JP2558865B2 - 平板の取付け方法 - Google Patents

平板の取付け方法

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JP2558865B2
JP2558865B2 JP1049505A JP4950589A JP2558865B2 JP 2558865 B2 JP2558865 B2 JP 2558865B2 JP 1049505 A JP1049505 A JP 1049505A JP 4950589 A JP4950589 A JP 4950589A JP 2558865 B2 JP2558865 B2 JP 2558865B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、建築物等の壁面仕上げに表装材として使用
される、例えば石板,結晶化ガラス板,陶板等のような
比較的大形の平板の取付け方法に関するものである。
〈従来の技術〉 例えば、プレキャストコンクリート版,鉄骨等を下地
として、前記のような表装材の如き平板を上記下地に取
付けることが行なわれている。その一般的な取付け手段
は、第3図及び第4図に示すような構造によるものが利
用されている。
第3図は取付け部分の断面側面図、第4図は取付け具
としての金物の斜視図である。
図中1は、例えばプレキャストコンクリート版による
下地であり、2は所要寸法の矩形形状とした表装用の平
板である。
この平板2は、これを所要枚数準備し、その小口部同
士を突き合わせる如くして下地1の表面に適宜間隔で取
付ける。取付け手段としては、金物3が利用される。金
物3は、図例のように、下地1に取付けるアングル材3
a,アングル材3aから平板2方向に延出するファスナプレ
ート3b,ファスナプレート3bから上下の平板2の小口部2
a,2b方向に立設する係止ピン3c1,3c2等から構成された
ものが利用されている。図例の金物3は左右対称的に構
成して、左右の平板をも受けるようにしている。
上記平板2の取付けにあたっては、平板2の上下の小
口部2a,2bの所定位置に金物3の係止ピン3c1,3c2の挿入
孔4a,4bを所要数穿っておき、この挿入孔4a,4bのうちま
ず下側の挿入孔4aを対応する上向きの係止ピン3c1に係
合させる。そして、下向きの係止ピン3c2はファスナプ
レート3bに対し割りピン等で着脱可能にして脱してお
き、平板2の上記下側小口部2aの係止の後に、平板2の
上側小口部2bの挿入孔4bを位置合わせして下向きの係止
ピン3c2をファスナプレート3bに取付け、上記挿入孔4b
に係合させる。従って、所要枚数の平板2は順次下位よ
り上位に所要目地幅で係止していく。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記のような平板2の取付け手段は、後日の平板取替
え,修理等の際に不都合をもたらす。
即ち、経年変化等により平板の一部が損傷したとき等
には、当該平板の交換補修等を要する。この場合、損傷
した平板の取外しは、再利用しないときには壊すような
取扱いが可能であるが、新規に取付ける平板2は、取付
け時に破損しないような慎重さが望まれる。そうして、
新規に取付ける平板2の取付け位置が、上下の既設平板
の間である場合、目地幅が通常せいぜい10mm程度である
ことを考慮すれば、作業用治工具とか手等の目地部分か
らの挿入が困難であることから、取付けようとする平板
2の小口部2a,2bのうち特に上側小口部2bに対しての下
向き係止ピン3c2の係合が困難であるといった問題があ
る。
本発明は、上記のような従来の問題点に鑑み、これを
解決する為に提供するもので、その目的とするところ
は、平板を部分的に着脱交換する場合に、簡単な取付け
金物を利用して、平板間の目地部分から上記取付け金物
を操作して新規取付け平板を容易に取付けることができ
るようにする平板の取付け方法を得るところにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成する為に、本発明は、建物下地に適宜
枚数配設する平板の取付け方法であって、予め平板の上
下の小口部に適宜深さの円弧状の切欠溝を形成し、回転
可能なロッドとこのロッド先端部にロッドから半径方向
に延設した係止板とからなる取付け金物を上記取付ける
平板間の目地対応部分から建物下地に植設して突出さ
せ、上記係止板を上向きにして上位に位置する平板の下
側小口部の切欠溝に係止し、次に下位に位置させる平板
の上側小口部の切欠溝に対しロッドを上記目地部分を介
して回転させることにより係止板を上記切欠溝に係止す
るようにした方法である。
〈作用〉 取付け金物のロッドは、平板間に形成する目地部分に
臨んでいる。従って、一部の平板の交換に際しては、予
めロッドを回転させて係止板を当該平板の上位に位置す
る既設平板の下側小口部の切欠溝に係止させる。これに
より、下位の後付け平板の上側小口部を既設平板の下側
小口部に対向させる際の障害物がないので、上記後付け
平板を上記の通り既設平板に対向させる。次いで、上記
ロッドを後付け及び既設平板間に形成される目地対応部
分を通して適宜の治工具により回転させ、係止板を既設
平板の上記係止位置から後付け平板の上側小口部の切欠
溝に係止させる。この場合、上記上側小口部の切欠溝に
予め接着剤,シーリング剤等を充填していれば、上記回
転により平板の取付け作業が終了する。そして、目地部
分に、目地材を充填することで、全体としての施工が完
了する。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の取付け手段を示す要部断面側面
図、第2図は第1図の正面図である。
図において、10は建物の下地であり、コンクリート,
鉄骨等で構成している。11は平板であり、図示しない適
宜の金物、例えば第3図で示したような金物により建物
下地10に適宜間隔で取付けて固定している。この平板11
は、石板,結晶化ガラス板,陶板等からなり、所要の枚
数が利用される。そして、平板11の下側小口部11aと上
側小口部11bには、後述する取付け金物15の係止板15bが
回転係止する切欠溝14a,14bを円弧状に形成している。
15は取付け金物であり、所要長のロッド15aとこのロ
ッド15aの一端(先端)にロッド15aの軸に対し半径方向
に延出させて設けた係止板15bとからなっている。係止
板15bは、図例では半円状に形成している。ロッド15a
は、係止板15bを設けた先端部が平板11間の目地16に位
置できるような径で形成している。ロッド15aの他端部
は、建物下地10に植設するもので、図例では建物下地10
をコンクリートとしているから、ロッド15aの他端部を
アンカーとして所要長埋設している。尚、ロッド15aを
所要時回転可能とする為に、図例では建物下地10のアン
カー孔10aをロッド15aの径より僅かに径大として接着剤
10bでガタ,抜け等を防止するようにしている。しかし
ながら、この構成は、ロッド15aを回転できればよいの
で、例えばロッド15aをサヤとなる円筒形のロッドと中
実のロッドに分割し、円筒形ロッドをアンカーとして建
物下地10に強固に固定するようにしてもよい。
以上において、建物下地10に予め図示しない金物で多
数の平板11が取付け固定されている場合に、上位の平板
12(これを既設平板とする)を残したままで下位に新規
の後付け平板13を取付ける手順について次に説明する。
まず、既設平板12の下側小口部11aに形成する切欠溝1
4aに対応する位置で、目地中心部相当位置から取付け金
物15のロッド15aを建物下地10に植設する。このときロ
ッド15a先端部の係止板15bは、上記植設に際し、既設平
板12に当たらないように下側に向けておく。上記植設
後、ロッド15aを回転させて既設平板12の上記切欠溝14a
に係止板15bを係止させる(図の仮想線状態)。
次に、後付け平板13の下側小口部(図示せず)を既設
の図示しない下側にある金物に係止し、上側小口部11b
を既設平板12の下側小口部11aに対向させる。この場
合、上記対向位置に既設平板12の既設金物が突出してい
るときはその部分を切断等により除く。そして後、上記
両平板12,13で形成される目地16部分から、適宜の治工
具、例えばロッド15aの先端に係合溝15a1を形成してい
るときは、この係合溝15a1に係合するドライバ様の治工
具を利用してロッド15aを回転させ、係止板15bを後付け
平板13の上側小口部11bの切欠溝14bに係止させる。これ
により、後付け平板13はその上下部を取付け金物15と既
設の金物で支持されることになる。
この係止に際し、切欠溝14bに接着剤或はシーリング
材14cを予め充填していれば、上記回転することのみで
取付け金物15による後付け平板13の取付け固定が終了す
ることになる。従って、次に目地16に目地材を充填すれ
ば、全体としての施工完了となる。
尚、上記実施例においては、取付け金物15のほか、平
板11の下側小口部11aを係止するものとして、別途の金
物が既設してあることにより説明したが、必ずしもこれ
に限るものではない。例えば、本発明に利用する取付け
金物を平板取付けにおける当初よりの唯一の金物として
利用することもできる。この場合は、平板11への係止板
15bが上下に隣接する平板11の下側小口部11aと上側小口
部11bをそれぞれ係止するように取付け金物15を並設す
ることになる。従って、切欠溝14a,14bも取付け金物に
対応した数を形成する。
また、取付け金物15が上記の通り唯一の平板取付け金
物とすれば、上記切欠溝14a,14bを平板11に当初より形
成することになるが、前述の実施例のように補修等によ
る平板交換時の如き後利用であれば、上記切欠溝はその
必要時に、いわゆる現場対応の処置として形成すること
もできる。
更にまた、係止板15bは、実施例においては半円状と
したが、平板11の切欠溝14a,14bに所要時回転して係止
できればよいので、例えば矩形でも可能である。
〈発明の効果〉 以上述べてきたように本発明によれば、特に既設の多
数取付けられた平板を部分的に交換する場合に、平板間
の目地部分を介して簡単に脱着交換できるので、補修等
に際し極めて利便な取付け構造として得ることができ、
施工性に優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に係る平板の取付け方法を示
す要部断面側面図、 第2図は、第1図の正面図、 第3図は、従来における平板取付け部分を例示する断面
側面図、 第4図は、第3図における平板取付け具としての金物の
斜視図である。 10……建物下地, 11(12,13)……平板(既設平板,後付け平板), 11a……下側小口部,11b……上側小口部, 14a,14b……切欠溝,15……取付け金物, 15a……ロッド,15b……係止板, 16……目地。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物下地に適宜枚数配設する平板の取付け
    方法であって、 予め平板の上下の小口部に適宜深さの円弧状の切欠溝を
    形成し、 回転可能なロッドとこのロッド先端部にロッドから半径
    方向に延設した係止板とからなる取付け金物を上記取付
    ける平板間の目地対応部分から建物下地に植設して突出
    させ、 上記係止板を上向きにして上位に位置する平板の下側小
    口部の切欠溝に係止し、 次に下位に位置させる平板の上側小口部の切欠溝に対し
    ロッドを上記目地部分を介して回転させることにより係
    止板を上記切欠溝に係止することを特徴とする平板の取
    付け方法。
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ES2195705B1 (es) * 2001-02-06 2005-06-16 Universidad De Alicante Anclaje de sustitucion en placa de piedra dañada de fachadas de edificios.
JP5566706B2 (ja) * 2010-01-15 2014-08-06 菊川工業株式会社 外装材設置構造

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