JP2534211B2 - ディスクプレ―ヤ - Google Patents

ディスクプレ―ヤ

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JP2534211B2
JP2534211B2 JP3133331A JP13333191A JP2534211B2 JP 2534211 B2 JP2534211 B2 JP 2534211B2 JP 3133331 A JP3133331 A JP 3133331A JP 13333191 A JP13333191 A JP 13333191A JP 2534211 B2 JP2534211 B2 JP 2534211B2
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disc player
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heat
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仁郎 中道
耕三 小林
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Nakamichi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスクプ
レーヤ、レーザディスクプレーヤ等のディスクプレーヤ
の改良に関し、特にプレーヤ内部で相互に熱影響を及ぼ
すことがなく、且つ外部からの種々の振動等による悪影
響を少なくするようにしたディスクプレーヤに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ラジオ付テープレコーダ、コンパクトデ
ィスクプレーヤ等の音響機器は、全体的に小型化するた
めに、スピーカを同じキャビネット内に収納することが
行なわれている。この種の音響機器において、ラジオ付
テープレコーダまたはコンパクトディスクプレーヤの回
路部又は機構部がスピーカからの音響振動や電源からの
熱を受けて誤動作するのを防止するために、この回路部
または機構部を他の部分から密閉することが行なわれて
いる(例えば実公昭59−35857号公報、実開昭5
9−145701号公報及び特開昭64−64191号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
技術では、いずれも同じキャビネット内で発生する音響
振動または熱からの悪影響を防止することができるのみ
であり、スピーカが分離しているセパレート型音響装置
におけるコンパクトディスクプレーヤのキャビネット外
部からの音響振動、機械振動、熱及び埃を有効に遮断す
ることができなかった。特に、コンパクトディスクプレ
ーヤは、これらの振動、熱及び埃を受けると、音質を低
下することになる光学ピックアップ等を含む機構部を有
し、この機構部及び再生中のディスクは、外部からの振
動等によって悪影響を受けることがないようにすること
が望まれる。
【0004】本発明の目的は、機構部及び再生中のディ
スク並びに回路部が内外からの振動、熱及び埃を受ける
ことがないようにして良好な音質を得ることができるデ
ィスクプレーヤを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明課題解決手段
は、キャビネット内に取付けられた機構部と電源部と回
路部とから成るディスクプレーヤにおいて、キャビネッ
トの内部でこれらの機構部、電源部及び回路部を相互に
気密に隔離するように密閉壁によって密閉し、且つ機構
部は、この密閉壁によって仕切られた密閉空間内でサス
ペンションによって支持されていることを特徴とするデ
ィスクプレーヤを提供することにある。
【0006】
【作用】このように、外部からの振動、熱、埃を受ける
と誤動作するおそれがある光学ピックアップを含む機構
部及び再生中のディスクは、密閉空間内に配置され、且
つこの密閉空間内でサスペンションによって浮かして支
持されているので、機構部及び再生中のディスクに外部
からの音響振動、熱及び埃を受けることがなく、且つキ
ャビネット自体が外部からの機械的振動を受けてもこの
振動がサスペンションによって遮断されるため、機構部
及び再生中のディスクに伝達されることがなく、従って
ディスクプレーヤの優れた音質を得ることができる。
【0007】また、機構部、電源部及び回路部は、同じ
キャビネット内に取付けられているが、これらは相互に
気密に隔離するように密閉壁で密閉されているので、電
源部 及び回路部からの熱が機構部に悪影響を与えること
がない上に、電源部からの熱が回路部に悪影響を与える
ことがない。特に回路部や機構部が密閉された空間内に
あるので、電源部からの熱を受けると、その影響は多大
であるが、回路部や機構部が電源部から熱遮断され、ま
た機構部が回路部からも熱遮断されていると、これらの
機構部及び回路部の密閉空間内での動作に悪影響を与え
ることがなく、ディスクプレーヤを良好な状態で駆動す
ることができる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1乃至図3は、本発明に係るコンパクトディス
クプレーヤ10を示し、このコンパクトディスクプレー
ヤ10は、キャビネット12内に取付けられた機構部1
4と、電源部16と回路部18とから成っている。
【0009】キャビネット12は、1対のサイドパネル
20、20’と、フロントパネル22及びリヤパネル2
2’と、トップカバー24及びボトムカバー24’とか
ら成り、これらのパネル及びカバーは、適宜の手段で一
体に組み付けられている。尚、修理、点検等の目的でト
ップカバー24は、開閉自在になっている。
【0010】機構部14は、コンパクトディスクが支持
されるトレイ26と、このトレイ26内のコンパクトデ
ィスクを回転自在に支持するターンテーブル28と、コ
ンパクトディスクから情報を取出す光学式ピックアップ
30とを含んでいる。トレイ26は、図2に示すよう
に、フロントパネル22のトレイ用開口部22aを通し
て出入れすることができるようになっており、この開口
部22aは、扉34によって閉じられる。尚、図1にお
いて符号36は、ターンテーブル28を回転するスピン
ドルモータである。
【0011】電源部16は、トランス38を含み、この
トランス38は、リヤパネル22’を貫通して外部に導
出する電源コード40に接続されている。尚、図3にお
いて符号42は電源プラグ、符号43は出力端子であ
る。
【0012】回路部18は、ピックアップ30で読み出
された情報を処理する種々の処理回路を含み、この回路
部18は、キャビネット12内に多段に設けられ複数の
回路素子(図示せず)が実装された配線基板44から成
っている。
【0013】本発明のコンパクトディスクプレーヤにお
いて、キャビネット12の内部は、特に図1から解るよ
うに、機構部14、電源部16及び回路部18を相互に
気密に隔離するように密閉壁46、48によって密閉さ
れ、且つ機構部14は、これらの密閉壁46、48によ
って仕切られた密閉空間50内でサスペンション52に
よって支持されている。
【0014】図示の実施例では、密閉壁46、48は、
機構部基板54一体に形成されてキャビネット12内
に固定されている。また、図示の実施例では、密閉壁4
8には水平壁56を介して側壁58が一体に形成され、
回路部18の多段の配線基板44は、密閉壁48と側壁
58との間に支持されている。尚、図2において符号6
0は回路部18の操作用ボタン、符号62は表示窓であ
る。
【0015】サスペンション52は、図4及び図5に示
すように、機構部基板54と可動支持板64との間に取
付けられた複数のばね部材66から成り、機構部14
は、この可動支持板64に搭載されている。図示の実施
例では、コンパクトディスクプレーヤの運搬、保管時等
に可動支持板64が揺れるのを防止するためにロック手
段が設けられ、このロック手段は、機構部基板54のね
じ孔54aにねじ込まれて可動支持板64を機構部基板
54から延びるストッパ67に押付けて機構部基板54
をロックするねじ杆68から成っている。尚、このねじ
杆68は、そのねじ部が機構部基板54のねじ孔54a
から外れた際に圧縮されてねじ孔54aを密閉する弾性
体69を有する(図4参照)。
【0016】図2に示すように、トレイ用開口部22a
を閉じる扉34は、フロントパネル 22トレイ用開口
部22aの周縁に気密に密接するシール弾性体70を有
し、このシール弾性体70は、扉34が閉じられた状態
トレイ用開口部22aを密閉している。
【0017】既にのべたように、機構部14は、外部か
らの振動、熱、埃を受けると誤動作するおそれがある光
学式ピックアップ30を含むが、この機構部14は、密
閉壁46、48によって気密に仕切られた密閉空間50
内に配置されているので、機構部14に電源部16及び
回路部18からの熱や外部からの音響振動、熱及び埃を
受けることがなく、また機構部14は、この密閉空間5
0内でサスペンション52によって浮かして支持されて
いるので、キャビネット12自体が外部からの機械的振
動を受けても、この振動がサスペンション52によって
機構部14に伝達されないので、光学式ピックアップ3
0及び再生中のディスクに影響を与えることがないか
ら、ディスクプレーヤの優れた音質を得ることができ
る。
【0018】また、機構部14、電源部16及び回路部
18は、同じキャビネット12内に取付けられている
が、これらは相互に気密に隔離するように密閉壁46、
48で密閉されているので、電源部16及び回路部18
からの熱が機構部14に悪影響を与えることがない上
に、電源部16からの熱が回路部18の配線基板44上
の回路素子に悪影響を与えることがない。
【0019】また、フロントパネル22のトレイ用開口
部22aを閉じる扉34は、このトレイ用開口部22a
の周縁に気密に密接するシール弾性体70を有するの
で、この扉34を閉じると、扉34とフロントパネル2
トレイ用開口部22aの周縁との隙間を通して外部
から振動、熱及び埃が侵入することがなく、振動等によ
る音質の低下を抑制することができる。
【0020】図6乃至図8は、本発明のコンパクトディ
スクプレーヤに種々の状態で音響振動を与えた場合の周
波数特性を示す。図6は本発明のコンパクトディスクプ
レーヤの通常の状態のフォーカスエラー信号の周波数ス
ペクトルを示し、この図からエラー量が全周波数領域で
少ないことが解る。これに対して、本発明のコンパクト
ディスクプレーヤのトップカバー24を取外して機構部
14を非密閉状態とし、このコンパクトディスクプレー
ヤにスピーカを約30cmに近付け、1Wの出力でピン
クノイズをコンパクトディスクプレーヤに放射すると、
図7に示すように、特に0.3KHzから1.2KHz
の周波数領域でエラー量が増加することが解る。このエ
ラー量は、主にスピーカからの音圧によるディスクの振
動によって発生する。また、本発明のコンパクトディス
クプレーヤのトップカバー24を閉じた密閉状態で同様
にスピーカからピンクノイズを放射すると、図8に示す
ように、図6とほぼ同様の周波数特性が得られた。これ
は、本発明の密閉、弾性支持構造によってスピーカから
の音圧による悪影響を解消することができたことによ
る。
【0021】上記実施例では、サスペンション52は、
ばね部材66から成っているが、これは、可動支持板6
4を弾性的に支持するものであれば他の要素であっても
よく、例えば空気ばねの如き流体ばねであってもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、ディス
クプレーヤの機構部、電源部及び回路部をそれぞれ密閉
空間内に配置し、またこの密閉空間内で機構部を弾性的
に支持したので、機構部は内外からの振動、熱及び埃を
受けることがなく、また回路部が機構部に熱影響を与え
ることがない上に回路部及び機構部が電源部からの熱影
響を受けることがなく、従って良好な音質を有するディ
スクプレーヤを得ることができる実益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクプレーヤの内部構造を概
略的に示す断面図である。
【図2】本発明に係るディスクプレーヤのトレイインジ
ェクタの扉を開いた状態の正面側の斜視図である。
【図3】本発明に係るディスクプレーヤの背面側の斜視
図である。
【図4】本発明のディスクプレーヤに用いられる機構部
を支持するサスペンションとそのロック手段とをロック
解放状態で示す拡大断面図である。
【図5】本発明のディスクプレーヤに用いられる機構部
を支持するサスペンションとそのロック手段とをロック
状態で示す拡大断面図である。
【図6】本発明のディスクプレーヤの通常状態のフォー
カスエラー信号の周波数特性を示す線図である。
【図7】本発明のディスクプレーヤのトップカバーを開
いて音響振動を与えた状態のフォーカスエラー信号の周
波数特性を示す線図である。
【図8】本発明のディスクプレーヤのトップカバーを閉
じて音響振動を与えた状態のフォーカスエラー信号の周
波数特性を示す線図である。
【符号の説明】
10 ディスクプレーヤ 12 キャビネット 14 機構部 16 電源部 18 回路部 22 フロントパネル 22a トレイ用開口部 24 トップカバー 26 トレイ 28 ターンテーブル 30 光学式ピックアップ 34 扉 46 密閉壁 48 密閉壁 50 密閉空間 52 サスペンション 64 可動支持板 66 ばね部材 70 シール弾性体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネット内に取付けられた機構部と
    電源部と回路部とから成るディスクプレーヤにおいて、
    前記キャビネットの内部前記機構部と電源部と回路部
    とをそれぞれ相互に気密に隔離するように密閉壁によっ
    密閉し、且つ前記機構部は、前記密閉壁によって仕切
    られた密閉空間内でサスペンションによって支持されて
    いることを特徴とするディスクプレーヤ。
JP3133331A 1991-05-10 1991-05-10 ディスクプレ―ヤ Expired - Fee Related JP2534211B2 (ja)

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