JP2557200Y2 - パネル壁上端の延長パネル板の取付構造 - Google Patents
パネル壁上端の延長パネル板の取付構造Info
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- JP2557200Y2 JP2557200Y2 JP5350093U JP5350093U JP2557200Y2 JP 2557200 Y2 JP2557200 Y2 JP 2557200Y2 JP 5350093 U JP5350093 U JP 5350093U JP 5350093 U JP5350093 U JP 5350093U JP 2557200 Y2 JP2557200 Y2 JP 2557200Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パネル壁上端の延長パ
ネル板の取付構造に係わり、更に詳しくは空港の旅客タ
ーミナル内の出国、入国検査用や発券用、あるいは一般
的なワークステーション等に使用するパネル壁上端の延
長パネル板の取付構造に関する。
ネル板の取付構造に係わり、更に詳しくは空港の旅客タ
ーミナル内の出国、入国検査用や発券用、あるいは一般
的なワークステーション等に使用するパネル壁上端の延
長パネル板の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から周囲を複数のパネル壁で取り囲
んで形成したブースは周知であり、各種の構造が提供さ
れている。また、一般的に複数の間仕切パネルを連結し
て室内空間を区画するパネル構造体も、内部に机等を配
置してなるワークステーションも周知である。
んで形成したブースは周知であり、各種の構造が提供さ
れている。また、一般的に複数の間仕切パネルを連結し
て室内空間を区画するパネル構造体も、内部に机等を配
置してなるワークステーションも周知である。
【0003】また、この種の間仕切パネルの上端には、
透明若しくは半透明のスクリーン状のアッパーパネルを
連結するものも既に提供されている。この、アッパーパ
ネルを間仕切パネルの上端に取付けるには、従来は、ア
ッパーパネルの両側下端に支持棒を突設し、該支持棒を
間仕切パネルの上端に開口した取付孔に嵌入して取付け
るものが一般的である。
透明若しくは半透明のスクリーン状のアッパーパネルを
連結するものも既に提供されている。この、アッパーパ
ネルを間仕切パネルの上端に取付けるには、従来は、ア
ッパーパネルの両側下端に支持棒を突設し、該支持棒を
間仕切パネルの上端に開口した取付孔に嵌入して取付け
るものが一般的である。
【0004】しかし、この種の間仕切パネルは、衝立パ
ネルとして用いられるものであり、複数枚を直線状及び
直角状若しくは任意角度に連結して周囲を取り囲まれた
パネル構造体を構成するものではなく、しかも取付強度
の点では必ずしも満足するものではなかった。
ネルとして用いられるものであり、複数枚を直線状及び
直角状若しくは任意角度に連結して周囲を取り囲まれた
パネル構造体を構成するものではなく、しかも取付強度
の点では必ずしも満足するものではなかった。
【0005】また、間仕切パネルの上端に沿って取付溝
を形成し、該取付溝にアッパーパネルを嵌合し、接着す
ることも考慮されるが、間仕切パネルの上端に合成樹脂
製又は木製のトップカウンターや化粧部材を取付ける構
造のものにあっては、取付溝が浅いと取付強度が確保で
きず、一方、取付溝が深いとアッパーパネルを取付ける
箇所に対応するトップカウンターや化粧部材が、取付溝
によって外側縁部が割りたり、分離する構造となり不都
合である。
を形成し、該取付溝にアッパーパネルを嵌合し、接着す
ることも考慮されるが、間仕切パネルの上端に合成樹脂
製又は木製のトップカウンターや化粧部材を取付ける構
造のものにあっては、取付溝が浅いと取付強度が確保で
きず、一方、取付溝が深いとアッパーパネルを取付ける
箇所に対応するトップカウンターや化粧部材が、取付溝
によって外側縁部が割りたり、分離する構造となり不都
合である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、単又は複数のパネル
壁の上端面にトップカウンターを載置固定するととも
に、該トップカウンター以外のパネル壁の上端面には化
粧部材を固定してなる該パネル壁の上端に、延長パネル
板を強固に取付けることができるとともに、該延長パネ
ル板を取付けることでトップカウンターや化粧部材の外
側縁部が割れたり、更には分離されることがないパネル
壁上端の延長パネル板の取付構造を提供する点にある。
鑑み、解決しようとするところは、単又は複数のパネル
壁の上端面にトップカウンターを載置固定するととも
に、該トップカウンター以外のパネル壁の上端面には化
粧部材を固定してなる該パネル壁の上端に、延長パネル
板を強固に取付けることができるとともに、該延長パネ
ル板を取付けることでトップカウンターや化粧部材の外
側縁部が割れたり、更には分離されることがないパネル
壁上端の延長パネル板の取付構造を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、単又は複数のパネル壁の上端面にトップカ
ウンターを載置固定するとともに、該トップカウンター
以外のパネル壁の上端面には化粧部材を固定し、前記パ
ネル壁上端の幅方向中央部に沿って延長パネル板を接着
して立設するに当たり、該延長パネル板を取付ける部分
のトップカウンターの縁部及び化粧部材の幅方向中央部
に沿って連続した取付溝を形成するとともに、少なくと
もトップカウンターの端縁及び化粧部材の端縁を含む端
部を部材を貫通しない浅溝部とし、他の部分はパネル壁
の上端部に貫通した深溝部とし、前記延長パネル板の下
端に前記取付溝の形状に合わせて突出部と凹部とを設け
てなるパネル壁上端の延長パネル板の取付構造を構成し
た。
決のために、単又は複数のパネル壁の上端面にトップカ
ウンターを載置固定するとともに、該トップカウンター
以外のパネル壁の上端面には化粧部材を固定し、前記パ
ネル壁上端の幅方向中央部に沿って延長パネル板を接着
して立設するに当たり、該延長パネル板を取付ける部分
のトップカウンターの縁部及び化粧部材の幅方向中央部
に沿って連続した取付溝を形成するとともに、少なくと
もトップカウンターの端縁及び化粧部材の端縁を含む端
部を部材を貫通しない浅溝部とし、他の部分はパネル壁
の上端部に貫通した深溝部とし、前記延長パネル板の下
端に前記取付溝の形状に合わせて突出部と凹部とを設け
てなるパネル壁上端の延長パネル板の取付構造を構成し
た。
【0008】
【作用】以上の如き内容からなる本考案のパネル壁上端
の延長パネル板の取付構造は、単又は複数のパネル壁の
上端面にトップカウンターを載置固定するとともに、該
トップカウンター以外のパネル壁の上端面には化粧部材
を固定する構造のパネル壁であっても、取付溝に延長パ
ネル板の下端縁を嵌合して強固に接着固定することがで
きるものであり、少なくともトップカウンターの端縁及
び化粧部材の端縁を含む端部を部材を貫通しない浅溝部
としたことにより、取付溝より外側に位置するトップカ
ウンターの縁部と化粧部材の縁部が内方の本体部から分
離することがなく、また一体部品としての充分な強度を
確保できるのである。また、前記浅溝部以外の他の部分
はパネル壁の上端部に貫通した深溝部としたことによ
り、該深溝部に嵌合し接着した化粧部材の突出部がアン
カー作用をなして、該延長パネル板の取付強度を向上さ
せることは勿論、トップカウンターと化粧部材のパネル
壁上端面への取付強度をも高め得るのである。
の延長パネル板の取付構造は、単又は複数のパネル壁の
上端面にトップカウンターを載置固定するとともに、該
トップカウンター以外のパネル壁の上端面には化粧部材
を固定する構造のパネル壁であっても、取付溝に延長パ
ネル板の下端縁を嵌合して強固に接着固定することがで
きるものであり、少なくともトップカウンターの端縁及
び化粧部材の端縁を含む端部を部材を貫通しない浅溝部
としたことにより、取付溝より外側に位置するトップカ
ウンターの縁部と化粧部材の縁部が内方の本体部から分
離することがなく、また一体部品としての充分な強度を
確保できるのである。また、前記浅溝部以外の他の部分
はパネル壁の上端部に貫通した深溝部としたことによ
り、該深溝部に嵌合し接着した化粧部材の突出部がアン
カー作用をなして、該延長パネル板の取付強度を向上さ
せることは勿論、トップカウンターと化粧部材のパネル
壁上端面への取付強度をも高め得るのである。
【0009】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。図1は本考案のパネル壁上端の
延長パネル板の取付構造を適用した空港の旅客ターミナ
ル内の出国、入国検査用に使用するカウンター付き接客
ブースの実施例を示し、図2〜図4は周囲の柵を含めた
全体を示し、図5及び図6は簡略断面図を示している。
考案の詳細を説明する。図1は本考案のパネル壁上端の
延長パネル板の取付構造を適用した空港の旅客ターミナ
ル内の出国、入国検査用に使用するカウンター付き接客
ブースの実施例を示し、図2〜図4は周囲の柵を含めた
全体を示し、図5及び図6は簡略断面図を示している。
【0010】本実施例には、パネル壁1,…で囲まれた
接客ブースSであって、該ブースS内の一部に接客用の
トップカウンター2を有するとともに、出入用の開閉扉
3を有し、ブースS内の床面Fi を該ブースSを設置す
るフロアの床面Fo より高く(高さH)設定してなるも
のを示した。
接客ブースSであって、該ブースS内の一部に接客用の
トップカウンター2を有するとともに、出入用の開閉扉
3を有し、ブースS内の床面Fi を該ブースSを設置す
るフロアの床面Fo より高く(高さH)設定してなるも
のを示した。
【0011】本実施例に示したブースSは、二人用のも
のであり、ブースS内には書類やスタンプ等を置き所定
の事務処理を行うための内カウンター4や、下面に引出
し5,…を有する机天板6、あるいは情報処理用の端末
装置を載置するOA用天板7等を設置するとともに、図
示しないが通常の座面高さを有する椅子が配置されてい
る。また、前記トップカウンター2を設けた側のパネル
壁1,…の外側面には、該トップカウンター2よりも高
さの低い外カウンター8を取付けている。更に、前記ト
ップカウンター2に対応し、接客に必要な最小限の幅を
残して前記パネル壁1,…及び開閉扉3,3の上端に
は、半透明若しくは不透明の樹脂製の延長パネル板9,
…を立設している。また、ブースSの下端縁に沿って、
内方へ後退したけこみ部10を形成するとともに、それ
よりやや上方のパネル壁1,…の外面に半円形状断面の
保護杆11を突出状態で横設している。
のであり、ブースS内には書類やスタンプ等を置き所定
の事務処理を行うための内カウンター4や、下面に引出
し5,…を有する机天板6、あるいは情報処理用の端末
装置を載置するOA用天板7等を設置するとともに、図
示しないが通常の座面高さを有する椅子が配置されてい
る。また、前記トップカウンター2を設けた側のパネル
壁1,…の外側面には、該トップカウンター2よりも高
さの低い外カウンター8を取付けている。更に、前記ト
ップカウンター2に対応し、接客に必要な最小限の幅を
残して前記パネル壁1,…及び開閉扉3,3の上端に
は、半透明若しくは不透明の樹脂製の延長パネル板9,
…を立設している。また、ブースSの下端縁に沿って、
内方へ後退したけこみ部10を形成するとともに、それ
よりやや上方のパネル壁1,…の外面に半円形状断面の
保護杆11を突出状態で横設している。
【0012】前記フロアの床面Fo に対するブースS内
の床面Fi の高さHの好ましい範囲は、平均的な身長の
大人の起立した状態における高さと、通常の座面高さを
有する椅子に座った状態における高さの差の±10cm
程度である。本実施例の床面Fi の高さHは、365m
mに設定している。
の床面Fi の高さHの好ましい範囲は、平均的な身長の
大人の起立した状態における高さと、通常の座面高さを
有する椅子に座った状態における高さの差の±10cm
程度である。本実施例の床面Fi の高さHは、365m
mに設定している。
【0013】また、出国、入国検査用に使用する場合に
は、図2〜図4に示すように、前記ブースSの周囲に一
定間隔を置いて柵12を設置し、該柵12の一部に設け
た出入扉13から旅客が一人ずつ柵12内に入って、外
カウンター8の前に立つことができるようにしている。
は、図2〜図4に示すように、前記ブースSの周囲に一
定間隔を置いて柵12を設置し、該柵12の一部に設け
た出入扉13から旅客が一人ずつ柵12内に入って、外
カウンター8の前に立つことができるようにしている。
【0014】次に、前記ブースSの各部について図7及
び図8に基づいて簡単に説明する。図7に示すように、
フロアの床面Fo には上方開放した断面略コ字形の地レ
ール14をアンカーボルト15によって固定し、該地レ
ール14に下方開放した断面略コ字形のベース部材16
を外嵌し、両者間にアジャスター17を内装している。
前記パネル壁1は、このベース部材16の外側縁に下端
面の一部を載置し、該パネル壁1の内面とベース部材1
6の上面とを直線固定金具18でビス止め連結してい
る。該直線固定金具18は、パネル壁1の内面とベース
部材16の上面とに接合するアングル形状を有するとと
もに、ベース部材16の内側面に当接する垂下片とを有
するものである。ここで、前記パネル壁1の下端面の下
方であって、ベース部材16の前面側の空間が前記けこ
み部10に相当する。
び図8に基づいて簡単に説明する。図7に示すように、
フロアの床面Fo には上方開放した断面略コ字形の地レ
ール14をアンカーボルト15によって固定し、該地レ
ール14に下方開放した断面略コ字形のベース部材16
を外嵌し、両者間にアジャスター17を内装している。
前記パネル壁1は、このベース部材16の外側縁に下端
面の一部を載置し、該パネル壁1の内面とベース部材1
6の上面とを直線固定金具18でビス止め連結してい
る。該直線固定金具18は、パネル壁1の内面とベース
部材16の上面とに接合するアングル形状を有するとと
もに、ベース部材16の内側面に当接する垂下片とを有
するものである。ここで、前記パネル壁1の下端面の下
方であって、ベース部材16の前面側の空間が前記けこ
み部10に相当する。
【0015】前記パネル壁1は、中空の周枠19の表裏
に変性フェノール樹脂製の表面板20,20を接着する
とともに、内部空間21に適宜ハニカム等を充填した構
造を有するものである。尚、前記開閉扉3もパネル壁1
と同様な構造を有するものである。本実施例においては
多数枚のパネル壁1を直線状及び直角状に連結するが、
直線状連結の場合において下部の連結は前記直線固定金
具18を隣接するパネル壁1,1に沿わせて固定するこ
とによって行い、上部の連結は隣接するパネル壁1,1
の周枠19,19同士をボルトにて互いに連結する。
に変性フェノール樹脂製の表面板20,20を接着する
とともに、内部空間21に適宜ハニカム等を充填した構
造を有するものである。尚、前記開閉扉3もパネル壁1
と同様な構造を有するものである。本実施例においては
多数枚のパネル壁1を直線状及び直角状に連結するが、
直線状連結の場合において下部の連結は前記直線固定金
具18を隣接するパネル壁1,1に沿わせて固定するこ
とによって行い、上部の連結は隣接するパネル壁1,1
の周枠19,19同士をボルトにて互いに連結する。
【0016】そして、前記パネル壁1,…で囲まれた空
間内には、複数の脚柱22,…で支持された根太23を
略全面に配し、その上面に床パネル24を載支し、更に
本実施例では床パネル24の上面にタイルカーペット2
5,…を敷いて床面Fi を構成している。
間内には、複数の脚柱22,…で支持された根太23を
略全面に配し、その上面に床パネル24を載支し、更に
本実施例では床パネル24の上面にタイルカーペット2
5,…を敷いて床面Fi を構成している。
【0017】また、前記パネル壁1,1を直角状に連結
したコーナー部には化粧ポスト26を設けるとともに、
前記トップカウンター2を有しないブースSの側面であ
って、パネル壁1,…及び開閉扉3の床面Fi より上方
位置に、アルミニウム製のガラリ27,…をそれぞれ設
けている。そして、ブースS内の長辺間(トップカウン
ター2を設けた内面と開閉扉3を設けた内面間)にはブ
ースS内を二分して区画するローパネル28を設けてい
る。該ローパネル28の高さは、床面Fi に設置状態で
パネル壁1よりも低く設定している。
したコーナー部には化粧ポスト26を設けるとともに、
前記トップカウンター2を有しないブースSの側面であ
って、パネル壁1,…及び開閉扉3の床面Fi より上方
位置に、アルミニウム製のガラリ27,…をそれぞれ設
けている。そして、ブースS内の長辺間(トップカウン
ター2を設けた内面と開閉扉3を設けた内面間)にはブ
ースS内を二分して区画するローパネル28を設けてい
る。該ローパネル28の高さは、床面Fi に設置状態で
パネル壁1よりも低く設定している。
【0018】次に、ブースS内に設置する設備について
説明をする。本実施例は、相対面するパネル壁1,1の
内側面間に単又は複数の天板若しくはカウンターを配し
た例を示し、図7に示すように、長辺側のパネル壁1,
1間には内カウンター4と机天板6とを配し、単辺側の
パネル壁1とローパネル28間にはそれぞれ内カウンタ
ー4とOA用天板7とを配している。内カウンター4と
机天板6とは同じ高さに設定され、両者の接合縁部の下
面に渡した連結板29を複数のネジで締付けて連結する
とともに、内カウンター4と机天板6のパネル壁1に接
する側は、それぞれアングル金具30を用いてネジ止め
している。尚、ローパネル28で仕切られたブースS内
の他方の区画空間には、前記内カウンター4と机天板6
の側縁を該ローパネル28の上端に載置するとともに、
同様にアングル金具30でネジ止めしている。
説明をする。本実施例は、相対面するパネル壁1,1の
内側面間に単又は複数の天板若しくはカウンターを配し
た例を示し、図7に示すように、長辺側のパネル壁1,
1間には内カウンター4と机天板6とを配し、単辺側の
パネル壁1とローパネル28間にはそれぞれ内カウンタ
ー4とOA用天板7とを配している。内カウンター4と
机天板6とは同じ高さに設定され、両者の接合縁部の下
面に渡した連結板29を複数のネジで締付けて連結する
とともに、内カウンター4と机天板6のパネル壁1に接
する側は、それぞれアングル金具30を用いてネジ止め
している。尚、ローパネル28で仕切られたブースS内
の他方の区画空間には、前記内カウンター4と机天板6
の側縁を該ローパネル28の上端に載置するとともに、
同様にアングル金具30でネジ止めしている。
【0019】また、図8に示すように、短辺側のパネル
壁1とローパネル28間には内カウンター4とOA用天
板7とを配し、OA用天板7は内カウンター4よりも低
く設定し、この両者は段差を設けて金属製の支持部材3
1で連結し、この支持部材31を介して一枚の脚板32
で支持するとともに、OA用天板7の他側縁は一方の区
画空間内ではローパネル28に、他方の区画空間内では
パネル壁1に前記同様にアングル金具30でネジ止めし
ている。
壁1とローパネル28間には内カウンター4とOA用天
板7とを配し、OA用天板7は内カウンター4よりも低
く設定し、この両者は段差を設けて金属製の支持部材3
1で連結し、この支持部材31を介して一枚の脚板32
で支持するとともに、OA用天板7の他側縁は一方の区
画空間内ではローパネル28に、他方の区画空間内では
パネル壁1に前記同様にアングル金具30でネジ止めし
ている。
【0020】次に、本考案のパネル壁上端の延長パネル
板の取付構造を図9〜図14に基づいて説明する。本考
案は、単又は複数のパネル壁1,…の上端面にトップカ
ウンター2を載置固定するとともに、該トップカウンタ
ー2以外のパネル壁1,…の上端面33には化粧部材3
4を固定し、前記パネル壁上端の幅方向中央部に沿って
前記延長パネル板9,…を接着して立設するに当たり、
該延長パネル板9を取付ける部分のトップカウンター2
の縁部及び化粧部材34の幅方向中央部に沿って連続し
た取付溝35を形成するとともに、少なくともトップカ
ウンター2の端縁及び化粧部材34の端縁を含む端部を
部材を貫通しない浅溝部36とし、他の部分はパネル壁
1の上端部に貫通した深溝部37とし、前記延長パネル
板9の下端に前記取付溝35の形状に合わせて突出部3
8と凹部39とを設けたことを要旨としている。
板の取付構造を図9〜図14に基づいて説明する。本考
案は、単又は複数のパネル壁1,…の上端面にトップカ
ウンター2を載置固定するとともに、該トップカウンタ
ー2以外のパネル壁1,…の上端面33には化粧部材3
4を固定し、前記パネル壁上端の幅方向中央部に沿って
前記延長パネル板9,…を接着して立設するに当たり、
該延長パネル板9を取付ける部分のトップカウンター2
の縁部及び化粧部材34の幅方向中央部に沿って連続し
た取付溝35を形成するとともに、少なくともトップカ
ウンター2の端縁及び化粧部材34の端縁を含む端部を
部材を貫通しない浅溝部36とし、他の部分はパネル壁
1の上端部に貫通した深溝部37とし、前記延長パネル
板9の下端に前記取付溝35の形状に合わせて突出部3
8と凹部39とを設けたことを要旨としている。
【0021】更に詳しくは、前記トップカウンター2と
化粧部材34は、変性フェノール樹脂等の合成樹脂製又
は木製で形成し、本実施例では、トップカウンター2は
図1及び図9に示すように、隣接するパネル壁1,1を
直角状に連結したコーナー部と、直線部とにそれぞれ設
けてあり、また化粧部材34は、前記トップカウンター
2を設けない部分のパネル壁1,…の上端面33に接着
固定している。尚、前記化粧部材34の断面形状は、本
実施例では半円形を採用するとともに、トップカウンタ
ー2の縁部の断面形状も化粧部材34と連続する1/4
円形となしたが、この形状の限定は不用である。
化粧部材34は、変性フェノール樹脂等の合成樹脂製又
は木製で形成し、本実施例では、トップカウンター2は
図1及び図9に示すように、隣接するパネル壁1,1を
直角状に連結したコーナー部と、直線部とにそれぞれ設
けてあり、また化粧部材34は、前記トップカウンター
2を設けない部分のパネル壁1,…の上端面33に接着
固定している。尚、前記化粧部材34の断面形状は、本
実施例では半円形を採用するとともに、トップカウンタ
ー2の縁部の断面形状も化粧部材34と連続する1/4
円形となしたが、この形状の限定は不用である。
【0022】そして、前記延長パネル板9は、パネル壁
1の上端面33に固定したトップカウンター2の縁部の
全長に設けることも可能であるが、本実施例では縁部の
一側部のみに立設している。
1の上端面33に固定したトップカウンター2の縁部の
全長に設けることも可能であるが、本実施例では縁部の
一側部のみに立設している。
【0023】そこで、前記延長パネル板9を嵌入し接着
固定するための取付溝35は、該延長パネル板9を取付
ける全延長部分に対応するトップカウンター2と化粧部
材34とに形成している。前記浅溝部36は、トップカ
ウンター2の端縁と化粧部材34の端縁を含む端部に設
け、且つその深さは取付溝35によってその外側縁部が
少なくとも分離されないように、更には所定強度以上を
確保するためにトップカウンター2と化粧部材34の上
下厚さの略半分に設定している。また、前記深溝部37
は、前記浅溝部36以外の取付溝35の全長に形成さ
れ、深さはトップカウンター2と化粧部材34を貫通
し、更にパネル壁1の周枠19を構成する横杆40に所
定深さだけ進入した深さに設定している。
固定するための取付溝35は、該延長パネル板9を取付
ける全延長部分に対応するトップカウンター2と化粧部
材34とに形成している。前記浅溝部36は、トップカ
ウンター2の端縁と化粧部材34の端縁を含む端部に設
け、且つその深さは取付溝35によってその外側縁部が
少なくとも分離されないように、更には所定強度以上を
確保するためにトップカウンター2と化粧部材34の上
下厚さの略半分に設定している。また、前記深溝部37
は、前記浅溝部36以外の取付溝35の全長に形成さ
れ、深さはトップカウンター2と化粧部材34を貫通
し、更にパネル壁1の周枠19を構成する横杆40に所
定深さだけ進入した深さに設定している。
【0024】また、前記延長パネル板9の下端には、前
記深溝部37に嵌入する突出部38と、前記浅溝部36
に嵌入する凹部39とを連続的に形成したものである
が、実際は、浅溝部36に対応する部分に凹部39を形
成すれば、他の部分は必然的に突出部38となるのであ
る。
記深溝部37に嵌入する突出部38と、前記浅溝部36
に嵌入する凹部39とを連続的に形成したものである
が、実際は、浅溝部36に対応する部分に凹部39を形
成すれば、他の部分は必然的に突出部38となるのであ
る。
【0025】こうして、前記延長パネル板9の下端縁を
トップカウンター2と化粧部材34に形成した取付溝3
5に挿入し、その突出部38と凹部39とをそれぞれ深
溝部37と浅溝部36とに嵌合するとともに、該取付溝
35内に接着剤41を充填して強固に接着固定するので
ある。この延長パネル板9の取付状態においては、前記
突出部38がパネル壁1の横杆40に直接に接着されて
いるので、強度が高いのであり、またこの突出部38が
アンカー作用をなして延長パネル板9の取付強度を高め
るとともに、トップカウンター2と化粧部材34とのパ
ネル壁1の上端面33への取付強度をも高め得るのであ
る。また、トップカウンター2と化粧部材34の端部に
浅溝部36を形成し、その取付溝35より外側縁部を本
体部から割れて分離することがないようにしている。
トップカウンター2と化粧部材34に形成した取付溝3
5に挿入し、その突出部38と凹部39とをそれぞれ深
溝部37と浅溝部36とに嵌合するとともに、該取付溝
35内に接着剤41を充填して強固に接着固定するので
ある。この延長パネル板9の取付状態においては、前記
突出部38がパネル壁1の横杆40に直接に接着されて
いるので、強度が高いのであり、またこの突出部38が
アンカー作用をなして延長パネル板9の取付強度を高め
るとともに、トップカウンター2と化粧部材34とのパ
ネル壁1の上端面33への取付強度をも高め得るのであ
る。また、トップカウンター2と化粧部材34の端部に
浅溝部36を形成し、その取付溝35より外側縁部を本
体部から割れて分離することがないようにしている。
【0026】また、前記延長パネル板9は、本実施例で
は平板状のものを用いたので、ブースSのコーナー部に
おいて、隣接する延長パネル板9,9間に隙間が生じる
が、本実施例では両延長パネル板9の両端縁に、円弧状
に湾曲した連繋部材42の両端の係合部43,43を上
方からスライド係合させて閉塞している。
は平板状のものを用いたので、ブースSのコーナー部に
おいて、隣接する延長パネル板9,9間に隙間が生じる
が、本実施例では両延長パネル板9の両端縁に、円弧状
に湾曲した連繋部材42の両端の係合部43,43を上
方からスライド係合させて閉塞している。
【0027】以上において説明した実施例は、主に空港
の旅客ターミナル内の出国、入国検査用に使用し、検査
官が入るブースSについてであるが、広く一般的な発券
業務や接客業務において販売員若しくは接客者が入るた
めに使用するカウンター付き接客ブースにおける目隠し
若しくは冷暖房効果を高めるためにも適用することがで
き、図示した実施例に限定されない。
の旅客ターミナル内の出国、入国検査用に使用し、検査
官が入るブースSについてであるが、広く一般的な発券
業務や接客業務において販売員若しくは接客者が入るた
めに使用するカウンター付き接客ブースにおける目隠し
若しくは冷暖房効果を高めるためにも適用することがで
き、図示した実施例に限定されない。
【0028】
【考案の効果】以上にしてなる本考案のパネル壁上端の
延長パネル板の取付構造は、単又は複数のパネル壁の上
端面にトップカウンターを載置固定するとともに、該ト
ップカウンター以外のパネル壁の上端面には化粧部材を
固定し、前記パネル壁上端の幅方向中央部に沿って延長
パネル板を接着して立設するに当たり、該延長パネル板
を取付ける部分のトップカウンターの縁部及び化粧部材
の幅方向中央部に沿って連続した取付溝を形成するとと
もに、少なくともトップカウンターの端縁及び化粧部材
の端縁を含む端部を部材を貫通しない浅溝部とし、他の
部分はパネル壁の上端部に貫通した深溝部とし、前記延
長パネル板の下端に前記取付溝の形状に合わせて突出部
と凹部とを設けてなるので、単又は複数のパネル壁の上
端面にトップカウンターを載置固定するとともに、該ト
ップカウンター以外のパネル壁の上端面には化粧部材を
固定する構造のパネル壁であっても、取付溝に延長パネ
ル板の下端縁を嵌合して強固に接着固定することがで
き、その上、少なくともトップカウンターの端縁及び化
粧部材の端縁を含む端部を部材を貫通しない浅溝部とし
たことにより、取付溝より外側に位置するトップカウン
ターの縁部と化粧部材の縁部が内方の本体部から分離す
ることがなく、また一体部品としての充分な強度を確保
できるのである。また、前記浅溝部以外の他の部分はパ
ネル壁の上端部に貫通した深溝部としたことにより、該
深溝部に嵌合し接着した化粧部材の突出部がアンカー作
用をなして、該延長パネル板の取付強度を向上させるこ
とは勿論、トップカウンターと化粧部材のパネル壁上端
面への取付強度をも高め得るのである。
延長パネル板の取付構造は、単又は複数のパネル壁の上
端面にトップカウンターを載置固定するとともに、該ト
ップカウンター以外のパネル壁の上端面には化粧部材を
固定し、前記パネル壁上端の幅方向中央部に沿って延長
パネル板を接着して立設するに当たり、該延長パネル板
を取付ける部分のトップカウンターの縁部及び化粧部材
の幅方向中央部に沿って連続した取付溝を形成するとと
もに、少なくともトップカウンターの端縁及び化粧部材
の端縁を含む端部を部材を貫通しない浅溝部とし、他の
部分はパネル壁の上端部に貫通した深溝部とし、前記延
長パネル板の下端に前記取付溝の形状に合わせて突出部
と凹部とを設けてなるので、単又は複数のパネル壁の上
端面にトップカウンターを載置固定するとともに、該ト
ップカウンター以外のパネル壁の上端面には化粧部材を
固定する構造のパネル壁であっても、取付溝に延長パネ
ル板の下端縁を嵌合して強固に接着固定することがで
き、その上、少なくともトップカウンターの端縁及び化
粧部材の端縁を含む端部を部材を貫通しない浅溝部とし
たことにより、取付溝より外側に位置するトップカウン
ターの縁部と化粧部材の縁部が内方の本体部から分離す
ることがなく、また一体部品としての充分な強度を確保
できるのである。また、前記浅溝部以外の他の部分はパ
ネル壁の上端部に貫通した深溝部としたことにより、該
深溝部に嵌合し接着した化粧部材の突出部がアンカー作
用をなして、該延長パネル板の取付強度を向上させるこ
とは勿論、トップカウンターと化粧部材のパネル壁上端
面への取付強度をも高め得るのである。
【図1】本考案のパネル壁上端の延長パネル板の取付構
造を適用したカウンター付き接客ブースの全体斜視図で
ある。
造を適用したカウンター付き接客ブースの全体斜視図で
ある。
【図2】柵を周囲に設けたカウンター付き接客ブースの
簡略平面図である。
簡略平面図である。
【図3】図2の開閉扉を設けた側から見た正面図であ
る。
る。
【図4】同じく右側面図である。
【図5】図2のX−X線断面図である。
【図6】図2のY−Y線断面図である。
【図7】図2のY−Y線を逆方向に見た拡大部分断面図
である。
である。
【図8】図2のX−X線の拡大部分断面図である。
【図9】本考案のパネル壁上端の延長パネル板の取付構
造の要部分解斜視図である。
造の要部分解斜視図である。
【図10】延長パネル板をパネル壁上端に立設した状態の
要部平面図である。
要部平面図である。
【図11】図10のA−A線断面図である。
【図12】図10のB−B線断面図である。
【図13】図10のC−C線断面図である。
【図14】図10のD−D線断面図である。
S ブース Fo フロアの床面 Fi ブース内の床面 1 パネル壁 2 カウンター 3 開閉扉 4 内カウンター 5 引出し 6 机天板 7 OA用天板 8 外カウンター 9 延長パネル板 10 段部 11 保護杆 12 柵 13 出入扉 14 地レール 15 アンカーボルト 16 ベース部材 17 アジャスター 18 直線固定金具 19 周枠 20 表面板 21 内部空間 22 脚柱 23 根太 24 床パネル 25 タイルカーペット 26 化粧ポスト 27 ガラリ 28 ローパネル 29 連結板 30 アングル金具 31 支持部材 32 脚板 33 上端面 34 化粧部材 35 取付溝 36 浅溝部 37 深溝部 38 突出部 39 凹部 40 横杆 41 接着剤 42 連繋部材 43 係合部
Claims (1)
- 【請求項1】 単又は複数のパネル壁の上端面にトップ
カウンターを載置固定するとともに、該トップカウンタ
ー以外のパネル壁の上端面には化粧部材を固定し、前記
パネル壁上端の幅方向中央部に沿って延長パネル板を接
着して立設するに当たり、該延長パネル板を取付ける部
分のトップカウンターの縁部及び化粧部材の幅方向中央
部に沿って連続した取付溝を形成するとともに、少なく
ともトップカウンターの端縁及び化粧部材の端縁を含む
端部を部材を貫通しない浅溝部とし、他の部分はパネル
壁の上端部に貫通した深溝部とし、前記延長パネル板の
下端に前記取付溝の形状に合わせて突出部と凹部とを設
けたことを特徴とするパネル壁上端の延長パネル板の取
付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5350093U JP2557200Y2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | パネル壁上端の延長パネル板の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5350093U JP2557200Y2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | パネル壁上端の延長パネル板の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723122U JPH0723122U (ja) | 1995-04-25 |
JP2557200Y2 true JP2557200Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=12944556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5350093U Expired - Fee Related JP2557200Y2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | パネル壁上端の延長パネル板の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557200Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-01 JP JP5350093U patent/JP2557200Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0723122U (ja) | 1995-04-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970722 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |