JP2559126Y2 - フェルトへの注油構造 - Google Patents

フェルトへの注油構造

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JP2559126Y2
JP2559126Y2 JP3055792U JP3055792U JP2559126Y2 JP 2559126 Y2 JP2559126 Y2 JP 2559126Y2 JP 3055792 U JP3055792 U JP 3055792U JP 3055792 U JP3055792 U JP 3055792U JP 2559126 Y2 JP2559126 Y2 JP 2559126Y2
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JP
Japan
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oil
felt
carriage frame
lubricating
main shaft
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JP3055792U
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修 渡辺
雅光 長峰
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シャフトに接触して取
り付けられ、シャフトと嵌装部材の摩耗を防止し、なお
かつ、摺動動作を滑らかにするオイルフェルトへの注油
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリアルプリンタ等においては、
油をしみ込ませたオイルフェルトをメインシャフトに接
触させて設け、スペーシング動作を行なうことにより、
メインシャフトに油が塗布されるようにしているものが
ある。このようにして、メインシャフトとこれに嵌装さ
れるキャリッジフレームブッシュの摩擦による摩耗を防
止し、スペーシング動作をスムーズに行なっている。オ
イルフェルトへの注油方法としては、キャリッジフレー
ムに設けられた注油用孔からオイルフェルトに注油を行
なうか、もしくは、キャリッジフレームに設けられたオ
イルフェルトカバを取り外し、オイルフェルトに注油を
行なうことが多い。
【0003】以下に第1の従来技術のオイルフェルトへ
の注油構造を図面に基づいて説明する。図4は第一の従
来技術のオイルフェルトへの注油構造を示す斜視図、図
5は図4のA−A断面図である。
【0004】図4において、キャリッジフレーム1は図
示せぬ印字ヘッドを載置するものであり、メインシャフ
ト2に嵌装されている。また、キャリッジフレーム1は
印字ヘッドが図示せぬ用紙に印字を行なう時、メインシ
ャフト2上を矢印B,C方向に移動する。メインシャフ
ト2とキャリッジフレーム1の間には、キャリッジフレ
ーム1の幅L1の約1/4の幅L2を有するキャリッジ
フレームブッシュ3a,3bが左右に設けられており、
このキャリッジフレームブッシュ3a,3bは印字動作
によりキャリッジフレーム1が受ける力を受けている。
キャリッジフレームブッシュ3aと3bの間には、図5
に示すように、オイルフェルト4が設けられており、メ
インシャフト2に油を供給するようになっている。ま
た、図4に示すように、キャリッジフレーム1には、オ
イルフェルト4に注油を行なう時に、油の注入された注
射器5の注射針5aを挿入する注油用孔6a,6bが設
けられている。
【0005】次に、オイルフェルト4に注油を行なう時
の動作について図4を参照して説明する。なお、注油は
保守点検時に行なう。まず、注射器5の注射針5aをキ
ャリッジフレーム1の注油用孔6a,6bに挿入し、オ
イルフェルト4に注油を行なう。油のしみ込んだオイル
フェルト4は、スペーシング動作が行なわれることによ
り、メインシャフト2に油を塗布する。
【0006】次に、第二の従来技術のオイルフェルトへ
の注油構造を図面に基づいて説明する。図6は第二の従
来技術のオイルフェルトへの注油構造を示す斜視図、図
7は図6のD−D断面図である。
【0007】図6において、キャリッジフレーム1は図
示せぬ印字ヘッドを載置するものであり、メインシャフ
ト2に嵌装されている。また、キャリッジフレーム1は
印字ヘッドが図示せぬ用紙に印字を行なう時、メインシ
ャフト2上を矢印B,C方向に移動する。メインシャフ
ト2とキャリッジフレーム1の間には、キャリッジフレ
ーム1の幅L1の約1/4の幅L2を有するキャリッジ
フレームブッシュ3a.3bが左右に設けられており、
このキャリッジフレームブッシュ3a,3bは印字動作
によりキャリッジフレーム1が受ける力を受けている。
キャリッジフレームブッシュ3aと3bの間には、図7
に示すようにオイルフェルト4が設けられており、メイ
ンシャフト2に油を供給するようになっている。また、
図6に示すように、キャリッジフレーム1には、取り外
し可能なオイルフェルトカバ7が設けられており、オイ
ルフェルト4に注射器5で注油を行なう時に取り外すよ
うになっている。
【0008】次に、オイルフェルト4に注油を行なう時
の動作について図6を参照して説明する。まず、オイル
フェルトカバ7を取り外し、オイルフェルト4をむき出
しの状態にする。次に、油が注入されている注射器5の
注射針5aをオイルフェルト4に刺し、注油を行なう。
油のしみ込んだオイルフェルト4は、スペーシング動作
が行なわれることにより、メインシャフト2に油を塗布
する。
【0009】第一の従来技術、第二の従来技術でも、注
射器5によりオイルフェルト4に注油を行なうが、第二
の従来技術の方が、オイルフェルト4の広い範囲に注油
を行なえるので、メインシャフト2全体に対して早くむ
らなく注油を行なうことができる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のオイルフェルトへの注油構造においては、注油時に
は保守員が注射器などの注油用器具を常に持ち歩かなけ
ればならない不便さがあった。また、注油量が一定でな
いので、注油不足時にはキャリッジフレームのスペーシ
ング動作が鈍くなり、過剰注油時には、オイル漏れを起
こすことがあった。また、指定の油が注入されない場合
があり、その場合は、キャリッジフレームブッシュの異
常摩耗を引き起こし、キャリッジフレームのスペーシン
グ動作に悪影響を与えることがあった。
【0011】本考案は、上記従来の問題点を解決して、
キャリッジフレームに、油を満たしたオイル袋を有する
パッキングを設け、保守時に該オイル袋を破ってオイル
フェルトに注油を行なうことにより、保守員が注油用器
具を持ち歩く不便さがなくなり、また、シャフトへの注
油が適量行なえ、キャリッジフレームの安定したスペー
シング動作を可能とする注油機構を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、シャフトと該シャフトに摺動可能に嵌装す
る嵌装部材の摩耗を防止するオイルフェルトに注油を行
なう注油構造において、前記嵌装部材に取り付けられ、
油の満たされた袋を有するパッキングを設け、前記袋を
破ることによりオイルフェルトに注油を行なうものであ
る。
【0013】
【作用】油の満たされた袋を有するパッキングを嵌装部
材に取り付けたことにより、注油時に保守員が注油用器
具を持ち歩く必要がなくなる。また、1つの袋に指定の
油を1回の注油量分だけ注入しておくことにより、注油
か適量行なわれ、注油不足や過剰注油がなくなる。ま
た、指定以外の油が注油されることがないので、嵌装部
材の異状摩耗といったシャフトや嵌装部材への悪影響が
なくなる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。なお、各図面に共通する要素に
は同一の符号を付す。図1は本考案に係る一実施例のオ
イルフェルトへの注油構造を示す斜視図、図2は図1の
E−E断面図、図3は本実施例のオイルパッキングを示
す斜視図である。
【0015】図1において、キャリッジフレーム1は図
示せぬ印字ヘッドを載置するものであり、メインシャフ
ト2に嵌装されている。また、キャリッジフレーム1は
印字ヘッドが図示せぬ用紙に印字を行なう時、メインシ
ャフト2上を矢印B,C方向に移動する。メインシャフ
ト2とキャリッジフレーム1の間には、キャリッジフレ
ームブッシュ3a,3bが左右に設けられており、この
キャリッジフレームブッシュ3a,3bは印字動作によ
りキャリッジフレーム1が受ける力を受けている。キャ
リッジフレームブッシュ3aと3bの間には、図2に示
すように、オイルフェルト4が設けられており、メイン
シャフト2に油を供給するようになっている。図1に示
すように、キャリッジフレーム1には、取り外し可能な
オイルフェルトカバ7が設けられており、またオイルフ
ェルトカバ7の取り付け位置を覆うようにオイルパッキ
ング8が設けられている。なお、オイルパッキング8は
キャリッジフレーム1の内側に固着されている。図3に
示すように、オイルパッキング8は二重構造となってお
り、表面(オイルフェルト側)8aは、6カ所が袋状に
なっており、該オイル袋9には、指定の油が1回の注油
量分注入されている。オイルパッキング8の裏面8b
は、表面8aよりも強く作られているので、例えば図2
に示す鉛筆10でオイルパッキング8の裏面8b側から
オイル袋9を潰すと、必らず表面8a側のオイル袋9が
破けるようになっている。なお、オイルパッキング8は
オイル袋9がオイルフェルト4側になるように、キャリ
ッジフレーム1に固着されている。
【0016】次に、オイルフェルト4に注油を行なう時
の動作について図1を参照して説明する。まず、オイル
フェルトカバ7を取り外し、オイルパッキング8をむき
出しの状態にする。次に、鉛筆10でオイルパッキング
8の裏面8bからオイル袋9を潰すと、油が流れ出し、
オイルフェルト4にしみ込む。油のしみ込んだオイルフ
ェルト4は、スペーシング動作が行なわれることによ
り、メインシャフト2に油を塗布する。
【0017】本実施例では、二重構造のオイルパッキン
グ8の表面8aを袋状としたが、オイルパッキング8を
二重構造とせず、オイルパッキング8に油の注入された
オイル袋9を取り付け、オイルパッキング8の裏面8b
からオイル袋9を潰し、オイルフェルト4に注油を行な
っても良い。
【0018】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案は、
指定の油が1回の注油量分満たされたオイル袋を有する
オイルパッキングをキャリッジフレームに取り付け、該
オイル袋を潰すことによりオイルフェルトに注油を行な
うことにしたので、保守員が注射器などの注油用器具を
持ち歩く必要がなくなる。また、一定量の注油が行なわ
れるので、注油不足や注油過剰がなくなる。さらに、指
定された以外の油が注入されることがなくなるので、安
定したキャリッジフレームのスペーシング動作を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例のオイルフェルトへの注
油構造を示す斜視図
【図2】図1のE−E断面図
【図3】本実施例のオイルパッキングを示す斜視図
【図4】第一の従来技術のフェルトへの注油構造を示す
斜視図
【図5】図4のA−A断面図
【図6】第二の従来技術のオイルフェルトへの注油構造
を示す斜視図
【図7】図6のD−D断面図
【符号の説明】
1 キャリッジフレーム 2 メインシャフト 4 オイルフェルト 8 オイルパッキング 9 オイル袋

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトと該シャフトに摺動可能に嵌装
    する嵌装部材に給油を行なうオイルフェルトに注油を行
    なう注油構造において、 前記嵌装部材に取り付けられ、油の満たされた袋を有す
    るパッキングを設け、 前記袋が破られることによりオイルフェルトに注油を行
    なうことを特徴とするフェルトへの注油構造。
JP3055792U 1992-05-11 1992-05-11 フェルトへの注油構造 Expired - Lifetime JP2559126Y2 (ja)

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JPH0590097U JPH0590097U (ja) 1993-12-07
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WO2022015301A1 (en) * 2020-07-15 2022-01-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Lubrication for carriage beam arrangements

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