JP2557776Y2 - トルクコンバータのオイルポンプギア潤滑構造 - Google Patents

トルクコンバータのオイルポンプギア潤滑構造

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オイルポンプギア潤滑
構造、特に、トルクコンバータの内周端部のハブに固定
され、オイルポンプ駆動用のギヤに噛み合うオイルポン
プギアの潤滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】トルクコンバータは、3種
の羽根車(インペラー,タービン,ステータ)を有して
おり、その内部で循環する流体により動力を伝達する装
置である。このようなトルクコンバータにおいて、作動
油及び潤滑油の供給は、一般に、トランスミッション側
のハウジングに固定されたオイルポンプにより行われて
いる。このオイルポンプによって汲み上げられた作動油
は、コントロールバルブ及び油路を介して各部に供給さ
れる。
【0003】オイルポンプは、通常、トルクコンバータ
の入力側部材の回転を利用して駆動されるようになって
いる。すなわち、トルクコンバータの一部に固定された
オイルポンプギヤがオイルポンプの駆動ギヤと噛み合っ
ており、トルクコンバータが回転するとオイルポンプギ
ヤが回転し、これによりオイルポンプが駆動される。こ
のような構造において、オイルポンプギヤとオイルポン
プの駆動ギヤとの噛み合い部の潤滑は、専用に設けられ
た油回路によって行われるが、この専用回路のために、
構造が複雑になるという欠点を有している。
【0004】本考案の目的は、専用の油回路を設けるこ
となく、オイルポンプギアの潤滑を行うことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願考案に係るトルクコ
ンバータのオイルポンプギア潤滑構造は、ハブとオイル
ポンプとオイルポンプギアとを備えている。ハブは、ト
ルクコンバータのインペラの内周部に固定されトルクコ
ンバータ内の流体が内周側を通って流出可能である。オ
イルポンプは駆動ギアを有する。オイルポンプギアは、
ハブの外周に固定され、駆動ギアと異なる位置に軸芯を
有し、駆動ギアに噛み合う歯部を有している。オイルポ
ンプギアは、ハブから流出する流体を受け得るように軸
方向外方に突出する突出部を外周部に有している。突出
部は流体を歯部に導くための貫通孔を有している。
【0006】
【作用】本考案に係るトルクコンバータのオイルポンプ
ギア潤滑構造では、トルクコンバータ本体の中からハブ
内周部を介して流体が漏れ出る。この漏れ出た流体は、
オイルポンプギアの突出部内周側に受けられる。そし
て、遠心力により突出部の貫通孔を通ってオイルポンプ
ギア及び駆動ギアの歯部を潤滑する。ここでは、専用の
油回路を設けることなくオイルポンプギアに潤滑を行う
ことが可能となっている。
【0007】
【実施例】構造 図1〜図5は、本考案の一実施例が採用されたトルクコ
ンバータを示している。ここでは、O−Oが回転中心で
ある。図1において、このトルクコンバータは、主とし
て、3種の羽根車からなりトーラス形状のトルクコンバ
ータ本体1と、トルクコンバータ本体1からの動力をメ
インドライブシャフト10に対して伝達及び遮断するた
めの動力遮断用クラッチ2と、動力をクラッチ2に直接
伝えるためのロックアップクラッチ3とから構成されて
いる。トルクコンバータ本体1は、インペラー5と、イ
ンペラー5に対向して配置されたタービン6と、インペ
ラー5及びタービン6の内周部間に配置されたステータ
7とから構成されている。インペラー5は、そのインペ
ラーシェル5aの外周部においてボルト21によりフロ
ントカバー8に固定されている。フロントカバー8に
は、エンジン側(図1の左側)から回転力が入力される
ようになっている。さらに、トルクコンバータ本体1の
下方には、動力遮断用クラッチ2及びロックアップクラ
ッチ3に作動油及び潤滑油を供給するためのオイル供給
部4が設けられている。
【0008】ハウジング9は前記トルクコンバータを覆
うように配置されており、トランスミッション側(図1
の右側)のミッションハウジング(図示せず)に固定さ
れている。ハウジング9の中心部にはトランスミッショ
ン(図示せず)に連結されたメインドライブシャフト1
0が配置されている。メインドライブシャフト10内に
は複数本の油路10aが設けられており、この油路10
aを介してトルクコンバータ全体に作動油及び潤滑油が
供給される。メインドライブシャフト10の回りにはハ
ウジング9に固定されたアウターシャフト65が嵌合し
ている。アウターシャフト65は、ステータ7のインナ
ーレースを固定し、またベアリング66を介してインペ
ラー5内周端部のハブを回転自在に支持している。
【0009】オイル供給部4は、ハウジング9に固定さ
れたオイルポンプ11と、オイル吸引部12とから構成
されている。オイルポンプ11の駆動ギア11aはオイ
ルポンプギア47に噛み合っており、インペラー5の回
転に伴って駆動される。オイル吸引部12は、トルクコ
ンバータの下方に設けられ、トルクコンバータから排出
された作動油及び潤滑油が溜まるタンク12aとタンク
12aに溜まった油を吸引するサクション部12bとコ
ントロールバルブ12cとから構成されている。タンク
12a内に溜まった油は、オイルポンプ11によりサク
ション部12bからコントロールバルブ12cに送ら
れ、そこからトルクコンバータの各部分に油路10aを
通じて供給される。
【0010】ここで、図5を用いてオイルポンプギア潤
滑構造について詳細に説明する。インペラー5を構成す
るインペラーシェル5aは、その内周端部がインペラー
ハブ5bに溶接により固定されている。インペラーハブ
5bは、ベアリング66を介してアウターシャフト65
に回転自在に支持されている。インペラーハブ5bのト
ランスミッション側(図5の右側)部分とアウターシャ
フト65との間には、ブッシュ70が配置されている。
ブッシュ70とアウターシャフト65及びインペラーハ
ブ5bとの各間には、所定量の油が通過し得るだけの隙
間が形成されている。なお、ブッシュ70の内面と外面
とに油通過溝を形成してもよい。インペラーシェル5a
の軸方向外側(右側)においてインペラーハブ5bの軸
方向端部外周には、オイルポンプのギヤ49に噛み合う
オイルポンプギア47が固定されている。オイルポンプ
ギア47は、図示しないキーによりインペラーハブ5b
に回転不可能に固定され、さらに止め部材としてのCリ
ング48により軸方向に位置決めされている。オイルポ
ンプギヤ47の外周部47aは、インペラーシェル5a
から離れる側(図の右側)に突出している。また、突出
部47aには、オイルポンプギヤ47の歯部47cと駆
動ギヤ49の歯部49aとの噛み合い部に潤滑油が導か
れるように、複数箇所に半径方向の貫通孔47bが形成
されている。
【0011】動力遮断用クラッチ2は、トルクコンバー
タ本体1とフロントカバー8との間に形成された空間A
内に配置されている。この動力遮断用クラッチ2は図2
に示すように、ハブ22と、クラッチ部23と、ダンパ
ー連結部24とから主に構成されている。ハブ22は、
メインドライブシャフト10に回転自在に嵌合してお
り、油路10aから空間A内に潤滑油を供給するための
孔22fを有している。また、ハブ22には、半径方向
外周側に延びるフランジ22aが一体に設けられてい
る。フランジ22aの半径方向内側部分は、複数のリベ
ット26によりタービン6のシェル6aに固定されてい
る。フランジ22aの半径方向外周端には、フロントカ
バー8側に延びる円筒部22bが一体に形成されてい
る。図3に示すように、円筒部22bとフロントカバー
8の円筒部8aとの間には、シールリング61が配置さ
れている。このシールリング61によって、空間Aはト
ルクコンバータ本体1側の空間から遮断されており、こ
の結果トルクコンバータ本体1内の作動油の空間A内へ
の侵入が防止されている。
【0012】図4に示すように、フランジ22aを含む
ハブ22内には、油路10aとピストン31の背面に配
置された油室31aとの間を連通させる油路22cがさ
らに設けられている。また、フランジ22aは、シェル
6aの背面に沿って滑らかに湾曲しており、その結果、
図2及び図3に示すように、孔22fから外周側に送り
出された潤滑油がフランジ22aの壁面22eに沿って
外周側に円滑に導かれるようになっている。
【0013】図3に示すように、動力遮断用クラッチ2
のクラッチ部23は、主として、円筒部22bの内周側
に設けられた環状の第1プレート25,26,27と、
ダンパー連結部24側に設けられた環状の第2プレート
28,29と、両者を押圧する環状の第1ピストン31
とから構成されている。第1プレート25,26,27
の半径方向外周側は円筒部22bの内側にスプライン嵌
合しており、軸方向に移動自在である。また、第1プレ
ート25,26,27は、円筒部22bの内側に固定さ
れた止めリング30,50により軸方向の移動が規制さ
れている。一方、第2プレート28は、第1プレート2
5,26の間に配置されており、第2プレート29は第
1プレート26,27の間に配置されている。第2プレ
ート28,29には、両面に環状のフェーシング部材が
取り付けられている。
【0014】第1プレート25,26,27の半径方向
外側部間にはそれぞれ第1コーンスプリング44,45
が配置されている。第1コーンスプリング44,45
は、各第1プレート25,26,27をそれぞれ隔離す
るように押圧している。第1コーンスプリング44,4
5の外周部は、円筒部22bのスプライン部に噛み合う
スプライン構造となっている。
【0015】円筒部22bの第1プレート25,27の
間には、円周方向の間隔を隔てて複数個所に孔22dが
形成されている。また、孔22dの半径方向外方に対応
するフロントカバー8の円筒部8aは、内壁面が半径方
向外方に凹む凹部8dを有しており、そこに複数の排出
孔8bが形成されている。つまり、第1プレート25,
26,27間に供給された潤滑油は、孔22d及び排出
孔8bを通じて外部に排出されることになる。また、空
間A内の潤滑油は、遠心力により半径方向外方に移動し
て円筒部8aの内壁面凹部8dに集中され、効率良く排
出される。
【0016】第1ピストン31は、第1プレート27と
フランジ22aとの間に配置されている。第1ピストン
31は、リターンスプリングとしての第2コーンスプリ
ング32により、フランジ22a側に押圧されている。
第1ピストン31は、フランジ22内に形成された油路
22c(図4)から供給される作動油により図の左側に
移動し、第1プレート25〜27と第2プレート28,
29とを連結する。
【0017】図2に示すように、ダンパー連結部24
は、主として、ドリブンハブ32と、ドリブンプレート
33と、トーションスプリング34とから構成されてい
る。ドリブンハブ32は、内周側にメインドライブシャ
フト10とスプライン嵌合するスプライン32aを有し
ている。ドリブンハブ32は半径方向外側に延びるフラ
ンジ部を有している。ドリブンハブ32のフランジ部と
ドリブンプレート33とは、両者に形成された円周方向
に延びる窓孔内に配置されたトーションスプリング34
により、円周方向に弾性的に連結されている。トーショ
ンスプリング34は、両窓孔から外れないように、円板
状のリテーニングプレート35,36により支持されて
いる。リテーニングプレート35,36は、半径方向外
側及び内側で複数のスタッドピン37,38によりドリ
ブンプレート33に固定されている。ドリブンハブ32
のうちスタッドピン37及び38が貫通する部分には、
円周方向に延びる長孔が形成されている。これにより、
ドリブンプレート33のドリブンハブ32に対する相対
回転が許容されている。
【0018】図3に示すように、ドリブンプレート33
の外周端には、トルクコンバータ本体1側に延びる円筒
状の係止部33aが一体に形成されている。係止部33
aの外側には、前述した第2プレート28,29の内周
端を軸方向のみ移動自在に係止するスプラインが形成さ
れている。また、係止部33aには、半径方向に貫通す
る複数の貫通孔33cが形成されている。係止部33a
の軸方向先端には、半径方向内側に突出する環状の突出
部33bが形成されている。この結果、係止部33aの
内側に導かれた潤滑油は、突出部33bによりせき止め
られ、貫通孔33cを通ってクラッチ部23に効率良く
供給される。なお、係止部33aの内側に潤滑油を効率
良く供給するように、ハブ22のフランジ22aの壁面
22eは係止部33b側に突出して接近している。
【0019】次に、ロックアップクラッチ3について説
明する。図1に示すように、ロックアップクラッチ3
は、トルクコンバータ本体1及び動力遮断用クラッチ2
の半径方向外方に配置されている。この、ロックアップ
クラッチ3は、トルクコンバータ本体1と動力遮断用ク
ラッチ2の軸方向寸法内に配置されているため、トルク
コンバータ全体の軸方向寸法を短縮するのに貢献してい
る。
【0020】図3に示すように、ロックアップクラッチ
3は、主に、フロントカバー8内に軸方向に移動自在に
設けられた環状の第2ピストン41と、第2ピストン4
1により押圧される環状の第3プレート42と、円筒部
22bに軸方向に移動自在に設けられた環状の第4プレ
ート43とから構成されている。第4プレート43の両
面には、環状の摩擦部材が固着されている。第2ピスト
ン41とフロントカバー8との間には、回り止め部材と
しての複数のスプリングピン44が配置されている。こ
こでは、フロントカバー8内に設けられた油路8c(図
4)から作動油が供給されると、第2ピストン41が図
の右側に移動し、第3プレート42及び第4プレート4
3を押圧するようになっている。
【0021】動作 エンジン側からフロントカバー8に動力が伝達される
と、インペラー5がともに回転し、さらに作動油を介し
てタービン6が回転する。タービン6の回転は、ハブ2
2及びフランジ22a、クラッチ部23、ダンパー連結
部24を介してメインドライブシャフト10に伝達され
る。
【0022】インペラー5が回転すると、インペラーハ
ブ5bを介してオイルポンプギア47が回転する。その
結果、駆動ギア49が回転し、オイルポンプ11を駆動
する。オイルポンプ11によりタンク12aから吸い上
げられた油は、コントロールバルブ12cによりトルク
コンバータの各部分に作動油及び潤滑油を供給する。ト
ルクコンバータ本体1から圧力により漏れ出た作動油
は、ベアリング66の内部を通過してさらにブッシュ7
0の両側の隙間を通って、図の右側に移動する。そし
て、この油は遠心力により半径方向外方に移動し、オイ
ルポンプギア47の突出部47aの内側に集中してせき
止められる。このように溜まった油は、さらには貫通孔
47bを通ってオイルポンプギア47の歯部47cと駆
動ギア49の歯部49aとの噛み合い部分に供給され、
潤滑を行う。潤滑終了後の油は下方に移動し、タンク1
2aに溜められる。
【0023】以上のオイルポンプの潤滑構造において、
ブッシュ70の厚みを調整したり、あるいはブッシュ7
0に形成する潤滑溝の形状等を変更することにより、潤
滑油として供給される油の量を適当な値に設定すること
が可能である。また、供給された油は突出部47aの内
側に一旦受けられるために、他の部分に分散することが
なく効率良く歯部に潤滑油を供給することが可能となっ
ている。
【0024】一方、空間Aに供給される潤滑油は、メイ
ンドライブシャフト10の油路10aから油路22fを
通じて壁面22eに沿って外周側に流れる。このとき、
潤滑油は、遠心力により半径方向外方に移動し、フラン
ジ22aの壁面22eを伝わってスムーズに係止部33
aの内側に供給される。ここでは、突出部33bにより
分散が防止されるので、潤滑油は、貫通孔33cを通っ
てクラッチ部23に効率良く供給され、第1プレート2
5,26,27及び第2プレート28,29の潤滑を行
う。さらに、潤滑油は、第1コーンスプリング44,4
5のスプライン嵌合部分から孔22dを通り、円筒部8
aの内壁面凹部8dに集中する。また、空間A内の他の
潤滑油は、遠心力により半径方向外方に移動し、同様に
円筒部8aの内壁面凹部8dに集中する。集中した潤滑
油は、排出孔8bから効率良く空間Aの外部に排出され
る。外部に排出された潤滑油は、下方に移動し、タンク
12aに溜められる。
【0025】ここでは、シールリング61によりトルク
コンバータ本体1内の作動油が動力遮断用クラッチ2の
配置された空間Aに流入するのを防止しているために、
潤滑油の供給及び排出コントロールが正確に行われる。
したがって、クラッチ部23には、潤滑油がスムーズに
かつ効率良く供給され、その排出は速やかにかつ効率良
く行える。これにより、必要な量の潤滑油を必要なとき
に確実に供給することができ、動力遮断用クラッチ2が
切断されたときに、第2プレート28,29及び第1プ
レート25,26,27間に生じるドラッグトルクが低
減される。
【0026】しかも、動力遮断用クラッチ2の切断時に
は、第1コーンスプリング44,45が第1プレート2
5〜27をそれぞれ離隔して、各第1プレート25〜2
7間を所定の隙間に維持する。したがって、動力遮断用
クラッチ2のドラグトルクをさらに減らすことができ
る。さらに、クラッチ連結時に、第1コーンスプリング
44,45は第2コーンスプリング32とともに弾性的
に変形する。そのため、クラッチ連結時のショックが緩
和される。また、連結時に生じたショックは、トーショ
ンスプリング34によりさらに緩和される。
【0027】
【考案の効果】本考案に係るトルクコンバータのオイル
ポンプギア潤滑構造では、トルクコンバータ本体の内周
端部に設けられたハブから漏れ出た流体を、オイルポン
プギアの突出部の内周側で受け、この流体を、突出部の
貫通孔を介してオイルポンプギア及び駆動ギアの歯部に
供給する。このため、専用の油回路を形成することなく
潤滑が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例が採用されたトルクコンバー
タの縦断面図。
【図2】図1の拡大部分図。
【図3】図2の拡大部分図。
【図4】図1の拡大部分図。
【図5】図1の拡大部分図。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ本体 5 インペラー 5b インペラーハブ 9 ハウジング 10 メインドライブシャフト 11 オイルポンプ 47 オイルポンプギア 47a 突出部 47b 貫通孔 47c 歯部 49 駆動ギア 49a 歯部 70 ブッシュ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トルクコンバータのオイルポンプギア潤滑
    構造であって、前記トルクコンバータのインペラの内周部に固定され前
    記トルクコンバータ内の流体が内周側を通って流出可能
    なハブと、 駆動ギアを有するオイルポンプと、 前記駆動ギアと異なる位置に軸芯を有し、 前記ハブの外
    周に固定され、前記駆動ギアに噛み合う歯部を有するオ
    イルポンプギアとを備え、 前記オイルポンプギアは前記ハブ から流出する流体を受
    け得るように軸方向外方に突出する突出部を外周部に有
    し、前記突出部は流体を歯部に導くための貫通孔を有し
    ている、 トルクコンバータのオイルポンプギア潤滑構造。
JP1992031767U 1992-05-14 1992-05-14 トルクコンバータのオイルポンプギア潤滑構造 Expired - Lifetime JP2557776Y2 (ja)

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