JPH0618866Y2 - クローラ支持用転輪の注油構造 - Google Patents
クローラ支持用転輪の注油構造Info
- Publication number
- JPH0618866Y2 JPH0618866Y2 JP9695188U JP9695188U JPH0618866Y2 JP H0618866 Y2 JPH0618866 Y2 JP H0618866Y2 JP 9695188 U JP9695188 U JP 9695188U JP 9695188 U JP9695188 U JP 9695188U JP H0618866 Y2 JPH0618866 Y2 JP H0618866Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grease
- boss
- support shaft
- grease nipple
- roller wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、クローラを掛装する各転輪のボス部内に注油
できるようにしたクローラ支持用転輪の注油構造に関す
る。
できるようにしたクローラ支持用転輪の注油構造に関す
る。
[従来の技術] 従来は、トラックフレームより延出する支軸に少なくと
も2個のボールベアリングを介しボス部を嵌装して構成
するクローラ支持用転輪において、支軸の先端側を被覆
できるボス部の外端面部にグリスニップルをねじ込むこ
とができるねじ孔を形成して、通常は、そのねじ孔にボ
ルトを着脱自在に挿着して閉じておくような構造になっ
ていた。
も2個のボールベアリングを介しボス部を嵌装して構成
するクローラ支持用転輪において、支軸の先端側を被覆
できるボス部の外端面部にグリスニップルをねじ込むこ
とができるねじ孔を形成して、通常は、そのねじ孔にボ
ルトを着脱自在に挿着して閉じておくような構造になっ
ていた。
[考案が解決しようとする課題] したがって、注油時には、ボルトを外してグリスニップ
ルをねじ込んでから注油を行い、その後に、グリスニッ
プルを外してボルトをねじ込まなければならず、各転輪
で同様な作業を行うと時間と手間がかかり、しかも、外
方のボールベアリングを通して内方のボールベアリング
側に注油するために、強い注油操作力を要するとともに
時間がかかるといった不具合を呈していた。
ルをねじ込んでから注油を行い、その後に、グリスニッ
プルを外してボルトをねじ込まなければならず、各転輪
で同様な作業を行うと時間と手間がかかり、しかも、外
方のボールベアリングを通して内方のボールベアリング
側に注油するために、強い注油操作力を要するとともに
時間がかかるといった不具合を呈していた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、そのような不具合を課題として解決し、迅速
容易にしかも確実良好にボス部内に注油できるようにし
たものであり、そのため、支軸の先端面に連設したグリ
スニップルから両ボールベアリング間に通じるグリス通
し孔を支軸に形成し、外方側のボールベアリングを片シ
ール付きにするとともに、該ボールベアリングの外側面
に接触する支軸の先端外周面部とボス部の内周面部との
間隙が極小となるように形成し、ボス部の外端面側には
グリスニップルを被覆できるキャップを着脱自在に被着
して構成したものである。
容易にしかも確実良好にボス部内に注油できるようにし
たものであり、そのため、支軸の先端面に連設したグリ
スニップルから両ボールベアリング間に通じるグリス通
し孔を支軸に形成し、外方側のボールベアリングを片シ
ール付きにするとともに、該ボールベアリングの外側面
に接触する支軸の先端外周面部とボス部の内周面部との
間隙が極小となるように形成し、ボス部の外端面側には
グリスニップルを被覆できるキャップを着脱自在に被着
して構成したものである。
[作用] したがって、各転輪では、キャップを着脱するだけで、
グリスニップルから迅速容易に注油できることになり、
しかも、軽い注油操作力で、両ボールベアリングに洩油
しないように確実良好に注油できることになる。
グリスニップルから迅速容易に注油できることになり、
しかも、軽い注油操作力で、両ボールベアリングに洩油
しないように確実良好に注油できることになる。
[実施例] 次に、図面に示す実施例について説明する。第4図はコ
ンバインの走行部の側面図を示し、クローラ(B)を、駆
動スプロケット(9)、接地側の各転輪(A)、アイドラ(10)
および上方の緊張ローラ(11)に掛装して従来形構造同様
に構成したものである。
ンバインの走行部の側面図を示し、クローラ(B)を、駆
動スプロケット(9)、接地側の各転輪(A)、アイドラ(10)
および上方の緊張ローラ(11)に掛装して従来形構造同様
に構成したものである。
トラックフレーム(1)から外側方にそれぞれ突設した支
持筒(12)には支軸(2)の内端側を嵌挿してボルト(13)に
より固定し、前記支軸(2)の外端側には、両ボールベア
リング(3a)(3b)、オイルシール(14)および支持板(15)を
介装して従来形同様に各転輪(A)のボス部(a)を嵌装する
が、外方側のボールベアリング(3a)は片シール(6)付き
にして、該ボールベアリング(3a)のインナー側に接合す
る径大に形成した支軸(2)の先端外周面部(2a)と、ボー
ルベアリング(3a)のアウター側に接合するよう径小に形
成したボス部(a)の内周面部(7)との間で、前記片シール
(6)に対応する間隙(C)が極小となるように形成し、両ボ
ールベアリング(3a)(3b)のインナー間には複数の孔(16)
を有した間筒(17)を嵌装して構成する。
持筒(12)には支軸(2)の内端側を嵌挿してボルト(13)に
より固定し、前記支軸(2)の外端側には、両ボールベア
リング(3a)(3b)、オイルシール(14)および支持板(15)を
介装して従来形同様に各転輪(A)のボス部(a)を嵌装する
が、外方側のボールベアリング(3a)は片シール(6)付き
にして、該ボールベアリング(3a)のインナー側に接合す
る径大に形成した支軸(2)の先端外周面部(2a)と、ボー
ルベアリング(3a)のアウター側に接合するよう径小に形
成したボス部(a)の内周面部(7)との間で、前記片シール
(6)に対応する間隙(C)が極小となるように形成し、両ボ
ールベアリング(3a)(3b)のインナー間には複数の孔(16)
を有した間筒(17)を嵌装して構成する。
また、前記支軸(2)の先端面中央にはグリスニップル(4)
をねじ込むとともに、該グリスニップル(4)から前記間
筒(17)の内方側にかけて連通するグリス通し孔(5)を支
軸(2)中に形成し、6角頭部(8a)およびOリング(18)を
有して前記グリスニップル(4)を被覆できるキャップ(8)
をボス部(a)の外端側中央に螺合(19)して着脱自在に取
付け構成する。
をねじ込むとともに、該グリスニップル(4)から前記間
筒(17)の内方側にかけて連通するグリス通し孔(5)を支
軸(2)中に形成し、6角頭部(8a)およびOリング(18)を
有して前記グリスニップル(4)を被覆できるキャップ(8)
をボス部(a)の外端側中央に螺合(19)して着脱自在に取
付け構成する。
したがって、注油する際には、キャップ(8)を取り外
し、グリスニップル(4)から注油すると、軽い注油操作
力でもって、グリス通し孔(5)から間筒(17)を通して両
ボールベアリング(3a)(3b)に注油することができること
になるが、極小の間隙(C)となるようにして片シール(6)
が外れないように支持しているので、グリスアップ時の
グリス圧で外れることなく片シール(6)により洩油を防
止できることになって良好に注油できることになり、グ
リスアップ後には、キャップ(8)を被着しておくことに
なる。
し、グリスニップル(4)から注油すると、軽い注油操作
力でもって、グリス通し孔(5)から間筒(17)を通して両
ボールベアリング(3a)(3b)に注油することができること
になるが、極小の間隙(C)となるようにして片シール(6)
が外れないように支持しているので、グリスアップ時の
グリス圧で外れることなく片シール(6)により洩油を防
止できることになって良好に注油できることになり、グ
リスアップ後には、キャップ(8)を被着しておくことに
なる。
[考案の効果] このように本考案は、キャップ(8)を外すだけでグリス
ニップル(4)から注油することができることになって、
多数の転輪に対する注油を迅速容易に行うことができる
ことになり、また、グリス通し孔(5)から両ボールベア
リング(3a)(3b)に対し、軽い注油操作力で確実良好に注
油ができることになり、しかも、一方のボールベアリン
グ(3a)には片シール(6)が外れないよう良好に取付けた
ので、注油側外方に洩油しないようにして確実良好かつ
有効に注油できることになり、簡単な構造にして好適に
実施できる特長を有する。
ニップル(4)から注油することができることになって、
多数の転輪に対する注油を迅速容易に行うことができる
ことになり、また、グリス通し孔(5)から両ボールベア
リング(3a)(3b)に対し、軽い注油操作力で確実良好に注
油ができることになり、しかも、一方のボールベアリン
グ(3a)には片シール(6)が外れないよう良好に取付けた
ので、注油側外方に洩油しないようにして確実良好かつ
有効に注油できることになり、簡単な構造にして好適に
実施できる特長を有する。
第1図は本考案の実施例である要部の断面図、第2図は
転輪全体の断面図、第3図は第1図の一部の拡大図、第
4図は走行部の側面図を示す。 (1)……トラックフレーム、(2)……支軸 (3a)(3b)……ボールベアリング (a)……ボス部、(4)……グリスニップル (5)……グリス通し孔、(6)……片シール (2a)……先端外周面部、(7)……内周面部 (C)……間隙、(8)……キャップ
転輪全体の断面図、第3図は第1図の一部の拡大図、第
4図は走行部の側面図を示す。 (1)……トラックフレーム、(2)……支軸 (3a)(3b)……ボールベアリング (a)……ボス部、(4)……グリスニップル (5)……グリス通し孔、(6)……片シール (2a)……先端外周面部、(7)……内周面部 (C)……間隙、(8)……キャップ
Claims (1)
- 【請求項1】トラックフレーム(1)より延出する支軸(2)
に少なくとも2個のボールベアリング(3a)(3b)を介しボ
ス部(a)を嵌装して構成するクローラ支持用転輪におい
て、前記支軸(2)の先端面に連通したグリスニップル(4)
から両ボールベアリング(3a)(3b)間に通じるグリス通し
孔(5)を支軸(2)に形成し、外方側のボールベアリング(3
a)を片シール(6)付きにするとともに、該ボールベアリ
ング(3a)の外側面に接触する支軸(2)の先端外周面部(2
a)とボス部(a)の内周面部(7)との隙間(C)が極小となる
ように形成し、前記ボス部(a)の外端面側には前記グリ
スニップル(4)を被覆できるキャップ(8)を着脱自在に被
着して構成したことを特徴とする注油構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9695188U JPH0618866Y2 (ja) | 1988-07-21 | 1988-07-21 | クローラ支持用転輪の注油構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9695188U JPH0618866Y2 (ja) | 1988-07-21 | 1988-07-21 | クローラ支持用転輪の注油構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0217488U JPH0217488U (ja) | 1990-02-05 |
JPH0618866Y2 true JPH0618866Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=31322114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9695188U Expired - Lifetime JPH0618866Y2 (ja) | 1988-07-21 | 1988-07-21 | クローラ支持用転輪の注油構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618866Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010013805A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の旋回装置 |
JP6560002B2 (ja) * | 2015-04-06 | 2019-08-14 | 小橋工業株式会社 | 軸受装置、軸受装置の潤滑剤供給方法及び軸受け装置を有する農作業機 |
-
1988
- 1988-07-21 JP JP9695188U patent/JPH0618866Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0217488U (ja) | 1990-02-05 |
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