JP3298917B2 - 分割巻き用ボビン及びトランス - Google Patents
分割巻き用ボビン及びトランスInfo
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- JP3298917B2 JP3298917B2 JP06529492A JP6529492A JP3298917B2 JP 3298917 B2 JP3298917 B2 JP 3298917B2 JP 06529492 A JP06529492 A JP 06529492A JP 6529492 A JP6529492 A JP 6529492A JP 3298917 B2 JP3298917 B2 JP 3298917B2
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、フライバック
トランス(FBT)などのドランスに備えられた分割巻
き用ボビン及びフライバックトランス(FBT)などの
ドランスに関する。
トランス(FBT)などのドランスに備えられた分割巻
き用ボビン及びフライバックトランス(FBT)などの
ドランスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分割巻き用ボビンは、図7に示す
ように、コイル(図示せず)を分割巻きするための鍔2
1が軸方向に複数配設されて構成されている。これら複
数の鍔21により複数の巻回部22が形成される。ま
た、各鍔21には、コイルのリード線を隣の巻回部22
に移行させるための溝23が形成されている。
ように、コイル(図示せず)を分割巻きするための鍔2
1が軸方向に複数配設されて構成されている。これら複
数の鍔21により複数の巻回部22が形成される。ま
た、各鍔21には、コイルのリード線を隣の巻回部22
に移行させるための溝23が形成されている。
【0003】そして、この分割巻き用ボビンにコイルを
巻回する場合は、図8に示すように、1つの巻回部22
にコイル24を巻線した後、そのコイル24のリード線
24aを溝23を介して隣の巻回部22に移行させ、そ
の巻回部22においてコイル24を巻線し、以下同様
に、コイル24のリード線24aを隣の巻回部22に溝
23を介して移行しながら順次コイル24を巻線してい
く。これにより、コイル24が鍔21にて分割巻きされ
た形となる。
巻回する場合は、図8に示すように、1つの巻回部22
にコイル24を巻線した後、そのコイル24のリード線
24aを溝23を介して隣の巻回部22に移行させ、そ
の巻回部22においてコイル24を巻線し、以下同様
に、コイル24のリード線24aを隣の巻回部22に溝
23を介して移行しながら順次コイル24を巻線してい
く。これにより、コイル24が鍔21にて分割巻きされ
た形となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブラウン管
の陽極に高電圧を供給し、水平偏向出力トランスの役目
を果たすものにフライバックトランス(以下、単にFB
Tと記す)がある。このFBTは、高電圧を得るため
に、極細銅線(φ0.03〜0.06mm)を高圧巻線
として、分割巻き用ボビンにおける複数の巻回部22に
夫々数百ターン巻回し、更に上記銅線を隣の巻回部22
に移行させるための溝23を通し、全ての巻回部22に
所定必要巻数巻回する。
の陽極に高電圧を供給し、水平偏向出力トランスの役目
を果たすものにフライバックトランス(以下、単にFB
Tと記す)がある。このFBTは、高電圧を得るため
に、極細銅線(φ0.03〜0.06mm)を高圧巻線
として、分割巻き用ボビンにおける複数の巻回部22に
夫々数百ターン巻回し、更に上記銅線を隣の巻回部22
に移行させるための溝23を通し、全ての巻回部22に
所定必要巻数巻回する。
【0005】この場合、導線の隣の巻回部22への移行
は、巻装コイル外周から溝23を通り、巻回部22の最
底部へ確実に移行されなければならない。もし、図8に
示すように、鍔21の高さ方向途中から銅線の巻回が行
われた場合、コイル24のレアショートなどの発煙発火
事故につながるおそれがある。
は、巻装コイル外周から溝23を通り、巻回部22の最
底部へ確実に移行されなければならない。もし、図8に
示すように、鍔21の高さ方向途中から銅線の巻回が行
われた場合、コイル24のレアショートなどの発煙発火
事故につながるおそれがある。
【0006】また、鍔21に溝23を設けることによ
り、鍔21自体の強度が弱くなり、図9に示すように、
鍔21が隣の巻回部22に傾いて隣の巻回部22の巻回
空間を狭くしたり、銅線を所定必要巻数巻回した際、そ
の巻装状態によっては、図10に示すように、溝23か
ら臨むコイル24同士のたわみによる接触ショートのお
それが生じていた。
り、鍔21自体の強度が弱くなり、図9に示すように、
鍔21が隣の巻回部22に傾いて隣の巻回部22の巻回
空間を狭くしたり、銅線を所定必要巻数巻回した際、そ
の巻装状態によっては、図10に示すように、溝23か
ら臨むコイル24同士のたわみによる接触ショートのお
それが生じていた。
【0007】このように、従来の分割巻き用ボビンにお
いては、上記のような問題があるため、そのボビンを設
計する場合、溝23の形状と位置を鍔21にどのように
配設するかが必要となり、かなりの設計時間を要してい
た。また、小型化を要求された場合、鍔21自体の厚み
を薄くできず、小型化への弊害要因となっていた。
いては、上記のような問題があるため、そのボビンを設
計する場合、溝23の形状と位置を鍔21にどのように
配設するかが必要となり、かなりの設計時間を要してい
た。また、小型化を要求された場合、鍔21自体の厚み
を薄くできず、小型化への弊害要因となっていた。
【0008】本発明は、このような課題に鑑み成された
もので、その目的とするところは、鍔自体の強度を強く
することができると共に、コイル同士の接触ショートを
防止することができ、トランスの信頼性及び小型化を図
ることができる分割巻き用ボビンを提供することにあ
る。
もので、その目的とするところは、鍔自体の強度を強く
することができると共に、コイル同士の接触ショートを
防止することができ、トランスの信頼性及び小型化を図
ることができる分割巻き用ボビンを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、コイルを
分割巻きするための鍔が配設されて、複数の巻回部が形
成され、ある巻回部におけるコイルのリード線を隣の巻
回部に移行させるための切欠き状の溝が、鍔の外周の一
部に設けられてなる熱可塑性樹脂の分割巻き用ボビンに
おいて、鍔の厚さよりも薄い厚さ及びその鍔の高さより
低く、コイルの巻装外周高と略同じ高さを有する壁が、
上記溝の両側を連結する如く、該溝内に設けられてな
り、ある巻回部におけるコイルのリード線を、そのある
巻回部及びその隣の巻回部間の溝内及びその隣の巻回部
側の鍔の厚さ方向の面より低くなっている壁の厚さ方向
の面上を通って、その隣の巻回部に移行させるようにし
た分割巻き用ボビンである。第2の発明は、第1の発明
において、壁には、リード線の移行方向に対し、下り傾
斜のテーパが設けられてなる分割巻き用ボビンである。
第3の発明は、コアと、第1のコイルが巻回された第1
のボビンと、第2のコイルが巻回された第2のボビンと
を有し、第2のボビンは、第2のコイルを分割巻きする
ための鍔が配設されて、複数の巻回部が形成され、ある
巻回部における第2のコイルのリード線を隣の巻回部に
移行させるための切欠き状の溝が、鍔の外周の一部に設
けられた熱可塑性樹脂の分割巻き用ボビンにて構成され
てなるトランスにおいて、鍔の厚さよりも薄い厚さ及び
その鍔の高さより低く、コイルの巻装外周高と略同じ高
さを有する壁が、上記溝の両側を連結する如く、該溝内
に設けられてなり、ある巻回部におけるコイルのリード
線を、そのある巻回部及びその隣の巻回部間の溝内及び
その隣の巻回部側の鍔の厚さ方向の面より低くなってい
る壁の厚さ方向の面上を通って、その隣の巻回部に移行
させるようにしたトランスである。
分割巻きするための鍔が配設されて、複数の巻回部が形
成され、ある巻回部におけるコイルのリード線を隣の巻
回部に移行させるための切欠き状の溝が、鍔の外周の一
部に設けられてなる熱可塑性樹脂の分割巻き用ボビンに
おいて、鍔の厚さよりも薄い厚さ及びその鍔の高さより
低く、コイルの巻装外周高と略同じ高さを有する壁が、
上記溝の両側を連結する如く、該溝内に設けられてな
り、ある巻回部におけるコイルのリード線を、そのある
巻回部及びその隣の巻回部間の溝内及びその隣の巻回部
側の鍔の厚さ方向の面より低くなっている壁の厚さ方向
の面上を通って、その隣の巻回部に移行させるようにし
た分割巻き用ボビンである。第2の発明は、第1の発明
において、壁には、リード線の移行方向に対し、下り傾
斜のテーパが設けられてなる分割巻き用ボビンである。
第3の発明は、コアと、第1のコイルが巻回された第1
のボビンと、第2のコイルが巻回された第2のボビンと
を有し、第2のボビンは、第2のコイルを分割巻きする
ための鍔が配設されて、複数の巻回部が形成され、ある
巻回部における第2のコイルのリード線を隣の巻回部に
移行させるための切欠き状の溝が、鍔の外周の一部に設
けられた熱可塑性樹脂の分割巻き用ボビンにて構成され
てなるトランスにおいて、鍔の厚さよりも薄い厚さ及び
その鍔の高さより低く、コイルの巻装外周高と略同じ高
さを有する壁が、上記溝の両側を連結する如く、該溝内
に設けられてなり、ある巻回部におけるコイルのリード
線を、そのある巻回部及びその隣の巻回部間の溝内及び
その隣の巻回部側の鍔の厚さ方向の面より低くなってい
る壁の厚さ方向の面上を通って、その隣の巻回部に移行
させるようにしたトランスである。
【0010】
【作用】第1の本発明によれば、鍔自体の強度を強くす
ることができ、コイルの巻回による鍔の傾きを防止する
ことができる。また、鍔の厚みを薄くすることができる
ため、トランスの小型化に寄与させることができる。ま
た溝に壁を設けるため、コイル同志のたわみを壁により
防ぐことができ、コイル同志の接触ショートを防止する
ことができる。
ることができ、コイルの巻回による鍔の傾きを防止する
ことができる。また、鍔の厚みを薄くすることができる
ため、トランスの小型化に寄与させることができる。ま
た溝に壁を設けるため、コイル同志のたわみを壁により
防ぐことができ、コイル同志の接触ショートを防止する
ことができる。
【0011】また、コイルのリード線を壁の上端で引っ
かけながら隣の巻回部に移行させることができるため、
各巻回部におけるコイルの始端を壁の最底部、即ち、巻
回部の最底部から始めることができ、レアショートによ
る発煙発火事故を防止することができる。
かけながら隣の巻回部に移行させることができるため、
各巻回部におけるコイルの始端を壁の最底部、即ち、巻
回部の最底部から始めることができ、レアショートによ
る発煙発火事故を防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図6を参照しながら本発明の実
施例を説明する。図1は、フライバックトランス(以
下、単にFBTと記す)を示す回路図である。また、図
2は、本実施例に係る分割巻き用ボビンが組み込まれる
FBTを一部省略して示す断面図である。
施例を説明する。図1は、フライバックトランス(以
下、単にFBTと記す)を示す回路図である。また、図
2は、本実施例に係る分割巻き用ボビンが組み込まれる
FBTを一部省略して示す断面図である。
【0013】一般に、FBTは、水平電磁偏向回路の水
平出力トランスであり、帰線(フライバック)期間に生
ずるパルス電圧を昇圧する高圧巻線を備え、受像管高圧
整流回路へ所要の高圧パルスを供給する。
平出力トランスであり、帰線(フライバック)期間に生
ずるパルス電圧を昇圧する高圧巻線を備え、受像管高圧
整流回路へ所要の高圧パルスを供給する。
【0014】即ち、水平出力トランジスタのスイッチン
グ作用により、水平偏向コイルにのこぎり波電流が流
れ、その帰線期間にLC振動でFBTの主巻線(一次コ
イル)1に発生するパルス電圧を、所定の巻数比で巻き
上げた高圧巻線(二次コイル)2にて昇圧する。このと
き、高圧巻線2の洩れインダクタンス、分布容量と出力
側容量による高次同調波が高圧パルスに合成され、効率
のよい安定な高圧を取り出すことができる。
グ作用により、水平偏向コイルにのこぎり波電流が流
れ、その帰線期間にLC振動でFBTの主巻線(一次コ
イル)1に発生するパルス電圧を、所定の巻数比で巻き
上げた高圧巻線(二次コイル)2にて昇圧する。このと
き、高圧巻線2の洩れインダクタンス、分布容量と出力
側容量による高次同調波が高圧パルスに合成され、効率
のよい安定な高圧を取り出すことができる。
【0015】そして、このFBTは、図2に示すよう
に、一次コイル1が巻回された角筒状の一次ボビン3
に、二次コイル2が巻回された角筒状の二次ボビン4を
はめ込んで構成される。尚、5はコア、6は端子ピンで
ある。
に、一次コイル1が巻回された角筒状の一次ボビン3
に、二次コイル2が巻回された角筒状の二次ボビン4を
はめ込んで構成される。尚、5はコア、6は端子ピンで
ある。
【0016】特に、二次ボビン4は、分割巻き用ボビン
にて構成され、二次コイル2を分割巻きするための鍔7
が軸方向に複数配設され、これら複数の鍔7により複数
の巻回部8が形成されている。各鍔には、コイル2のリ
ード線を隣の巻回部8に移行させるための溝(図2では
図示せず)が形成される。
にて構成され、二次コイル2を分割巻きするための鍔7
が軸方向に複数配設され、これら複数の鍔7により複数
の巻回部8が形成されている。各鍔には、コイル2のリ
ード線を隣の巻回部8に移行させるための溝(図2では
図示せず)が形成される。
【0017】しかして、本例においては、図3の斜視図
及び図4の断面図に示すように、上記コイル2のリード
線を隣の巻回部8に移行させるための溝11に、厚みt
が鍔7の厚みTよりも薄い壁12が形成されて構成され
ている。この場合、鍔7の厚みがT=0.5mmであれ
ば、壁12の厚みはt=0.1〜0.2mmに設定され
る。また壁12の高さhは、鍔の高さHよりも若干低く
設定され、コイル2の巻装外周高Dとほぼ同じに設定す
ることが好ましい。本例では、鍔7の高さHよりも1/
3ほど低く設定されている。
及び図4の断面図に示すように、上記コイル2のリード
線を隣の巻回部8に移行させるための溝11に、厚みt
が鍔7の厚みTよりも薄い壁12が形成されて構成され
ている。この場合、鍔7の厚みがT=0.5mmであれ
ば、壁12の厚みはt=0.1〜0.2mmに設定され
る。また壁12の高さhは、鍔の高さHよりも若干低く
設定され、コイル2の巻装外周高Dとほぼ同じに設定す
ることが好ましい。本例では、鍔7の高さHよりも1/
3ほど低く設定されている。
【0018】特に本例では、壁12自体の強度を確保す
るために、上記溝11を形成する2つの側壁13a及び
13b中、一方の側壁13aをテーパ状に形成し、鍔7
の底部に向かって、溝11の幅が連続的に狭くなるよう
にしている。
るために、上記溝11を形成する2つの側壁13a及び
13b中、一方の側壁13aをテーパ状に形成し、鍔7
の底部に向かって、溝11の幅が連続的に狭くなるよう
にしている。
【0019】この本例に係る分割巻き用ボビン4は、薄
肉加工が行い易い、例えばPBT(ポリブチレンテレフ
タレート)やPPS(ポリフェニレンサルファイト)等
の熱可塑性樹脂にて成形される。本例では、FZ−11
40(商品名:大日本インキ化学工業)を用いた。
肉加工が行い易い、例えばPBT(ポリブチレンテレフ
タレート)やPPS(ポリフェニレンサルファイト)等
の熱可塑性樹脂にて成形される。本例では、FZ−11
40(商品名:大日本インキ化学工業)を用いた。
【0020】そして、この分割巻き用ボビン4にコイル
2を巻回する場合は、1つの巻回部8にコイル2を巻線
した後、そのコイルのリード線2aを溝11を介して隣
の巻回部8に移行させ、その巻回部8においてコイル2
を巻線し、以下同様に、コイル2のリード線2aを隣の
巻回部8に溝11を介して移行しながら順次コイル2を
巻線していく。これにより、コイル2が鍔7にて分割巻
きされた形となる。
2を巻回する場合は、1つの巻回部8にコイル2を巻線
した後、そのコイルのリード線2aを溝11を介して隣
の巻回部8に移行させ、その巻回部8においてコイル2
を巻線し、以下同様に、コイル2のリード線2aを隣の
巻回部8に溝11を介して移行しながら順次コイル2を
巻線していく。これにより、コイル2が鍔7にて分割巻
きされた形となる。
【0021】上述のように、本例によれば、コイル2の
リード線2aを隣の巻回部8に移行させるための溝11
に、鍔7よりも薄い壁12を一体に形成するようにした
ので、鍔7自体の強度を強くすることができ、コイル2
の巻回による鍔7の傾きを防止することができる。ま
た、鍔7の厚みTを薄くすることができるため、FBT
の小型化に寄与させることができる。また、図5に示す
ように、壁12によってコイル2同士のたわみを防ぐこ
とができるため、コイル2同士の接触ショートを防止す
ることができる。
リード線2aを隣の巻回部8に移行させるための溝11
に、鍔7よりも薄い壁12を一体に形成するようにした
ので、鍔7自体の強度を強くすることができ、コイル2
の巻回による鍔7の傾きを防止することができる。ま
た、鍔7の厚みTを薄くすることができるため、FBT
の小型化に寄与させることができる。また、図5に示す
ように、壁12によってコイル2同士のたわみを防ぐこ
とができるため、コイル2同士の接触ショートを防止す
ることができる。
【0022】また、図4に示すように、コイル2のリー
ド線2aを壁12の上端にて引っかけながら隣の巻回部
8に移行させることができるため、各巻回部8における
コイル2の始端を壁12の最底部、即ち鍔7の最底部か
ら始めることができ、レアショートによる発煙発火事故
を防止することができる。
ド線2aを壁12の上端にて引っかけながら隣の巻回部
8に移行させることができるため、各巻回部8における
コイル2の始端を壁12の最底部、即ち鍔7の最底部か
ら始めることができ、レアショートによる発煙発火事故
を防止することができる。
【0023】このように、本例に係る分割巻き用ボビン
4によれば、このボビン4を組み込んだ例えばFBTの
信頼性及び小型化を図ることができる。
4によれば、このボビン4を組み込んだ例えばFBTの
信頼性及び小型化を図ることができる。
【0024】尚、溝11に設ける壁12としては、図3
及び図4で示す形状のほか、図6に示すように、リード
線2aの移行方向に対し、下り傾斜のテーパ12aを形
成するようにしてもよい。この場合、壁12の厚みtが
その底部に向かって連続的に厚くなるため、壁12自体
の強度及び鍔7自体の強度を更に強くすることができ
る。
及び図4で示す形状のほか、図6に示すように、リード
線2aの移行方向に対し、下り傾斜のテーパ12aを形
成するようにしてもよい。この場合、壁12の厚みtが
その底部に向かって連続的に厚くなるため、壁12自体
の強度及び鍔7自体の強度を更に強くすることができ
る。
【0025】また、上記例では、FBTに組み込まれる
分割巻き用ボビン4に適用した例を示したが、その他の
一般のトランスに組み込まれる分割巻き用ボビンにも適
用させることができる。
分割巻き用ボビン4に適用した例を示したが、その他の
一般のトランスに組み込まれる分割巻き用ボビンにも適
用させることができる。
【0026】
【発明の効果】上述せる第1の発明によれば、コイルを
分割巻きするための鍔が配設されて、複数の巻回部が形
成され、ある巻回部におけるコイルのリード線を隣の巻
回部に移行させるための切欠き状の溝が、鍔の外周の一
部に設けられてなる熱可塑性樹脂の分割巻き用ボビンに
おいて、鍔の厚さよりも薄い厚さ及びその鍔の高さより
低く、コイルの巻装外周高と略同じ高さを有する壁が、
上記溝の両側を連結する如く、該溝内に設けられてな
り、ある巻回部におけるコイルのリード線を、そのある
巻回部及びその隣の巻回部間の溝内及びその隣の巻回部
側の鍔の厚さ方向の面より低くなっている壁の厚さ方向
の面上を通って、その隣の巻回部に移行させるようにし
たので、鍔自体の強度を強くすることができると共に、
コイル同志の接触ショートを防止することができ、トラ
ンスの信頼性及び小型化を図ることができ、しかも、発
煙・発火事故を防ぐことのできる分割巻き用ボビンを得
ることができる。上述せる第2の発明によれば、第1の
発明の分割巻き用ボビンにおいて、壁には、リード線の
移行方向に対し、下り傾斜のテーパが設けられているの
で、第1の発明の効果に加えて、鍔及び壁の強度を更に
強くすることのできる分割巻き用ボビンを得ることがで
きる。上述せる第3の発明によれば、コアと、第1のコ
イルが巻回された第1のボビンと、第2のコイルが巻回
された第2のボビンとを有し、第2のボビンは、第2の
コイルを分割巻きするための鍔が配設されて、複数の巻
回部が形成され、ある巻回部における第2のコイルのリ
ード線を隣の巻回部に移行させるための切欠き状の溝
が、鍔の外周の一部に設けられた熱可塑性樹脂の分割巻
き用ボビンにて構成されてなるトランスにおいて、鍔の
厚さよりも薄い厚さ及びその鍔の高さより低く、コイル
の巻装外周高と略同じ高さを有する壁が、上記溝の両側
を連結する如く、該溝内に設けられてなり、ある巻回部
におけるコイルのリード線を、そのある巻回部及びその
隣の巻回部間の溝内及びその隣の巻回部側の鍔の厚さ方
向の面より低くなっている壁の厚さ方向の面上を通っ
て、その隣の巻回部に移行させるようにしたので、分割
巻き用ボビンの鍔自体の強度を強くすることができると
共に、その分割巻き用ボビンに巻回される第2のコイル
同志の接触ショートを防止することができ、信頼性及び
小型化を図ることができ、しかも、発煙・発火事故を防
ぐことのできるトランスを得ることができる。
分割巻きするための鍔が配設されて、複数の巻回部が形
成され、ある巻回部におけるコイルのリード線を隣の巻
回部に移行させるための切欠き状の溝が、鍔の外周の一
部に設けられてなる熱可塑性樹脂の分割巻き用ボビンに
おいて、鍔の厚さよりも薄い厚さ及びその鍔の高さより
低く、コイルの巻装外周高と略同じ高さを有する壁が、
上記溝の両側を連結する如く、該溝内に設けられてな
り、ある巻回部におけるコイルのリード線を、そのある
巻回部及びその隣の巻回部間の溝内及びその隣の巻回部
側の鍔の厚さ方向の面より低くなっている壁の厚さ方向
の面上を通って、その隣の巻回部に移行させるようにし
たので、鍔自体の強度を強くすることができると共に、
コイル同志の接触ショートを防止することができ、トラ
ンスの信頼性及び小型化を図ることができ、しかも、発
煙・発火事故を防ぐことのできる分割巻き用ボビンを得
ることができる。上述せる第2の発明によれば、第1の
発明の分割巻き用ボビンにおいて、壁には、リード線の
移行方向に対し、下り傾斜のテーパが設けられているの
で、第1の発明の効果に加えて、鍔及び壁の強度を更に
強くすることのできる分割巻き用ボビンを得ることがで
きる。上述せる第3の発明によれば、コアと、第1のコ
イルが巻回された第1のボビンと、第2のコイルが巻回
された第2のボビンとを有し、第2のボビンは、第2の
コイルを分割巻きするための鍔が配設されて、複数の巻
回部が形成され、ある巻回部における第2のコイルのリ
ード線を隣の巻回部に移行させるための切欠き状の溝
が、鍔の外周の一部に設けられた熱可塑性樹脂の分割巻
き用ボビンにて構成されてなるトランスにおいて、鍔の
厚さよりも薄い厚さ及びその鍔の高さより低く、コイル
の巻装外周高と略同じ高さを有する壁が、上記溝の両側
を連結する如く、該溝内に設けられてなり、ある巻回部
におけるコイルのリード線を、そのある巻回部及びその
隣の巻回部間の溝内及びその隣の巻回部側の鍔の厚さ方
向の面より低くなっている壁の厚さ方向の面上を通っ
て、その隣の巻回部に移行させるようにしたので、分割
巻き用ボビンの鍔自体の強度を強くすることができると
共に、その分割巻き用ボビンに巻回される第2のコイル
同志の接触ショートを防止することができ、信頼性及び
小型化を図ることができ、しかも、発煙・発火事故を防
ぐことのできるトランスを得ることができる。
【図1】フライバックトランス(FBT)を示す回路
図。
図。
【図2】FBTを一部省略して示す断面図。
【図3】本実施例に係る分割巻き用ボビンを示す斜視
図。
図。
【図4】本実施例に係る分割巻き用ボビンにコイルを巻
線した状態を一部省略して示す断面図。
線した状態を一部省略して示す断面図。
【図5】本実施例に係る分割巻き用ボビンの作用の一例
を一部省略して示す平面図。
を一部省略して示す平面図。
【図6】他の実施例を一部省略して示す断面図。
【図7】従来例に係る分割巻き用ボビンを示す斜視図。
【図8】従来例に係る分割巻き用ボビンにコイルを巻線
した状態を一部省略して示す断面図。
した状態を一部省略して示す断面図。
【図9】従来例の不都合点を示す断面図
【図10】従来例の不都合点を示す平面図
1 主巻線(一次コイル) 2 高圧巻線(二次コイル) 2a リード線 3 一次ボビン 4 二次ボビン(分割巻き用ボビン) 5 コア 7 鍔 8 巻回部 11 溝 12 壁
Claims (3)
- 【請求項1】 コイルを分割巻きするための鍔が配設さ
れて、複数の巻回部が形成され、ある巻回部におけるコ
イルのリード線を隣の巻回部に移行させるための切欠き
状の溝が、上記鍔の外周の一部に設けられてなる熱可塑
性樹脂の分割巻き用ボビンにおいて、 上記鍔の厚さよりも薄い厚さ及び該鍔の高さより低く、
コイルの巻装外周高と略同じ高さを有する壁が、上記溝
の両側を連結する如く、該溝内に設けられてなり、 ある巻回部における上記コイルのリード線を、該ある巻
回部及びその隣の巻回部間の上記溝内及び該隣の巻回部
側の上記鍔の厚さ方向の面より低くなっている上記壁の
厚さ方向の面上を通って、該隣の巻回部に移行させるよ
うにしたことを特徴とする分割巻き用ボビン。 - 【請求項2】 上記壁には、上記リード線の移行方向に
対し、下り傾斜のテーパが設けられていることを特徴と
する請求項1に記載の分割巻き用ボビン。 - 【請求項3】 コアと、第1のコイルが巻回された第1
のボビンと、第2のコイルが巻回された第2のボビンと
を有し、上記第2のボビンは、上記第2のコイルを分割
巻きするための鍔が配設されて、複数の巻回部が形成さ
れ、ある巻回部における上記第2のコイルのリード線を
隣の巻回部に移行させるための切欠き状の溝が、上記鍔
の外周の一部に設けられた熱可塑性樹脂の分割巻き用ボ
ビンにて構成されてなるトランスにおいて、 上記鍔の厚さよりも薄い厚さ及び該鍔の高さより低く、
コイルの巻装外周高と略同じ高さを有する壁が、上記溝
の両側を連結する如く、該溝内に設けられてなり、 ある巻回部における上記コイルのリード線を、該ある巻
回部及びその隣の巻回部間の上記溝内及び該隣の巻回部
側の上記鍔の厚さ方向の面より低くなっている上記壁の
厚さ方向の面上を通って、該隣の巻回部に移行させるよ
うにしたことを特徴とするトランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06529492A JP3298917B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 分割巻き用ボビン及びトランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06529492A JP3298917B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 分割巻き用ボビン及びトランス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05267065A JPH05267065A (ja) | 1993-10-15 |
| JP3298917B2 true JP3298917B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=13282768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06529492A Expired - Lifetime JP3298917B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 分割巻き用ボビン及びトランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3298917B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003243221A (ja) * | 2002-02-21 | 2003-08-29 | Tdk Corp | 磁心及びコイル装置 |
| JP2011003683A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 内燃機関用点火コイル |
| EP2869317B1 (en) * | 2013-10-30 | 2017-05-03 | Korea Electro Technology Research Institute | Transformer and high voltage power supply apparatus having the same |
| CN204704456U (zh) | 2014-11-24 | 2015-10-14 | 现代摩比斯株式会社 | 降噪型电磁阀 |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP06529492A patent/JP3298917B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05267065A (ja) | 1993-10-15 |
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