軸方向長さをEとすると、 の関係を満足することを特徴とするX線イメージ管であ
る。
(作用) この発明によれば、電子は陽極付近の真空外囲器の後
部に衝突することがなく、この後部の電位が変動するこ
とを防止出来る。その結果、放電・解像度の変化などの
X線イメージ管の性能を損なうことはない。
部に衝突することがなく、この後部の電位が変動するこ
とを防止出来る。その結果、放電・解像度の変化などの
X線イメージ管の性能を損なうことはない。
(実施例) 以下、図面を参照して、この発明の一実施例を詳細に
説明する。
説明する。
この発明によるX線イメージ管の陽極付近は、第1図
に示すように構成され、従来例と同一箇所は同一符号を
付すと、真空外囲器1内の入力側には陽極3と出力面4
が設けられている。更に、真空外囲器1の側壁に沿って
集束電極5が配設されている。
に示すように構成され、従来例と同一箇所は同一符号を
付すと、真空外囲器1内の入力側には陽極3と出力面4
が設けられている。更に、真空外囲器1の側壁に沿って
集束電極5が配設されている。
この場合、陽極の入力側端部Pの外半径をA、集束電
極の出力側端部Qの内半径をB、陽極の出力側円板状端
部Rの外半径をC、集束電極の出力側端部Qと陽極の円
板状端部Rとの軸方向距離をD、陽極の軸方向長さをE
とすると、 の関係を満足するように設定されている。
極の出力側端部Qの内半径をB、陽極の出力側円板状端
部Rの外半径をC、集束電極の出力側端部Qと陽極の円
板状端部Rとの軸方向距離をD、陽極の軸方向長さをE
とすると、 の関係を満足するように設定されている。
このような設定により、集束電極5の出力側内端Q
は、陽極の入力側外端Pと出力側円板状外端Rとを結ぶ
線(点線)よりも内側に位置するので、陽極と集束電極
との間に入射してくる電子は絶縁体で構成された真空外
囲器の後部1aやそれに連続する側壁に直接到達すること
がなくなる。そのため、絶縁体からなる真空外囲器の出
力側内面への帯電が抑制される。
は、陽極の入力側外端Pと出力側円板状外端Rとを結ぶ
線(点線)よりも内側に位置するので、陽極と集束電極
との間に入射してくる電子は絶縁体で構成された真空外
囲器の後部1aやそれに連続する側壁に直接到達すること
がなくなる。そのため、絶縁体からなる真空外囲器の出
力側内面への帯電が抑制される。
尚、この発明のX線イメージ管は、上記以外は従来例
(第2図)と同様構成ゆえ、詳細な説明を省略する。
(第2図)と同様構成ゆえ、詳細な説明を省略する。
[発明の効果] この発明によれば、電子は陽極付近の真空外囲器の後
部に衝突することがなく、この後部の電位が変動するこ
とを防止出来る。その結果、放電・解像度の変化などの
X線イメージ管の性能を損なうことはない。
部に衝突することがなく、この後部の電位が変動するこ
とを防止出来る。その結果、放電・解像度の変化などの
X線イメージ管の性能を損なうことはない。
第1図はこの発明の一実施例に係るX線イメージ管の要
部を示す断面図、第2図は従来のX線シメージ管の全体
を示す概略断面図、第3図は従来のX線イメージ管の要
部を示す概略断面図である。 1……真空外囲器、1a……真空外囲器の後部、2……入
力面、3……陽極、4……出力面、5……集束電極。
部を示す断面図、第2図は従来のX線シメージ管の全体
を示す概略断面図、第3図は従来のX線イメージ管の要
部を示す概略断面図である。 1……真空外囲器、1a……真空外囲器の後部、2……入
力面、3……陽極、4……出力面、5……集束電極。
Claims (1)
- 【請求項1】真空外囲器の前部入力側に入力面が設けら
れ、上記真空外囲器の絶縁体からなる後部出力側に出力
面並びに該出力面を囲むように円筒状部及び出力側の端
部が外方に拡大された円板状部を有する半縦断面略L字
状の陽極が設けられ、更に上記真空外囲器の側壁に沿っ
て配置された集束電極の円筒状出力側端部が上記陽極の
円筒状部と上記真空外囲器後部側壁との間の空間に延在
しているX線イメージ管において、 上記陽極の入力側端部の外半径をA、上記集束電極の出
力側端部の内半径をB、上記陽極の出力側円板状端部の
外半径をC、上記集束電極の出力側端部と上記陽極の円
板状端部との軸方向距離をD、上記陽極の軸方向長さを
Eとすると、 の関係を満足することを特徴とするX線イメージ管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62330498A JP2507501B2 (ja) | 1987-12-26 | 1987-12-26 | X線イメ―ジ管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62330498A JP2507501B2 (ja) | 1987-12-26 | 1987-12-26 | X線イメ―ジ管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01173556A JPH01173556A (ja) | 1989-07-10 |
JP2507501B2 true JP2507501B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=18233291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62330498A Expired - Lifetime JP2507501B2 (ja) | 1987-12-26 | 1987-12-26 | X線イメ―ジ管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507501B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61146861U (ja) * | 1985-03-05 | 1986-09-10 |
-
1987
- 1987-12-26 JP JP62330498A patent/JP2507501B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01173556A (ja) | 1989-07-10 |
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