JP2559112B2 - 感圧複写紙用溶剤 - Google Patents

感圧複写紙用溶剤

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JP2559112B2 JP62027919A JP2791987A JP2559112B2 JP 2559112 B2 JP2559112 B2 JP 2559112B2 JP 62027919 A JP62027919 A JP 62027919A JP 2791987 A JP2791987 A JP 2791987A JP 2559112 B2 JP2559112 B2 JP 2559112B2
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節夫 神山
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、感圧複写紙用溶剤に関し、さらに詳しく
は、染料溶解性、飽和発色濃度、無臭性および生分解性
に優れた感圧複写紙用溶剤に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 無色の発色剤を溶液の形態で含むマイクロカプセルを
発色層として紙の一面に塗布し、一方この発色剤と反応
して発色する顕色剤を紙の他面に顕色層として塗布し、
使用時にこれらの発色層と顕色層とを重ね合わせ、加圧
することにより加圧部分のマイクロカプセルを破壊して
発色記録する、感圧複写紙は広く用いられている。
ところで上記のような感圧複写紙において、発色剤な
どを溶解させるために用いられる感圧複写紙用溶剤とし
ては、次のような要件を満たすことが求められている。
(a)沸点が高くかつ蒸気圧が低く、しかも不揮発性で
引火性が少ないこと。
(b)無色または淡色で臭気がほとんどないこと。
(c)粘度が低く、低温でも流動性が良好なこと。
(d)発色剤の溶解性に優れていること。
(e)発色剤を変化させたり、発色反応を阻害しないこ
と。
(f)水溶性がなく、乳化しやすいこと。
(g)化学的に不活性で空気中でも安定なこと。
(h)毒性がなく、生分解性に優れていること。
(i)安価であること。
このような感圧複写紙用溶剤としては、従来種々のも
のが提案されているが、たとえば特公昭49−2126号公報
には2,4−ジメチルジフェニルメタン、1,1−ジ−p−ト
ルイルエタンなどが用いられうること、また特開昭47−
31718号公報には1,1−フェニルキシリルエタン、1,1−
ジキシリルエタンなどが用いられうること、そして特開
昭48−86615号公報には1,1−ジフェニルプロパン、1,1
−ジフェニルブタンなどが用いられうることが開示され
ている。
しかしながら、上記公報に開示されている感圧複写紙
用溶剤は、種々の点で優れた特性を有しているものの、
臭気が強かったり、感圧色素の溶解性に劣っていたり、
あるいは生分解性に劣るなどの問題点があった。
このような問題点を解決するため、本発明者らは、特
願昭60−206562号において、1,1−ジフェニルブタン、
1,2−ジフェニルブタンおよび1,3−ジフェニルブタンか
らなるジフェニルブタン混合物が優れた感圧複写紙用溶
剤であることを提案したが、さらに研究を進めたとこ
ろ、ジフェニルブタンのベンゼン核の一方に、メチル基
またはエチル基を1個有するフェニルトリルブタンまた
はフェニルエチルフェニルブタンは、上記ジフェニルブ
タン類と比較して、臭気が少なくかつ発色剤の溶解性に
優れ、しかも生分解性にも優れていることを見出して本
発明を完成するに至った。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴なう問題点を解
決しようとするものであって、感圧複写紙用溶剤として
求められる要件を満たすとともに、とくに臭気が少なく
かつ発色剤の溶解性に優れ、しかも生分解性にも優れて
いるような感圧複写紙用溶剤を提供することを目的とし
ている。
発明の概要 本発明に係る第1の感圧複写紙用溶剤は、フェニルト
リルブタン異性体混合物を含むことを特徴としている。
また本発明に係る第2の感圧複写紙用溶剤は、フェニ
ルエチルフェニルブタン異性体混合物を含むことを特徴
としている。
本発明に係る感圧複写紙用溶剤では、フェニルトリル
ブタン異性体混合物またはフェニルエチルフェニルブタ
ン異性体混合物を含んでいるため、臭気が少なくかつ発
色剤の溶解性に優れ、しかも生分解性にも優れている。
発明の具体的説明 以下本発明に係る感圧複写紙用溶剤について具体的に
説明する。
本発明に係る第1の感圧複写紙用溶剤は、下記に示す
1,1−フェニルトリルブタン、1,2−フェニルトリルブタ
ンおよび1,3−フェニルトリルブタンからなるフェニル
トリルブタン混合物を含んでいる。
これらの1,1−体、1,2−体および1,3−体からなるフ
ェニルトリルブタン混合物は、ジフェニルブタン混合物
あるいは1−フェニル−1−(3,4−ジメチルフェニ
ル)ブタンと比較して、臭気が少なく、かつクリスタル
バイオレットラクトン(CVL)などの発色剤の溶解性に
優れ、しかも生分解性にも優れている。またこれらのフ
ェニルトリルブタン混合物は、もちろん発色性にも優れ
ており、しかもこの溶剤を用いて得られた発色画像は退
色性にも優れている。
また本発明に係る第2の感圧複写紙用溶剤は、上記と
同様に1,1−フェニルエチルフェニルブタン、1,2−フェ
ニルエチルフェニルブタンおよび1,3−フェニルエチル
フェニルブタンからなるフェニルエチルフェニルブタン
混合物を含んでいる。
これらのフェニルエチルフェニルブタン混合物は、フ
ェニルトリルブタン混合物と同様に、臭気が少なくかつ
発色剤の溶解性に優れ、しかも生分解性に優れている。
またこれらのフェニルエチルフェニルブタン混合物は、
もちろん発色性にも優れており、しかもこの溶剤を用い
て得られる発色画像は退色性にも優れている。
上記のようなフェニルトリルブタン混合物またはフェ
ニルエチルフェニルブタン混合物は、単独で感圧複写紙
用溶剤として用いることもできるが、場合によっては、
他の溶剤と混合して用いることもできる。このような上
記ブタン混合物と混合して用いられる溶剤としては、た
とえば1−メチル−3−フェニルインダンなどのインダ
ン類あるいは芳香族エーテル類などが挙げられる。
上記のような感圧複写紙用溶剤を用いた感圧複写紙に
は、当業界で公知の方法を採用することができる。すな
わち、発色剤を上記のような感圧複写紙用溶剤に溶解さ
せ、次いで得られた溶液を用いて、コアセルベーション
法、界面重合法、内部重合法、外部重合法等により、発
色剤を溶液の形態で含むマイクロカプセルを製造するこ
とができる。この際発色剤としては、クリスタルバイオ
レットラクトン(CVL)、ベンゾイルロイコメチレンブ
ルー(BLMB)、ジアミノフルオラン誘導体等を用いるこ
とができ、また、顕色剤としては、ベントナイト、酸化
亜鉛、カオリン、クレー、活性白土、酸性白土、ゼオラ
イト、タルク、コロイド状シリカなどの無機物質、フェ
ノールアルデヒド重合体、マレイン酸−ロジン樹脂、ス
チレン−無水マレイン酸共重合体加水分解物、エチレン
−無水マレイン酸共重合体加水分解物、カルボキシポリ
エチレン、ビニルメチルエーテル−無水マレイン酸共重
合体加水分解物などの酸性重合体、コハク酸、タンニン
酸、没食子酸、サリチル酸亜鉛などのカルボン酸または
その金属塩を用いることができる。
本発明に係るフェニルトリブタン混合物あるいはフェ
ニルエチルフェニルブタン混合物は、たとえばハロゲン
化アルミニウム触媒存在下に、トルエンまたはエチルベ
ンゼンと、1−フェニル−2−ブテンとを反応させるこ
とにより製造することができる。また、ベンゼン、1−
トリル−2−ブテンまたは、1−エチルフェニル−2−
ブテンとを反応させることにより製造することもでき
る。
触媒として、上述のようにハロゲン化アルミニウムが
用いられるが具体的には、AlCl3、AlBr3、AlI3、AlF3
どが用いられ、このうちAlCl3が好ましい。
ハロゲン化アルミニウムは、それ自体で使用しても良
いが、錯体化して使用することもできる。
発明の効果 本発明に係る感圧複写紙用溶剤では、フェニルトリル
ブタン混合物またはフェニルエチルフェニルブタン混合
物を含んでいるため、臭気が少なくかつ発色剤の溶解性
に優れ、しかも生分解性にも優れている。
その上、上記のような感圧複写紙用溶剤を用いて得ら
れる発色画像は、発色濃度も高く、鮮明度にも優れてい
る。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
フェニルトリルブタン混合物またはフェニルエチルフェ
ニルブタン混合物の合成 1)フェニルトリルブタンの製造(I) 攪拌機つきの容量2のガラス反応器に、トルエン10
モルと粉砕した無水塩化アルミニウム0.1モルとを入れ
て攪拌しながら内部温度を10℃に保った。これに1−フ
ェニル−2−ブテン0.5モルとトルエン2モルとの混合
液を、連続的に4時間にわたりガラス反応器に滴下して
反応させた。混合液滴下終了後も攪拌しながら20分間、
温度を10℃に保った、その後、攪拌を止め、反応生成物
を分離回収し、カセイソーダ水溶液で洗浄中和し、硫酸
ソーダ上で乾燥後、減圧蒸留したところ、無色透明なフ
ェニルトリルブタン(常圧沸点290〜310℃)386ミリモ
ルを得た。
フェニルトリルブタンの異性体組成は、1−フェニル
−1−トリル体13%、1−フェニル−2−トリル体45%
及び1−フェニル−3−トリル体42%であり、粘度は40
℃で6.31cstであり、流動点は−40℃であり、比重(15/
4℃)0.962であった。1−フェニル−2−ブテンの転化
率は100%であり1−フェニル−2−ブテン基準の収率
は77.2%であった。
2)フェニルトリルブタンの製造(II) 1−フェニル−2−ブテンに代えて1−トリル−2−
ブテンを用い、またトルエンに代えてベンゼンを用いた
以外は、1)例と同様の実験を行い、減圧蒸留により無
色透明なフェニルトリルブタン308ミリモルを得た。こ
の異性体組成は1−トリル−1−フェニル体8%、1−
トリル−2−フェニル体33%及び1−トリル−3−フェ
ニル体59%であった。1−トリル−2−ブテンの転化率
は99%であり同基準の収率は61.6%であった。
3)フェニルエチルフェニルブタンの製造 (I)において、トルエンに代えてエチルベンゼンを
用いた以外は同様の実験を行い、減圧蒸留により無色透
明なフェニルエチルフェニルブタン395ミリモルを得
た。フェニルエチルフェニルブタンの異性体組成は、1
−フェニル−1−エチルフェニル体6%、1−フェニル
−2−エチルフェニル体35%及び1−フェニル−3−エ
チルフェニル体59%であり、粘度は40℃で5.78cstであ
り、流動点は−45.0℃であり、比重は(15/4℃)0.954
であった。1−フェニル−2−ブテンの転化率は100%
であり同基準の収率は79.0%であった。
このようにして得られたフェニルトリルブタン混合物
およびフェニルエチルフェニルブタン混合物を用いて、
以下のような試験を行なった。
(1)臭気試験 フェニルトリルブタン、フェニルエチルフェニルブタ
ンを試験者にかがせて臭いを判定し、その結果を表1に
示した。比較のため、1−フェニル−1−(3,4−ジメ
チルフェニル)エタンについても同様に臭気試験を行い
併記した。
(2)生分解性試験 容量500mlの振盪フラスコに基礎培養基を100mlとり、
表2に示す感圧複写紙用溶剤を200ppmとなるように添加
した。次に活性汚泥を懸濁物質濃度が100ppmとなるよう
に添加した。各フラスコは綿栓し、振盪培養器(三田村
理研製)で25±1℃に保ちながら2週間培養した。培養
後、振盪フラスコより感圧複写用溶剤を抽出し、ガスク
ロマトグラフで各溶媒の生分解率を求めた。
結果を表2に示す。
(3)CVL溶解性試験 感圧複写紙用溶剤20gに10gのクリスタルバイオレット
ラクトン(CVL)を添加し、95℃で3時間攪拌して溶解
させた後、24時間放置した。上澄液を採取して、キシレ
ンで希釈後、IR分析により該溶剤中に溶解するCVL濃度
を測定した。
結果を表3に示す。
(4)発色性試験 (1)マイクロカプセルの製造 ゼラチン10重量部およびアラビアゴム10重量部を40℃
の水400重量部に溶解し、乳化剤としてロート油0.2重量
部を添加し、これにクリスタルバイオレットラクトンを
4重量%溶解した後、さらに本発明の溶剤40重量部を加
えて乳化分解させた。この油滴の大きさが平均5ミクロ
ンになった時点で乳化を中止し、これに40℃の水を加え
て全体を900重量部として攪拌した、次いで、10重量%
の酢酸を加えて液のpHを4.0〜4.2に調節してコアセルベ
ーションを起こさせた。これをさらに20分間攪拌し、氷
水で冷却して油滴の周囲に沈着したコアセルベート膜を
ゲル化した。この液温が20℃になった時点で、37重量%
のホルマリン7重量部を添加した。さらに液温を10℃に
冷却した後、15重量%の水酸化ナトリウム水溶液を添加
して、pH9.0とした。続いて攪拌しながら20分間加熱
し、液温を50℃としてカプセルの硬化を終了した。
(2)感圧複写紙の製造 上記方法により得られたマイクロカプセルを、50g/m2
の秤量紙の片面に乾燥重量で5g/m2の量塗布してCB紙を
得、これを常温により調製したフェノールレジンを用い
たCF紙を組合わせた。
(3)発色および濃度測定 上記手順で感圧複写紙を600kg/cm2の荷重をかけて発
色させ、反射型分光光度計にて、発色体の610nmでの濃
度を、発色後30秒後および24時間後に測定した。この数
値は、大きいほど、発色画像の濃度は濃い。
(4)印字顕色性 加圧荷重一定の電子タイプライターにより発色させ、
目視により鮮明度を比較した。
得られた結果を、表4に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−286337(JP,A) 特開 昭61−22985(JP,A) 特開 昭56−34495(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェニルトリルブタン異性体混合物を含む
    ことを特徴とする感圧複写紙用溶剤。
  2. 【請求項2】フェニルエチルフェニルブタン異性体混合
    物を含むことを特徴とする感圧複写紙用溶剤。
JP62027919A 1987-02-09 1987-02-09 感圧複写紙用溶剤 Expired - Lifetime JP2559112B2 (ja)

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