JPH084987A - チェーンの潤滑油注入構造 - Google Patents

チェーンの潤滑油注入構造

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JPH084987A
JPH084987A JP15969894A JP15969894A JPH084987A JP H084987 A JPH084987 A JP H084987A JP 15969894 A JP15969894 A JP 15969894A JP 15969894 A JP15969894 A JP 15969894A JP H084987 A JPH084987 A JP H084987A
Authority
JP
Japan
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bushing
link plate
bush
outer link
gap
Prior art date
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Pending
Application number
JP15969894A
Other languages
English (en)
Inventor
Suetsugi Sakuramoto
末次 櫻本
Tomoo Sushi
友男 須子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
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Publication of JPH084987A publication Critical patent/JPH084987A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チェーンのブシュと連結ピンとの間に潤滑油
を注入する構造の提供。 【構成】 チェーン20の潤滑油注入構造は、チェーン
のブシュ23の両端を内リンクプレート22から外リン
クプレート24側へ突出した部分に注油案内切欠27が
形成された構成になっている。ブシュ23の両端は、注
油し易いように、内、外リンクプレート22,24間に
隙間S2を形成させている。この隙間から潤滑油を注入
すると、潤滑油は注油案内切欠を案内にしてブシュと連
結ピンとの間に進入し、長期間に渡ってブシュと連結ピ
ンとの間の摩擦抵抗を軽減する。内、外リンクプレート
間には注油し易いように十分な隙間が空いているが、ブ
シュの端部と外リンクプレートとの隙間は微少なため、
塵埃がブシュと連結ピンとの間に侵入するようなことは
殆どない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チェーンのブシュと連
結ピンとの間に潤滑油を注入するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、潤滑油を注入し易い構成のチェー
ンとして、図3に示すようなチェーンがある。このチェ
ーン10は、外周にローラ16が遊嵌され両端に内リン
クプレート14,14が圧嵌されたブシュ11と、この
ブシュ11を貫通して両端に外リンクプレート15,1
5が圧嵌された連結ピン13とを有している。そして、
ブシュ11の端面と内リンクプレート14の外面は互い
に略々面一であり、ブシュ11の端面には注油案内切欠
12,12が形成されている。
【0003】従って、チェーン10は、切欠12に潤滑
油が溜り易くすることによってブシュ11と連結ピン1
3との間に潤滑油が進入し易くなっている。さらに、
内、外リンクプレート14,15間には、潤滑油の注入
を行い易くするため、内、外リンクプレート14,15
を十分離間する隙間S1が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
チェーン10は、ブシュ11と連結ピン13との間に潤
滑油を効果的に注入することができるように、内、外リ
ンクプレート14,15間の隙間S1をできるだけ広く
する必要があるため次の問題点を有している。隙間S1
が広くなると内リンクプレート14が外リンクプレート
15の片側に寄り易くなり、両プレート14,15が互
いに接触し、摩耗が生じ易くなる。
【0005】内リンクプレート14が外リンクプレート
15の片側に寄ると、内リンクプレー14内面とスプロ
ケット(図示省略)が干渉するため、チェーン10の駆
動力を円滑に伝達しにくくなる。又、隙間S1が広くな
ると塵埃が進入し易くなり、ブシュ11と連結ピン13
が摩耗し易くなる。さらに、注油案内切欠12は、内リ
ンクプレート14より突出しないブシュ11端面に形成
されているため、潤滑油が十分にブシュ11と連結ピン
13の間に進入することができない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、外周にローラ
が遊嵌され両端に内リンクプレートが圧嵌されたブシュ
と、前記ブシュを貫通して両端に外リンクプレートが圧
嵌された連結ピンとを有するチェーンにおいて、前記ブ
シュの両端を前記内リンクプレートから前記外リンクプ
レート側へ突出させ、該突出させた部分にブシュ軸方向
の注油案内切欠を形成した潤滑油注入構造により、前記
の課題を解決した。
【0007】
【作用】ブシュの両端が内リンクプレートから外リンク
プレート側へ突出し、内、外リンクプレート間には内、
外リンクプレートを十分に離間する隙間が形成されてい
る。この隙間から潤滑油を注入すると、突出したブシュ
両端周面に潤滑油が円周方向に流下し注油案内切欠にお
いて連結ピン周面に滴下浸透して、ブシュと連結ピンと
の間に進入し、長期間にわたってブシュと連結ピンとの
間の摩擦抵抗を軽減する。内、外リンクプレート間には
潤滑油を十分注入するのに十分な間隔の隙間が空いてい
るにもかかわらず、ブシュの端面と外リンクプレートの
隙間が微小なため、この隙間から塵埃はブシュと連結ピ
ンとの間に殆ど侵入することがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1、図2に基づい
て説明する。チェーン20は、外周にローラ21が遊嵌
され両端に内リンクプレート22,22が圧嵌されたブ
シュ23と、このブシュ23の貫通孔28を貫通して両
端に外リンクプレート24,24が圧嵌された連結ピン
25とを有している。ブシュ23の両端は内リンクプレ
ート22から外リンクプレート24側へ突出している。
突出した部分(以下、「突出端部」と称する。)26に
は注油された潤滑油の流れを連結ピン25外周に案内す
る注油案内切欠27が等間隔に形成されている
【0009】突出端部26によって、内、外リンクプレ
ート22,24間には内、外リンクプレート22,24
を十分に離間する隙間S2が形成されている。突出端部
26と外リンクプレート24との間には上記隙間S2
や、従来のチェーン10(図3参照)の隙間S1より狭
い隙間S3(図1参照)が形成されている。
【0010】隙間S2から潤滑油を注入すると、突出し
たブシュ両端周面に該油が円周方向に流下し注油案内切
欠27を案内にしてブシュ23と連結ピン25との間に
進入し、長期間に渡ってブシュ23と連結ピン25との
間の摩擦抵抗を軽減する。内、外リンクプレート22,
24間には隙間S2が空いているが、ブシュ23の突出
端部26が注油案内切欠27以外の部分で外リンクプレ
ート24に接触するため、ブシュ23、内リンクプレー
ト22の片寄りが防止される。
【0011】
【発明の効果】本発明の潤滑油注入構造は、ブシュの両
端を内リンクプレートから外リンクプレート側へ突出さ
せ、この突出した部分に注油案内切欠を形成した構成に
なっているため、次の効果を奏する。内、外リンクプレ
ート間には、内、外リンクプレートを十分離間する隙間
が生じ、注油を容易に行なうことができる。注入された
潤滑油は、注油案内切欠を案内にしてブシュと連結ピン
との間に殆ど無駄無く進入するため、少量の潤滑油の注
油であっても、チェーンの円滑な循環移動を長期間に渡
って保つことができる。内、外リンクプレート間には潤
滑油を十分注入するのに十分な間隔の隙間が空いている
にもかかわらず、ブシュの端面と外リンクプレートの隙
間が微小なため、この隙間からブシュと連結ピンとの間
への塵埃の進入を防止することができる。ブシュの端部
が外リンクプレートに接触するため、従来、内、外リン
クプレート同士が接触していた場合と比較して接触面積
が小さくなり、摩耗が少なく、チェーンを長期間使用す
ることができる。ブシュと外リンクプレートとの接触面
積が小さいことから、チェーンがスプロケットに巻き付
く際の屈曲抵抗が少なくなり、チェーンは円滑に屈曲運
動を行なうことができる。チェーンが円滑に屈曲運動を
行なえるようになることによって、チェーンを駆動する
駆動装置の駆動力を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の潤滑油注入構造を具えたチェ
ーンの正面図であり、一部分断面で表わした図である。
【図2】ブシュの端部が内リンクプレートから突出した
状態を示す斜視図である。
【図3】従来の潤滑油注入構造を具えたチェーンの平面
図であり、連結ピンに沿った断面図である。
【符号の説明】
20 チェーン 21 ローラ 22 内リンクプレート 23 ブシュ 24 外リンクプレート 25 連結ピン 26 突出した部分(突出端部) 27 注油案内切欠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周にローラが遊嵌され両端に内リンク
    プレートが圧嵌されたブシュと、前記ブシュを貫通して
    両端に外リンクプレートが圧嵌された連結ピンとを有す
    るチェーンにおいて、前記ブシュの両端を前記内リンク
    プレートから前記外リンクプレート側へ突出させ、該突
    出させた部分にブシュ軸方向の注油案内切欠を形成した
    ことを特徴とする、チェーンの潤滑油注入構造。
JP15969894A 1994-06-20 1994-06-20 チェーンの潤滑油注入構造 Pending JPH084987A (ja)

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JPH084987A true JPH084987A (ja) 1996-01-12

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ID=15699367

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JP15969894A Pending JPH084987A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 チェーンの潤滑油注入構造

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CN104909129A (zh) * 2015-06-23 2015-09-16 南通联振重工机械有限公司 一种给料机滚轮
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