JP2588254Y2 - Dcモータ - Google Patents
DcモータInfo
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- JP2588254Y2 JP2588254Y2 JP1993006657U JP665793U JP2588254Y2 JP 2588254 Y2 JP2588254 Y2 JP 2588254Y2 JP 1993006657 U JP1993006657 U JP 1993006657U JP 665793 U JP665793 U JP 665793U JP 2588254 Y2 JP2588254 Y2 JP 2588254Y2
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- 238000010348 incorporation Methods 0.000 description 1
- NLYAJNPCOHFWQQ-UHFFFAOYSA-N kaolin Chemical compound O.O.O=[Al]O[Si](=O)O[Si](=O)O[Al]=O NLYAJNPCOHFWQQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Brushless Motors (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主としてLBP(レー
ザービームプリンタ)や複写機等のOA関連機器及びコ
ンピュータ関連機器のメインモータとして使用されるD
Cモータに関する。
ザービームプリンタ)や複写機等のOA関連機器及びコ
ンピュータ関連機器のメインモータとして使用されるD
Cモータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、LBPや複写機等においては、
小型化、高密度化の傾向にあり、これに使用するDCモ
ータにおいても、その小型化、高密度化が要求されてい
る。
小型化、高密度化の傾向にあり、これに使用するDCモ
ータにおいても、その小型化、高密度化が要求されてい
る。
【0003】この種DCモータは、LBPや複写機等の
製品に取り付けるためのブラケットにロータの軸を回転
自在に支持するとともに、このロータに対向するようス
テータをブラケットに固定している。
製品に取り付けるためのブラケットにロータの軸を回転
自在に支持するとともに、このロータに対向するようス
テータをブラケットに固定している。
【0004】さらに、ロータの回転駆動用の回路基板を
前記ブラケットに一体に固定している。この回路基板に
は、ステータへのコイル電流制御用の制御回路を構成す
る制御回路部品が実装されている。
前記ブラケットに一体に固定している。この回路基板に
は、ステータへのコイル電流制御用の制御回路を構成す
る制御回路部品が実装されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前述したD
Cモータにあっては、ロータの安定した回転特性を得る
ために、制御回路部品の一部を構成するパワートランジ
スタの発熱をいかに効果的に放出してやるかが重要であ
る。
Cモータにあっては、ロータの安定した回転特性を得る
ために、制御回路部品の一部を構成するパワートランジ
スタの発熱をいかに効果的に放出してやるかが重要であ
る。
【0006】しかし、従来のDCモータでは、パワート
ランジスタの放熱面積を大きくするために、その放熱面
に単に平板状の放熱板を接合するのみであり、放熱効果
に限界がある。
ランジスタの放熱面積を大きくするために、その放熱面
に単に平板状の放熱板を接合するのみであり、放熱効果
に限界がある。
【0007】また、3相のDCモータにあっては、パワ
ートランジスタも3相分が必要であり、通常、これらを
一体に組み込んで1列にピン配列したトランジスタアレ
イが用いられる。しかしながら、このようなトランジス
タアレイは、ピンが1列に配列されるが故に回路基板へ
の半田付け時に倒れを生じ易く、作業が困難になる欠点
がある。
ートランジスタも3相分が必要であり、通常、これらを
一体に組み込んで1列にピン配列したトランジスタアレ
イが用いられる。しかしながら、このようなトランジス
タアレイは、ピンが1列に配列されるが故に回路基板へ
の半田付け時に倒れを生じ易く、作業が困難になる欠点
がある。
【0008】一方、DCモータの制御回路部品は、基板
上に露出された状態にあるため、DCモータの取扱い
時、特に製品への組み込み時に、部品に物が当たってそ
の部品の故障の原因となる心配がある。
上に露出された状態にあるため、DCモータの取扱い
時、特に製品への組み込み時に、部品に物が当たってそ
の部品の故障の原因となる心配がある。
【0009】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、制御回路部品の一部を構成するパワートラン
ジスタの発熱を効果的に放出できるとともに、パワート
ランジスタの回路基板への組み込みが容易に行え、しか
も、制御回路部品を保護することができるDCモータを
提供することにある。
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、制御回路部品の一部を構成するパワートラン
ジスタの発熱を効果的に放出できるとともに、パワート
ランジスタの回路基板への組み込みが容易に行え、しか
も、制御回路部品を保護することができるDCモータを
提供することにある。
【0010】前記目的を達成するために、本考案のDC
モータにおいては、ブラケットと、該ブラケットから延
設される接続片に固定され該ブラケットの対向部分及び
この対向部分より横方向に延びた延設部分よりなる回路
基板と、該ブラケットに回転自在に支持され前記回路基
板の前記対向部分の上側に位置したロータと、前記回路
基板上の前記ロータに隣接して実装された前記ロータの
回転駆動用の制御回路部品とを備えたDCモータにおい
て、前記回路基板の前記延設部分には前記制御回路部品
を冷却するためのコの字状放熱板が装着されており、前
記放熱板の前記回路基板の前側に位置する一側部には前
記制御回路部品の一部である複数の端子ピンを有するパ
ワートランジスタの放熱面が直接固着されており、前記
端子ピンによって前記一側部が前記回路基板に固定され
るとともに前記放熱板の他側部は、該他側部下端に形設
された凸部が前記回路基板の後側に形成された透孔に嵌
合しており、前記放熱板の中央側が他の前記制御回路部
品の上側を覆うように回路基板に平行に配置されてい
る、ことを特徴とする。
モータにおいては、ブラケットと、該ブラケットから延
設される接続片に固定され該ブラケットの対向部分及び
この対向部分より横方向に延びた延設部分よりなる回路
基板と、該ブラケットに回転自在に支持され前記回路基
板の前記対向部分の上側に位置したロータと、前記回路
基板上の前記ロータに隣接して実装された前記ロータの
回転駆動用の制御回路部品とを備えたDCモータにおい
て、前記回路基板の前記延設部分には前記制御回路部品
を冷却するためのコの字状放熱板が装着されており、前
記放熱板の前記回路基板の前側に位置する一側部には前
記制御回路部品の一部である複数の端子ピンを有するパ
ワートランジスタの放熱面が直接固着されており、前記
端子ピンによって前記一側部が前記回路基板に固定され
るとともに前記放熱板の他側部は、該他側部下端に形設
された凸部が前記回路基板の後側に形成された透孔に嵌
合しており、前記放熱板の中央側が他の前記制御回路部
品の上側を覆うように回路基板に平行に配置されてい
る、ことを特徴とする。
【0011】
【0012】
【作用】前述したDCモータにあっては、回路基板にお
けるロータに隣接する位置に回路基板を前後に跨ぐよう
にコ字状の放熱板を設け、これをパワートランジスタに
接合してその発熱を放出する構成であるため、パワート
ランジスタの放熱面積が大幅に拡大し、放熱効果が向上
する。
けるロータに隣接する位置に回路基板を前後に跨ぐよう
にコ字状の放熱板を設け、これをパワートランジスタに
接合してその発熱を放出する構成であるため、パワート
ランジスタの放熱面積が大幅に拡大し、放熱効果が向上
する。
【0013】ここで、3相のDCモータでは、前述した
ようにトランジスタアレイが用いられるが、この場合、
予めトランジスタアレイに放熱板を接合しておけば、そ
の回路基板への組み込み時に、トランジスタアレイのピ
ンを回路基板のピン孔に差し込むとともに放熱板の凸部
を回路基板の透孔に嵌合することにより、トランジスタ
アレイを安定した状態で回路基板に取り付けることがで
き、その後の半田付け作業が容易となる。
ようにトランジスタアレイが用いられるが、この場合、
予めトランジスタアレイに放熱板を接合しておけば、そ
の回路基板への組み込み時に、トランジスタアレイのピ
ンを回路基板のピン孔に差し込むとともに放熱板の凸部
を回路基板の透孔に嵌合することにより、トランジスタ
アレイを安定した状態で回路基板に取り付けることがで
き、その後の半田付け作業が容易となる。
【0014】ところで、放熱板の中央側はパワートラン
ジスタを除く制御回路部品の上側を覆うように配置され
るため、これら制御回路部品を放熱板により保護するこ
とができ、部品の故障を防止できる。
ジスタを除く制御回路部品の上側を覆うように配置され
るため、これら制御回路部品を放熱板により保護するこ
とができ、部品の故障を防止できる。
【0015】また、放熱板の中央側を波状にしたもので
は、放熱板の表面積、つまりパワートランジスタの放熱
面積が飛躍的に拡大し、放熱効果がさらに高まる。
は、放熱板の表面積、つまりパワートランジスタの放熱
面積が飛躍的に拡大し、放熱効果がさらに高まる。
【0016】なお、放熱板の中央側がパワートランジス
タを除く制御回路部品の上側を覆うため、これら部品の
放熱性が疑問視されるが、回路基板と放熱板とで構成す
る空洞がこれに隣接するロータに向けて開口するため、
ロータの回転により生じる空気流が放熱板により制御回
路部品上に案内され、部品の放熱性がむしろ良好となる
ものである。
タを除く制御回路部品の上側を覆うため、これら部品の
放熱性が疑問視されるが、回路基板と放熱板とで構成す
る空洞がこれに隣接するロータに向けて開口するため、
ロータの回転により生じる空気流が放熱板により制御回
路部品上に案内され、部品の放熱性がむしろ良好となる
ものである。
【0017】
【実施例】実施例につき、図1〜図6を用いて説明す
る。まず、実施例1を示した図1〜図5について説明す
る。
る。まず、実施例1を示した図1〜図5について説明す
る。
【0018】図1及び図2は本考案のブラシレスDCモ
ータの全体構成を示しており、このDCモータは、モー
タ部1と回路基板2とからなっている。
ータの全体構成を示しており、このDCモータは、モー
タ部1と回路基板2とからなっている。
【0019】モータ部1は、図5に示すように、LBP
や複写機等の製品に取り付けるためのブラケット3に筒
状のスリーブ4を貫通固定し、このスリーブ4の内側に
1対の軸受け5,6を介してシャフト7を回転自在に支
持している。
や複写機等の製品に取り付けるためのブラケット3に筒
状のスリーブ4を貫通固定し、このスリーブ4の内側に
1対の軸受け5,6を介してシャフト7を回転自在に支
持している。
【0020】スリーブ4の下端より導出したシャフト7
の下部には、スクリュウ歯8が形成され、製品の減速機
構に連結され、また、スリーブ4の上端より導出したシ
ャフト7の上部には、椀状のロータ9が固定されてい
る。
の下部には、スクリュウ歯8が形成され、製品の減速機
構に連結され、また、スリーブ4の上端より導出したシ
ャフト7の上部には、椀状のロータ9が固定されてい
る。
【0021】ロータ9の内周面には円環状のマグネット
10が内嵌固定され、スリーブ4に外嵌固定されたステ
ータ11がわずかな隙間を介してマグネット10の内面
に対向している。
10が内嵌固定され、スリーブ4に外嵌固定されたステ
ータ11がわずかな隙間を介してマグネット10の内面
に対向している。
【0022】そして、ステータ11の3相のコイルに適
宜駆動電流(励磁電流)を供給することにより、マグネ
ット10に対し吸引及び反発の力が作用してロータ9に
回転力が発生し、これがシャフト7より製品内部に伝達
される。
宜駆動電流(励磁電流)を供給することにより、マグネ
ット10に対し吸引及び反発の力が作用してロータ9に
回転力が発生し、これがシャフト7より製品内部に伝達
される。
【0023】ブラケット3には、その4隅にねじ挿通孔
を有する取付片12が一段低く折り曲げ形成されてお
り、これを利用してDCモータが製品に固定される。ま
た、ブラケット3の右側に一段高く折り曲げ形成された
接続片13は、回路基板2のアースに電気的に接続する
ためのものである。
を有する取付片12が一段低く折り曲げ形成されてお
り、これを利用してDCモータが製品に固定される。ま
た、ブラケット3の右側に一段高く折り曲げ形成された
接続片13は、回路基板2のアースに電気的に接続する
ためのものである。
【0024】前記回路基板2は、左右寸法を前後寸法よ
り長くした長方形状をなし、その左側寄りに透設した遊
挿孔にスリーブ4を挿通してこのスリーブ4にねじ止め
することにより、ブラケット3に一体に固定される。
り長くした長方形状をなし、その左側寄りに透設した遊
挿孔にスリーブ4を挿通してこのスリーブ4にねじ止め
することにより、ブラケット3に一体に固定される。
【0025】なお、回路基板2はブラケット3に固定さ
れシャフト7を支持した状態のスリーブ4に固定され、
その後、ステータ11及びロータ9が取り付けられる。
したがって、回路基板2の上面にロータ9が位置する。
回路基板2のマグネット10に対応する位置には、ロー
タ9の回転を検出するホール素子が配置されている。
れシャフト7を支持した状態のスリーブ4に固定され、
その後、ステータ11及びロータ9が取り付けられる。
したがって、回路基板2の上面にロータ9が位置する。
回路基板2のマグネット10に対応する位置には、ロー
タ9の回転を検出するホール素子が配置されている。
【0026】回路基板2の右側上面には、ロータ9の回
転駆動用、つまりステータコイルへの通電制御用の制御
回路を構成する制御回路部品14が実装されている。
転駆動用、つまりステータコイルへの通電制御用の制御
回路を構成する制御回路部品14が実装されている。
【0027】この制御回路部品14は、コイル電流制御
用のパワートランジスタを3相分組み込んでなるトラン
ジスタアレイ15とICや抵抗、コンデンサ、発振器等
のその他の部品16からなり、トランジスタアレイ15
が回路基板2の右側前側に実装されるとともに、その他
の部品16が回路基板2の右側に分散配置されて実装さ
れている。
用のパワートランジスタを3相分組み込んでなるトラン
ジスタアレイ15とICや抵抗、コンデンサ、発振器等
のその他の部品16からなり、トランジスタアレイ15
が回路基板2の右側前側に実装されるとともに、その他
の部品16が回路基板2の右側に分散配置されて実装さ
れている。
【0028】回路基板2の右側縁上には、電源及び制御
信号の取り入れ口となるコネクタ17が実装されてい
る。
信号の取り入れ口となるコネクタ17が実装されてい
る。
【0029】パワートランジスタの放熱用の放熱板18
は、図4に示すように、コ字状に構成され、その長さが
回路基板2の前後幅より若干小さくされ、放熱板18の
一側(前側)19がトランジスタアレイ15の裏面の放
熱面に熱伝的に接合されて、ねじ20で固定されてい
る。
は、図4に示すように、コ字状に構成され、その長さが
回路基板2の前後幅より若干小さくされ、放熱板18の
一側(前側)19がトランジスタアレイ15の裏面の放
熱面に熱伝的に接合されて、ねじ20で固定されてい
る。
【0030】放熱板18の中央側21はその他の部品1
6の上側を覆うように回路基板2に平行に配置され、放
熱板18の他側(後側)21の下端の左右両側にはそれ
ぞれ凸部22が形設され、回路基板2の右側後側に予め
形成された透孔23に嵌合している。この放熱板18は
図3に示すように、その一側19にトランジスタアレイ
15をねじ20により固定した後、この状態で回路基板
2に取り付けられる。
6の上側を覆うように回路基板2に平行に配置され、放
熱板18の他側(後側)21の下端の左右両側にはそれ
ぞれ凸部22が形設され、回路基板2の右側後側に予め
形成された透孔23に嵌合している。この放熱板18は
図3に示すように、その一側19にトランジスタアレイ
15をねじ20により固定した後、この状態で回路基板
2に取り付けられる。
【0031】このような構成のDCモータにあっては、
回路基板2の右側部のほぼ全域を覆う大きさのコ字状放
熱板18を設け、これをトランジスタアレイ15に接合
してその放熱を行うようにしているため、パワートラン
ジスタの放熱が促進され、温度特性が良好となり、安定
した回転制御が実現する。
回路基板2の右側部のほぼ全域を覆う大きさのコ字状放
熱板18を設け、これをトランジスタアレイ15に接合
してその放熱を行うようにしているため、パワートラン
ジスタの放熱が促進され、温度特性が良好となり、安定
した回転制御が実現する。
【0032】また、放熱板18とトランジスタアレイ1
5とを一体にした状態で、トランジスタアレイ15のピ
ンを回路基板2のピン孔に差し込むとともに、放熱板1
8の凸部23を透孔に嵌合し、回路基板2への取り付け
を行うため、トランジスタアレイ15を回路基板2に仮
固定つまり安定した状態で保持でき、その後の半田付け
作業が容易となり、自動半田が可能となる。
5とを一体にした状態で、トランジスタアレイ15のピ
ンを回路基板2のピン孔に差し込むとともに、放熱板1
8の凸部23を透孔に嵌合し、回路基板2への取り付け
を行うため、トランジスタアレイ15を回路基板2に仮
固定つまり安定した状態で保持でき、その後の半田付け
作業が容易となり、自動半田が可能となる。
【0033】さらに、放熱板18は、回路基板2の右側
部に配置された制御回路部品14のトランジスタアレイ
15を除く他の部品16を覆う構成としているため、こ
れら他の部品16を保護することができ、モータ組み込
み時に部品16にものが当たって故障を生じることがな
くなる。
部に配置された制御回路部品14のトランジスタアレイ
15を除く他の部品16を覆う構成としているため、こ
れら他の部品16を保護することができ、モータ組み込
み時に部品16にものが当たって故障を生じることがな
くなる。
【0034】ここで、放熱板18の中央側が他の部品1
6の上側を覆うため、これら部品16の放熱性が疑問視
されるが、回路基板2と放熱板18とで構成する空洞が
これに隣接するロータ9に向けて開口するため、ロータ
9の回転により生じる空気流が放熱板18により部品1
6上に案内され、部品16の放熱性がむしろ良好とな
る。
6の上側を覆うため、これら部品16の放熱性が疑問視
されるが、回路基板2と放熱板18とで構成する空洞が
これに隣接するロータ9に向けて開口するため、ロータ
9の回転により生じる空気流が放熱板18により部品1
6上に案内され、部品16の放熱性がむしろ良好とな
る。
【0035】つぎに、実施例2を図6を用いて説明す
る。
る。
【0036】図6は、コ字状の放熱板25を示したもの
であり、実施例1の場合と同様に、トランジスタアレイ
15の放熱面に熱伝的に接合される一側26と、制御回
路部品14のうちトランジスタアレイ15を除く他の部
品16の上面を覆う中央側27と、下端に回路基板2の
透孔24に嵌合する凸部23を形成した後側29とから
なる。放熱板25の中央側は波状に折曲形成され、これ
により放熱板25の表面積が大幅に増大し、放熱性が格
段に向上する。
であり、実施例1の場合と同様に、トランジスタアレイ
15の放熱面に熱伝的に接合される一側26と、制御回
路部品14のうちトランジスタアレイ15を除く他の部
品16の上面を覆う中央側27と、下端に回路基板2の
透孔24に嵌合する凸部23を形成した後側29とから
なる。放熱板25の中央側は波状に折曲形成され、これ
により放熱板25の表面積が大幅に増大し、放熱性が格
段に向上する。
【0037】なお、本考案は、前記実施例に限定される
ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で変更す
ることができることはあきらかである。
ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で変更す
ることができることはあきらかである。
【0038】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているため、次に記載する効果を奏する。請求項1に記
載のDCモータにおいては、制御回路部品のほとんどを
覆う大きなコの字状放熱板を設け、その一側にパワート
ランジスタの放熱面を直接固着して放熱するため、放熱
性が良好となり、安定した回路制御が実現するものであ
る。その上、制御回路部品のほとんどが放熱板で覆われ
るため、これらの部品を放熱板で保護でき、モータ組み
込み時等に部品にものが当たって故障を生じることがな
く、安全である。
ているため、次に記載する効果を奏する。請求項1に記
載のDCモータにおいては、制御回路部品のほとんどを
覆う大きなコの字状放熱板を設け、その一側にパワート
ランジスタの放熱面を直接固着して放熱するため、放熱
性が良好となり、安定した回路制御が実現するものであ
る。その上、制御回路部品のほとんどが放熱板で覆われ
るため、これらの部品を放熱板で保護でき、モータ組み
込み時等に部品にものが当たって故障を生じることがな
く、安全である。
【0039】さらに、パワートランジスタの回路基板へ
の組み込み時に、パワートランジスタと放熱板とを一体
にした状態で行うことが可能になり、パワートランジス
タの仮固定が行え、その後の半田付け作業が容易とな
り、自動半田が可能となる。
の組み込み時に、パワートランジスタと放熱板とを一体
にした状態で行うことが可能になり、パワートランジス
タの仮固定が行え、その後の半田付け作業が容易とな
り、自動半田が可能となる。
【0040】請求項2に記載のDCモータにあっては、
放熱板の中央側が波状に形成され、その表面積が増大す
るため、放熱性がさらに向上するものである。
放熱板の中央側が波状に形成され、その表面積が増大す
るため、放熱性がさらに向上するものである。
【図1】本考案によるDCモータの実施例1を示す平面
図である。
図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】トランジスタアレイと放熱板との回路基板への
組み込みを示す分解斜視図である。
組み込みを示す分解斜視図である。
【図4】放熱板を示し、(a)は正面図、(b)は側面
図である。
図である。
【図5】図1のモータ部の断面図である。
【図6】実施例2を示す放熱板の側面図である。
2 回路基板 3 ブラケット 9 ロータ 14 制御回路部品 15 トランジスタアレイ 16 他の部品 18 放熱板 23 凸部 24 透孔 25 放熱板 28 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 5/22 H02K 5/18 H02K 11/00 H02K 29/00 H05K 7/20
Claims (1)
- 【請求項1】 ブラケットと、該ブラケットから延設さ
れる接続片に固定され、該ブラケットの対向部分及びこ
の対向部分より横方向に延びた延設部分よりなる回路基
板と、該ブラケットに回転自在に支持され前記回路基板
の前記対向部分の上側に位置したロータと、前記回路基
板上の前記ロータに隣接して実装された前記ロータの回
転駆動用の制御回路部品とを備えたDCモータにおい
て、前記回路基板の前記延設部分には前記制御回路部品を冷
却するためのコの字状放熱板が装着されており、前記放
熱板の前記回路基板の前側に位置する一側部には前記制
御回路部品の一部である複数の端子ピンを有するパワー
トランジスタの放熱面が直接固着されており、前記端子
ピンによって前記一側部が前記回路基板に固定されると
ともに 前記放熱板の他側部は、該他側部下端に凸部が前
記回路基板の後側に形成された透孔に嵌合しており、前
記放熱板の中央側が他の前記制御回路部品の上側を覆う
ように回路基板に平行に配置されている、ことを特徴と
するDCモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993006657U JP2588254Y2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | Dcモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993006657U JP2588254Y2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | Dcモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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