JP2558895Y2 - 配電盤の扉の開閉機構 - Google Patents
配電盤の扉の開閉機構Info
- Publication number
- JP2558895Y2 JP2558895Y2 JP1990092099U JP9209990U JP2558895Y2 JP 2558895 Y2 JP2558895 Y2 JP 2558895Y2 JP 1990092099 U JP1990092099 U JP 1990092099U JP 9209990 U JP9209990 U JP 9209990U JP 2558895 Y2 JP2558895 Y2 JP 2558895Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- door
- frame
- switchboard
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- handle
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、配電盤の扉を開閉する機構に関する。
第5図は配電盤の扉の開閉機構の従来例を示す平面
図、第6図および第7図はその側面図である。第6図は
扉2を閉じて枠体1に係止された状態を、第7図は扉2
を開いて枠体1から外れた状態を示している。
図、第6図および第7図はその側面図である。第6図は
扉2を閉じて枠体1に係止された状態を、第7図は扉2
を開いて枠体1から外れた状態を示している。
第5図および第6図において、扉2はその一端を蝶番
10で配電盤の枠体1に結合し、他端付近に把手3が設け
られている。把手3の先端にロッド取付板11を固定し、
ロッド取付板11の両端にはロッド12の一端をピン13で回
動自由に結合する。ロッド12の他端は図示していないが
枠体1に固定された案内金に摺動自由に挿入され、把手
3を回動させることによってロッド12はそれぞれ第6図
に示す矢印Aの方向に移動するようになっている。ロッ
ド12にはストッパ14がそれぞれに固着されている。
10で配電盤の枠体1に結合し、他端付近に把手3が設け
られている。把手3の先端にロッド取付板11を固定し、
ロッド取付板11の両端にはロッド12の一端をピン13で回
動自由に結合する。ロッド12の他端は図示していないが
枠体1に固定された案内金に摺動自由に挿入され、把手
3を回動させることによってロッド12はそれぞれ第6図
に示す矢印Aの方向に移動するようになっている。ロッ
ド12にはストッパ14がそれぞれに固着されている。
扉2を閉じて枠体1に係止するには、第7図に示すよ
うにストッパ14と枠体1に設けたストッパ係止溝15とが
外れた位置にある状態で扉2を閉じ、把手3を回動させ
てストッパ14を第6図に示すように枠体1に設けたスト
ッパ係止溝15に係合させて、扉2を固定する。
うにストッパ14と枠体1に設けたストッパ係止溝15とが
外れた位置にある状態で扉2を閉じ、把手3を回動させ
てストッパ14を第6図に示すように枠体1に設けたスト
ッパ係止溝15に係合させて、扉2を固定する。
扉2を開けるには、把手3を回動させてストッパ14を
第7図に示す位置へ移動させ、ストッパ14と枠体1に設
けたストッパ係止溝15との係合を外して扉2を開く。
第7図に示す位置へ移動させ、ストッパ14と枠体1に設
けたストッパ係止溝15との係合を外して扉2を開く。
従来の構造では、扉2を枠体1に係止するために、ロ
ッド12とストッパ14とを使用しているが、配電盤内部で
短絡事故が発生すると配電盤内部に生ずる高温高圧ガス
の圧力が扉に加わりその力によってロッド12、ストッパ
14が破損して簡単に扉が開いてしまうという問題があっ
た。
ッド12とストッパ14とを使用しているが、配電盤内部で
短絡事故が発生すると配電盤内部に生ずる高温高圧ガス
の圧力が扉に加わりその力によってロッド12、ストッパ
14が破損して簡単に扉が開いてしまうという問題があっ
た。
そこでこの考案の目的は、配電盤内部で短絡事故が発
生し、扉を枠体に係止している機構が破損しても簡単に
扉が開かない扉の開閉機構を提供することにある。
生し、扉を枠体に係止している機構が破損しても簡単に
扉が開かない扉の開閉機構を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの考案による配電盤の扉
の開閉機構は、配電盤の扉の一端側に取付けられ、この
扉を配電盤の枠体に対して水平方向にスライドできる手
段を備えた蝶番と、前記扉に取付けられた把手に固定さ
れた止金と、前記扉が閉塞されかつ反蝶番側にスライド
された状態で前記止金が嵌まる枠体に設けられた溝と、
前記状態で前記扉の他端側を係止するよう前記枠体に設
けられたL字状の突出部とを備えるものである。
の開閉機構は、配電盤の扉の一端側に取付けられ、この
扉を配電盤の枠体に対して水平方向にスライドできる手
段を備えた蝶番と、前記扉に取付けられた把手に固定さ
れた止金と、前記扉が閉塞されかつ反蝶番側にスライド
された状態で前記止金が嵌まる枠体に設けられた溝と、
前記状態で前記扉の他端側を係止するよう前記枠体に設
けられたL字状の突出部とを備えるものである。
また、この構成において、扉を配電盤の枠体に対して
水平方向にスライドできる手段は、枠体に設けられた長
穴と、この長穴にスペーサを介してナットで取付けられ
た蝶番の固定片とからなる。
水平方向にスライドできる手段は、枠体に設けられた長
穴と、この長穴にスペーサを介してナットで取付けられ
た蝶番の固定片とからなる。
この考案の構成によると、配電盤の扉の開閉機構は、
配電盤の扉の一端側に取付けられ、この扉を配電盤の枠
体に対して水平方向にスライドできる手段を備えた蝶番
と、前記扉の他端側に設けられ、この扉の開放を阻止す
る手段とを備えるものであるので、扉を閉じた後扉を水
平方向にスライドさせれば、扉の開放を阻止する手段、
特に枠体に設けられたL字状の突出部により扉がその開
放が阻止されているので、配電盤に内圧が加えられても
容易に開放されることがない。
配電盤の扉の一端側に取付けられ、この扉を配電盤の枠
体に対して水平方向にスライドできる手段を備えた蝶番
と、前記扉の他端側に設けられ、この扉の開放を阻止す
る手段とを備えるものであるので、扉を閉じた後扉を水
平方向にスライドさせれば、扉の開放を阻止する手段、
特に枠体に設けられたL字状の突出部により扉がその開
放が阻止されているので、配電盤に内圧が加えられても
容易に開放されることがない。
〔実施例〕 第1図は本考案の実施例で扉を閉じた状態を示す平面
図である。第1図において、扉2の右端に扉開閉用の蝶
番5を取付け、扉の左端付近に把手3を設ける。扉2は
蝶番5の軸5Cを中心に回動して開閉するようになってい
る。
図である。第1図において、扉2の右端に扉開閉用の蝶
番5を取付け、扉の左端付近に把手3を設ける。扉2は
蝶番5の軸5Cを中心に回動して開閉するようになってい
る。
第2図は第1図においてII−II線からみた蝶番5の取
付図である。第2図において、蝶番5の可動片5Aは扉2
に固着されている。蝶番5の固定片5Bは枠体1に設けら
れた水平方向の長穴にスペーサ6を介してナット7で取
付けられる。スペーサ6はナット7を充分締付けても枠
体1の厚さ方向に僅かな隙間を作る役目をし、扉2は枠
体1に対して水平方向にスライドして移動できるように
なっている。
付図である。第2図において、蝶番5の可動片5Aは扉2
に固着されている。蝶番5の固定片5Bは枠体1に設けら
れた水平方向の長穴にスペーサ6を介してナット7で取
付けられる。スペーサ6はナット7を充分締付けても枠
体1の厚さ方向に僅かな隙間を作る役目をし、扉2は枠
体1に対して水平方向にスライドして移動できるように
なっている。
第3図は第1図においてIII−III線からみた把手3の
取付け図である。第3図において、把手3の先端には止
金4が固着されている。止金4は扉2を閉じて扉2を左
側にスライドした位置で把手3を回動させることによっ
て枠体1に設けられた溝8に係合し、扉2を枠体1に係
止する役目をする。さらに枠体1の左端部には、扉2の
左端部を抱え込む形のL字状の突出部9を設けている。
取付け図である。第3図において、把手3の先端には止
金4が固着されている。止金4は扉2を閉じて扉2を左
側にスライドした位置で把手3を回動させることによっ
て枠体1に設けられた溝8に係合し、扉2を枠体1に係
止する役目をする。さらに枠体1の左端部には、扉2の
左端部を抱え込む形のL字状の突出部9を設けている。
以上のように構成された扉を開くには次のようにす
る。把手3を回動させ止金4を枠体1の溝8から外して
把手3を右方向に押し、扉2の左端が枠体1の突出部9
から外れる位置まで扉2を右方向にスライドさせた後、
把手3を手前に引いて扉2を開く。第4図はこのように
して扉を開いた状態図である。
る。把手3を回動させ止金4を枠体1の溝8から外して
把手3を右方向に押し、扉2の左端が枠体1の突出部9
から外れる位置まで扉2を右方向にスライドさせた後、
把手3を手前に引いて扉2を開く。第4図はこのように
して扉を開いた状態図である。
この考案によると扉を水平方向にスライドさせないと
扉は枠体に設けられた突出部で係止され手前へ開かない
構造になっているので、高圧ガスの圧力で止金が破損し
ても扉が開いてしまうおそれがない。
扉は枠体に設けられた突出部で係止され手前へ開かない
構造になっているので、高圧ガスの圧力で止金が破損し
ても扉が開いてしまうおそれがない。
第1図は本考案の実施例で扉を閉じた状態を示す平面
図、第2図は第1図のII−II線からみた蝶番5の取付
図、第3図は第1図のIII−III線からみた把手3の取付
図、第4図は扉を開いた状態図、第5図は配電盤の扉の
開閉機構の従来例を示す平面図、第6図および第7図は
その側面図である。 1……枠体、2……扉、3……把手、4……止金、5…
…蝶番、5A……蝶番の固定片、5B……蝶番の可動片、6
……スペーサ、7……ナット、8……溝、9……L字状
の突出部。
図、第2図は第1図のII−II線からみた蝶番5の取付
図、第3図は第1図のIII−III線からみた把手3の取付
図、第4図は扉を開いた状態図、第5図は配電盤の扉の
開閉機構の従来例を示す平面図、第6図および第7図は
その側面図である。 1……枠体、2……扉、3……把手、4……止金、5…
…蝶番、5A……蝶番の固定片、5B……蝶番の可動片、6
……スペーサ、7……ナット、8……溝、9……L字状
の突出部。
Claims (2)
- 【請求項1】配電盤の扉の一端側に取付けられ、この扉
を配電盤の枠体に対して水平方向にスライドできる手段
を備えた蝶番と、前記扉に取付けられた把手に固定され
た止金と、前記扉が閉塞されかつ反蝶番側にスライドさ
れた状態で前記止金が嵌まる枠体に設けられた溝と、前
記状態で前記扉の他端側を係止するよう前記枠体に設け
られたL字状の突出部とを備えたことを特徴とする配電
盤の扉の開閉機構。 - 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、扉を配電盤
の枠体に対して水平方向にスライドできる手段は、枠体
に設けられた長穴と、この長穴にスペーサを介してナッ
トで取付けられた蝶番の固定片とからなることを特徴と
する配電盤の扉の開閉機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990092099U JP2558895Y2 (ja) | 1990-09-01 | 1990-09-01 | 配電盤の扉の開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990092099U JP2558895Y2 (ja) | 1990-09-01 | 1990-09-01 | 配電盤の扉の開閉機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0451002U JPH0451002U (ja) | 1992-04-30 |
JP2558895Y2 true JP2558895Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=31828296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990092099U Expired - Lifetime JP2558895Y2 (ja) | 1990-09-01 | 1990-09-01 | 配電盤の扉の開閉機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558895Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7506474B2 (en) | 2001-03-13 | 2009-03-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | CAM mechanism for shifting a rotary member supported on a base member when the rotary member is opened and closed |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7473806B2 (ja) * | 2020-06-30 | 2024-04-24 | 株式会社デンソーウェーブ | セキュリティ装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55128402U (ja) * | 1979-03-01 | 1980-09-11 | ||
JPS56154085U (ja) * | 1980-04-11 | 1981-11-18 |
-
1990
- 1990-09-01 JP JP1990092099U patent/JP2558895Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7506474B2 (en) | 2001-03-13 | 2009-03-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | CAM mechanism for shifting a rotary member supported on a base member when the rotary member is opened and closed |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0451002U (ja) | 1992-04-30 |
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