JP2557070Y2 - Ncドレッサ誤差補正装置 - Google Patents

Ncドレッサ誤差補正装置

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JP2557070Y2
JP2557070Y2 JP4789092U JP4789092U JP2557070Y2 JP 2557070 Y2 JP2557070 Y2 JP 2557070Y2 JP 4789092 U JP4789092 U JP 4789092U JP 4789092 U JP4789092 U JP 4789092U JP 2557070 Y2 JP2557070 Y2 JP 2557070Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、NC装置により移動制
御されるNCドレッサの刃先部の誤差を自動的に検知
し、その分だけ刃先部の移動量を補正するNCドリレッ
サ誤差補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、主軸台14および心
押台15にセンタ支持されたワーク16は砥石台17に
支持された砥石13により研削加工される。砥石13
は、時間と共に目詰まりし、その切れ味が低下する。そ
のため、時折砥石をドレッシングする必要があり、砥石
13に係合するドレッサ7aが設置される。一般にドレ
ッサ7aはダイヤモンドホルダ8aと、その先端に固定
されるダイヤモンド9aからなり、ダイヤモンド9aの
刃先部を砥石13に当接し、ドレッサ7aをX方向およ
びY方向に移動してドレッシングを行う。ドレッサ7a
の移動は手動による場合もあるが、NC装置によるNC
ドレッサが一般的に採用される。NCドレッサはNC装
置の指令により、所定量だけX方向およびY方向にダイ
ヤモンド9aをそれぞれ又は同期して自動的に移動する
ように構成されるものである。一方、ドレッサ7aのダ
イヤモンド9aの刃先部はダイヤモンドホルダ8aに対
して正確に位置決め固定されることが必要である。その
位置決めが不正確の場合には、NC装置によりX,Y方
向に所定の移動量だけ移動指令しても前記刃先部が正し
い位置に移動しないため、砥石13を正確にドレッシン
グすることが出来ない。そのため、図4および図5に示
すようなダイヤモンド9aの位置決めのためのセッテン
グ方法および微調整方法が従来より採用されている。
【0003】図4に示すように、ダイヤモンド9a(図
示では2個のダイヤモンド9aを使用したドレッサ7a
が示されている)はダイヤモンドホルダ8aの先端部に
互いに直交して摺動可能に支持される。一方、ダイヤモ
ンドホルダ8aにはブロック18,19等を介してダイ
ヤモンド9a,9aの基端部に当接係合するダイヤモン
ド調整ボルト20,21が螺着される。また、ダイヤモ
ンドホルダ8aの先端側の基準面22にはセッテングゲ
ージ23がセッテングゲージクランプボルト31により
固定される。セッテングゲージ23のゲージ面24,2
4にダイヤモンド9a,9aの刃先部10a,10aが
当接した状態で刃先部10a,10aは基準面22から
正規の位置に位置決めされる。すなわち、ダイヤモンド
調整ボルト20,21を回転し、ダイヤモンド9a,9
aをセッテングゲージ23のゲージ面24,24側に移
動させその先端部10a,10aをゲージ面24,24
に当接係合させることによりダイヤモンド9a,9aの
位置調整が行われる。その状態でダイヤモンドフランジ
ボルト25でダイヤモンド9a,9aを固定することに
より調整作業が終了する。図5は図4のセッテングゲー
ジ23により位置調整されたダイヤモンド9aの刃先部
10aの微調整方法を示すものである。それぞれのダイ
ヤモンド9aの挿入されているダイヤモンドホルダ8a
の基準面26にダイヤルゲージホルダ27の基準面28
を接触させ、ダイヤルゲージホルダ27に固持されるダ
イヤモンド位置設定用ダイヤルゲージ29の接触子30
をダイヤモンド9aの刃先部10aに当て、ダイヤモン
ド調整ボルト20を回転しながら刃先部10aを所定位
置に移動位置決めすることにより微調整が行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図4および図5に示し
たダイヤモンドのセッテング方法および微調整方法によ
りドレッサ7aのダイヤモンド9aの位置調整は出来
る。しかしながら前記したようにそれ等の作業は面倒で
あり、かつ高度の熟練度を必要とする。一方、砥石13
は比較的高頻度にドレッシングして正しい形状にすると
共に切れ味を保持する必要がある。そのため、砥石13
のドレッシング作業は高頻度に行われダイヤモンド9a
が摩耗し、前記したようなダイヤモンド9aのセッテン
グや微調整が必要になる。その結果、機械稼動率を低下
し、生産性を向上し得ない問題点が生ずる。更に、前記
したようにダイヤモンド9aのセッテングや微調整は高
度の熟練度を必要とし高精度の位置決めが困難な問題点
もある。
【0005】本考案は、以上の問題点を解決するもの
で、高度の熟練度を必要とせず、ダイヤモンドの摩耗等
による誤差が自動的に補正され、ドレッサを正規の位置
に高精度に移動位置決めして砥石の正確なドレッシング
が出来ると共に、機械稼動率および生産性を向上し得る
NCドレッサ誤差補正装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、以上の目的を
達成するために、NC装置によりX,Y方向に移動制御
されるドレッサで砥石をドレッシングするNCドレッサ
における誤差補正装置において、原点位置から所定距離
だけX,Y方向に移動したドレッサの刃先部に当接係合
すべくX方向およびY方向の所定位置に電気マイクロメ
ータを配設すると共に、該電気マイクロメータによる
X,Y方向の誤差分だけ前記NC装置のXおよびY方向
の移動量を補正するX,Y座標補正回路部を前記NC装
置内に設けるようにしたNCドレッサ誤差補正装置をそ
の手段とするものである。
【0007】
【作用】NCドレッサをX方向およびY方向に所定量だ
け移動し、そのダイヤモンドの刃先部を電気マイクロメ
ータに接触係合させる。前記刃先部に誤差がなければ電
気マイクロメータは零位置を表示する。誤差がある場合
には、電気マイクロメータの動きにより誤差値が電気的
に把握される。その値がNC装置のX,Y座標補正回路
部に入力されるとNC装置はその誤差相当分だけNCド
レッサのX,Y方向の移動量を自動的に調整する。以上
の動作によりNCドレッサは常に正しい位置に位置決め
され、高精度、かつ迅速な砥石のドレッサが行われる。
【0008】
【実施例】以下、一実施例を図面に基づき説明する。図
1に示すように、本実施例では砥石13をドレッシング
するドレッサ7はダイヤモンドホルダ8とその先端部に
装着され90度の交角で配設される2個のダイヤモンド
9,9とを有するものからなり、NC装置5によりX方
向およびY方向に移動制御されるように構成される。ダ
イヤモンド9,9の刃先部10,10の最先端を説明の
都合上S1,S2とする。ドレッサ7のダイヤモンド9,
9のS1,S2の当接係合可能なX方向およびY方向の定
位置にはX方向の電気マイクロメータ1a,1bおよび
Y方向の電気マイクロメータ2がそれぞれ配設される。
電気マイクロメータ1a,1bおよび2には接触子3,
3および4を有し、接触子3,3および4の移動量が電
気的に計測されるように形成される。説明の都合上、X
方向の原点位置とX原点11で表示し、Y方向の原点位
置をY原点12で表示する。ダイヤモンド9,9の
1,S2はX原点11からL1,L2の位置にあり、X方
向の電気マイクロメータ1a,1bの自由状態における
接触子3,3はX原点11からB1,B2にある。また、
1,S2はY原点12からM1,M2の位置にあり、Y方
向の電気マイクロメータ2の自由状態における接触子4
はY原点12からC1の位置にある。一方、ドレッサ7
をNC制御するNC装置5内にはX,Y座標補正回路部
6が回路構成される。X,Y座標補正回路部6は電気マ
イクロメータ1a,1b,2からの電気信号によりその
信号に見合う量だけX方向およびY方向の移動量を自動
的に補正するように構成されるものである。
【0009】次に、本実施例の作用を説明する。図2に
示すように、ダイヤモンド9の刃先部10の先端部S1
はX原点11からL1の位置にあり、Y原点12からM1
の位置にある。また、先端部S1の当接係合するX方向
の電気マイクロメータ1aの接触子3は自由状態でX原
点11からB1の位置にあり、Y方向の電気マイクロメ
ータ2の接触子4は自由状態でY原点12からC1の位
置にある。従って、ダイヤモンド9に誤差がない場合に
は先端部S1をL1−B1=A1の値だけX方向に移動して
も接触子は移動せず、先端部S1をM1−C1=D1の値だ
けY方向に移動しても接触子4は移動しない。しかしな
がら、刃先部10が摩耗等により正規の位置からずれた
場合には図示のようにドレッサ7をX方向に前記A1
値だけ移動しても先端部S1が接触子3に当接せず更に
δ1だけ移動しなければならない。また、調整不良等に
より先端部S1が正規の位置より出っ張っている場合に
は、先端部S1をA1だけ移動させるとδ1に相当する分
だけ接触子3が移動する。すなわち、δ1の値がX方向
の誤差として電気マイクロメータ1aにより検出され
る。同様にY方向においてもY方向誤差η1が電気マイ
クロメータ2により検出される。以上のように、ダイヤ
モンド9の先端部S1(S2も同じ)の正規の位置からの
ずれ量がドレッサ7を電気マイクロメータ1a,2に係
合させることにより容易に、かつ正確に把握される。電
気マイクロメータ1a,2により検出した誤差δ1,η1
はNC装置のXY座標補正回路部6に入力される。以上
のことはもう一方のダイヤモンド9の先端部S2につい
ても同様に行われる。誤差δ1,η1等がX,Y座標補正
回路部6に入力されるとNC装置5はX方向およびY方
向にドレッサ7を移動させる際に誤差δ1,η1等に相当
する分だけ移動量を補正しながらドレッサを動作する。
以上により、ドレッサ7のダイヤモンド9のセット位置
が狂ったり先端部S1,S2が摩耗したりしても先端部S
1,S2は常に正しい位置に移動位置決めされる。その結
果、砥石13は正確の形状にドレッシングされる。
【0010】本実施例においてドレッサ7を図示の形状
のものとしたが、それに限定するものではない。また、
電気マイクロメータ1a,1b,2等の数,形状,配置
等も図示のものに限定しない。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば、次のような効果が上げ
られる。 (1)ドレッサをX,Y方向に所定量だけ移動し、定位
置に配設される電気マイクロメータに当接係合するだけ
でX,Y方向の誤差が検出される。検出された誤差値が
NC装置に入力され、NC装置はドレッサをX,Y方向
に前記誤差分だけ移動量を補正しながら動作する。その
ため、ドレッサは摩耗等があっても常時正規の位置に位
置決めされ、砥石が正確にドレッシングされる。 (2)ドレッサの誤差の測定に特に高度の熟練を必要と
しないため、誰でもが容易に、かつ正確に誤差を検出す
ることが出来る。 (3)従来のセッテング方法や微調整方法に較べてドレ
ッサの誤差検出方法は極めて容易であり、短時間に行わ
れるため機械稼動率が向上し、その結果、生産上の向上
が図れる。 (4)電気マイクロメータは公知のもので容易に入手可
能であり、XY座標補正回路部の回路形成も容易に出来
るため、容易に、かつ安価に実施出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構成図である。
【図2】同実施例の作用を説明するための説明図であ
る。
【図3】ワークと砥石とドレッサとの関係を示す部分平
面図である。
【図4】従来のドレッサのセッテング方法を説明するた
めの軸断面図である。
【図5】従来のドレッサの微調整方法を説明するための
一部断面図である。
【符号の説明】
1a 電気マイクロメータ 1b 電気マイクロメータ 2 電気マイクロメータ 3 接触子 4 接触子 5 NC装置 6 X,Y座標補正回路部 7 ドレッサ 8 ダイヤモンドホルダ 9 ダイヤモンド 10 刃先部 11 X原点 12 Y原点 13 砥石 14 主軸台 15 心押台 16 ワーク 17 砥石台 23 セッテングゲージ 29 ダイヤモンド位置設定用ダイヤルゲージ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NC装置によりX,Y方向に移動制御さ
    れるドレッサで砥石をドレッシングするNCドレッサに
    おける誤差補正装置において、原点位置から所定距離だ
    けX,Y方向に移動したドレッサの刃先部に当接係合す
    べくX方向およびY方向の所定位置に電気マイクロメー
    タを配設すると共に、該電気マイクロメータによるX,
    Y方向の誤差分だけ前記NC装置のXおよびY方向の移
    動量を補正するX,Y座標補正回路部を前記NC装置内
    に設けることを特徴とするNCドレッサ誤差補正装置。
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JPS5395071U (ja) * 1976-12-30 1978-08-02
JPS6181033U (ja) * 1984-10-31 1986-05-29
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