JP2559541Y2 - 録音装置 - Google Patents
録音装置Info
- Publication number
- JP2559541Y2 JP2559541Y2 JP3843892U JP3843892U JP2559541Y2 JP 2559541 Y2 JP2559541 Y2 JP 2559541Y2 JP 3843892 U JP3843892 U JP 3843892U JP 3843892 U JP3843892 U JP 3843892U JP 2559541 Y2 JP2559541 Y2 JP 2559541Y2
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- JP
- Japan
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- microphone
- characteristic
- frequency
- amplifier circuit
- frequency characteristic
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は録音装置に係り、特にビ
デオムービー(カメラ一体型録画機)に採用して好適な
録音装置の改良に関するものである。
デオムービー(カメラ一体型録画機)に採用して好適な
録音装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の録音装置に使用されている、ビデ
オムービー内蔵{機器本体の筺体表面に設けられたもの
も外部マイクロホンと区別するために“内蔵”と呼ぶこ
とにする}のマイクロホン(以下単に「マイク」とも記
載する)M1 は、図1(A) に示すように、ムービー筺体
4の所定個所に形成された凹部7内にマイクユニット1
を配置し、これを膜状の吊りゴム2で支持する構成とな
っている。そして、音源である被写体からの音b等をマ
イクユニット1で電気信号に変換し、リード線3を介し
て、図2に示すような演算増幅器Aを含む増幅回路(マ
イクアンプ)8に供給し、ここで適宜増幅した後、出力
端子Out を介してオーディオ用磁気ヘッドに供給し、磁
気テープ(いずれも図示せず)に録音している。
オムービー内蔵{機器本体の筺体表面に設けられたもの
も外部マイクロホンと区別するために“内蔵”と呼ぶこ
とにする}のマイクロホン(以下単に「マイク」とも記
載する)M1 は、図1(A) に示すように、ムービー筺体
4の所定個所に形成された凹部7内にマイクユニット1
を配置し、これを膜状の吊りゴム2で支持する構成とな
っている。そして、音源である被写体からの音b等をマ
イクユニット1で電気信号に変換し、リード線3を介し
て、図2に示すような演算増幅器Aを含む増幅回路(マ
イクアンプ)8に供給し、ここで適宜増幅した後、出力
端子Out を介してオーディオ用磁気ヘッドに供給し、磁
気テープ(いずれも図示せず)に録音している。
【0003】ところで、マイクユニット1の周波数特性
(f特)は、ほぼ可聴周波数帯域(約 100Hz〜20kHz)
で、図3(A) に示すように平坦な特性を有している。ま
た、増幅回路8の周波数特性も図3(B) に示すように平
坦な特性なので、システム(録音装置)全体の周波数特
性も図3(C) に示すように平坦な特性となる。これは、
被写体からの音(以下「被写体音」と略記する)bを、
より自然に録音するための常識的な手段である。
(f特)は、ほぼ可聴周波数帯域(約 100Hz〜20kHz)
で、図3(A) に示すように平坦な特性を有している。ま
た、増幅回路8の周波数特性も図3(B) に示すように平
坦な特性なので、システム(録音装置)全体の周波数特
性も図3(C) に示すように平坦な特性となる。これは、
被写体からの音(以下「被写体音」と略記する)bを、
より自然に録音するための常識的な手段である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、カメラ一体
型録画機であるビデオムービーにおいては、周知の如
く、限られた大きさのムービー筺体4の中や表面にマイ
クM1 や記録(再生)用の諸機構が配置されており、録
画(録音も含む)中に種々のノイズ音aを発生する。そ
の発生源の主なものは、ドラム回転音,ヘッド叩き音
(回転ヘッドが磁気テープに当る時に生じる音),テープ
走行音等である。これらのノイズ音aは、ムービー筺体
4の素材として遮音効果の有るものを用いてもなかなか
完全には除去できず、ムービー本体が小型になればなる
ほどノイズ音源とマイク間の距離が接近するので、低減
乃至除去が困難となる。
型録画機であるビデオムービーにおいては、周知の如
く、限られた大きさのムービー筺体4の中や表面にマイ
クM1 や記録(再生)用の諸機構が配置されており、録
画(録音も含む)中に種々のノイズ音aを発生する。そ
の発生源の主なものは、ドラム回転音,ヘッド叩き音
(回転ヘッドが磁気テープに当る時に生じる音),テープ
走行音等である。これらのノイズ音aは、ムービー筺体
4の素材として遮音効果の有るものを用いてもなかなか
完全には除去できず、ムービー本体が小型になればなる
ほどノイズ音源とマイク間の距離が接近するので、低減
乃至除去が困難となる。
【0005】ところで、このノイズ音の周波数特性は、
図3(D) に示すように可聴周波数帯域以上の高い周波数
成分まで有しており、図3(E) 示の如く増幅回路8の出
力にも略同様にノイズが含まれたものとなる。なお、図
3における縦方向はレベルを示しているが、その尺度は
(A)〜 (C)図と (D),(E)図とでは必ずしも一致してはい
ない。
図3(D) に示すように可聴周波数帯域以上の高い周波数
成分まで有しており、図3(E) 示の如く増幅回路8の出
力にも略同様にノイズが含まれたものとなる。なお、図
3における縦方向はレベルを示しているが、その尺度は
(A)〜 (C)図と (D),(E)図とでは必ずしも一致してはい
ない。
【0006】また、静電気破壊を防ぐためのシールドと
して、図1(B) に示すように、マイクユニット1の側方
乃至前方に、前方中央部のみに小さな開口を持つマイク
キャップ5を取付けて構成した従来装置もある。この場
合、マイク側方からのノイズ音aは、ムービー筺体4を
透過して空中を伝搬し、被写体音b同様マイクキャップ
5の開口部に入るので、両音a,b共に周波数fo で特
性が持ち上る。即ち、マイクキャップ5の影響により、
マイクの音響特性が平坦ではなくなり、特定の周波数が
増強されたものとなってしまう。
して、図1(B) に示すように、マイクユニット1の側方
乃至前方に、前方中央部のみに小さな開口を持つマイク
キャップ5を取付けて構成した従来装置もある。この場
合、マイク側方からのノイズ音aは、ムービー筺体4を
透過して空中を伝搬し、被写体音b同様マイクキャップ
5の開口部に入るので、両音a,b共に周波数fo で特
性が持ち上る。即ち、マイクキャップ5の影響により、
マイクの音響特性が平坦ではなくなり、特定の周波数が
増強されたものとなってしまう。
【0007】更にまた、ムービー内の前記諸機構からの
振動音の対策のために、図1(C) に示すように、2つの
マイクユニット1a,1bを対向させてホルダ12に収
めて構成した従来マイクM3 もあるが、この場合にも、
ホルダ12と両マイクユニット1a,1bとの間にでき
た空間12cによって音響特性にピークが生じ、平坦では
なくなってしまう。
振動音の対策のために、図1(C) に示すように、2つの
マイクユニット1a,1bを対向させてホルダ12に収
めて構成した従来マイクM3 もあるが、この場合にも、
ホルダ12と両マイクユニット1a,1bとの間にでき
た空間12cによって音響特性にピークが生じ、平坦では
なくなってしまう。
【0008】そこで、増幅回路8側でこの特定周波数部
分の増幅度を下げたりディップ(谷)を持たせる等し
て、増幅回路8を相補的な特性にすることにより、トー
タルとして略平坦な特性にしているが、特定周波数部分
のノイズ成分もマイク1により増強されるので、録音装
置としてはノイズ低減効果は無く、ノイズの周波数成分
は入出力両側で不変であり、減衰なく記録されるので、
再生時にS/N(信号対ノイズ比)の悪い耳障りな音が
生じてしまう。
分の増幅度を下げたりディップ(谷)を持たせる等し
て、増幅回路8を相補的な特性にすることにより、トー
タルとして略平坦な特性にしているが、特定周波数部分
のノイズ成分もマイク1により増強されるので、録音装
置としてはノイズ低減効果は無く、ノイズの周波数成分
は入出力両側で不変であり、減衰なく記録されるので、
再生時にS/N(信号対ノイズ比)の悪い耳障りな音が
生じてしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の録音装置は、略
平坦な周波数特性を有するマイクユニットと、このマイ
クユニットを比較的に大きく囲むよう形成され,録音す
べき音源方向に対して特定の周波数帯域を増強する音響
特性を有する共振用マイク筺体とを具備した内蔵マイク
ロホンと、この内蔵マイクロホンの周波数特性に対して
相補的な周波数特性を持たせるべくフィルタ等を付加し
て構成した増幅回路とを、少なくとも備えて構成するこ
とにより、上記課題を解消したものである。
平坦な周波数特性を有するマイクユニットと、このマイ
クユニットを比較的に大きく囲むよう形成され,録音す
べき音源方向に対して特定の周波数帯域を増強する音響
特性を有する共振用マイク筺体とを具備した内蔵マイク
ロホンと、この内蔵マイクロホンの周波数特性に対して
相補的な周波数特性を持たせるべくフィルタ等を付加し
て構成した増幅回路とを、少なくとも備えて構成するこ
とにより、上記課題を解消したものである。
【0010】
【実施例】本考案の録音装置の一実施例について、図面
を参照し乍ら説明する。本考案装置の第1の特徴は、マ
イクMを図4(A) に示すように構成しており、第2の特
徴として増幅回路9を図4(B) の如く構成している。図
5はかかる本考案装置の音響特性説明用の周波数特性図
である。なお、図4(A),及び(B) において、夫々図1
(A),(B) 及び図2と同一構成個所には同一番号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
を参照し乍ら説明する。本考案装置の第1の特徴は、マ
イクMを図4(A) に示すように構成しており、第2の特
徴として増幅回路9を図4(B) の如く構成している。図
5はかかる本考案装置の音響特性説明用の周波数特性図
である。なお、図4(A),及び(B) において、夫々図1
(A),(B) 及び図2と同一構成個所には同一番号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0011】図4(A) に示すように、本考案装置のマイ
クMは、マイクユニット1を比較的に大きく囲むよう形
成された共振用マイク筺体6を用い、これをムービー筺
体4の凹部(7)に半分以上埋設して構成されている。こ
の共振用マイク筺体(以下単に「マイク筺体」とも記述
する)6には、その前方(ムービー本体のカメラレンズ
の光軸方向)に例えば円形の開口6cが穿設されてお
り、後述の如く、被写体からの音bに対して、図5(A)
に示すように、選択的に周波数fo 付近の帯域を持上げ
る働きを有する。
クMは、マイクユニット1を比較的に大きく囲むよう形
成された共振用マイク筺体6を用い、これをムービー筺
体4の凹部(7)に半分以上埋設して構成されている。こ
の共振用マイク筺体(以下単に「マイク筺体」とも記述
する)6には、その前方(ムービー本体のカメラレンズ
の光軸方向)に例えば円形の開口6cが穿設されてお
り、後述の如く、被写体からの音bに対して、図5(A)
に示すように、選択的に周波数fo 付近の帯域を持上げ
る働きを有する。
【0012】この周波数fo は、主にマイク筺体6のう
ち吊りゴム2より前方(開口6c側)の容積と、開口6
cの面積とにより定まる周波数で、約10kHz 程度であ
る。吊りゴム2を膜状にしているのは、マイクユニット
1の後壁面からの反射の影響による周波数特性のディッ
プが生じ難くなるようにするためである。
ち吊りゴム2より前方(開口6c側)の容積と、開口6
cの面積とにより定まる周波数で、約10kHz 程度であ
る。吊りゴム2を膜状にしているのは、マイクユニット
1の後壁面からの反射の影響による周波数特性のディッ
プが生じ難くなるようにするためである。
【0013】このようなマイクMの構成において、ノイ
ズ音aはムービー筺体4及びマイク筺体6を透過してか
ら空気中(主に筺体6内)を伝搬し、マイクユニット1
の振動面1dに到達する。一方、被写体音bは空気中を
伝搬して来て、マイク筺体6の開口6cを介してマイク
ユニット1の振動面1dに到達する。その被写体音bの
一部はこの振動面1dで反射し、更に開口6c側の筺体
6内壁面6dでも反射するので、内壁面6d,振動面1
d間距離の2倍に略等しい波長(1/fo)の音が共鳴現象
を起こして、周波数特性が持上げられる。反面、ムービ
ー本体からのノイズ音aに対しては、持上げ特性は殆ど
無い{図5(D) 参照}。
ズ音aはムービー筺体4及びマイク筺体6を透過してか
ら空気中(主に筺体6内)を伝搬し、マイクユニット1
の振動面1dに到達する。一方、被写体音bは空気中を
伝搬して来て、マイク筺体6の開口6cを介してマイク
ユニット1の振動面1dに到達する。その被写体音bの
一部はこの振動面1dで反射し、更に開口6c側の筺体
6内壁面6dでも反射するので、内壁面6d,振動面1
d間距離の2倍に略等しい波長(1/fo)の音が共鳴現象
を起こして、周波数特性が持上げられる。反面、ムービ
ー本体からのノイズ音aに対しては、持上げ特性は殆ど
無い{図5(D) 参照}。
【0014】かかる周波数特性を有するマイクMに対し
て増幅回路9の特性は、装置全体の周波数特性を図5
(C) のように平坦にすべく、図5(B) に示すように、マ
イク筺体6の特性と相補的な特性(逆特性)になるよう
構成されている。具体的には、例えば図4(B) に示した
ように、増幅率設定用の抵抗R1 にコンデンサC1 を並
列接続すると共に、演算増幅器Aの出力段に抵抗R2,コ
ンデンサC2 より成るフィルタ(低域濾波器)11を接
続して構成されている。
て増幅回路9の特性は、装置全体の周波数特性を図5
(C) のように平坦にすべく、図5(B) に示すように、マ
イク筺体6の特性と相補的な特性(逆特性)になるよう
構成されている。具体的には、例えば図4(B) に示した
ように、増幅率設定用の抵抗R1 にコンデンサC1 を並
列接続すると共に、演算増幅器Aの出力段に抵抗R2,コ
ンデンサC2 より成るフィルタ(低域濾波器)11を接
続して構成されている。
【0015】以上の構成により、マイクMで周波数特性
を持上げられた被写体音bは増幅回路9で減衰されて平
坦な周波数特性となり、ノイズ音aは図5(E) に示すよ
うに減衰されるので、S/Nが改善された忠実な被写体
音を、磁気テープ等の記録媒体に記録できるようにな
る。
を持上げられた被写体音bは増幅回路9で減衰されて平
坦な周波数特性となり、ノイズ音aは図5(E) に示すよ
うに減衰されるので、S/Nが改善された忠実な被写体
音を、磁気テープ等の記録媒体に記録できるようにな
る。
【0016】ところで、一般的なムービーには、外部マ
イク挿入用の端子(ジャック)が設けられているものが
多い。そして外部マイクは一般に比較的長いコードを有
するものが多く、マイクをムービー本体から充分離して
設置できるので、ノイズ音aが混入する虞れはない。そ
の反面、外部マイクは図3(A) に示したような平坦な特
性を有しているので、上記のような周波数特性の増幅回
路(マイクアンプ)9で増幅したのでは、特定の周波数
帯域が図5(B) 示の如く低下してしまう。そこで、外部
マイクを接続した時には、そのプラグの差込みによっ
て、図2示の増幅回路8と同様、平坦な特性に自動的に
切換わることが望ましい。
イク挿入用の端子(ジャック)が設けられているものが
多い。そして外部マイクは一般に比較的長いコードを有
するものが多く、マイクをムービー本体から充分離して
設置できるので、ノイズ音aが混入する虞れはない。そ
の反面、外部マイクは図3(A) に示したような平坦な特
性を有しているので、上記のような周波数特性の増幅回
路(マイクアンプ)9で増幅したのでは、特定の周波数
帯域が図5(B) 示の如く低下してしまう。そこで、外部
マイクを接続した時には、そのプラグの差込みによっ
て、図2示の増幅回路8と同様、平坦な特性に自動的に
切換わることが望ましい。
【0017】図6はかかる機能を有する増幅回路の一構
成例(本考案装置の変形例)を示す回路図であり、この
図において図4(B) と同一構成個所には同一番号を付し
て、その詳細な説明を省略する。図6中、Q1,Q2 はN
チャンネルFET(電界効果トランジスタ)、Swは切換
えスイッチ、Pはマイクプラグ(の先端)である。な
お、抵抗R3,R4 の抵抗値は、夫々R1,R2 に比べて充
分高い値のものを使用している。抵抗R3,R4 はFET
のスイッチング動作上必要なものである。
成例(本考案装置の変形例)を示す回路図であり、この
図において図4(B) と同一構成個所には同一番号を付し
て、その詳細な説明を省略する。図6中、Q1,Q2 はN
チャンネルFET(電界効果トランジスタ)、Swは切換
えスイッチ、Pはマイクプラグ(の先端)である。な
お、抵抗R3,R4 の抵抗値は、夫々R1,R2 に比べて充
分高い値のものを使用している。抵抗R3,R4 はFET
のスイッチング動作上必要なものである。
【0018】プラグPの非差込み時には、図示の如く切
換えスイッチSwは接点p1 が接続,p2 が開放となって
いるので、内蔵マイクMからの電気信号が演算増幅器A
に供給される。一方、FETQ1,Q2 のゲートは、抵抗
R7 及び夫々抵抗R5,R6 を介して電源+B(Vcc)に接
続されているので、FETQ1,Q2 共に導通となる。従
って、抵抗R3,R4 は無視されて、増幅回路10は前記
増幅回路9と同様な構成及び特性となる。
換えスイッチSwは接点p1 が接続,p2 が開放となって
いるので、内蔵マイクMからの電気信号が演算増幅器A
に供給される。一方、FETQ1,Q2 のゲートは、抵抗
R7 及び夫々抵抗R5,R6 を介して電源+B(Vcc)に接
続されているので、FETQ1,Q2 共に導通となる。従
って、抵抗R3,R4 は無視されて、増幅回路10は前記
増幅回路9と同様な構成及び特性となる。
【0019】次に、外部マイクのプラグPが矢印α方向
に差込まれると、その先端の傾斜面が切換えスイッチSw
の接片Kを矢印β方向に押すために、接点p1 は切離す
る。更に、接片Kは絶縁体Jを矢印β方向に押すので、
接点p2 は接続される。これにより、外部マイクからの
電気信号が演算増幅器Aに供給される。一方、FETQ
1,Q2 のゲートはスイッチSw及び夫々抵抗R5,R6 を介
して接地されるので、FETQ1,Q2 共に非導通とな
る。従って、FETQ1,Q2 のソース,ドレイン間は抵
抗R3,R4 の抵抗値によって定まる高い抵抗値となり、
その結果、夫々抵抗R3,R4 に直列接続されているコン
デンサC1,C2 の影響は殆ど無視できるようになって、
前記増幅回路8とほぼ同様に平坦な特性となるわけであ
る。
に差込まれると、その先端の傾斜面が切換えスイッチSw
の接片Kを矢印β方向に押すために、接点p1 は切離す
る。更に、接片Kは絶縁体Jを矢印β方向に押すので、
接点p2 は接続される。これにより、外部マイクからの
電気信号が演算増幅器Aに供給される。一方、FETQ
1,Q2 のゲートはスイッチSw及び夫々抵抗R5,R6 を介
して接地されるので、FETQ1,Q2 共に非導通とな
る。従って、FETQ1,Q2 のソース,ドレイン間は抵
抗R3,R4 の抵抗値によって定まる高い抵抗値となり、
その結果、夫々抵抗R3,R4 に直列接続されているコン
デンサC1,C2 の影響は殆ど無視できるようになって、
前記増幅回路8とほぼ同様に平坦な特性となるわけであ
る。
【0020】なお、切換えスイッチSwの構成は、前記機
械式のものに限らず、マイクプラグPの抜き差し動作を
感知,検出して、例えば電子的に切換え動作をするよう
な構成のものにしても良い。
械式のものに限らず、マイクプラグPの抜き差し動作を
感知,検出して、例えば電子的に切換え動作をするよう
な構成のものにしても良い。
【0021】
【考案の効果】本考案の録音装置は以上のように構成し
たので、従来例における前記欠点を解消し、ビデオムー
ビー等の機器本体で生じるノイズ音を低減し乍ら、被写
体からの音を良好に録音できるという実用的な特長を有
する。
たので、従来例における前記欠点を解消し、ビデオムー
ビー等の機器本体で生じるノイズ音を低減し乍ら、被写
体からの音を良好に録音できるという実用的な特長を有
する。
【図1】従来の録音装置に用いられるマイクロホンの簡
略断面図である。
略断面図である。
【図2】従来の録音装置の主要部を示す回路図である。
【図3】従来装置の音響特性説明用の周波数特性図であ
る。
る。
【図4】本考案装置の主要部であるマイクロホンの断面
図及び増幅回路の構成図である。
図及び増幅回路の構成図である。
【図5】本考案装置の音響特性説明用の周波数特性図で
ある。
ある。
【図6】本考案装置の主要部である増幅回路の他の構成
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
1 マイクユニット 2 吊りゴム 3 リード線 4 ムービー筺体 6 共振用マイク筺体 8〜10 増幅回路 11 フィルタ A 演算増幅器 M 内蔵マイクロホン P マイクプラグ Sw 切換えスイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】略平坦な周波数特性を有するマイクユニッ
トと、該マイクユニットを比較的に大きく囲むよう形成
され,録音すべき音源方向に対して特定の周波数帯域を
増強する音響特性を有する共振用マイク筺体とを具備
し、機器本体の所定個所に設けられた内蔵マイクロホン
と、 該内蔵マイクロホンの周波数特性に対して相補的な周波
数特性を持たせるべくフィルタ等を付加して構成した増
幅回路とを、少なくとも備えたことを特徴とする録音装
置。 - 【請求項2】増幅回路を、内蔵マイクロホンとは相補的
な周波数特性及び略平坦な周波数特性の2通りの周波数
特性を持合せるよう構成し、 外部マイクロホンを機器本体に接続した際に、内蔵マイ
クロホンから該外部マイクロホンに接続を切換えると共
に、上記増幅回路を略平坦な周波数特性に切換える切換
えスイッチを更に備えて構成した、請求項1記載の録音
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3843892U JP2559541Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 録音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3843892U JP2559541Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 録音装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593193U JPH0593193U (ja) | 1993-12-17 |
JP2559541Y2 true JP2559541Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=12525312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3843892U Expired - Lifetime JP2559541Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 録音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559541Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4811182B2 (ja) * | 2006-08-02 | 2011-11-09 | オンキヨー株式会社 | オーディオ装置のゲイン切換方法及びその装置 |
US8085969B2 (en) * | 2006-09-15 | 2011-12-27 | Hpv Technologies, Inc. | Full range planar magnetic microphone and arrays thereof |
NO328582B1 (no) * | 2006-12-29 | 2010-03-22 | Tandberg Telecom As | Mikrofon for lydkildesporing |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP3843892U patent/JP2559541Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0593193U (ja) | 1993-12-17 |
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