JP2004159244A - 再生装置 - Google Patents

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JP2004159244A JP2002325172A JP2002325172A JP2004159244A JP 2004159244 A JP2004159244 A JP 2004159244A JP 2002325172 A JP2002325172 A JP 2002325172A JP 2002325172 A JP2002325172 A JP 2002325172A JP 2004159244 A JP2004159244 A JP 2004159244A
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Kazuya Yamaji
一也 山地
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】小型で構造が簡単ながら重低音を再生できる再生装置を提供する。
【解決手段】少なくともスピーカユニット1、インピーダンス検出部5、アクティブフィードバック回路9、および主増幅器10を同一筐体内に構成する。インピーダンス検出部5においてリアルタイムでスピーカユニット1における実際の周波数帯域に対するインピーダンスを検出する。そして、差動増幅器4によりスピーカユニットの共振点f01,f02、反共振点faを判別し、共振点であれば負帰還、反共振点であれば正帰還をかけ、その後帯域通過フィルタ7により必要な周波数帯域を抽出し、保護回路8で異常電流の検出保護をかけながら主増幅器10に対して帰還をかける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内容積の小さい増幅器内蔵スピーカによって重低音を再生するための再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル多用途ディスク(DVD)が開発され、映像にかかわる重低音が再生できるとともに家庭内で手軽にオーディオビジュアル環境が満足できる小型システムが求められ、小型軽量のスピーカや増幅器内蔵のスピーカが多く用いられている。周知のように一般にスピーカボックスの筐体が小さくなると低音の再生能力が不十分となり、力強い重低音が再生できない。そこでこのような小型で、かつ重低音を再生するための手段として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
【0003】
この特許文献では、たとえばその第1図に示すように隔壁で仕切られ、電気的サーボを掛けられヘルムホルツ共鳴器からの大気反作用を打ち消すようにした振動器(スピーカ)を有する第1の室と、外部に向けた開口を有する第2の室との間を管ポートで連通し、第1の室と管ポートとでヘルムホルツ共鳴器を形成し、第2の室と開口とで低域通過型の音響フィルタを形成し、この低域通過型のフィルタの遮断周波数をヘルムホルツ共鳴器の共鳴周波数より高く、第1の室と第2の室の間を連通する管ポートの開管共鳴周波数より低く設定したもので、これにより第1の室の容積を小さくでき、ヘルムホルツ共鳴器のQを高くでき、十分な共鳴音を発生できるとされている。
【0004】
【特許文献1】
特開平01−254097号公報(第1図−第5図および実施例)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような重低音を再生できる再生装置においては、スピーカ部と増幅器とが離れていると接続する線材の長さによるインピーダンスが加わって不安定要素が増えるので、この不安定要素を取り除くことと、実際のスピーカ筐体の共鳴を検知し、それに合致した音響フィルタを設定することが求められている。
【0006】
本発明は、上記の従来の再生装置より構成が簡単であり、インピーダンス検出部と増幅器部とをスピーカキャビネットに内蔵することにより、接続する線材による不安定要素を取り除き、筐体に取り付けた実際のスピーカユニットの特性に応じて検出した共振点、反共振点に合せて負帰還、正帰還を切り替え、歪みを抑えつつ小型の筐体を持つスピーカでも重低音を得られる再生装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の再生装置は、筐体に納めたスピーカと、前記筐体内で前記スピーカ近辺に配置され前記スピーカと3個の抵抗器とでブリッジを形成するインピーダンス検出部と、前記筐体内にあり前記インピーダンス検出部の出力を加算端子と減算端子とに入力する差動増幅回路と、前記筐体内にあり前記差動増幅回路の出力を入力とする帯域通過フィルタと、前記筐体内にあり音声信号入力を加算入力端子に加え、前記帯域通過フィルタの出力を減算入力端子に加え、その出力で前記スピーカを駆動する主増幅器とを備えた構成となっている。
【0008】
さらに具体的には、上記の構成において、前記主増幅器の減算端子に加わる入力信号は前記インピーダンス検出部においてスピーカのインピーダンスをRL、スピーカの対辺の抵抗器のインピーダンスをR1、他の1組の互いに対辺をなす抵抗器のインピーダンスをそれぞれR0,R2とすると、前記主増幅器の加算端子入力信号に対して、
R0×R2>RL×R1の場合正帰還、
R0×R2=RL×R1の場合帰還なし、
R0×R2<RL×R1の場合負帰還、
となることを特徴とするものである。
【0009】
これにより、構造の簡単な容量の小さい増幅器内蔵スピーカにおいて歪みを抑えながら重低音を再生する再生装置が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施形態における再生装置のブロック図、図2は同じくその再生装置の動作原理説明図、図3は同じくその再生装置の効果を示す図、図4は同じく再生装置のスピーカ筐体の構造図である。
【0011】
本実施形態の再生装置は、インピーダンスRLを持つスピーカユニット1と、抵抗値R0、R1、R2をそれぞれ持つ抵抗器2、3、4とをブリッジ接続にしてインピーダンス検出部5を構成している。差動増幅回路6、帯域通過フィルタ7、保護回路8でアクティブフィードバック回路9を構成する。インピーダンス検出部5と差動増幅回路6は極力スピーカ1の近辺に設けるのが特性上好ましい。
【0012】
インピーダンス検出部5の抵抗器3と4の結合点は差動増幅回路6の加算端子に、スピーカ1と抵抗器2の接続点は差動増幅回路6の減算端子にそれぞれ接続され、抵抗器4の他端とスピーカ1の他端とは主増幅器10の出力端子に接続され、抵抗器2と3のそれぞれの他端は接地されている。差動増幅回路6の出力は帯域通過フィルタ7の入力に接続され、帯域通過フィルタ7の出力は保護回路8の入力と、再生入力信号を加算入力端子に接続された主増幅器10の減算入力回路とに接続されている。
【0013】
帯域通過フィルタ7は共振点f01,f02、反共振点faを含む周波数帯域のみ通過し、必要ない周波数範囲をカットすることによって安定な動作を目指すものであり、保護回路8は、主増幅器10の消費電流を監視し、過大な電流となった場合に帰還回路の出力を制御して動作の安定化を図るものである。そして少なくともこれらの各部は同一筐体内に構成する。
【0014】
図4において(a)は主増幅器を内蔵したスピーカ筐体の外観斜視図、図(b)はその側断面図で、スピーカ筐体11はスピーカ部12と主増幅器部13とに仕切14で分離されており、スピーカ部12にはスピーカ1が取り付けられており、主増幅器部には主増幅器10はじめ各回路部が備えられている。
以上のように構成された再生装置について、以下その動作を説明する。まずインピーダンス検出部5においてリアルタイムでスピーカユニット1における実際の周波数帯域に対するインピーダンスを検出する。そして、差動増幅器4によりスピーカユニットの共振点f01,f02、反共振点faを判別し、共振点であれば負帰還、反共振点であれば正帰還をかけ、その後帯域通過フィルタ7により必要な周波数帯域を抽出し、保護回路8で異常検出保護をかけながら主増幅器10の減算入力端子に対して帰還をかける。
【0015】
図2(a)の共振点f01,f02においては、
R0×R2<RL×R1
となり、この場合主増幅器10に対しては負帰還となる。一般に共振点においては図3(c)のインピーダンスの増大とともに図3dのように歪みも増加するが、負帰還を掛けることによって歪みを低下させることができる。
図2(a)のスピーカユニットのインピーダンス特性において、反共振点faにおいては、
R0×R2>RL×R1
となり、この場合主増幅器10に対しては正帰還となり、利得が上昇する。
【0016】
共振点の前後では、
Rr=R0×R2=RL×R1
となり、正帰還と負帰還のしきい値となり、この場合差動増幅回路6の出力はなく、主増幅器10に対する帰還はしない。
この結果、主増幅器10の利得は図2(b)のようになり、スピーカ1の音圧特性は図3の破線(a)の状態から実線(b)のように改善される。
【0017】
従来は重低音の再生のためには共振点、反共振点を検出せず、スピーカ側で不足する低域を増幅器の利得のみにて補正していたので、共振点での歪みを増やす原因となっていたが、本実施形態によれば、主増幅器をスピーカ筐体に内蔵したことにより、スピーカと主増幅器間の線材長さが短くでき、不安因子を除き実際のスピーカユニットの周波数帯域でのインピーダンス検出を容易にでき、インピーダンス検出部によってリアルタイムに容易に共振点、反共振点を検出し、差動増幅器によって自動的に負帰還と正帰還とを切り換えるので、容量の小さい主増幅器内蔵スピーカにおいて低音域の特性が改善されるとともに歪みの少ない重低音を再生する再生装置が得られることとなる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、スピーカ近辺に設けたインピーダンス検出部によってリアルタイムに容易に共振点、反共振点を検出し、差動増幅器によって自動的に負帰還と正帰還とを切り換えるので、容量の小さい主増幅器内蔵スピーカにおいて低音域の特性が改善されるとともに歪みの少ない重低音再生を可能とするという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における再生装置のブロック図
【図2】同じくその再生装置の動作原理説明図
【図3】同じくその再生装置の効果を示す図
【図4】同じく再生装置のスピーカの構造図
【符号の説明】
1 スピーカユニット
2,3,4 抵抗器
5 インピーダンス検出部
6 差動増幅回路
7 帯域通過フィルタ
8 保護回路
9 アクティブフィードバック回路
10 主増幅器

Claims (2)

  1. 筐体に納めたスピーカと、
    前記筐体内で前記スピーカ近辺に配置され前記スピーカと3個の抵抗器とでブリッジを形成するインピーダンス検出部と、
    前記筐体内にあり前記インピーダンス検出部の出力を加算端子と減算端子と、に入力する差動増幅回路と、
    前記筐体内にあり前記差動増幅回路の出力を入力とする帯域通過フィルタと、前記筐体内にあり音声信号入力を加算入力端子に加え、前記帯域通過フィルタの出力を減算入力端子に加え、その出力で前記スピーカを駆動する主増幅器とを備えた再生装置。
  2. 前記主増幅器の減算端子に加わる入力信号は前記インピーダンス検出部においてスピーカのインピーダンスをRL、スピーカの対辺の抵抗器のインピーダンスをR1、他の1組の互いに対辺をなす抵抗器のインピーダンスをそれぞれR0,R2とすると、前記主増幅器の加算端子入力信号に対して、
    R0×R2>RL×R1の場合正帰還、
    R0×R2=RL×R1の場合帰還なし、
    R0×R2<RL×R1の場合負帰還、
    となることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
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