JP2558829B2

JP2558829B2 - シート分類装置付画像形成装置

Info

Publication number: JP2558829B2
Application number: JP63219883A
Authority: JP
Inventors: 純斉藤; 純一君塚; 俊之伊藤; 馨佐藤; 聡彦犬山
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1988-09-01
Filing date: 1988-09-01
Publication date: 1996-11-27
Anticipated expiration: 2011-11-27
Also published as: JPH0270664A

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、複写機、レーザービームプリンタ等の画像
形成装置に付設されるシート分類装置（以下ソータとい
う）に係り、詳しくは画像形成装置から排出されるシー
トをビンに分類・収納するソータ付画像形成装置に関す
る。

（ロ）従来の技術従来、画像形成装置から排出されるシートをビンに分
類・収納するソータ付画像形成装置が知られているが、
該ソータ付画像形成装置は、第９図に示すように、画像
形成装置２′から排出されるシートを揺動自在な搬送ベ
ルト75によりソータ１′内に搬入し、そしてビンＢに収
納する。また、画像形成装置２′の排紙トレイ15′にシ
ートを排出・収納する場合、搬送ベルト75は鎖線で示す
位置へ揺動され、排紙トレイ15′へのシートの排出を妨
げない（特公昭63−2863号公報参照）。

（ハ）発明が解決しようとする課題ところで、上述したソータ付画像形成装置では、搬送
ベルト15′を揺動する駆動手段を必要とするため、装置
が複雑になると共にコストアップになるという欠点があ
った。

そこで、本発明は、特別な駆動装置を必要とせずにシ
ートの排出方向を切換え、もって上述課題を解消したシ
ート分類装置付画像形成装置をを提供することを目的と
するものである。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例
えば第１図を参照して示すと、シート（Ｓ）を分類・収
納する多数のビン（Ｂ）と、これらビン（Ｂ）へシート
（Ｓ）を排出する排出手段（50）と、該排出手段（50）
又は前記ビン（Ｂ）以外のシート収納手段（15）へシー
ト（Ｓ）を案内する案内手段（29）と、該案内手段（2
9）を切換える切換手段（52a）と、を備えてなるシート
分類装置において、前記ビン（Ｂ）又は排出手段（50）
をシート分類装置本体に対して昇降し得るように構成
し、前記切換手段（52a）を、前記ビン（Ｂ）がシート
（Ｓ）を収納する位置又は排出手段（50）がシート
（Ｓ）を排出する位置に位置する場合、前記案内手段
（29）を、前記排出手段（50）へシート（Ｓ）を案内す
るように切換えると共に、前記ビン（Ｂ）がシート
（Ｓ）を収納しない位置又は排出手段（50）が非排出位
置に位置する場合、前記案内手段（29）を、前記シート
収納手段（15）へシート（Ｓ）を案内する位置に切換え
るように構成したことを特徴とするものである。

（ホ）作用上述構成に基づき、ビン（Ｂ）がシート（Ｓ）を収納
する位置又は排出手段（50）がシート（Ｓ）を排出する
位置に位置する場合、切換手段（52a）がフラッパ（2
9）をシート分類装置（１）へシート（Ｓ）を案内する
ように切換える。また、前記ビン（Ｂ）がシート（Ｓ）
を収納しない位置又は排出手段（50）が非排出位置に位
置する場合、切換手段（52a）がフラッパ（29）を前記
シート収納手段（15）へシート（Ｓ）へシート（Ｓ）を
案内する位置に切換える。

なお、上述符号は参照のために示すものであって、な
んら構成を限定するものではない。

（ヘ）実施例以下、図面に沿って、本発明の実施例について説明す
る。

ソータ１は、第１図及び第２図に示すように、レーザ
ービームプリンタ２に搭載されており、該レーザービー
ムプリンタ２から排出されるシートＳを分類・収納する
ようになっている。そして、該レーザービームプリンタ
２は、機体３に着脱自在に装着されたカセット５を有し
ており、該カセット５には、該カセット５からシートＳ
を給送する給紙ローラ対６が付設されている。また、該
ローラ６の下流にはレジストローラ対７が配設されてお
り、該ローラ対７の下流には、レーザスキャナ部９から
のレーザー信号により画像を形成する画像形成部10が配
設されている。更に、該画像形成部10の下流側には定着
器11が配設されており、該定着器11の下流側にはＵ字形
搬送路12が設けられている。そして、該経路12の終端に
は排紙ローラ13が配設されており、該ローラ13の下流側
には、機体３の上面が構成する排紙トレイ15が配設され
ている。また、前述画像形成部10は、円筒形の感光ドラ
ム16を備えており、該ドラム16の周囲には、一次帯電器
17、現像器19、転写帯電器18、クリーナ20が配設されて
おり、かつ転写帯電器18以外の部材はカートリッジＣ内
に収納されている。更に、前記ソータ１は、側面視コ字
状の側板21,22を備えており、これら側板21,22には、上
ステー23が架設されており、かつ低ステー25が設けられ
ている。そして、これら側板21,22及びステー23,25は外
装カバー26により覆われており、これにより機体を構成
している。また、該低ステー25の一部分は切起こされて
対抗した切起こし部25a,25aを形成しており、これら切
起こし部25a,25aにはそれぞれ軸27が固定されている。
更に、これら軸27,27によりフラッパ29が回動自在に支
持されており、該フラッパ29の両端上部には板バネ30が
固定されている。そして、前記切起こし部25a,25aに
は、軸31,32が略々平行に固定されており、該軸31によ
りローラ33が回転自在に支持され、かつ該軸32によりガ
イドローラ35が回転自在に支持されている。また、前記
側板21,22には軸受36が固設されており、これら軸受36,
36により軸37が回転自在に支持されている。更に、該軸
37の一端には、先端にギアが形成されたプーリ39が設け
られており、かつ他端には、プーリ40が配設されてい
る。そして、前記側板21及び22の上部には軸41が固定さ
れており、該軸41にはプーリ42が回転自在に支持されて
いる。また、該プーリ42と前記プーリ39とにはタイミン
グベルト43が張設されており、かつ該プーリ42と前記プ
レート40とにはタイミングベルト43が張設されている。
更に、前記側板21にはモータ台45が配設されており、該
モータ台45にはモータ46が固定されている。そして、該
モータ46の軸にはギア47が固定されており、該ギア47は
アイドルギア49を介して前記プーリ39に形成されている
ギアと噛合している。また、前記タイミングベルト43,4
3には排紙ユニット50が架設されており、該ユニット50
は、側板21に穿設された長孔（図示せず）に沿って摺動
自在な昇降ガイド部材51に右端部50aを嵌挿し、かつ側
板22に穿設された長孔（図示せず）に沿って摺動自在な
昇降ガイド部材51に左端部50bを嵌挿している。更に、
該ユニット50は、フレーム52を備えており、該フレーム
52の一部分が切起こされて突起52aを形成している。そ
して、該フレーム52により、排紙ローラ53が回転自在に
支持されており、かつ該フレーム52には切欠き55aを有
すガイド板55が固定されている。また、該ガイド板55に
は板バネ56が配設されており、該板バネ56により、ロー
ラ57,59は回転自在に支持されると共に前記排紙ローラ5
3へ押圧付勢されている。更に、排紙ローラ53の軸には
ギア60が固定されており、該ギア60は図示しない駆動手
段に連結されている。そして、排紙ユニット50の左端に
は、位置検知用のセンサ61と遮光板62とが配設されてお
り、該センサ61は、側板22に配設されかつ複数のビンＢ
に対応した位置に突起63aを有す部材63によりON・OFFす
るようになている。また、前記底ステー25にはセンサ65
が配設されており、該センサ65は前記遮光板62によりON
・OFFされるようになっている。更に、最下段のビンＢ
の下側はカバー66により覆われており、該カバー66とビ
ンＢとの間に、スプリング67が一端を該カバー66に固定
されて配置されている。そして、該スプリング67の他端
と前記フレーム52とにはシート状の案内部材69が張設さ
れており、該案内部材69は排紙経路Ａの一面を構成して
いる。また、前記外装カバー26には扉70がヒンジ71によ
り開閉自在に支持されており、該扉70の内側には、排紙
経路Ａの一面を構成するリブ72が配設されており、該リ
ブ72は前記ガイド板55の切欠き55aに位置するようにな
っている。

本実施例は以上のような構成よりなるので、オペレー
タが図示しない操作部により排紙トレイ15への排出を選
択すると、該操作部からの信号を受信する制御部（図示
せず）は、モータ46を起動して排紙ユニット50を下降
し、遮光板62がセンサ65をOFFすると、モータ46を停止
する。これにより、排紙ユニット50はホームポジション
（第１図参照）に位置する。この際、該ユニット50のフ
レーム52の突起52aが板バネ30に当接してフラッパ29を
時計方向に回動し、該フラッパ29は排紙ローラ13により
排紙されるシートＳから離間した位置に位置し、案内部
材69はスプリング67に引張られてビンＢとカバー66との
間に位置する。そして、図示しない外部装置から画像信
号がレーザビームプリンタ２に伝達されると、制御部は
該画像信号に基づきレーザスキャナ部９により画像形成
部10に画像を形成する。それから、カセット５からシー
トＳが給紙ローラ６によりレジストローラ対７へ給送さ
れ、該レジストローラ対７により該シートＳは、画像形
成部10の画像と同期して画像形成部10へ搬送され、該画
像形成部10により画像を印字される。更に、該シートＳ
は、定着器11へ搬送され、該定着器11により画像を定着
される。そして、該シートＳは、Ｕ字形反転路12を通っ
て排紙ローラ13へ搬送され、該ローラ13により排紙トレ
イ15上へ排出される。

また、ソータ１によりシートＳを分類・収納する場
合、オペレータが操作部によりソータ１への排出を選択
すると、該操作部からの信号を受信する制御部は、モー
タを起動して排紙ユニット50を最下段のビンＢに臨む位
置すなわちセンサ61が部材63の最下位の突起63aによりO
FFする位置へ上昇する（第３図参照）。この際、フレー
ム52の突起52aは板バネ30より離間しており、このため
フラッパ29は、自重により反時計方向に回動し、排紙ロ
ーラ13により排出されるシートＳをソータ１内に案内す
る位置に移動し、また案内部材69は排紙ユニット50の上
昇と共にビンＢとカバー66との間よりスプリング67に抗
して引き出される。（第３図参照）。そして、前述同様
の動作により画像を定着されたシートＳは、排紙ローラ
13により機体３外へ排出され、フラッパ29により搬入ロ
ーラ33へ案内される。それから、該シートＳは、該搬入
ローラ33により、リブ72と案内部材69との間の排紙経路
を通って排紙ローラ53とローラ59とのニップへ搬送さ
れ、これらローラ53,59に挟持されかつガイド板55に案
内されて排紙ローラ53とローラ57とのニップへ搬送され
る。更に、該シートＳは、これらローラ53,57に挟持さ
れて最下段のビンＢ上へ排出される（第３図参照）。そ
の後、制御部は、モータ46を起動して排紙ユニット50を
上昇し、センサ61が部材63の下から２番目の突起63aに
よりOFFされるとモータ46を停止する。これにより、排
紙ユニット50は下から２番目のビンＢに臨む位置に位置
し、案内部材69は該ユニット50の移動により更に引き出
される。そして、前述同様の動作により２段目のビンＢ
に画像形成済のシートＳを収納する。それから、同様の
動作により、排紙ユニット50を１ビンＢずつ上昇してシ
ートＳを排出する。そして、最上段のビンＢへのシート
Ｓ排出が完了すると（第４図参照）、制御部は、排紙ユ
ニット50を最下段のビンＢに臨む位置へ下降し、前述同
様の作業を行う。

なお、ビンユニット50の移動がシートＳの画像形成に
要する時間よりも短かければ、ランダムなビンＢ指定に
も対応することができる。

また、上述実施例においては、ビン固定型のソータ１
を用いて説明したが、これに限らず、第５図及び第６図
に示すように、ビン移動型のソータ１″を用いてもよ
い。該ソータ１″は、フラッパ29を揺動するリンク装置
76を備えており、該リンク装置76は、図示しないフレー
ムにより回動自在に支持されかつフラッパ29が固定され
た軸77に固定されたリンクアーム79と、軸80により揺動
自在に支持されかつビンＢを内蔵したビンユニット81が
最下段まで下げられて際に該ユニット81に当接・揺動す
るリンクアーム82と、該アーム82と前記リンクアーム79
とを連結するリンクアーム83と、該アーム82を反時計方
向に付勢するバネ84と、により構成されている。なお、
図中85,86は排紙経路を構成するガイド対である。

そして、ビンＢにシートを分類・収納する場合、排紙
ローラ53とローラ57とのニップに臨む位置へ所定のビン
Ｂを移動する。この際、ビンユニット81とリンクアーム
80とは離間し、フラッパ29は、自重により時計方向に回
動して、シートをソータ１″側へ案内する位置へ移動す
る。更に、レーザビームプリンタ２より排出されるシー
トは、フラッパ29によりガイド対85,86の間を通って排
紙ローラ53へ搬送され、該ローラ53及びローラ57とによ
りビンＢへ排出・収納される。

また、排紙トレイ15′へシートを排出する場合、ビン
ユニット81は最下位まで下げられ、該ユニット81とリン
クアーム82とが当接して該アーム82は時計方向に揺動さ
れる。該アーム82の時計方向の揺動により、リンクアー
ム83が上方に移動し、該アーム83の移動により、リンク
アーム79が反時計方向に回動する。そして、該アーム79
と一体にフラッパ29も反時計方向に回動し、レーザビー
ムプリンタ２″から排出されるシートの排紙トレイ15′
への排出を妨げない。

また、第７図及び第８図に示すように、ビンユニット
81の上降によりリンク装置76′のリンクアーム82′が揺
動するようにしてもよい。シート収納手段はシート分類
装置の分類ビンの下方にシート収納専用ビンとして配置
してもよい。

（ト）発明の効果以上説明したように、本発明によると、切換手段が、
ビンがシートを収納する位置又は排出手段がシートを排
出する位置に位置する場合、案内手段を、シート分類装
置へシートを案内するように切換えると共に、ビンがシ
ートを収納又は排出手段が非排出位置に位置する場合、
案内手段を、シート収納手段へシートを案内する位置に
切換えるように構成したので、特別な駆動手段を必要と
せず、装置を簡素化できると共にコストダウンを図るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るシート分類装置付き画像形成装置
を示す正面断面図であり、第２図はその側断面図であ
る。また、第３図及び第４図は本発明の動作を示す正面
断面図である。更に、第５図から第８図までは本発明の
他の実施例を示す正面断面図である。そして、第９図は
従来例を示す正面断面図である。 1,1′,1″……シート分類装置、 2,2′,2″……画像形成装置、 15……シート収納手段、 29……案内手段、50……排出手段、 52a,76,76′……切換手段、Ｂ……ビン、Ｓ……シート。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者佐藤馨東京都大田区下丸子３丁目30番２号キヤノン株式会社内 (72)発明者犬山聡彦東京都大田区下丸子３丁目30番２号キヤノン株式会社内

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】シートを分類・収納する多数のビンと、こ
れらビンへシートを排出する排出手段と、該排出手段又
は前記分類ビン以外のシート収納手段へシートを案内す
る案内手段と、該案内手段を切換える切換手段と、を備
えてなるシート分類装置付画像形成装置において、前記ビン又は排出手段をシート分類装置本体に対して昇
降し得るように構成し、前記切換手段を、前記ビンがシートを収納する位置又は
排出手段がシートを排出する位置に位置する場合、前記
案内手段を上記排出手段へシートを案内するように切換
えると共に、前記ビンがシートを非収納又は排出手段が
非排出位置に位置する場合、前記案内手段を、前記シー
ト収納手段へシートを案内する位置に切換えるように構
成した、ことを特徴とするシート分類装置付画像形成装置。