JP2557227B2 - カラ−画像形成装置 - Google Patents

カラ−画像形成装置

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JP2557227B2
JP2557227B2 JP62138889A JP13888987A JP2557227B2 JP 2557227 B2 JP2557227 B2 JP 2557227B2 JP 62138889 A JP62138889 A JP 62138889A JP 13888987 A JP13888987 A JP 13888987A JP 2557227 B2 JP2557227 B2 JP 2557227B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、像形成体に潜像の形成とその潜像の現像と
を繰返して分解色に対応するトナー像の合成からなるカ
ラー画像を形成し、そのカラー画像を記録シートに転写
して定着するカラー画像形成装置に関し、特に、実質的
な1原稿からの画像情報に基いて像形成体にカラー画像
を形成し、それを1枚の記録シートに転写する単数モー
ドと、実質的な1原稿または複数の原稿からの画像情報
に基いて像形成体に複数のカラー画像を形成し、それら
を1枚の記録シートに転写する編集モードとを選択し得
るカラー画像形成装置に関する。
〔発明の背景〕
像形成体上にカラトナー像を重ね合わせるカラー画像
形成装置が特開昭60−76766号公報により知られてい
る。このカラー画像形成装置で画像編集を考えた場合、
像形成体上で複数のカラー画像を編集した後、一回で転
写することが考えられるが、これを実際に行ってみる
と、第1の原稿を設置してその画像情報に基き第1のカ
ラー画像を形成し、第2の原稿を設置してその画像情報
に基き第2のカラー画像を形成して、それらカラー画像
を記録シート上へ転写するまでの間に原稿の取り換えや
エディタによる指定等の時間が掛かり過ぎて、最初に形
成された第1のカラー画像の分解色に対応するトナー像
の転写率が75%よりも低下し、そのために満足なカラー
画像を記録シートに転写することができないと言う現象
が現れた。これは像形成体やトナーの種類等にも関係す
るが、一般的には、最初のトナー像形成から転写までの
時間が大きく関係し、第5図に示したように、この時間
が1分以内であれば転写率75%以上となって転写率低下
の影響が殆ど目立たず、1分を超えた場合に顕著に現れ
ることを本発明者らは見出した。第5図は像形成体上に
現像で付着したトナーの転写率の時間依存性を示す。こ
のような転写率低下が起こると、記録シート上にトナー
像の転写むらとなって現れて画像の質が低下するだけで
なく、クリーニング装置の負担も増加し、機内汚染も発
生し易くなる。
〔発明の目的〕
本発明は、以上のようなカラー画像形成装置における
問題を解消するためになされたものであり、編集モード
においても、常に、像形成体に形成されたカラー画像が
良好な転写率で記録シートに転写されて、満足なカラー
画像を記録することができるカラー画像形成装置の提供
を目的とする。なお、編集モードとは、像形成体上で複
数のカラー画像を編集することであり、異なるカラー画
像の編集でも、同一カラー画像の編集であってもよい。
像形成体にカラー画像形成プロセスが複数回繰返され
て、複数のカラー画像が像形成体上で編集されて形成さ
れることを言う。
〔発明の構成〕
本発明は、実質的な1原稿からの画像情報に基いて像
形成体上に分解色に対応するトナー像の合成からなるカ
ラー画像を形成し1枚の記録シートに転写する単数モー
ドと、実質的な1原稿または複数の原稿からの画像情報
に基いて像形成体上にそれぞれ分解色に対応するトナー
像の合成からなる複数のカラー画像を形成し1枚の記録
シートに転写する編集モードとを選択できるカラー画像
形成装置において、編集モードを選択した場合1枚の記
録シートに転写される最初のトナー像形成開始から転写
開始までの時間が所定時間を超えるようになるときは編
集モードの実行が阻止されることを特徴とするカラー画
像形成装置にあり、この構成によって前記目的を達成す
る。
〔実施例〕
以下、本発明を第1図乃至第4図に示した例によって
説明する。
第1図は本発明カラー画像形成装置の一例を示す概要
構成側面図、第2図は操作パネルの部分平面図、第3図
は原稿押えの上面図、第4図は制御回路ブロック図であ
る。
第1図のカラー画像形成装置は、原稿を原稿台上に所
定の状態で置いて原稿押え1により押さえ、第2図の操
作パネル2で編集モード等特別の指定を行うことなくス
タート釦2aを押した場合、第4図に示したCPUの制御に
より以下に述べる画像形成動作を行う。
画像形成部5の像形成体である感光ドラム5aが矢印方
向に回転し、その表面をファーブラシを用いたクリーニ
ング装置5bが清浄にした後、帯電器5cが一様に帯電す
る。それとほゞ時を同じくして原稿読取り手段3が1回
目の原稿読取りを開始する。この読取りは、原稿台上の
原稿を走査露光して、原稿からの反射光が順次カラーイ
メージセンサ3aに入射することによりなされる。それに
よってカラーイメージセンサ3aは、第4図に示したよう
に、青(B),緑(G),赤(R)の色分解像について
のアナログB,G,R信号を画像情報処理回路4に出力す
る。
画像情報処理回路4は、入力したB,G,R信号をA/D変換
回路でデジタル変換した後、色補正回路でイエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の像信号を与え
るY,M,C信号に補色変換する。このY,M,C信号をLCR・墨
版生成回路に入力して新たなY,M,C信号と墨(BK)信号
とを得るが、1回目の読取りではセレクタが例えばY信
号のみをラインメモリに順次一旦記憶させ、ラインメモ
リから読出されたY信号をデイザ処理回路でオン,オフ
信号に変換してオア回路を介し画像形成部5のレーザビ
ームスキャナ5dに出力する。
レーザビームスキャナ5dは、感光ドラム5aの帯電面に
Y信号によって変調したレーザビームの像露光を入射
し、ドット構成の静電像を形成する。この静電像は現像
器5eYによってYトナー像に現像される。このYトナー
像を形成された面は、不作動状態になっている他の現像
器5eM,5eC,5eB、転写前除電手段5f、転写器5g、分離器5
h、クリーニング前除電手段5i、クリーニング装置5bの
位置を通過して、再びレーザビームスキャナ5dの像露光
入射位置に達する。この前に必要に応じ、帯電器5cによ
りYトナー像形成面を再び一様に帯電することが行われ
る。これは、先に形成されたYトナー像に後の現像で別
の色トナーが付着することを防止すると共に、減衰によ
って低下した感光ドラム5aの表面電位を高めて次に形成
される静電像の電位差を大きくするためである。
Yトナー像形成面がレーザビームスキャナ5dの像露光
入射位置に達するとき、原稿読取り手段3が2回目の原
稿読取りを開始する。この2回目の読取りにおいては、
画像情報処理回路4のセレクタがUCR・墨版生成回路の
出力のうちの例えばM信号のみをラインメモリに送り込
み、そしてM信号がデイザ処理回路でオン,オフ信号に
変換されて、レーザビームスキャナ5dに入力する。これ
によってレーザビームスキャナ5dが感光ドラム5aのYト
ナー像形成面に像露光を入射し、再びドット構成の静電
像を形成する。この静電像は現像器5eMによってMトナ
ー像に現像され、これにより感光ドラム5a上にYトナー
像とMトナー像の合成からなる像が形成される。この合
成像形成面が前と同様、レーザビームスキャナ5dの像露
光入射位置に達するとき、原稿読取り手段3が3回目の
原稿読取りを開始する。この3回目の読取りにおいて
は、画像情報処理回路4のセレクタがUCR・墨版生成回
路の出力のうちの例えばC信号のみをラインメモリに送
り込み、そしてC信号がデイザ処理回路でオン,オフ信
号に変換されて、レーザビームスキャナ5dに入力する。
これによってレーザビームスキャナ5dが感光ドラム5aの
Y,Mトナー像形成面に像露光を入射し、またドット構成
の静電像を形成する。この静電像は現像器5eCによって
Cトナー像に現像され、その結果感光ドラム5a上にY,M,
Cトナー像の合成からなる3色カラー画像が形成され
る。この3色カラー画像の形成面が前と同様にレーザビ
ームスキャナ5dの像露光入射位置に達するとき、原稿読
取り手段3が4回目の原稿読取りを開始する。この4回
目の読取りにおいては、画像情報処理回路4のセレクタ
がUCR・墨版生成回路の出力のうちのBK信号のみをライ
ンメモリに送り込み、そしてBK信号が単一閾値処理回路
でオン,オフ信号に変換されて、レーザビームスキャナ
5dに入力する。これによってレーザビームスキャナ5dが
感光ドラム5aの3色カラー画像形成面に像露光を入射
し、さらにドット構成の静電像を形成する。この静電像
が現像器5eBによって墨(BK)トナー像に現像され、そ
れにより感光ドラム5aにY,M,C,BKトナー像の合成からな
る4色カラー画像が形成される。このカラー画像がコロ
ナ放電器と露光ランプとから成る転写前除電手段5fによ
って転写し易くされ、給紙手段5jによって送り込まれて
来る記録シートに転写器5gの作用によって転写される。
カラー画像を転写された記録シートは、分離器5hによ
って感光ドラム5aから分離され、定着器5kによってカラ
ー画像を定着されて機外に排出される。そして、カラー
画像を転写した感光ドラム5aの面は、コロナ放電器と露
光ランプから成るクリーニング前除手段5iによって残留
トナーを除去し易くされ、クリーニング装置5bによって
クリーニングされて、再び次のカラー画像を形成される
状態に戻る。
この画像形成装置では、第3図の原稿台の上面図と見
做して、原稿Oは斜線を施して示したように原稿台上に
置かれ、そして等倍複写で、上述のように編集モード等
判別の指定を行わなかった場合、原稿Oの像はB5,B4,A
4,A3のサイズの記録シートに第3図を各サイズの記録シ
ートにおける原稿像の記録位置を示す図と見做し得る位
置関係で転写,定着される。
以上の単数モードに対して、第2図のマルチモード釦
2bが押された場合は、編集モードの一つとしてのマルチ
モードによる像形成が行われるようになる。すなわち、
例えば原稿台上に第3図に示したような大きさの原稿O
が置かれてB5かA4サイズの記録シートが使用される状態
になっているとき、第3図に点線で示したようにB5とA4
サイズの記録シートではx方向については原稿Oの像を
2つ並べることはできないが、y方向については2つ並
べられるから、表示ランプ2b1,2b2,2b3によって1×2
が表示される。これは、マルチモード釦2bが押されるこ
とによって、原稿Oのx,y方向幅x0,y0とB5またはA4サイ
ズの記録シートのx,y方向幅xB5,yB5またはxA4,yA4とか
らxB5/x0またはxA4/x0の商が求められ、その値が表示ラ
ンプ2b1で表示され、またyB5/y0またはyA4/y0の商が求
められて、その値が表示ランプ2b3で表示されることで
なされる。なお、x0,y0の入力は、後述するデジタイザ
で行うようにも、あるいは原稿押え1の押さえ面側に受
光素子を配設する等の従来公知の手段で自動的に行うよ
うにもできる。記録シートのx,y方向幅入力も、カセッ
ト等による公知の手段で自動的にできる。1×2の表示
がなされたマルチモードでスタート釦2aが押されると、
B5またはA4サイズの記録シートに、第3図を記録シート
に対する原稿像の記録位置を示す図として射影を施した
位置とy方向に隣り合う点線枠で示した位置に、原稿O
の像が2つ並んで記録されるようになる。これは、先に
述べた単数モードの画像形成の場合の毎回の原稿読取り
において、ラインメモリからのY,M,C,BK信号の読出しが
主走査方向のy方向1ライン毎に2回繰返されるように
なることでなされる。すなわち、この場合は、マルチモ
ードであっても、単数モードと同様、感光ドラム5aの4
回転で原稿Oの像が2個形成され、1枚の記録シートに
転写,定着される。
これに対して、B4かA3サイズの記録シートが使用され
る状態のときは、マルチモード釦2bが押されると、表示
ランプ2b1,2b2,2b3が2×2を表示するようになる。こ
れは、原稿Oのx,y方向幅x0,y0とB4またはA3サイズの記
録シートのx,y方向幅xB4,yB4またはxA3,yA3とからxB4/x
0またはxA3/x0の商が2となり、これが表示ランプ2b1で
表示され、yB4/y0またはyA3/y0の商も2となって、これ
が表示ランプ2b3で表示されることによる。そして、こ
の場合のマルチモードでスタート釦2aが押されると、B4
またはA3サイズの記録シートに、第3図を記録シートに
対する原稿像の記録位置を示す図として、B5またはA4サ
イズの記録シートに記録した前述の場合と同様のy方向
に並ぶ2個の原稿像と、x方向にx0だけ位置がずれて並
ぶ2個の原稿像との合計の4個の原稿像が記録されるよ
うになる。これは、y方向に並ぶ原稿像については画像
情報処理回路4のラインメモリからのY,M,C,BK信号の読
出しを2回繰返し、x方向に並ぶ原稿像については原稿
読取り手段3の4回の原稿読取りをx方向に並ぶ数だけ
繰返すことでなされる。すなわち、この場合は、最初の
Yトナー像の現像から最後のBKトナー像の現像が行われ
て感光ドラム5aに形成されたカラー画像が記録シートに
転写されるまでの時間が、B5またはA4サイズの記録シー
トにマルチモードで記録する場合に比較すると、8回の
原稿読取りと感光ドラム5aの8回転とを必要とするか
ら、ほゞ倍の時間になる。なお、この場合の繰返される
4回の原稿読取りは、感光体ドラム5aの回転周期に対す
る位相を先の4回の原稿読取りよりもx0だけずらしたタ
イミングで行われ、先の4回の原稿読取りに続いて行わ
れても、先の4回の原稿読取りと交互に行われてもよ
い。
原稿Oのx方向幅x0がより小なる場合は、上述のマル
チモードで画像形成を行うと、x方向で原稿像が3個あ
るいはそれ以上並ぶように形成されて記録シートに転
写,定着されるようになる。その場合は、最初のトナー
像形成から感光ドラム5aに形成されたカラー画像が記録
シートに転写されるまでの時間が単数モードの画像形成
の時間のほゞ3倍あるいはそれ以上になり、1分を超す
ようなことが起り得る。そうなると、第5図に示した様
に、最初に形成されたトナー像の転写率が低下して実際
上画質を低下させる75%以下となり、記録シートに満足
なカラー画像が記録されなくなる。このことから1分以
内に転写を終了するようにx方向の原稿像の並び数を設
定することが好ましい。そのため図示例の画像形成装置
は、マルチモード釦2bを押して、表示ランプ2b1がマル
チモードでは最初のトナー像形成から転写の行われるま
での時間が60秒を超すような数を表示した場合、例えば
表示ランプ2b2のX表示を点滅させて警告すると共に、
スタート釦2aを押しても画像形成動作が開始されないよ
うする。そして、この場合は、例えば図示してないテン
キーにより表示ランプ2b1の数を表示ランプ2b2のX表示
の点滅が点灯したままになる数に変えて、マルチモード
の画像形成を行うことができるようにしている。これに
よって、マルチモードでも常に満足なカラー画像を記録
することができる。このようなマルチモードでは、複数
の同一カラー画像を低コストで得るのに利用される。な
お、マルチモードから単数モードへの切換えは、マルチ
モードの画像形成の終了または、スタート釦2aを押すこ
となく再度マルチモード釦2bを押すことでなされる。
図示例の画像形成装置は、原稿押え1の上面側に第3
図に示したようなデジタイザが設けられており、斜線を
施して示したように原稿Oを原稿押え1上に置いて、第
2図の領域指定釦2cを押し、それによって表示ランプ2c
1が点滅している状態で原稿Oの上からデジタイザの(x
1,y1)点と(x2,y2)点とを押して表示ランプ2c1を点灯
状態となし、次に原稿Oを原稿台上に第3図が原稿台の
上面図であるように置き換えて、スタート釦2aを押すこ
とにより、原稿Oのx1〜x2,y1〜y2の範囲の像を記録シ
ートに第3図が記録シートに対する記録像の位置を示す
図であるとして(x1,y1)点が0点位置を占めるように
記録することができる。これは、画像情報処理回路4の
ラインメモリからのY,M,C,BK信号の読出しがx1〜x2,y1
〜y2の画像範囲についてのみ行われ、しかも、その読出
しの主走査方向位相が実質的にy1×dドット(但し、d
は主走査方向のドット密度)だけ進められ、そして記録
シートの給紙手段5jによる送り込みタイミングがx1/v時
間(Vは感光ドラム5aの周速)遅らされることによって
なされる。この領域指定モードだけでは、最初のトナー
像形成から転写が行われるまでの時間は、通常の単数モ
ードの場合と殆ど変わらない。これに対して、領域指定
を行い、しかもスタート釦2aを押す前にマルチモード釦
2bを押すと、表示ランプ2b1が記録シートのサイズB5,B
4,A4,A3によってxB5/(x2−x1),xB4/(x2−x1),xA4/
(x2−x1),xA3/(x2−x1)の商を表示するようにな
り、このマルチモードで画像形成が行われると、最初の
トナー像形成から転写が行われるまでの時間が通常の単
数モードにおける時間の表示ランプ2b1の上述の表示数
倍にほゞ等しくなる。したがって、領域指定を行わない
場合よりも、一層60秒を超し易くなる。そこで、このマ
ルチモードの場合も、領域指定を行わないマルチモード
の場合と同様、表示ランプ2b1の表示数によって警告及
び画像形成動作の開始阻止がなされる。
図示例の画像形成装置は、同一カラー画像を複数記録
する上述のマルチモードに限らず、レーザビームスキャ
ナ5dの像露光とそれによって形成された静電像を現像す
る現像器の組合せを変えた色の異なる複数のカラー画像
の記録シートへの記録もできるようにしている。これ
は、色変換モードであり、マルチモード釦2bによってマ
ルチモードを指定し、さらに色変換釦2dを押した後、例
えばテンキーにより複数の画像の色コードを指定して、
スタート釦2aを押すことにより実行される。色コードの
指定は、原稿色のY,M,CとトナーのY,M,C及びその濃度と
の27通りの組合せのうち、Y−Y,M−M,C−Cの標準濃度
の組合せを除いた26通りの組合せにコード番号が付され
ていて、これらのコード番号を選択してテンキーにより
順次入力することによりマルチモードで形成される画像
数よりも1だけ少ない数のコード番号が記憶され、それ
らのコード番号が表示ランプ2d1,〜2d6に順次表示され
ることによってなされる。そして、スタート釦2aを押す
と、1つの画像は上述のY−Y,M−M,C−Cの標準濃度の
組合せで形成され、残りの画像は指定されたコード番号
の組合せで形成されて、1枚の記録シートに転写,定着
される。この場合は、Y,M,C,BKトナー像の形成が単数モ
ードの場合の画像数倍だけ行われなければならず、感光
ドラム5aもそれだけ余計に回転しなくてはならない。し
たがって、やはり画像編集モードの一態様であるこの色
変換マルチモードでは、同一画像を記録するマルチモー
ドよりも最初のトナー像形成から転写までの時間が60秒
を超え易い。そこで、このモードでも、同一画像を記録
するマルチモードと同様に、最初のトナー像形成から転
写までの時間が60秒を超えるようになるときは、警告と
画像形成動作の開始阻止とが行われる。この色変換マル
チモードは、カラーデザインを容易にするために利用さ
れる。
以上は、同一原稿のカラー画像を複数編集記録する場
合であるが、図示例の画像形成装置は、複数の原稿のカ
ラー画像の編集記録を行うこともできる。この場合は、
第2図の複数原稿編集釦2fを押し、領域指定も行って、
スタート釦2aを押すことにより、以下述べるような画像
形成が行われる。
複数原稿編集釦2fを押すと、この場合、領域指定釦2c
及びデジタイザによる領域指定及びプリント位置指定は
次のように行われる。領域指定釦2cを押して表示ランプ
2c1が点滅している状態で、デジタイザの(x1,y1)点と
(x2,y2)点またはさらに(x3,y3)点と(x4,y4)点を
押すと、第1の原稿のx1〜x2,y1〜y2の領域またはx1〜x
2,y1〜y2の領域からx3〜x4,y3〜y4の領域を除いた領域
が画像情報処理回路4からの画像信号読出し範囲として
指定され、次に必要に応じ例えばテンキーの9を押して
からデジタイザの(x5,y5)点を押すと、上記指定領域
の(x1,y1)点を記録シートには(x5,y5)点にもたらす
プリント位置の指定が行われる。あとは、テンキーの0,
9以外のナンバーキーを押してから上述と同様の指定を
行うことを繰返して第2あるいはさらに第3等の原稿の
領域指定,プリント位置指定を行い、最後にテンキーの
0を押すと、表示ランプ2c1が点灯したまゝになって指
定の終了を知らせる。テンキーの9の押しとデジタイザ
によるプリント位置の指定がなされなかった場合は、指
定領域の(x1,y1)点を記録シートの(x1,y1)点にもた
らす指定となる。
次に、原稿台上に第1の原稿を置き原稿押え1で押さ
えてスタート釦2aを押すと、単数モードの場合と同様に
原稿読取り手段3が原稿の読取りを繰返して、感光ドラ
ム5a上に指定領域の4色トナー像がプリント位置指定に
基づく位相位置に形成され、それが終了するときには原
稿読取り手段3が原位置に復帰して停止する。そこで、
第2の原稿を原稿台にセットし、再びスタート釦2aを押
すと、上記と同様に感光ドラム5a上に指定領域の4色ト
ナー像が形成される。この場合、第1の原稿の指定領域
像が形成されても感光ドラム5aは回転を続けているか
ら、原稿読取り手段3の原稿読取りあるいは画像情報処
理回路4からの画像信号読出し等は感光ドラム5aの位相
が特定の位置に来たときを基準にしてなされる。原稿の
領域指定やプリント位置指定が例えば2原稿分について
行われている場合は、2回目の4色トナー像が形成され
たら先の4色トナー像と共に所定サイズの記録シートに
転写,定着され、トナー像を転写した感光ドラム5aはク
リーニングされて複数原稿編集モードの1回の合成複写
が完了する。このモードにおいては、原稿の交換等で最
初のトナー像形成から転写までの時間が長くなり易いか
ら、最初のトナー像形成から60秒経過すると、それまで
に感光ドラム5aに形成されていたトナー像が記録シート
に転写,定着され、感光ドラム5aはクリーニングされ
て、単数モードの画像形成が行われる前の基本状態に戻
る。このように複数原稿編集モードが中止されることを
防ぐために、原稿の領域指定やプリント位置指定は予め
行うようにしている。しかし、それに限らず、スタート
釦2aを押す前毎に領域指定やプリント位置指定を行うよ
うにしてもよい。原稿の交換時間を短縮するためには、
特開昭61−226756号公報に記載しているような原稿の自
動供給装置の採用すればよい。
本発明カラー画像形成装置は、以上述べた例に限ら
ず、カラー画像がY,M,Cトナー像の合成だけで形成され
るものでも、編集モードで特開昭61−18977号公報記載
のカラー画像形成装置のように、複数の原稿の画像をカ
ラーや単色で感光ドラム上に形成して1枚の記録シート
に転写,定着するようなものでもよい。
複数の原稿を用いる編集モードが行われる画像形成装
置では、原稿台に複数の原稿を並べて置けるようにする
か、原稿の自動供給手段を設けるかして、複数の原稿を
順次走査露光し得るようにすれば、原稿の交換などに必
要な時間を予め知ることができるから、この編集モード
でもマルチモードの場合のように、画像形成動作の開始
前に警告と阻止を行うようにできる。しかし、原稿の交
換をオペレータがやったり、原稿交換毎に領域の指定を
行う場合は、画像形成動作の開始前に予め最初のトナー
像形成から転写までの時間を知って警告や画像形成動作
の開始阻止をすることは困難である。この場合は、先に
述べたように、最初のトナー像形成からの時間を計測し
て、60秒を経過する前の時点でそれまでに像形成体に形
成されたトナー像を記録シートに転写するか、あるいは
転写することなく、像形成体をクリーニングして画像形
成動作を終えるようにする。
本発明のカラー画像形成装置においては、像形成体へ
の最初のトナー像形成から転写が行われるまでに特定時
間が経過した場合、あるいは経過すると判断された場
合、マルチモードも含めた編集モードの実行が阻止され
る。この阻止には、画像形成動作が開始される前に警告
して、画像形成動作が行われないようにする方法と、特
定時間が経過する時点でそれまでに像形成体に形成され
ていたトナー像を記録シートに転写,定着して、記録シ
ートを排出し、トナー像を転写した像形成体をクリーニ
ングして初期状態に復帰させる方法と、記録シートに転
写,定着することなく、像形成体をクリーニングして初
期状態に復帰させる方法とがある。このうち、事前に警
告して画像形成動作が行われないようにする方法を採用
できるようにすることが好ましいことは言うまでもな
い。これによって、トナー等の無駄な消費を減らし、ク
リーニング装置の負担も軽減することができる。
〔発明の効果〕
本発明カラー画像形成装置によれば、1原稿または複
数原稿からの複数の画像を像形成体に形成して1枚の記
録シートに転写,定着する編集モードにおいても、常に
良好なカラー画像を記録シートに転写,定着できて、ク
リーニング装置の負担や機内汚染を増加させたりするこ
とがないと言う効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明カラー画像形成装置の一例を示す概要構
成側面図、第2図は操作パネルの部分平面図、第3図は
原稿押さえの上面図、第4図は制御回路ブロック図、第
5図は転写率の時間依存性を示すグラフである。 1……原稿押え、2……操作パネル、 2a……スタート釦、2b……マルチモード釦、 2c……領域指定釦、2d……色変換釦、 2e……分解像釦、2f……複数原稿編集釦、 3……原稿読取り手段、 3a……カラーイメージセンサ、 4……画像情報処理回路、5……画像形成部、 5a……感光ドラム、5b……クリーニング装置、 5c……帯電器、 5d……レーザビームスキャナ、 5eY,5eM,5eC,5eB……現像器、 5f……転写前除電手段、5g……転写器、 5h……分離器、 5i……クリーニング前除手段、 5j……給紙手段、5k……定着器。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的な1原稿からの画像情報に基いて像
    形成体上に分解色に対応するトナー像の合成からなるカ
    ラー画像を形成し1枚の記録シートに転写する単数モー
    ドと、実質的な1原稿または複数の原稿からの画像情報
    に基いて像形成体上にそれぞれ分解色に対応するトナー
    像の合成からなる複数のカラー画像を形成し1枚の記録
    シートに転写する編集モードとを選択できるカラー画像
    形成装置において、編集モードを選択した場合1枚の記
    録シートに転写する画像の最初の前記トナー像の形成開
    始から転写開始までの時間が所定時間を超えるようにな
    るときは編集モードの実行が阻止されることを特徴とす
    るカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記編集モードにおける1枚の記録シート
    に転写する画像の最初の前記トナー像の形成開始から転
    写開始までが1分以内に行われる特許請求の範囲第1項
    記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記編集モードの実行の阻止が前記最初の
    トナー像の形成開始から前記所定時間を経過するまでの
    間に像形成体に形成されたトナー像を像形成体から除去
    あるいは転写紙に転写することによってなされる特許請
    求の範囲第1項記載のカラー画像形成装置。
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