JP2559325Y2 - 小形トランス - Google Patents

小形トランス

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JP2559325Y2
JP2559325Y2 JP1990117223U JP11722390U JP2559325Y2 JP 2559325 Y2 JP2559325 Y2 JP 2559325Y2 JP 1990117223 U JP1990117223 U JP 1990117223U JP 11722390 U JP11722390 U JP 11722390U JP 2559325 Y2 JP2559325 Y2 JP 2559325Y2
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JP
Japan
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small transformer
coil
bobbin
shaped core
wiring board
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JP1990117223U
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JPH0474407U (ja
Inventor
精一 木嶋
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株式会社キジマ
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、小形トランスに関し、特に写真撮影用の
閃光放電発光器に適当な小形トランスを提案する。
「従来の技術」 閃光放電発光器のトリガートランスとして使用される
従来の小形トランスを第4図に示す。
この図において、1は小形トランス、2はボビンで、
ボビン2の角筒状の巻線部2aには一次コイル3と二次コ
イル4とが巻線され、巻線部2a内にはI形コア5が内挿
されている。
巻線部2aの両端には鍔2b、2cが設けられ、一方の鍔2b
側の突形部には高圧用の端子ピン6が、また、他方の鍔
2c側の肉厚部には低圧用の端子ピン7が各々植設されて
固定されている。
また、上記した鍔2b、2cには、コイル端を引出すため
の貫通孔が穿設され、この貫通孔より引出されたコイル
端部が上記した端子ピン6、7にからげられ、その後、
そのからげ部を半田付けして固着されている。
上記した小形トランス1は、端子ピン7をプリント配
線基板8の端子ピン挿入孔に差し込み、その後半田付け
して上記プリント配線基板8に固着する。
第5図は、上記した小形トランス1を写真撮影用の閃
光放電発光器に組込んだ部分的な回路図である。
トリガートランスとしての上記小形トランス1は、ト
リガーコンデンサ12、充電抵抗13、トリガースイッチ14
とで閃光放電管15に励起電圧を与えるトリガー回路を形
成し、トリガースイッチ14の閉成によって主コンデンサ
11に充電された充電電荷を放電して閃光放電管15を発光
させる。
「考案が解決しようとする課題」 上記した小形トランス1の問題点は、小形トランス1
をプリント配線基板8に取付ける際に、傾いて取付けら
れてしまうことである。
即ち、端子ピン7をプリント配線基板8の端子ピン挿
入孔に挿入した時、端子ピン7のコイル端止着部9の半
田盛りの高さが相違していると、小形トランス1がプリ
ント配線基板8に傾いて取付けられることがある。
このように傾いて取付けられた小形トランス1は、隣
接する他の電気部品と接触してショートなどの原因とな
ることから、作業者がその傾きを修正しなければならな
い。
しかしながら、一旦傾いて取付けられた小形トランス
1を直立するように手で起こすと、これによって端子ピ
ン7が鍔2cから抜け出て、この時の端子ピン7の引っ張
り力でコイル端部が断線することがある。
一方、上記した問題点を解決するため、ボビン2の鍔
2cの四隅に、端子ピン7と同方向に突出させた傾斜防止
用の突出部を設けた小形トランスがある。
この小形トランスは、端子ピン7をプリント配線基板
8の端子ピン挿入孔に差し込むと、上記した突出部がプ
リント配線基板8の面上に当接して小形トランスがプリ
ント配線基板8に垂直に起立する。
しかし、この小形トランスの場合、ボビン2があまり
にも小さいために実用的でないと言う問題がある。
なぜならば、ボビン2は鍔2b、2cの一辺が約4.6mm程
度しかなく、この鍔2cに植設された端子ピン7と上記し
た突出部との距離が少なく、自動巻線機によってコイル
端部を端子ピン7にからげるとき、上記した突出部があ
るために自動からげの巻回しができなくなってしまうか
らである。
上記した実情にかんがみ、本考案では、プリント配線
基板に垂直に取付けることのできるこの種の小形トラン
スを開発することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記した目的を達成するため、本考案では、筒状部に
コイルが装備された角形鍔付のボビンと、このボビンの
筒状部内に挿着された棒状コアとを有し、上記角形鍔の
角部外面から棒状コアの長手方向に沿って突出し、コイ
ル端部が上記角形鍔の面上で止着された端子ピンを備え
た小形トランスにおいて、上記棒状コアの一端部をボビ
ンの角形鍔面より突出させ、この突出部は端子ピンのコ
イル端止着部より高くして上記角形鍔の外面に沿って拡
大させた角状部として形成し、さらに、この突出部に
は、角形部の角部を切り込み、上記コイル端止着部との
間に間隙を設ける切込溝と、棒状コアの軸心に直交する
コア端面とを形成して構成したことを特徴とする小形ト
ランスを提案する。
「作用」 小形トランスをプリント配線基板の端子ピン挿入孔に
挿入すると、コイル端止着部がプリント配線基板面に突
き当る前に、棒状コアのコア端面がプリント配線基板面
に対接する。
上記したコア端面は、棒状コアの軸心に直交するよう
に形成されているので、小形トランスがプリント配線基
板に垂直に起立する。
この状態で半田付けすることにより、小形トランスは
プリント配線基板に対して傾くことなく取付けられる。
「実施例」 次に、本考案を閃光放電発光器のトリガートランスと
して実施した実施例について図面に沿って説明する。
第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示し、第1
図は小形トランス50をプリント配線基板51に取付けた状
態を示す縦断面図であり、第2図は同小形トランス50の
底面図である。
これらの図において、小形トランス50は、両端に角形
鍔52a、52bを有するボビン52の角筒部52cに、一次コイ
ル53と二次コイル54とを巻装し、上記した角形鍔52aの
肉厚部には低圧用の端子ピン55が、また、角形鍔52bの
突形部には高圧用の端子ピン56が各々固着してある。
なお、第2図に示す端子ピン62は遊び端子である。
また、57は角形鍔52aに形成したコイル端の引出溝で
ある。
上記した引出溝57より引出された各々のコイル端部
は、自動巻線機で各々の端子ピン55にからげられ、その
後、半田付けして固定される。
高圧側の端子ピン56についても同様に自動巻線機によ
って二次コイル54の端部がからげられた後、半田付けさ
れる。
また、上記したボビン52の角筒部52c内には、角柱形
のI形コア58が挿入されている。
このI形コア58は、一端部をボビンの角形鍔外面から
角錐状に突出させた突出部58aが設けてある。
この突出部58aは端子ピン55のコイル端止着部(半田
付け部)59よりやや高く突出すると共に、そのコア端面
58bはI形コア58の軸心に直交するように形成されてい
る。
さらに、この突出部58aには、コイル端止着部59との
間に間隙を設けて、第2図に示したような切込溝58cが
形成してある。
つまり、突出部58aは角形鍔52aの外面に沿って拡大さ
せた角状部となっており、この角状部の角部を円弧状に
切り込み上記の切込溝58cが形成してある。
上記したI形コア58は、ボビン52の角筒部52cにコイ
ルを巻装し、各々のコイル端部を端子ピン55、56に止着
した後、角形鍔52a方向から角筒部52c内に挿着する。
この場合、引出溝57より引出したコイルのリード部が
突出部58aと角形鍔52aの間を通るようになる。
上記の如く構成した小形トランス50は、端子ピン55、
62がプリント配線基板51の端子ピン挿入孔に挿入される
と、上記したコイル端止着部59がプリント配線基板51面
に当接する前にI形コア58に形成された突出部58aのコ
ア端面58bがプリント配線基板51面に対接する。
また、コア端面58bは、上記した通りI形コア58の軸
心に直交するように形成されているので、小形トランス
50がプリント配線基板51に垂直に起立する。
この状態において、端子ピン55をプリント配線基板51
に半田付けすることにより、小形トランス50がプリント
配線基板51に対して垂直に取付けられる。
第3図は、第1図及び第2図に示す小形トランスを変
形した本考案の第2実施例を示し、この実施例の小形ト
ランスは角形鍔52aのコア挿入口にテーパー61を形成
し、このテーパー61にI形コア58の突出部58aを部分的
に嵌合させる構成となっている。
このように、角筒部52c内に部分的に突出部58aを嵌合
させることによって、突出部58aの肉厚を大きくできI
形コア58の強度を増すことができる。
以上、本考案の実施例について説明したが、本考案は
閃光放電発光器のトリガートランスに限らず、他の小形
トランスについても同様に実施し得る。
「考案の効果」 上記した通り、本考案に係る小形トランスによれば、
棒状コアに、プリント配線基板の板面に対接するコア端
面を有した突出部を設けたので、例えば、ボビン鍔径が
4.6mm程度となる小形トランスにおいても、プリント配
線基板に取付けるに際して確実に直立させた状態で取付
けることができる。
これより、小形トランスの取付け作業等において生ず
るコイル端部の断線事故を未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示し、第1図
は小形トランスの縦断側面図、第2図は同小形トランス
の底面図、第3図は第2実施例を示す小形トランスの縦
断側面図、第4図及び第5図は従来例を示し、第4図は
小形トランスの縦断側面図、第5図は小形トランスをト
リガートランスとして閃光放電発光器に組込んだ部分的
な回路図である。 50……小形トランス 51……プリント配線基板 52……ボビン 53……一次コイル 54……二次コイル 55……端子ピン 56……端子ピン 58……I形コア 58a……突出部 58b……コア端面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状部にコイルが装備された角形鍔付のボ
    ビンと、このボビンの筒状部内に挿着された棒状コアと
    を有し、上記角形鍔の角部外面から棒状コアの長手方向
    に沿って突出し、コイル端部が上記角形鍔の面上で止着
    された端子ピンを備えた小形トランスにおいて、上記棒
    状コアの一端部をボビンの角形鍔面より突出させ、この
    突出部は端子ピンのコイル端止着部より高くして上記角
    形鍔の外面に沿って拡大させた角状部として形成し、さ
    らに、この突出部には、角形部の角部を切り込み、上記
    コイル端止着部との間に間隙を設ける切込溝と、棒状コ
    アの軸心に直交するコア端面とを形成して構成したこと
    を特徴とする小形トランス。
JP1990117223U 1990-11-09 1990-11-09 小形トランス Expired - Lifetime JP2559325Y2 (ja)

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JPH0474407U JPH0474407U (ja) 1992-06-30
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56580U (ja) * 1979-06-16 1981-01-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56580U (ja) * 1979-06-16 1981-01-06

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