JP2557503B2 - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機Info
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- JP2557503B2 JP2557503B2 JP63284775A JP28477588A JP2557503B2 JP 2557503 B2 JP2557503 B2 JP 2557503B2 JP 63284775 A JP63284775 A JP 63284775A JP 28477588 A JP28477588 A JP 28477588A JP 2557503 B2 JP2557503 B2 JP 2557503B2
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- Japan
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- product
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は自動販売機に係り、特に比較的高い位置に設
けられた商品取出口に商品を搬送する手段を備えた自動
販売機に関する。
けられた商品取出口に商品を搬送する手段を備えた自動
販売機に関する。
(従来の技術) 一般に、従来の自動販売機は商品収納室が商品取出口
より高い位置にあり、商品収納室から商品取出口との高
低差によって搬出された商品が自然に落下または滑落し
て、商品取出口へ導かれるように構成されている。ま
た、商品をできるだけ多く収納するために商品収納室の
上下方向の寸法を大きくとるが、上下方向の寸法が大き
い商品収納室を高い位置に設定すると、自動販売機の高
さ方向の寸法が増大するとともに、商品の補充作業が困
難になる。これらのことから、商品取出口は比較的低い
位置に設定せざるを得ないため、大人が商品取出口から
商品を取出す場合には腰を屈めなければならず、非常に
取出しにくいものとなっている。
より高い位置にあり、商品収納室から商品取出口との高
低差によって搬出された商品が自然に落下または滑落し
て、商品取出口へ導かれるように構成されている。ま
た、商品をできるだけ多く収納するために商品収納室の
上下方向の寸法を大きくとるが、上下方向の寸法が大き
い商品収納室を高い位置に設定すると、自動販売機の高
さ方向の寸法が増大するとともに、商品の補充作業が困
難になる。これらのことから、商品取出口は比較的低い
位置に設定せざるを得ないため、大人が商品取出口から
商品を取出す場合には腰を屈めなければならず、非常に
取出しにくいものとなっている。
そこで、例えば特開昭63−201893号公報に記載されて
いるように、商品収納室から搬出された商品をシュータ
により滑落させた後、搬送装置を用いて商品取出口まで
搬送するようにした自動販売機が提案されている。この
構成によれば、自動販売機の高さ方向の寸法を必要以上
に大きくすることなく商品収納量の大容量化を図ると共
に、商品取出口を高い位置に設定することができ、購入
者は腰を屈めることなく商品を取出すことが可能とな
る。
いるように、商品収納室から搬出された商品をシュータ
により滑落させた後、搬送装置を用いて商品取出口まで
搬送するようにした自動販売機が提案されている。この
構成によれば、自動販売機の高さ方向の寸法を必要以上
に大きくすることなく商品収納量の大容量化を図ると共
に、商品取出口を高い位置に設定することができ、購入
者は腰を屈めることなく商品を取出すことが可能とな
る。
しかしながら、このような自動販売機では搬送装置に
より商品を商品取出口まで搬送する時間が必要である。
このため複数の商品を連続買いする場合、商品取出口に
搬送された商品を取出す毎に、次の商品を商品収納室か
ら搬出して搬送装置により商品取出口に搬送すると、購
入すべき全ての商品を取出すのに要する時間が長くなっ
てしまう。
より商品を商品取出口まで搬送する時間が必要である。
このため複数の商品を連続買いする場合、商品取出口に
搬送された商品を取出す毎に、次の商品を商品収納室か
ら搬出して搬送装置により商品取出口に搬送すると、購
入すべき全ての商品を取出すのに要する時間が長くなっ
てしまう。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、搬送装置を用いて比較的高い位置に
設定された商品取出口に商品を搬送する方式の自動販売
機では、連続買いに際して購入すべき全ての商品を取出
すのに長い時間がかかるという問題があった。
設定された商品取出口に商品を搬送する方式の自動販売
機では、連続買いに際して購入すべき全ての商品を取出
すのに長い時間がかかるという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたも
ので、比較的高い位置に設定された商品取出口に商品を
搬送する自動販売機であって、複数の商品を連続買いが
行われた場合においても安全を損なうことなく所要時間
を短縮できる自動販売機を提供することを目的とする。
ので、比較的高い位置に設定された商品取出口に商品を
搬送する自動販売機であって、複数の商品を連続買いが
行われた場合においても安全を損なうことなく所要時間
を短縮できる自動販売機を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明に係る自動販売機
は、複数の商品を収容する商品収容室と、この商品収容
室内から選ばれた商品を該商品収容室の下部より搬出す
る商品搬出手段と、この手段により搬出された商品を前
記商品収容室より下方へ案内する案内手段と、前記商品
収容室の前方位置に設けられた商品取出口と、一部にベ
ルトによる挾持搬送部を備え、前記案内手段により案内
された商品を横転させた状態で一旦水平方向に搬送した
後に上方に向けて搬送し、続いて水平方向に搬送した後
に前記商品取出口へ落し込む無端搬送ベルト機構と、こ
の無端搬送ベルト機構の搬送経路中で前記商品取出口の
近傍に商品が有るか無いかを検知する第1の商品有無検
知手段と、前記商品取出口に商品が有るか無いかを検知
する第2の商品有無検知手段と、前記第1および第2の
商品有無検知手段の検出結果を受け、前記第2の商品有
無検知手段から商品有りとの検知結果が出ているときに
前記第1の商品有無検知手段から商品有りとの検知結果
が出たときには、上記第2の商品有無検知手段から商品
無しとの検知結果が出るまで前記無端搬送ベルト機構に
よる搬送動作を停止制御する制御手段とを備えている。
は、複数の商品を収容する商品収容室と、この商品収容
室内から選ばれた商品を該商品収容室の下部より搬出す
る商品搬出手段と、この手段により搬出された商品を前
記商品収容室より下方へ案内する案内手段と、前記商品
収容室の前方位置に設けられた商品取出口と、一部にベ
ルトによる挾持搬送部を備え、前記案内手段により案内
された商品を横転させた状態で一旦水平方向に搬送した
後に上方に向けて搬送し、続いて水平方向に搬送した後
に前記商品取出口へ落し込む無端搬送ベルト機構と、こ
の無端搬送ベルト機構の搬送経路中で前記商品取出口の
近傍に商品が有るか無いかを検知する第1の商品有無検
知手段と、前記商品取出口に商品が有るか無いかを検知
する第2の商品有無検知手段と、前記第1および第2の
商品有無検知手段の検出結果を受け、前記第2の商品有
無検知手段から商品有りとの検知結果が出ているときに
前記第1の商品有無検知手段から商品有りとの検知結果
が出たときには、上記第2の商品有無検知手段から商品
無しとの検知結果が出るまで前記無端搬送ベルト機構に
よる搬送動作を停止制御する制御手段とを備えている。
(作 用) 本発明に係る自動販売機では、商品取出口を比較的高
い位置に設け、案内手段により案内された商品を無端搬
送ベルト機構で搬送して上記商品取出口へ落し込むよう
にしている。無端搬送ベルト機構では、案内手段を介し
て案内された商品の受取り位置から高さ位置の異なる商
品取出口近傍まで固定的な搬送路を構築できる。
い位置に設け、案内手段により案内された商品を無端搬
送ベルト機構で搬送して上記商品取出口へ落し込むよう
にしている。無端搬送ベルト機構では、案内手段を介し
て案内された商品の受取り位置から高さ位置の異なる商
品取出口近傍まで固定的な搬送路を構築できる。
このため、複数の商品の連続買いが行われた場合であ
っても、これらの商品を次々の商品取出口へ搬送するこ
とができ、選択された全ての商品を商品取出口へ搬送す
るのに必要な時間を大幅に短縮できる。この場合、本発
明では、商品取出口に商品が存在しているときには、次
の商品が商品取出口に落し込まれるのを防止しているの
で、商品を取出しているときに次の商品が手などに当る
のを防止でき、商品が重量物の場合に起こり易い危険状
態の発生を防止できる。
っても、これらの商品を次々の商品取出口へ搬送するこ
とができ、選択された全ての商品を商品取出口へ搬送す
るのに必要な時間を大幅に短縮できる。この場合、本発
明では、商品取出口に商品が存在しているときには、次
の商品が商品取出口に落し込まれるのを防止しているの
で、商品を取出しているときに次の商品が手などに当る
のを防止でき、商品が重量物の場合に起こり易い危険状
態の発生を防止できる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る自動販売機の要部を
透視して示す斜視図、第2図は断面図である。第1図及
び第2図において、自動販売機の本体1内には複数の商
品(例えば缶入り飲料等)を積重ねて収納する商品収納
室2が配置され、この商品収納室2の下方には顧客によ
って選択された商品を1個ずつ最下部から落下させて搬
出する商品搬出装置3が配置されている。商品搬出装置
3の下方には排出された商品4を受けて本体1の前面部
下方に滑落させて案内するための案内手段としてのシュ
ータ5が配置されており、このシュータ5の出口である
搬出口6には断熱のための扉7が開閉自在に設けられて
いる。
透視して示す斜視図、第2図は断面図である。第1図及
び第2図において、自動販売機の本体1内には複数の商
品(例えば缶入り飲料等)を積重ねて収納する商品収納
室2が配置され、この商品収納室2の下方には顧客によ
って選択された商品を1個ずつ最下部から落下させて搬
出する商品搬出装置3が配置されている。商品搬出装置
3の下方には排出された商品4を受けて本体1の前面部
下方に滑落させて案内するための案内手段としてのシュ
ータ5が配置されており、このシュータ5の出口である
搬出口6には断熱のための扉7が開閉自在に設けられて
いる。
本体1内の前面部には、商品搬送装置8が設けられて
いる。この商品搬送装置8は一部にベルトによる挾持搬
送部を備えた無端搬送ベルト機構で構成されている。す
なわち、商品搬送装置8は、商品収納室2から商品搬出
装置3、シュータ5、搬出口6を経て扉7を押し開けて
導かれてきた商品4を受けるように配置された第1の無
端搬送ベルト9と、このベルト9を駆動するモータ10
と、第2の無端搬送ベルト11及びベルト9,11を案内する
複数(図の例では8個)のプーリ12を主体として構成さ
れ、商品4を商品取出口13まで搬送する。第1の無端搬
送ベルト9は搬送用モータ10によって駆動される駆動側
ベルトであって、商品4を受ける部分は水平部、その上
の部分は垂直部となっている。第2の無端搬送ベルト11
は第1の無端搬送ベルト9の垂直部と圧接する部分が垂
直部、その上の商品取出口13に至るまでの部分が水平部
となっており、垂直部が第1の無端搬送ベルト9の垂直
部と圧接されることによって従動する従動側ベルトとな
っている。すなわち、第1の無端搬送ベルト9の商品4
は搬送用モータ11の回転によりまず第1の無端搬送ベル
ト9により第1図で右方向に搬送され、次いで第1及び
第2の無端搬送ベルト9,11の垂直部の間に挟まれつつ上
方向に搬送された後、ベルト11の水平部上に乗って商品
取出口13にまで搬送される構成となっている。
いる。この商品搬送装置8は一部にベルトによる挾持搬
送部を備えた無端搬送ベルト機構で構成されている。す
なわち、商品搬送装置8は、商品収納室2から商品搬出
装置3、シュータ5、搬出口6を経て扉7を押し開けて
導かれてきた商品4を受けるように配置された第1の無
端搬送ベルト9と、このベルト9を駆動するモータ10
と、第2の無端搬送ベルト11及びベルト9,11を案内する
複数(図の例では8個)のプーリ12を主体として構成さ
れ、商品4を商品取出口13まで搬送する。第1の無端搬
送ベルト9は搬送用モータ10によって駆動される駆動側
ベルトであって、商品4を受ける部分は水平部、その上
の部分は垂直部となっている。第2の無端搬送ベルト11
は第1の無端搬送ベルト9の垂直部と圧接する部分が垂
直部、その上の商品取出口13に至るまでの部分が水平部
となっており、垂直部が第1の無端搬送ベルト9の垂直
部と圧接されることによって従動する従動側ベルトとな
っている。すなわち、第1の無端搬送ベルト9の商品4
は搬送用モータ11の回転によりまず第1の無端搬送ベル
ト9により第1図で右方向に搬送され、次いで第1及び
第2の無端搬送ベルト9,11の垂直部の間に挟まれつつ上
方向に搬送された後、ベルト11の水平部上に乗って商品
取出口13にまで搬送される構成となっている。
そして、第2の無端搬送ベルト11の水平部の商品取出
口13の近傍での商品の有無を検知する第1の商品有無検
知器(以下、第1のセンサという)21と、商品取出口13
での商品の有無を検知する第2の商品有無検知器(以
下、第2のセンサという)22が設けられている。これら
第1及び第2のセンサ21,22は例えば、赤外線LEDのよう
な発光素子とフォトダイオードのような受光素子とを対
向して配置したフォトインタラプタ等によって構成され
る。
口13の近傍での商品の有無を検知する第1の商品有無検
知器(以下、第1のセンサという)21と、商品取出口13
での商品の有無を検知する第2の商品有無検知器(以
下、第2のセンサという)22が設けられている。これら
第1及び第2のセンサ21,22は例えば、赤外線LEDのよう
な発光素子とフォトダイオードのような受光素子とを対
向して配置したフォトインタラプタ等によって構成され
る。
第3図は本実施例の自動販売機のシステム構成を示す
ブロック図である。本システムは分散制御方式によるも
ので、大きくは主制御ボックス31と、硬貨装置32と、端
末制御部33及び本発明に係る制御を司る搬送装置制御端
末34により構成され、これらがシリアルデータラインに
より接続されている。主制御ボックス31には主制御部
(CPU)と累計操作パネル(情報表示用液晶ディスプレ
イ及びキー操作部)が内蔵されている。端末制御部33は
リレー駆動部35と本体1の前面部に設けられた各種の販
売用スイッチランプ38の制御を行なう。リレー駆動部35
は、ベンド機構や蛍光灯の駆動、コンプレッサ,ヒータ
及びファンモータ等を制御する冷温制御部36の駆動、ト
ータルカウンタ37の駆動を行なう。トータルカウンタ37
は販売個数をカウントする。金額表示器39は主制御部に
より制御され、投入金額や残額等の表示を行なう。
ブロック図である。本システムは分散制御方式によるも
ので、大きくは主制御ボックス31と、硬貨装置32と、端
末制御部33及び本発明に係る制御を司る搬送装置制御端
末34により構成され、これらがシリアルデータラインに
より接続されている。主制御ボックス31には主制御部
(CPU)と累計操作パネル(情報表示用液晶ディスプレ
イ及びキー操作部)が内蔵されている。端末制御部33は
リレー駆動部35と本体1の前面部に設けられた各種の販
売用スイッチランプ38の制御を行なう。リレー駆動部35
は、ベンド機構や蛍光灯の駆動、コンプレッサ,ヒータ
及びファンモータ等を制御する冷温制御部36の駆動、ト
ータルカウンタ37の駆動を行なう。トータルカウンタ37
は販売個数をカウントする。金額表示器39は主制御部に
より制御され、投入金額や残額等の表示を行なう。
また、搬送装置制御端末34は第1及び第2のセンサ2
1,22の検知結果に基づいて、搬送装置8の制御(特に搬
送用モータ10を駆動する駆動回路40の制御)を行なう。
1,22の検知結果に基づいて、搬送装置8の制御(特に搬
送用モータ10を駆動する駆動回路40の制御)を行なう。
次に、本実施例における連続買いの場合の動作を第4
図及び第5図を用いて説明する。第4図は連続買いにお
ける搬送装置制御端末34の処理の流れを示すフローチャ
ートであり、第5図は商品搬送装置8の動作状態を示し
ている。
図及び第5図を用いて説明する。第4図は連続買いにお
ける搬送装置制御端末34の処理の流れを示すフローチャ
ートであり、第5図は商品搬送装置8の動作状態を示し
ている。
複数の商品を連続的に購入する場合、搬送装置制御端
末34からの信号に基づいて商品搬出装置3により商品収
納室2内の商品が連続的に搬出され(ステップS1)、搬
出された商品4は搬送装置8により連続的に搬送される
(ステップS2)。
末34からの信号に基づいて商品搬出装置3により商品収
納室2内の商品が連続的に搬出され(ステップS1)、搬
出された商品4は搬送装置8により連続的に搬送される
(ステップS2)。
商品取出口13は商品を2個収納することはできないた
め、第5図(a)に示すように商品取出口13に既に商品
がある場合は新たな商品を取出口13に搬送することはで
きない。そこで、第2のセンサ22によって商品取出口13
における商品の有無を検知し、このセンサ22によって商
品が検出された場合は、第1のセンサ21で商品取出口13
の近傍に商品が搬送された時点で商品搬送装置6が停止
され、取出口13に新たな商品が搬送されないようにす
る。
め、第5図(a)に示すように商品取出口13に既に商品
がある場合は新たな商品を取出口13に搬送することはで
きない。そこで、第2のセンサ22によって商品取出口13
における商品の有無を検知し、このセンサ22によって商
品が検出された場合は、第1のセンサ21で商品取出口13
の近傍に商品が搬送された時点で商品搬送装置6が停止
され、取出口13に新たな商品が搬送されないようにす
る。
ところで、第2のセンサ24により商品取出口13内に商
品が検出されて商品搬送装置8が停止されたとき、次の
商品が商品取出口13より遠い位置にあり、その後に商品
が商品取出口13から取出されてから商品搬送装置8を再
起動させると、次の商品が商品取出口13に搬送されるま
でに長い時間がかかってしまう。この問題を解決するた
め、本発明ではステップS3において第2のセンサ22によ
り商品取出口13内に商品が検出されたとき、ステップS4
を経てステップS5において次の商品が商品搬送装置8に
よって第1のセンサ21により検出される位置、すなわち
商品取出口13の直前の位置まで搬送される。そして、第
1のセンサ21で商品が検出されると、搬送が停止される
(S6)。この状態を第5図(b)に示す。
品が検出されて商品搬送装置8が停止されたとき、次の
商品が商品取出口13より遠い位置にあり、その後に商品
が商品取出口13から取出されてから商品搬送装置8を再
起動させると、次の商品が商品取出口13に搬送されるま
でに長い時間がかかってしまう。この問題を解決するた
め、本発明ではステップS3において第2のセンサ22によ
り商品取出口13内に商品が検出されたとき、ステップS4
を経てステップS5において次の商品が商品搬送装置8に
よって第1のセンサ21により検出される位置、すなわち
商品取出口13の直前の位置まで搬送される。そして、第
1のセンサ21で商品が検出されると、搬送が停止される
(S6)。この状態を第5図(b)に示す。
次に、商品取出口13内の商品が顧客によって取出され
ると、第2のセンサ22によりそれが検知され、これに基
づいて商品搬送装置8が再起動されることによって、そ
れまで商品取出口13の直前にあった商品が取出口13まで
搬送される。この状態が第5図(c)である。そして、
商品取出口13内の商品が連続買いに供される最後の商品
であった場合には、商品搬送装置8は第5図(d)に示
す待機状態となる。
ると、第2のセンサ22によりそれが検知され、これに基
づいて商品搬送装置8が再起動されることによって、そ
れまで商品取出口13の直前にあった商品が取出口13まで
搬送される。この状態が第5図(c)である。そして、
商品取出口13内の商品が連続買いに供される最後の商品
であった場合には、商品搬送装置8は第5図(d)に示
す待機状態となる。
また、本実施例では商品取出口13に手を入れて商品搬
送装置8内に手を差し込もうとすると、第2のセンサ22
によってそれが検知されることにより、商品搬送装置8
は停止され、顧客の安全が確保されるようになってい
る。
送装置8内に手を差し込もうとすると、第2のセンサ22
によってそれが検知されることにより、商品搬送装置8
は停止され、顧客の安全が確保されるようになってい
る。
[発明の効果] 本発明によれば、商品取出口を比較的高い位置に設
け、案内手段により案内された商品を無端搬送ベルト機
構で搬送して上記商品取出口へ落し込むようにしてい
る。無端搬送ベルト機構では、案内手段を介して案内さ
れた商品の受取り位置から高さ位置の異なる商品取出口
近傍まで固定的な搬送路を構築できるので、複数の商品
の連続買いが行われた場合であっても、これらの商品を
次々と商品取出口へ搬送することができ、選択された全
ての商品を商品取出口へ搬送するのに必要な所要時間を
大幅に短縮できる。この場合、本発明では、商品取出口
に商品が存在しているときには、次の商品が商品取出口
に落し込まれるのを防止しているので、商品を取出して
いるときに次の商品が手などに当るのを防止でき、商品
が重量物の場合に起こり易い危険状態の発生を防止でき
る。つまり、無端搬送ベルト機構を組込んだことによっ
て新たに起り得る問題を回避することができる。
け、案内手段により案内された商品を無端搬送ベルト機
構で搬送して上記商品取出口へ落し込むようにしてい
る。無端搬送ベルト機構では、案内手段を介して案内さ
れた商品の受取り位置から高さ位置の異なる商品取出口
近傍まで固定的な搬送路を構築できるので、複数の商品
の連続買いが行われた場合であっても、これらの商品を
次々と商品取出口へ搬送することができ、選択された全
ての商品を商品取出口へ搬送するのに必要な所要時間を
大幅に短縮できる。この場合、本発明では、商品取出口
に商品が存在しているときには、次の商品が商品取出口
に落し込まれるのを防止しているので、商品を取出して
いるときに次の商品が手などに当るのを防止でき、商品
が重量物の場合に起こり易い危険状態の発生を防止でき
る。つまり、無端搬送ベルト機構を組込んだことによっ
て新たに起り得る問題を回避することができる。
第1図は本発明の一実施例に係る自動販売機の概略的構
成を示す斜視図、第2図は同実施例の自動販売機の断面
図、第3図は同実施例の自動販売機のシステム構成を示
すブロック図、第4図は第3図における搬送装置制御端
末の処理の流れを説明するためのフローチャート、第5
図は同実施例における搬送装置の動作状態を示す図であ
る。 1……自動販売機本体、2……商品収納室、3……商品
搬出装置、4……商品、5……シュータ(案内手段)、
6……商品搬出口、7……扉、8……商品搬送装置、9,
11……無端搬送ベルト、10……搬送用モータ、13……商
品取出口、21……第1の商品有無検知器、22……第2の
商品有無検知器、34……搬送装置制御端末(制御手
段)。
成を示す斜視図、第2図は同実施例の自動販売機の断面
図、第3図は同実施例の自動販売機のシステム構成を示
すブロック図、第4図は第3図における搬送装置制御端
末の処理の流れを説明するためのフローチャート、第5
図は同実施例における搬送装置の動作状態を示す図であ
る。 1……自動販売機本体、2……商品収納室、3……商品
搬出装置、4……商品、5……シュータ(案内手段)、
6……商品搬出口、7……扉、8……商品搬送装置、9,
11……無端搬送ベルト、10……搬送用モータ、13……商
品取出口、21……第1の商品有無検知器、22……第2の
商品有無検知器、34……搬送装置制御端末(制御手
段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田子 正人 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝横浜事業所家電技術研究所 内 (56)参考文献 実開 昭63−151085(JP,U) 実開 昭61−78380(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】複数の商品を収容する商品収容室と、この
商品収容室内から選ばれた商品を該商品収容室の下部よ
り搬出する商品搬出手段と、この手段により搬出された
商品を前記商品収容室より下方へ案内する案内手段と、
前記商品収容室の前方位置に設けられた商品取出口と、
一部にベルトによる挾持搬送部を備え、前記案内手段に
より案内された商品を横転させた状態で一旦水平方向に
搬送した後に上方に向けて搬送し、続いて水平方向に搬
送した後に前記商品取出口へ落し込む無端搬送ベルト機
構と、この無端搬送ベルト機構の搬送経路中で前記商品
取出口の近傍に商品が有るか無いかを検知する第1の商
品有無検知手段と、前記商品取出口に商品が有るか無い
かを検知する第2の商品有無検知手段と、前記第1およ
び第2の商品有無検知手段の検出結果を受け、前記第2
の商品有無検知手段から商品有りとの検知結果が出てい
るときに前記第1の商品有無検知手段から商品有りとの
検知結果が出たときには、上記第2の商品有無検知手段
から商品無しとの検知結果が出るまで前記無端搬送ベル
ト機構による搬送動作を停止制御する制御手段とを具備
してなることを特徴とする自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63284775A JP2557503B2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63284775A JP2557503B2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 自動販売機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02129787A JPH02129787A (ja) | 1990-05-17 |
JP2557503B2 true JP2557503B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=17682853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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