JP2557505Y2 - ファン装置 - Google Patents

ファン装置

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JP2557505Y2
JP2557505Y2 JP1991105300U JP10530091U JP2557505Y2 JP 2557505 Y2 JP2557505 Y2 JP 2557505Y2 JP 1991105300 U JP1991105300 U JP 1991105300U JP 10530091 U JP10530091 U JP 10530091U JP 2557505 Y2 JP2557505 Y2 JP 2557505Y2
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健二 大江
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Nidec Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、コンピュー
タ、ワードプロセッサ等の電子機器の内部に装着された
IC等の電子部品を冷却するために使用される超小型フ
ァン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファンモータは、矩形状のハウジング
と、ハウジングに対して相対的に回転自在であるロータ
と、ロータに取り付けられたロータマグネットと、ロー
タマグネットに対向してハウジングに装着されたステー
タを備え、ロータには羽根体が取り付けられている。
【0003】そして、ハウジングには軸受け部材を介し
て回転軸が回転自在に支持されており、ロータとステー
タの電磁気的相互作用によりロータが回転し、ロータに
取り付けられている羽根体も回転して、風を発生させて
いる。
【0004】従来、ファン装置を用いて電子部品を冷却
する手段としては、例えば実開昭62−10296号公
報に開示されているような、正面略正方形状をなし、そ
の四隅部に正面略三角形の三角柱形状をなす取付部を備
えたハウジングの円筒状内部に、電動機及びその電動機
に周設された羽根体が配装されてなるファン装置を、電
子部品を配設したケース外壁に開設した開口部に装着す
ることが広く行なわれている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】電子機器等について
は、より一層のコンパクト化という要請が絶えないが、
上記のような、正面略正方形状のハウジング一体形のフ
ァン装置を被冷却部材のケースに装着するという従来の
冷却構造を採る場合、そのハウジングの四隅に三角柱形
状をなす取付部が存在するために、機器ケースに相当な
スペースを確保することが必要であり、コンパクト化の
要請に沿うことは難しかった。
【0006】また、電子機器の主要部品をしめるIC等
は、近年CMOS化、微細化によりますます小型化され
ている。
【0007】ところが、高密度化された電子部品の中に
はICの素子数が増加しており、一部の高集積ICでは
一個の部品で10W近い消費電力のあるものもあり、他
の部品と比べ著しく熱を発する。
【0008】この様な電子部品は電子機器の中でも一個
乃至数個であり、ファン装置を機器ケースに取り付ける
従来の電子機器機全体を冷却する方法よりは発熱の激し
い特定の電子部品を集中的に冷却した方が効果的であ
る。
【0009】本考案は、上記冷却手段に存した問題点に
鑑み行われたものであり、その目的とするところは、電
子機器に装着された電子部品を効率よく、しかも簡単な
構成でもって冷却するファン装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案のファン装置は、
ハウジングと、該ハウジングに軸受部材を介して回転自
在に支持された回転軸と、該回転軸に装着されたロータ
と、該ロータに設けられた羽根体と、該ロータに取り付
けられたロータマグネットと、該ロータマグネットに対
向して該ハウジングに装着されたステータと、を具備
し、該ロータと該ステータとの電磁気的相互作用により
該ロータを回転駆動する軸流型ファンモータと、被冷却
部材を装着した基板上に該ファンモータを支持する取付
部材とを備えたファン装置であって、該取付部材は、該
基板上に立設された複数本の棒体からなり、少なくとも
2本の該棒体は導電金属製であり、該ファンモータのハ
ウジングを該各棒体の先端部に連結することにより、該
ロータの軸線が該基板に直交するように支持し、該被冷
却部材の上方に位置するよう配置した。また、上記導電
金属製の棒体は、該基板上の配線パターンに電気的に接
続されるとともに、該ハウジングの棒体取付部分におい
て、該ステータに巻回されたステータコイルが上記導電
金属製の棒体に電気的に接続されており、該ファンモー
タの回転駆動のための電源を取付部材を介して給電する
ことも可能である。
【0011】
【0012】
【作用】かかるファン装置では、ファンモータの送風を
直接被冷却部材に作用させることが可能であり、冷却効
果を向上させることが出来る。さらに、ファンモータが
小型となるためにファンモータ本体が消費する電力を減
少でき、ファンモータが機器内部に装着されることから
騒音の少ない電子機器を提供できる。
【0013】
【実施例】以下添付図面を参照して、本考案に従うファ
ン装置の実施例について説明する。
【0014】図1は本考案の一実施例としてのファン装
置の斜視図である。
【0015】Aはファンモータである。ファンモータA
は図2に示す構造となっている。1はインペラ、2は回
転軸、3、3はスリーブ軸受け、4はステータ、5はロ
ータマグネット、6はロータ、8は回路基板、11はハ
ウジングである。
【0016】インペラ1には複数の羽根体10が設けら
れ、その椀形部7の内周面9にはロータマグネット5を
有するロータ6が嵌合圧入されており、回転軸2が椀形
部7の中央部に一体成形、もしくは圧入されている。
【0017】回転軸2は、スリーブ軸受け3、3を介し
てハウジング11に対して回転自在に支持されており、
回転軸2における一対のスリーブ軸受け3、3の間には
スリーブ部材15が装着されている。
【0018】ハウシング11は、外形が矩形状の外枠部
12、13と、外枠部12、13の間に位置する外枠円
筒部14と、この外枠部12、13及び外枠円筒部14
とに規定された円形開口17内に突設されたモータ支持
部22を有し、外枠部12とモータ支持部22が複数個
の連結部を介して連結されている。このハウジング11
は例えば合成樹脂から形成することが出来る。
【0019】モータ支持部22の外周面16にはステー
タコイル20を巻装したステータ4が外嵌されている。
【0020】ステータコイル20からは巻回したコイル
線の先端が回路基板8のランド部(図示せず)にハンダ
付けされ、回路基板8からは電源供給用のリード線18
がハウジング11の連結部に沿って枠外へ誘導されてい
る。
【0021】ステータ4はロータマグネット5に対向し
て配置され、ステータ4とロータマグネット5との電磁
気的相互作用により、ロータ6が回転駆動し、インペラ
1及び羽根体10が回転して風を発生させる。
【0022】30はファンモータAを電子機器に取り付
けるための取付部材としての取付ピンである。
【0023】取付ピン30はハウジング11の一方の外
枠部12を貫通し、他方の外枠部13に立設される形
で、4本設けられており、ファンモータAを支えるに足
りる強度を有する導電性のある金属で形成されている。
【0024】電子機器の基板40の表面には種々のIC
やチップ等の電子部品が装着されており、その中でも特
定のICについては著しく発熱する電子部品もある。
【0025】取付ピン30は電子機器の基板40の周囲
に設けられた取付孔32に取り付けられ、ファンモータ
Aを支えている。
【0026】ファンモータAは電子部品34の上方に、
電子部品34と対向する形で設けられており、取付ピン
30の長さは電子部品34の高さよりは一段と長くなっ
ている。
【0027】電子機器の基板40に設けられた取付孔3
2のうち少なくとも2カ所については電子機器の基板4
0上に配されたパターン33の一部がランド部を形成し
ている。
【0028】このランド部と取付ピン30を介してファ
ンモータの回転駆動のための電流が供給されている。
【0029】取付ピン30における電子機器の基板40
の取付孔32からハウジング11の一方の外枠部12ま
での区間には、絶縁カバー31が装着され、ファンモー
タAの回転駆動用に供給された電流が漏電したり、耐圧
不良となって、ファンモータAの回転不足や電子機器へ
悪影響を及ぼさないようにしている。
【0030】一方の外枠部12と他方の外枠部13との
区間は絶縁されておらず、ハウジング11の連結部に沿
って枠外に誘導されたリード線18が接続され、ハンダ
付けにて固定されている。一方の外枠部12と他方の外
枠部13との区間はリード線18が接続可能であれば絶
縁のためのカバーが設けられていても良い。
【0031】電子機器が起動すれば電子機器の基板40
上の配線パターン33に通電が開始され、ランド部32
に接続された取付ピン30を通じて、ファンモータのス
テータ4に通電されファンモータAが回転駆動する。フ
ァンモータAの回転駆動により羽根体10から発生した
風は、対向して位置する電子部品34に直接当たり、強
力な冷却効果を及ぼす。
【0032】以上、本考案に従うファン装置の実施例に
ついて説明したが、本考案は係るファン装置に限定され
ず、種々の変形もしくは変更が可能である。
【0033】ファンモータは、送風の発生が可能であれ
ば、その構造や機構には限定されなく、例えば、アキシ
ャルギャップ型のモータを使用したものもよい。
【0034】一般に、アキシャルギャップ型モータは、
ハウジングと、このハウジングに装着されたステータ
と、ステータに対向して配設されたロータとを備えてい
る。ステータは磁性材料から形成されたヨーク部材と、
ヨーク部材に固定されたコイル手段を有しており、ロー
タは、コイル手段に対向する位置にロータマグネットを
備えている。
【0035】アキシャルギャップ型のモータは、その構
造が簡単であることから小型のファンモータに多く用い
られている。
【0036】また、電源供給手段については、取付ピン
を介さず、リード線を電子機器の基板上に設けられたコ
ネクタ手段に接続する方法を用いれば、取付ピンは導電
性の材質である必要はなく、絶縁カバーも不要である。
さらに、取付ピンの本数も4本に限定されず、ファンモ
ータを安定して支えるに十分であれば何本であっても良
い。取付ピンの取付位置についても電子機器の基板に限
定されず、ファンモータが電子部品と対向する位置に装
着できれば電子機器の側壁や、上部カバーに取り付けら
れていてもよい。
【0037】更に、取付穴を電子機器の基板ではなく、
冷却される電子部品の上面に設け、電子部品の内部から
ファンモータに電流を供給することも可能である。この
場合、電子部品の稼働や発熱状況に応じて繊細なファン
モータの回転駆動を制御することも可能となる。
【0038】例えば、電子部品の表面に温度センサ部品
を取り付け、同じく電子部品の表面に取り付けられた取
付ピンを介して温度センサの信号をファンモータに供給
することにより、回転駆動の制御も可能となる。
【0039】
【考案の効果】本考案のファン装置は、ファンモータを
複数本の棒体からなる取付部材を介して回路基板の上方
に設けることができ、回路基板上にファンモータの取付
スペースを設ける必要がなく、回路基板の実装面積を減
少することが可能となる。
【0040】また、ファンモータを回路基板上に実装さ
れる電子部品の中でも冷却を必要とする被冷却部材の真
上に設けることができることから、被冷却部材に直接か
つ集中的に空気を当てることができ、被冷却部材の冷却
効率を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のファン装置の全体斜視図である。
【図2】図1のファンモータAにおける構造図である。
【符号の説明】
A ファンモータ 2 回転軸 4 ステータ 5 ロータマグネット 6 ロータ 10 羽根体 11 ハウジング 30 取付ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、該ハウジングに軸受部材
    を介して回転自在に支持された回転軸と、該回転軸に装
    着されたロータと、該ロータに設けられた羽根体と、該
    ロータに取り付けられたロータマグネットと、該ロータ
    マグネットに対向して該ハウジングに装着されたステー
    タと、を具備し、該ロータと該ステータとの電磁気的相
    互作用により該ロータを回転駆動する軸流型ファンモー
    タと、被冷却部材を装着した基板上に該ファンモータを支持す
    る取付部材とを備えた ファン装置であって、該取付部材は、該基板上に立設された複数本の棒体から
    なり、少なくとも2本の該棒体は導電金属製であり、 該ファンモータは、そのハウジングが該各棒体の先端部
    に連結されることにより、該ロータの軸線が該基板に直
    交するように支持されて、該被冷却部材の上方に配置さ
    れており、 上記導電金属製の棒体は、該基板上の配線パターンに電
    気的に接続されるとともに、該ハウジングの棒体取付部
    分において、該ステータに巻回されたステータコイルが
    上記導電金属製の棒体に電気的に接続され、該ファンモ
    ータの回転駆動のための電源が供給される ことを特徴と
    するファン装置。
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JPH0548397U JPH0548397U (ja) 1993-06-25
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