JP2558524Y2 - 直線接続用コネクタのケーブル保持構造 - Google Patents

直線接続用コネクタのケーブル保持構造

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JP2558524Y2
JP2558524Y2 JP1987147552U JP14755287U JP2558524Y2 JP 2558524 Y2 JP2558524 Y2 JP 2558524Y2 JP 1987147552 U JP1987147552 U JP 1987147552U JP 14755287 U JP14755287 U JP 14755287U JP 2558524 Y2 JP2558524 Y2 JP 2558524Y2
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cable
casing
block
connector
core
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文典 小園
利治 石浦
和夫 森
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コネクタのケーブル保持構造に関する。さ
らに詳しくは、コネクタに導入されたケーブルの抜けを
防止するケーブル保持構造の異なる線径のケーブルへの
対応性に係る改良に関する。 [従来の技術] 従来、コネクタのケーブル保持構造としては、実願昭
59-161167号(実開昭61-77564号)のマイクロフィル
ム,特開昭49-15979号公報に記載のものが知られてい
る。 これ等の従来のコネクタのケーブル保持構造は、互い
に係合してケーブルを接続固定するケーシング,ブロッ
クを備えてなるもので、ケーシング,ブロックでケーブ
ルの外皮を押圧挟持することによりケーブルの抜けを防
止するようにしている。 [考案が解決しようとする問題点] 前述の従来のコネクタのケーブル保持構造では、ケー
ブルの線径が小さい場合にはケーブルの外皮に押圧挟持
力が有効に作用せず、ケーブルの線径が大きい場合には
ケーブルの外皮に押圧挟持力が掛かりすぎて心線を損傷
してしまうという問題点がある。 このため、異なる線径のケーブルへ対応するには、適
当な押圧挟持力が作用するように設計された多種類のコ
ネクタを用意したり、ケーブルの外皮にテープを巻付け
ケーブルの外皮の一部を剥離する処理工作により適当な
押圧挟持力が作用するように調整することが行われてい
る。 なお、前述の従来のコネクタのケーブル保持構造の問
題点を解消する技術としては、特開昭54-12497号公報,
特開昭50-38083号公報に記載のように、ケーブルの外皮
に抜止楔を食込ませるようにしたものがある。然しなが
ら、この技術では、抜止楔でケーブルの心線を損傷しや
すいという別の問題点がある。 また、前述の従来のコネクタのケーブル保持構造の問
題点を解消する技術としては、特開昭55-69978号公報に
記載のように、1対の弾性片でケーブルの外皮を弾圧挟
持するようにした技術がある。然しながら、この技術で
は、弾圧挟持力が弱くケーブルを確実に保持することが
できないという別の問題点がある。 [問題点を解決するための手段] 本考案は、前述の問題点を考慮してなされたもので、
異なる線径のケーブルを心線の損傷を伴わずに確実に保
持することのできるコネクタのケーブル保持構造を提供
することを目的とする。 この目的を達成するため、本考案に係るコネクタのケ
ーブル保持構造は、合成樹脂材で成形され互いに係合し
てケーブルを接続固定するケーシング,ブロックを備
え、ケーシングは両端部に弾性を有してケーブルの外皮
を弾圧するケーブル抜止片が設けられ中央部にケーブル
の心線が接続される心線接続部が設けられ、ブロックは
ケーシングの両端部にそれぞれ係合してケーブルの外皮
をする押えブロックとケーシングの中央部に係合する心
線接続ブロックとが薄肉形のヒンジ部を介して連結され
てなる。 [考案の作用] 前述の手段によると、ケーブルの外皮がケーシングの
ケーブル抜止片とブロックの押えブロックとによって弾
圧挟持されることにより、ケーブルの抜けが防止されて
保持される。異なる線径のケーブルに対しては、ケーブ
ル抜止片と押えブロックを介したヒンジ部とが弾性変形
して対応する。 [考案の実施例] 以下、本考案に係るケーブル保持構造の実施例を図面
に基づいて説明する。 この実施例では、平行に配設された2線をそれぞれ接
続するコネクタについてのものを示してある。 この実施例は、合成樹脂材で成形され互いに係合して
ケーブルCを接続固定するケーシング1,第1ブロック3
3,第2ブロック34からなる。 ケーシング1は、断面コ字形の矩形細長状に形成さ
れ、上面が開放されている。このケーシング1には、長
さ方向の両端部にケーブルCを導入する第1ケーブル挿
通部2,第2ケーブル挿通部3が設けられ、中央部にケー
ブルCの心線Sが接続される心線接続部7が設けられ、
第1ケーブル挿通部2,第2ケーブル挿通部3と心線接続
部7との間に連絡室31が設けられている。 第1ケーブル挿通部2,第2ケーブル挿通部3の底壁4
には、ケーブル抜止片10がケーシング1の長さ方向に2
個並んでそれぞれ設けられている。このケーブル抜止片
10は、底壁4に開口された逃穴15と、逃穴15近くに形成
された薄肉形のヒンジ部12と、ヒンジ部12から心線接続
部7方向へ向けて立ち上げられた傾斜片11と、傾斜片11
の自由端下面に垂設されたスカート片14とからなる。ヒ
ンジ部12,傾斜片11は、弾性構造を形成する。傾斜片11
とスカート片14との角部は、先鋭形の楔部13が形成され
ている。スカート片14は、逃穴15へ摺動没入可能であ
る。 第1ケーブル挿通部2,第2ケーブル挿通部3の側壁5
には、下部に段部6が形成されている。 心線接続部7は、側壁から僅かに突出した突条22,29
によって第1室20,第2室21に連通状態で区画されてい
る。 心線接続部7の底壁には、第1室20,第2室21にわた
って1対の長溝23が位相配置されている。この長溝23に
は、接続子24が設置される。接続子24は、長溝23に入る
連結部25と、連結部25の両端に上方へ延設された連結部
25よりも広幅のスリット端子部26とからコ字形に形成さ
れている。スリット端子部26の中央部には、ケーブルC
の心線Sが圧入されるスリット27が形成されている。な
お、接続子24の連結部25は、長溝23に嵌合,接着,溶着
等で固定される。 心線接続部7の側壁には、上部に係止突条30が設けら
れている。 第1ブロック33,第2ブロック34は、ケーシング1に
係合する断面コ字形の矩形細長状に形成されたブロック
をケーシング1の心線接続部7の第1室20,第2室21に
対応して2分割されてなる。この第1ブロック33,第2
ブロック34は、ケーシング1の心線接続部7に係合する
心線接続ブロック35と、ケーシング1の第1ケーブル挿
通部2,第2ケーブル挿通部3,連絡室31に係合する押えブ
ロック37と、心線接続ブロック35,押えブロック37を連
結する薄肉形のヒンジ部36とからなる 心線接続ブロック35は、長さ方向にケーブルCの心線
Sが挿入される心線挿入孔40が設けられ、底壁に心線挿
入孔40に交差して接続子24のスリット端子部26が挿入さ
れる係入孔41が設けられ、側壁の先端にケーシング1の
係止突条30に仮止めされる係止用突条42が設けられ、側
壁の基端にケーシング1の係止突条30に係合する本止め
される抜止突条43が設けられている。 押えブロック37は、側壁である係合片38の先端にケー
シング1の段部6に係合する係合突部39が設けられてい
る。 この実施例では、使用するに、まず、ケーシング1の
心線接続部7に第1ブロック33,第2ブロック34の心線
接続ブロック35を仮止めする。この仮止めでは、ケーシ
ング1の係止突条30に第1ブロック33,第2ブロック34
の心線接続ブロック35の仮止用突条42が仮止めされ、第
1ブロック33,第2ブロック34の心線接続ブロック35の
心線挿入孔40が接続子24のスリット端子部26のスリット
27に対向した状態になっている。 次に、ケーブルCの心線Sを心線挿入孔40に挿通し
て、ペンチ等で心線接続ブロック35をケーシング1の心
線接続部7に本止めする。この本止めでは、ケーシング
1の係止突条30に第1ブロック33,第2ブロック34の心
線接続ブロック35の抜止用突条43が係合し、第1ブロッ
ク33,第2ブロック34の心線接続ブロック35の心線挿入
孔40に挿入されたケーブルCの心線Sが接続子24のスリ
ット端子部26のスリット27に圧入された状態になってい
る。即ち、電気的導通が完了する。 而後、ケーブルCをケーシング1の連絡室31,第1ケ
ーブル挿通部2,第2ケーブル挿通部3に導入配設し、ケ
ーシング1の連絡室31,第1ケーブル挿通部2,第2ケー
ブル挿通部3に第1ブロック33,第2ブロック34の押え
ブロック37を係合する。この係合では、ケーブルCの外
皮が一方側で押えブロック37に押圧され他方側でケーシ
ング1の第1ケーブル挿通部2,第2ケーブル挿通部3に
設けられたケーブル抜止片10に弾圧されて挟持され、押
圧,弾圧の種類の異なる保持力の相乗によりケーブルC
の抜けが確実に防止される状態となる。なお、押圧,弾
圧の組合せからなる保持力の作用では、ケーブルCの心
線Sを損傷することはない。なお、ケーブル抜止片10の
楔部13は、ケーブルCの外皮に僅かに食込んでケーブル
Cの抜けの防止を助勢する。また、ケーブル抜止片10の
傾斜片11は、ケーブルCの抜け移動に対して起立阻止す
る。 このケーブルCの保持においてケーブルCの線径が異
なると、ケーブル抜止片10の弾性変形で保持力が継続さ
れる。なお、このケーブル抜止片10の弾性変形では、傾
斜片11,スカート片14等が逃穴15に出没して弾性変形範
囲が大きいため、ケーブルCのかなりの大小の線径に対
応することができる。また、スカート片14が逃穴15に没
入する際にスカート片14が逃穴15に摺動するため、過度
の没入が防止されてこのケーブル抜止片10に適正な弾性
が保持される。 また、ケーブルCの線径が大きくなって、ケーシング
1に係合した押えブロック37が膨らんで係合位置がずれ
たりしても、ヒンジ部36の弾性変形でずれを吸収し心線
接続ブロック35へのずれの伝達が防止される。従って、
ケーブルCの線径が異なっても、ケーブルCの心線Sの
接続部分に無用の応力が作用して接続不良を引き起こす
ことがなく、ケーブルCの抜けが確実に防止される。 [考案の効果] 以上のように本考案に係るコネクタのケーブル保持構
造によると、ケーブルの外皮に対する押圧,弾圧の2種
類の保持力によって抜止めされ、異なる線径に対してケ
ーシングのケーブル抜止片とブロックの押えブロックと
が弾性変形して対応するため、異なる線径のケーブルを
心線の損傷を伴わずに確実に保持することができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係るコネクタのケーブル保持構造の実
施例を示す一部切断の正面図、第2図は第1図の平面
図、第3図は使用状態の断面図、第4図は第3図のI−
I線断面図、第5図は図1の要部の拡大図である。 1……ケーシング 7……心線接続部 10……ケーブル抜止片 11……傾斜片 12……ヒンジ部 13……楔部 14……スカート部 15……逃穴 33……第1ブロック 34……第2ブロック 35……心線接続ブロック 36……ヒンジ部 37……押えブロック C……ケーブル S……心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石浦 利治 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)考案者 森 和夫 東京都港区芝1丁目8番19号 株式会社 白山製作所内

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.合成樹脂材で成形され互いに係合してケーブルを接
    続固定するケーシング,ブロックを備え、ケーシングは
    両端部に弾性を有してケーブルの外皮を弾圧するケーブ
    ル抜止片が設けられ中央部にケーブルの心線が接続され
    る心線接続部が設けられ、ブロックはケーシングの両端
    部にそれぞれ係合してケーブルの外皮を押圧する押えブ
    ロックとケーシングの中央部に係合する心線接続ブロッ
    クとが薄肉形のヒンジ部を介して連結されてなるコネク
    タのケーブル保持構造。 2.ケーシングのケーブル抜止片はケーシングに開口さ
    れた逃穴に出没可能であることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のコネクタのケーブル保持構
    造。 3.ケーシングのケーブル抜止片は逃穴近くに形成され
    たヒンジ部から心線接続部方向へ向けて立ち上げられた
    傾斜片の自由端下面に逃穴へ摺動没入可能なスカート片
    を垂設したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    2項記載のコネクタのケーブル保持構造。
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