JPH0753257Y2 - 直線接続用コネクタのケーブル保持構造 - Google Patents

直線接続用コネクタのケーブル保持構造

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JPH0753257Y2
JPH0753257Y2 JP1987147553U JP14755387U JPH0753257Y2 JP H0753257 Y2 JPH0753257 Y2 JP H0753257Y2 JP 1987147553 U JP1987147553 U JP 1987147553U JP 14755387 U JP14755387 U JP 14755387U JP H0753257 Y2 JPH0753257 Y2 JP H0753257Y2
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JP
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cable
casing
core wire
connector
piece
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JP1987147553U
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文典 小園
利治 石浦
和夫 森
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Hakusan Seisakusho Co Ltd
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Hakusan Seisakusho Co Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はケーブル接続点に用いられる直線接続用コネク
タ(以下にコネクタと称する)に係り、詳しくは、コネ
クタのケーシング内部へ導入する屋内線用ケーブルの外
被押え構造に関するものである。
〔従来の技術〕
例えば電話加入者等の屋内線用コネクタとしては、本出
願人の一人は実願昭61−115025号にてコネクタを開発し
ている。このコネクタはケーシング内部に設けられるケ
ーブルの心線接続部を備え、この心線接続部に隣接して
ケーブルを導入するケーブル挿通孔と、このケーブル挿
通孔に設けられてケーブル外被を押えるケーブル抜け止
め部とが備えられて成る。上記ケーブル抜け止め部は心
線接続部方向へ略三角形状に突成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 然しながら、ケーブル挿通孔に合致する線径のケーブル
に対しては、上記ケーブル抜け止め部が良好に上下から
外被に食い込んで抜け止めを防止できるが、線径の異な
るケーブルに対しては無意味となってしまう。
換言すれば、線径が大きい場合には、ケーブル抜け止め
部によって大きな食い込み力が発生するので、心線の破
断の一因となる。
逆に、線径が小さい場合には抜け出てしまうので、引張
力が直接に心線接続部に加わって接続不良の原因とな
る。従って、各種線径に対応できるように各種サイズの
ケーブル挿通孔とケーブル抜け止め部とを有するコネク
タを準備する必要があった。
多数コネクタを準備しない場合には、ケーブル挿通孔と
ケーブル押え部とを太径に設計したうえで、細径を接続
する場合には外被にビニールテープ等を巻き付けて外被
径を太くしたうえで、抜け止めを行なう方法が案出でき
る。斯う場合においては、工数が増加して実用的ではな
かった。
さらには、前記コネクタにおいては、夫々接続するケー
ブルの種類と線径が相違していることがある。詳しく
は、屋内配線用としては、約1.7mm〜4.6mm迄の範囲で線
径と外形とが相違しているものであった。このように線
径と外形とが相違している場合には、従来のコネクタの
ケーブル保持構造では有効に対応できないものであっ
た。而して、本考案は上記実情に鑑みてさらに開発され
たものであって、ケーブル抜け止め部に長期的な弾性を
付与することによって、各種線径のケーブルを確実かつ
安定して保持及び直線接続できるようにしたコネクタの
ケーブル保持構造の提供を、その目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案に係るコネクタは、ケ
ーシング内部に設けられるケーブルの心線接続部に隣接
し、ケーシングとこれに対設される押さえブロックによ
って形成されるケーブル挿通孔と、このケーブル挿通孔
に突成されてケーブル外被を押えるケーブル押え部とが
備えられて成る。
斯るコネクタのケーブル保持構造の特徴は、上記ケーブ
ル押え部には、ケーシングと一体成形され弾性を有して
心線接続部に向けて立ち上げられその頂部にくさび部が
突出されてなる傾斜片と、その先端部とケーシングとに
亘って一体成形により連結された弾性片と、から構成さ
れる略三角形状の外被抜け止め片が、ケーブルの長さ方
向に亘って複数配列されていることにある。
〔考案の作用〕
ケーブル挿通孔にケーブル外被を導入して心線接続部で
接続した後に、ケーブル外被はケーブル外被押え部で押
えられる。その際、ケーブル押え部に配置された外被抜
け止め片は、ケーブル線径に応じて弾性によって出没す
るので、各種線径のケーブルを確実に抜け止めする。し
かも、外被抜け止め片が傾斜片と弾性片との連結構造で
あるために、弾性を長期に亘って劣化なく維持してケー
ブル保持が行なえる。
〔考案の実施例〕
以下に、本考案の実施例を第1図乃至第5図に基づき説
明する。
図中、1はケーシングで、該ケーシング1は矩形細長状
に形成され、上面は開放している。該ケーシング1の細
巾の両端側部には、ケーブル挿通孔としての第1ケーブ
ル挿通部2と、第2ケーブル挿通部3とを備え、これら
第1、第2挿通部2,3間に心線接続部7が位置して成
る。上記第1及び第2ケーブル挿通部2,3の底面4には
ケーブル押え部としての外被抜け止め片10..がケーブル
長さ方向に亘って複数突成され、側壁5の下部には段部
6が形成されている。
上記外被抜け止め片10は、接続部側方向へ向けて立上る
傾斜片11と、該傾斜片11の基部のヒンジ部12とから弾性
構造となる。特にヒンジ部12を肉薄にして弾性変形しや
すくしてもよい。上記傾斜片11の頂部には先鋭状のくさ
び部13が突出される。さらに傾斜片11の先端下部にはケ
ーシング1の底部4から薄肉の弾性片14が立ち上げられ
て一体に連結されて略三角形状をなす。
なお、図中15は逃がし穴である。
又、上記心線接続部7は第一室20と、第二室21とから構
成され、これら第一,第二室20,21間には、突条22,23が
形成されている。上記心線接続部7の底面には、それぞ
れ上記第一,第二室20,21に開口する対の長溝23.が形成
されている。これら対の長溝23.は前後に位相配置され
ている。
上記各1対の長溝23.には接続子24.が設置される。接続
子24は連結部25と、該連結部25の両端に延設されて連結
部25より広幅のスリット端子部26,26とからコ字形に構
成されている。該各スリット端子部26の中央には、スリ
ット27が形成されている。尚、接続子24.は単に嵌合設
置するだけで良いが、必要に応じて接着或いは溶着等に
より底部に固定することができる。図中29は第一,第二
室20,21の端部の突条、30は室内上縁の係止突条、31は
挿通部2,3と心線接続部7との連結室である。又、33,34
は第1、第2ブロックを示す。該ブロック33,34は、心
線接続ブロック35と、該心線接続ブロック35にヒンジ部
36を介して延設されてケーブル押え部としての押えブロ
ック37とから構成されている。
上記押えブロック37の両側には、係合片38,38が側面視
コ字形状に対設され、各係合片38,38の先端には、互い
に対向するよう内側へ突出して前記段部6,6に係合する
係合突部39,39が形成されている。
又、前記心線接続ブロック35は心線接続部7の第一,二
室20,21内に、上方から嵌挿されるもので、その一側面
には複数個の心線挿入孔40.が形成されている。又、該
心線接続ブロック35の底面には、前記スリット端子部26
が挿入する係入孔41.が各心線部挿入孔40.に交差して形
成されている。図中42,43は心線接続ブロック35の側面
に突成されて前記係止突条30に各位置で作用する仮止め
突条と抜け止め突条である。
次に作用について説明する。
先ず、ケーシング1の第一,第二室20,21には心線接続
ブロック35,35が仮止め位置にある。仮止め位置は係止
突条30に仮止め突条42が係入して形成され、スリット2
7.の上方に心線挿入孔40.が対向している。その後に、
ケーブルc,cの心線s.を心線挿通孔40.にそれぞれ挿通
し、ペンチ等により心線接続ブロック35を上記心線接続
部7内に強く押込むと、上記各心線s..が各接続子24.の
スリット27..に嵌まり込むことで、各心線s.は各接続子
24.に電気的に導通する。
各心線s.は、長溝23.に案内されており、ケーブル外被
部分は第1ケーブル挿通部2に位置して外被抜け止め片
10.の頂部に形成されたくさび部13で支持されている。
従って、押えブロック37を回動させるごとくして、第1
ケーブル挿通部2に嵌合する。この時、該押えブロック
37の係合突条39,39はケーシング1の各段部6,6に係合す
る。これに従って、ケーブルcは外被抜け止め片10.に
押え付けられるが、線径に応じて傾斜片11がヒンジ部12
から出没すると同時に、くさび部13が外被に食い込む。
傾斜片11が没入するときには、弾性片14が屈曲する。
その後に、上記と同様にして、第2のブロック側を接続
する。
この一実施例によれば、傾斜片11のヒンジ部12と、弾性
片14の屈曲との双方による弾性を得てケーブルを弾性支
持することができるとともに、屈曲に対して略三角形状
により復元力が強化されて過度の撓みを防止することが
できる。
又、図示しないが、外被抜け止め片10の傾斜片11と弾性
片14とに適宜薄肉部を形成して略正三角形状とし、全体
的に弾性を付与する構造にできる。
上記各実施例において、外被抜け止め片10がケーシング
1にある場合を前提としたが、第1及び第2ブロック3
3,34の押えブロック37の内壁からも突出形成しても良
い。
また、直線接続用コネクタのケーブル保持構造をモジュ
ラプラグ等のコネクタのケーブル保持構造にも実施可能
である。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、本考案に係るコネクタのケーブル保
持構造によれば、心線接続部で接続されたケーブルがケ
ーブル挿通部において、弾性片を有する外被抜け止め片
によって異なる線径のケーブルであっても弾性保持で
き、従来の如き心線接続部への悪影響や心線切断を有効
に阻止できる。
そして特に、ケーシングと一体成形された弾性を有する
傾斜片及び弾性片とから構成される略三角形状の外被抜
け止め片を用いたことにより、部品点数を少なくできる
とともに組立作業が簡略化され、また外被抜け止め片の
弾性を長期的に保持できるとともに、略三角形状の傾斜
片と弾性片との屈曲による弾性変形とその復元力との間
において、略三角形状が復元力を強化させこれで過度の
撓みを防止するように働くので、確実かつ安定したケー
ブルの保持が可能である。
また、外被抜け止め片を構成する傾斜片の頂部にはくさ
び部が形成されているのでケーブルの保持が確実に行わ
れる。
さらに、ケーブルに外力が加わった場合、外被抜け止め
片がケーブルの長さ方向に亘って複数配列されているこ
とにより、ケーブルと外被抜け止め片との間に作用する
応力を分散できるので外被抜け止め片やケーブルの損傷
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るコネクタのケーブル保持構造の一実
施例を示し、第1図はコネクタの正面図、第2図はケー
シング平面図、第3図は接続状態を示す断面図、第4図
は第3図I−I線断面図、第5図は外被抜け止め片の拡
大断面図である。 1……ケーシング、2,3……ケーブル挿通部、4……底
部、6……段部、7……心線接続部、10……外被抜け止
め片、11,17……傾斜片、13……くさび部、14,18……弾
性片、15……逃がし穴、24……接続子、33,34……第1,
第2ブロック、35……心線接続ブロック、37……押えブ
ロック、38……係合片、39……係合突条、40……心線挿
入孔、41……係入孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森 和夫 東京都港区芝1丁目8番19号 株式会社白 山製作所内 (56)参考文献 特開 昭49−15979(JP,A) 特開 昭54−12497(JP,A) 特開 昭50−38083(JP,A) 特開 昭55−69978(JP,A) 実開 昭61−77564(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内部に設けられるケーブルの心
    線接続部に隣接し、ケーシングとこれに対設される押さ
    えブロックによって形成されるケーブル挿通孔と、この
    ケーブル挿通孔に突成されてケーブル外被を押えるケー
    ブル押え部とが備えられている直線接続用コネクタにお
    いて、 上記ケーブル押え部には、ケーシングと一体成形され弾
    性を有して心線接続部に向けて立ち上げられその頂部に
    くさび部が突出されてなる傾斜片と、その先端部とケー
    シングとに亘って一体成形により連結された弾性片と、
    から構成される略三角形状の外被抜け止め片が、ケーブ
    ルの長さ方向に亘って複数配列されていることを特徴と
    する直線接続用コネクタのケーブル保持構造。
JP1987147553U 1987-09-29 1987-09-29 直線接続用コネクタのケーブル保持構造 Expired - Lifetime JPH0753257Y2 (ja)

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JPS6455573U JPS6455573U (ja) 1989-04-06
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