JP2557263B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

Info

Publication number
JP2557263B2
JP2557263B2 JP25067488A JP25067488A JP2557263B2 JP 2557263 B2 JP2557263 B2 JP 2557263B2 JP 25067488 A JP25067488 A JP 25067488A JP 25067488 A JP25067488 A JP 25067488A JP 2557263 B2 JP2557263 B2 JP 2557263B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
temperature
hot water
control valve
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25067488A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0299419A (ja
Inventor
亨 渥美
輝男 紺野
洋 越後谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP25067488A priority Critical patent/JP2557263B2/ja
Publication of JPH0299419A publication Critical patent/JPH0299419A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2557263B2 publication Critical patent/JP2557263B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00314Arrangements permitting a rapid heating of the heating liquid

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、車室内に向けて空気を供給するための通風
ダクトと、冷風を得るべく該通風ダクトの途中に配設さ
れる冷却器と、温風を得るべく該通風ダクトの途中に配
設される加熱器と、該加熱器への温水供給量を調節する
ための温水流量調節弁と、冷却器により冷却される空気
量および加熱器により加熱される空気量の混合割合を調
節すべく通風ダクト内に配設されるエアミックスダンパ
と、温水流量調節弁およびエアミックスダンパが共通に
連結される駆動装置とを備える車両用空気調和装置に関
する。
(2)従来の技術 かかる空気調和装置は、たとえば特公昭58-39083号公
報および特公昭62-13210号公報等により知られている。
(3)発明が解決しようとする課題 ところで、このように冷却器により冷却される空気量
および加熱器により加熱される空気量の混合割合をエア
ミックスダンパで調節して空気温度を制御する空気調和
装置は、リヒートエアミックスタイプと呼ばれるもので
あり、上記従来のリヒートエアミックスタイプの空気調
和装置では、加熱器を通って加熱される空気量を最大と
すべくエアミックスダンパを作動せしめたときに温水流
量調節弁の開度が最大となるようにしている。而してか
かるリヒートエアミックスタイプの空気調和装置では、
エアミックスダンパの切換動作が円滑であるために温度
制御の応答性がよい反面、温風および冷風を通風通風ダ
クト内で混合するので混合むらが生じるのが避けられ
ず、特に外気温が低いときには空気温度が不安定となる
欠点がある。一方、冷却器を流通した空気の全量が加熱
器を流通するようにするとともに加熱器に供給する温水
量を温水流量調節弁で調節するようにした、所謂フルヒ
ートエアミックスタイプの空気調和装置もあり、このタ
イプの空気調和装置では、混合むらがないので空気温度
が安定する利点がある反面、温水流量調節弁の作動変化
に空気温度変化を直ちに追随させることが困難であって
温度制御応答性に劣る欠点がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、
リヒートエアミックスタイプおよびフルヒートエアミッ
クスタイプの利点を兼ね備えた車両用空気調和装置を提
供することを目的とする。
B.発明の構成 (1)課題を解決するための手段 本発明は、車室内に向けて空気を供給するための通風
ダクトと、冷風を得るべく該通風ダクトの途中に配設さ
れる冷却器と、温風を得るべく該通風ダクトの途中に配
設される加熱器と、該加熱器への温水供給量を調節する
ための温水流量調節弁と、冷却器により冷却される空気
量および加熱器により加熱される空気量の混合割合を調
節すべく通風ダクト内に配設されるエアミックスダンパ
と、温水流量調節弁およびエアミックスダンパが共通に
連結される駆動装置とを備える車両用空気調和装置にお
いて、温水流量調節弁およびエアミックスダンパは、温
水流量調節弁の駆動装置作動量に対する開度ストローク
がエアミックスダンパの駆動装置作動量に対する開度ス
トロークよりも大となるべくして、駆動装置に連結され
ることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、駆動装置
の作動を制御する制御部では、エアミックスダンパの開
度ストロークを超えて温水流量調節弁の開度制御を行な
う範囲の駆動装置作動量が外気温度のみに依存して設定
されることを第2の特徴とする。
さらに本発明は、第1の特徴の構成に加えて、駆動装
置の作動量を制御する制御部では、エアミックスダンパ
の開度ストロークを超えて温水流量調節弁の開度制御を
行なう範囲の駆動装置作動量が少なくとも内気温度およ
び外気温度に依存して算出されることを第3の特徴とす
る。
(2)作用 上記第1の特徴によれば、エアミックスダンパが加熱
器を流通する空気量を最大とする開度位置となるまでは
リヒートエアミックスタイプの利点である良好な温度制
御応答性を維持し、またエアミックスダンパが加熱器を
流通する空気量を最大とする開度位置となった後には、
温水流量調節弁のみの制御が行なわれてフルヒートエア
ミックスタイプの利点てある空気温度の安定性を得るこ
とができる。
また上記第2の特徴によれば、外気温が低いときに
は、加熱器を流通する空気量を最大とする開度位置にエ
アミックスダンパの開度を固定したまま温水流量調節弁
のみを制御して、温度むらの少ない空気温度を得ること
が可能となる。
さらに上記第3の特徴によれば、少なくとも内気温度
および外気温度に依存して駆動装置の作動量が算出され
るので、内気温度および外気温度に基づいて空気加熱量
を大とすべきであるとされたときに、加熱器を流通する
空気量を最大とする開度位置にエアミックスダンパの開
度を固定したまま温水流量調節弁のみを制御して、車室
内外の温度変化により吹出し温度が大きく影響を受ける
ことが回避される。
(3)実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明する
と、先ず本発明の一実施例を示す第1図において、車両
の計器盤(図示せず)内には、空気通路1を形成する通
風ダクト2が収納、配置されている。この通風ダクト2
の一端には、車室(図示せず)内の空気を吸引するため
の第1吸引口3と、車室外の空気を吸引するための第2
吸引口4とが設けられる。また通風ダクト2の他端に
は、フロントウインド(図示せず)に曇り取り用空気を
吹出すための第1吹出口5と、車室内前部乗員の顔面に
向けて空気を吹き出すための第2吹出口6と、車室内の
前部乗員の足元に向けて空気を吹出すための第3吹出口
7とが設けられる。
空気通路1の途中には、その一端側から他端側に向け
て順に、送風機8と、冷却器9としてのエバポレータ
と、加熱器10とが配設される。送風機8は、第1吸引口
3あるいは第2吸引口4から吸引した空気を各吹出口5,
6,7側に向けて送風する。また冷却器9は、エンジン本
体Eに連動、連結される圧縮機11、コンデンサ12および
膨張弁13とで閉回路を形成するものであり、空気通路1
の横断面のほぼ全面にわたる大きさを有して空気通路1
に配設される。而して冷却器9を流通する空気は、該冷
却器9で蒸発する冷媒の放冷作用により冷却される。加
熱器10は、エンジン本体Eに設けられる水ジャケット
(図示せず)と閉回路を形成するものであり、該閉回路
には加熱器10に供給される温水量を調節するための温水
流量調節弁14が介設される。而して該加熱器10を流通す
る空気は、エンジン冷却水の加熱器10での放熱により流
通空気が加温される。この加熱器10は、空気通路1の横
断面の一部を占めるようにして通風ダクト2の一方の側
面に寄せて配置される。さらに空気通路1の流通方向16
に沿って加熱器10に近接した上流側には、冷却器9を流
通した後に、加熱器10を通過する空気量と加熱器10を迂
回する空気量とを調整して空気温度の調整を行なうため
のエアミックスダンパ17が配設される。
通風ダクト2の一端には、第1および第2吸引口3,4
を選択的に切換えるための吸引口切換ダンパ18が配設さ
れ、この吸引口切換ダンパ18は吸引口切換モータ19によ
り駆動される。また通風ダクト2の他端において、第
1、第2および第3吹出口5,6,7には第1、第2および
第3吹出口ダンパ21,22,23がそれぞれ設けられ、これら
のダンパ21,22,23は吹出口切換モータ24により駆動され
る。
エアミックスダンパ17はリンクあるいはケーブル等の
伝動手段26を介して駆動装置としての電気式サーボモー
タ25に連結され、温水流量調節弁14はリンクあるいはケ
ーブル等の伝動手段27を介してエアミックスダンパ17と
共通の電気式サーボモータ25に連結される。しかも伝動
手段26は、サーボモータ25の作動角に対してエアミック
スダンパ17の作動量が第2図(a)で示すようになるべ
く設定され、伝動手段27は、サーボモータ25の作動角に
対して温水流量調節弁14の開度が第2図(b)で示すよ
うになるべく設定される。すなわち水流量調節弁14およ
びエアミックスダンパ17は、サーボモータ25の作動角に
対する温水流量調節弁14の開度ストロークが前記作動角
に対するエアミックスダンパ17の開度ストロークよりも
大となるべくして、電気式サーボモータ25に連結され
る。
車室内の計器盤には制御盤28が配設されており、この
制御盤28には、温度設定器、送風機8の送風量を切換え
るための風量切換スイッチ、内外気切換スイッチ、なら
びに自動運転およびマニュアル運転のいずれかを選択す
るためのスイッチ等が配設される。
該制御盤28からの出力は制御部29に入力され、また制
御部29には、車室内の温度を検出する内気温センサ30、
エンジン室内の温度を検出する外気温センサ31、エンジ
ン冷却水の温度を検出する水温センサ32、ならびに他の
センサ33からの信号も入力される。而して制御部29は、
上記各入力信号に基づいて送風機8、圧縮機11、吸引口
切換モータ19、吹出口切換モータ24および電気式サーボ
モータ25等の作動を制御する。
ここで、電気式サーボモータ25の作動を制御すべく制
御部29に設定されている制御手順について第3図を参照
しながら説明すると、先ず第1ステップS1では、自動制
御であるかマニュアル制御であるかが判断され、自動制
御であるときには第2ステップS2でデータが入力され
る。すなわち設定温度TS(°C)、内気温TR(°C)、
外気温TAM(°C)および日射量ST(kcal/m2・min)が
制御部29に入力される。
第3ステップS3では、上記データを用いた下記の第
(1)式に従い、必要吹出し温度Taoが演算される。
Tao=K1・TS−K2・TR−K3・TAM−K4・ST−C……(1) この第(1)式で、K1,K2,K3,K4,Cは実験により求ま
る定数である。
第3ステップS3で必要吹出し温度Taoを求めた後の第
4ステップS4では、サーボモータ作動角θが設定され
る。すなわち、第4図で示すように吹出し温度Taoとサ
ーボモータ作動角θとの関係が予め設定されており、必
要吹出し温度Taoに対応してサーボモータ作動角θが設
定されることになる。而して、この第4図において、最
低必要吹出し温度Tao0に対応する作動角0度から最高必
要吹出し温度Tao2に対応する作動角θ間で電気式サー
ボモータ25の作動角が必要吹出し温度Taoに対応して設
定されているが、作動角θ以下の作動角θでは第2
図(a)で示すようにエアミックスダンパ17が高温側の
最大開度まで作動しているのに対し、温水流量調節弁14
の開度は前記作動角θでは全開状態となっておらず、
作動角θで温水流量調節弁14が全開状態となる。
第5ステップS5では、第4ステップS4で設定された作
動角θに応じた制御信号が電気式サーボモータ25に与え
られ、それによりサーボモータ25の作動が制御される。
次にこの実施例の作用について説明すると、必要吹出
し温度がTao0〜Tao1の範囲、すなわち電気式サーボモー
タ25の作動角θが0度〜θ度の範囲では、冷却器9を
通過した後の空気の加熱器10を流通する空気量の割合が
エアミックスダンパ17により制御されるとともに、温水
流量調節弁14の開度変化により加熱器10に供給される温
水量が制御される。この制御態様は従来からあるリヒー
トエアミックスタイプのものと同様であり、温度制御の
応答性を優れたものとすることができる。
また必要吹出し温度TaoがTao1を超える範囲、すなわ
ち電気式サーボモータ25の作動角θがθを超える範囲
では、エアミックスダンパ17は加熱器10を流通する空気
量を最大とする開度まで作動したままであるのに対し、
温水流量調節弁14は、電気式サーボモータ25がθ〜θ
の範囲で作動するのに応じて開度変化し、それにより
加熱器10に供給される温水量が制御される。これは、従
来からあるフルヒートエアミックスタイプの制御態様と
同様であり、したがって空気の混合むらが生じるのを極
力回避し、安定した温度を得ることが可能となる。しか
も制御部29では、少なくとも内気温TRおよび外気温TAM
に依存して必要吹出し温度Taoを演算し、それによりサ
ーボモータ25の作動角が定められるので、きめ細やかな
空気温度を得ることが可能となる。
本発明のさらに他の実施例として制御部29において、
第5図で示すような制御手順を設定してもよい。
第5図において、第1ステップS1ないし第3ステップ
S3は、前述の第3図の第1ないし第3ステップS3と同様
であり、第4ステップS4で外気温TAMが−10°Cを超え
るかどうかが判断される。ここでTAM>−10°Cでは前
述の第4図において吹出し温度Taoが作動角θ以下の
範囲となるものである。第4ステップS4でTAM>−10°
Cであると判断されたときには、第5ステップS5で前述
の第4図に基づきサーボモータ作動角θが設定される。
而してこの第5ステップS5で設定されるサーボモータ作
動角θはθ未満である。
第4ステップS4でTAM≦−10°Cと判断されたときに
は第6ステップS6に進み、この第6ステップS6では第6
図に基づいてサーボモータ作動角θが設定される。この
第6図において、サーボモータ作動角θは、−10°Cの
外気温TAMに対応する作動角θと、−30°Cの外気温T
AMに対応する作動角θとの間で作動角θが直線的に設
定されている。
第7ステップS7では、第5ステップS5あるいは第6ス
テップS6において設定された作動角θに対応する制御信
号が電気式サーボモータ25に与えられる。
このようにすると、リヒートエアミックスタイプでは
温度むらが特に生じやすい低温時には、所謂フルヒート
エアミックスタイプと同様の制御態様となり、温度むら
が生じるのを極力回避して安定した温度を得ることが可
能となる。
ところで、以上の各実施例では、作動角θから作動
角θまでの間での温水流量調節弁14の開度ストローク
を直線的に示して説明したが、実験値等により非線形と
して最適の値に設定することも可能である。
以上の実施例では、自動制御による空気調和装置につ
いて説明したが、マニュアル制御による空気調和装置に
本発明を適用することも可能であり、次に第7図ないし
第9図を参照しながら温水流量調節弁14およびエアミッ
クスダンパ17の作動をマニュアル制御する場合の実施例
について説明する。
車室内に配設されたコントロールパネルには、駆動装
置としての温度制御レバー31が、低温側である角度0度
から高温側である角度θ′までの間で回動操作可能に
設けられており、温水流量調節弁14およびエアミックス
ダンパ17は、伝動手段32を介して該温度制御レバー31に
連結される。
伝動手段32は、温度制御レバー31に一端が連結される
ワイヤケーブル33と、該ワイヤケーブル33の他端に一端
が連結される第1揺動リンク34と、温水流量調節弁14の
弁軸14aに一端が固設されたレバー35および第1揺動リ
ンク34の一端間を連結するワイヤケーブル36と、第1揺
動リンク34の他端に一端が連結される第2揺動リンク37
と、エアミックスダンパ17のダンパ軸17aに一端が固設
されたレバー38の他端および第2揺動リンク37の他端間
を連結するワイヤケーブル39とを備える。
第1および第2揺動リンク34,37は、それらの中間部
が支軸40,41により揺動可能に支承されており、第1揺
動リンク34の他端に設けた係合孔42に第2揺動リンク37
の一端に設けた係合ピン43が係合される。しかも、係合
孔42は、温度制御レバー31が第7図示のように作動角θ
′度である状態から第8図で示すように作動角θ
となる状態までの間では、温度制御レバー31の作動によ
る第1揺動リンク34の回動作動にかかわらず係合ピン43
に係合せず、温度制御レバー31が第8図示のように作動
角θ′度である状態から第9図で示すように作動角0
度となる状態までの間では、温度制御レバー31の作動に
よる第1揺動リンク34の回動作動に応じて係合ピン43に
係合して第2揺動リンク37を回動せしめるべく形成され
る。
また、第1揺動リンク34、ワイヤケーブル36およびレ
バー35は、第1揺動リンク34が温度制御レバー31の0度
から作動角θ′までの作動に応じて回動することによ
り、温水流量調節弁14をその全閉状態から全開状態まで
作動せしめるように寸法が設定され、第2揺動リンク3
7、ワイヤケーブル39およびレバー38は、温度制御レバ
ー31の0度から作動角θ′までの作動に応じて第2揺
動リンク37が回動することにより加熱器10を流通する空
気量が最小の状態から最大の状態まで作動するように寸
法が設定される。
このようにしても、エアミックスダンパ17が加熱器10
を流通する空気量を最大とする開度位置となるまでは良
好な温度制御応答性を維持し、またエアミックスダンパ
17が加熱器10を流通する空気量を最大とする開度位置と
なった後には、温水流量調節弁14のみの制御を行なうよ
うにして空気温度の安定性を得ることができる。
なお、以上の各実施例では自動制御態様における駆動
装置として電気式サーボモータ25、マニュアル制御態様
における駆動装置として温度制御レバー31を示したが、
駆動装置は、それらのものに限定されるものではない。
C.発明の効果 以上のように本発明の第1の特徴によれば、温水流量
調節弁およびエアミックスダンパは、温水流量調節弁の
駆動装置作動量に対する開度ストロークがエアミックス
ダンパの駆動装置作動量に対する開度ストロークよりも
大となるべくして、駆動装置に連結されるので、リヒー
トエアミックスタイプの利点である優れた温度制御応答
性を得ることができるとともに、フルヒートエアミック
スタイプの利点である安定した空気温度の達成が可能と
なる。
また本発明の第2の特徴によれば、駆動装置の作動を
制御する制御部では、エアミックスダンパの開度ストロ
ークを超えて温水流量調節弁の開度制御を行なう範囲の
駆動装置作動量が外気温度のみに依存して設定されるの
で、特に温度むらが生じ易く、かつ温度むらにより不快
感が大きくなる低温時に、温度むらの発生を極力防止し
て安定した空気温度を得ることができる。
さらに本発明の第3の特徴によれば、駆動装置の作動
量を制御する制御部では、エアミックスダンパの開度ス
トロークを超えて温水流量調節弁の開度制御を行なう範
囲の駆動装置作動量が少なくとも内気温度および外気温
度に依存して算出されるので、車室内外の熱量の変動に
対し空気吹出し温度が大きく影響されることを回避し、
特に自動制御に用いることによりきめ細やかな空気温度
を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示すものであ
り、第1図は全体概略図、第2図は電気式サーボモータ
作動角に対するエアミックスダンパおよび温水流量調節
弁の開度を示す線図、第3図は制御部における制御手順
を示すフローチャート、第4図は吹出し温度およびサー
ボモータ作動角の関係を示す線図、第5図および第6図
は本発明の他の実施例を示すものであり、第5図は制御
手順を示すフローチャート、第6図は低温時の外気温お
よびサーボモータ作動角の関係を示す線図、第7図ない
し第9図は本発明のさらに他の実施例を示すものであ
り、第7図は温度制御レバーを高温側に操作したときを
示す伝動手段の概略図、第8図は温度制御レバーを高温
側および低温側の中間部に操作した状態を示す第7図に
対応した概略図、第9図は温度制御レバーを低温側に操
作したときを示す第7図に対応した概略図である。 2……通風ダクト、9……冷却器、10……加熱器、14…
…温水流量調節弁、17……エアミックスダンパ、25……
駆動装置としての電気式サーボモータ、29……制御部、
31……駆動装置としての温度制御レバー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内に向けて空気を供給するための通風
    ダクトと、冷風を得るべく該通風ダクトの途中に配設さ
    れる冷却器と、温風を得るべく該通風ダクトの途中に配
    設される加熱器と、該加熱器への温水供給量を調節する
    ための温水流量調節弁と、冷却器により冷却される空気
    量および加熱器により加熱される空気量の混合割合を調
    節すべく通風ダクト内に配設されるエアミックスダンパ
    と、温水流量調節弁およびエアミックスダンパが共通に
    連結される駆動装置とを備える車両用空気調和装置にお
    いて、温水流量調節弁およびエアミックスダンパは、温
    水流量調節弁の駆動装置作動量に対する開度ストローク
    がエアミックスダンパの駆動装置作動量に対する開度ス
    トロークよりも大となるべくして、駆動装置に連結され
    ることを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】駆動装置の作動を制御する制御部では、エ
    アミックスダンパの開度ストロークを超えて温水流量調
    節弁の開度制御を行なう範囲の駆動装置作動量が外気温
    度のみに依存して設定されることを特徴とする第(1)
    項記載の車両用空気調和装置。
  3. 【請求項3】駆動装置の作動量を制御する制御部では、
    エアミックスダンパの開度ストロークを超えて温水流量
    調節弁の開度制御を行なう範囲の駆動装置作動量が少な
    くとも内気温度および外気温度に依存して算出されるこ
    とを特徴とする第(1)項記載の車両用空気調和装置。
JP25067488A 1988-10-04 1988-10-04 車両用空気調和装置 Expired - Fee Related JP2557263B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25067488A JP2557263B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 車両用空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25067488A JP2557263B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 車両用空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0299419A JPH0299419A (ja) 1990-04-11
JP2557263B2 true JP2557263B2 (ja) 1996-11-27

Family

ID=17211360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25067488A Expired - Fee Related JP2557263B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 車両用空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2557263B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0299419A (ja) 1990-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100483927B1 (ko) 차량공조장치
US6789617B1 (en) Air mix damper device and vehicle air conditioner
GB2347207A (en) Air conditioning apparatus having a heater with a hot water flow valve and a bypass passage with a door
JP3217821B2 (ja) 車両用空調装置
JP2557263B2 (ja) 車両用空気調和装置
JPS5919849B2 (ja) 車輛用自動空調装置
JPS62275816A (ja) 車両用空気調和装置
JP3301186B2 (ja) 空気通路切替装置
JP2504534B2 (ja) オ―トエアコンの風量配分による補正制御装置
JPS63484Y2 (ja)
KR100475947B1 (ko) 자동차용 공조장치
JP3633046B2 (ja) 車両用空調制御装置
JP2003089312A (ja) 車両用空調装置
JP3994762B2 (ja) 車両用空調装置
JP3994494B2 (ja) 車両用空調装置
JP3411419B2 (ja) 車両用空調装置
JP2573373Y2 (ja) 自動車用空調装置
JPH10109520A (ja) 車両用空調装置
JPH10203135A (ja) 車両用空気調和装置
JP3476043B2 (ja) バスの運転席用空調装置
JPH08142634A (ja) 車両用空調装置
JPH0127449Y2 (ja)
JP3283273B2 (ja) 車両用空調装置
JP2572640Y2 (ja) 車両用空調装置
JPH0495519A (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070905

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees