JP2557058B2 - セクタギヤの研削方法 - Google Patents

セクタギヤの研削方法

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JP2557058B2
JP2557058B2 JP62059778A JP5977887A JP2557058B2 JP 2557058 B2 JP2557058 B2 JP 2557058B2 JP 62059778 A JP62059778 A JP 62059778A JP 5977887 A JP5977887 A JP 5977887A JP 2557058 B2 JP2557058 B2 JP 2557058B2
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grinding
sector gear
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tooth
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啓介 笹木
卓夫 永縄
利夫 広川
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転する砥石車によりセクタギヤの歯面を
研削するセクタギヤ研削方法に関する。
〔従来技術〕 従来のこの種のセクタギヤ研削方法においては、例え
ば第4図に示す如く、外周にラック形断面のねじ山状の
研削面2を形成したホブ形の砥石車1を使用し、セクタ
ギヤGを砥石車1の回転と同期させて一方向に連続回転
し、砥石車1にはセクタギヤGに対して所定の切込量を
与えると共にセクタギヤGを軸方向に移動して、予め切
削等により形成されて必要により表面硬化処理が施され
た歯Tの歯面TSの研削を行っている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
セクタギヤはその歯が外周の一部にしか形成されてい
ないので、前述の如くセクタギヤを一方向に連続回転し
ながら歯面を研削する方法では、研削に必要な全時間に
対する空研時間(砥石車が歯面の研削を行わない時間)
の比率が大となり、このため研削効率が悪く、全研削時
間が増大するという問題がある。本発明はこのような問
題を解決しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このために、本発明によるセクタギヤ研削方法は、第
1図及び第2図に示す如く、回転する砥石車によりセク
タギヤGの歯面TSを研削するセクタギヤ研削方法におい
て、前記セクタギヤGはその軸線回りに回動させ、前記
砥石車30はその外周に円周方向に沿って複数の環状突起
32を設けてその外周面によりラック形断面形状の研削面
31を形成すると共にこの研削面31が前記セクタギヤGの
歯面TSと噛合当接するように前記回動と同期してその回
転軸線方向に移動させ、前記回動と移動の範囲は前記歯
面TSと研削面31が噛合する全範囲よりも多少大としたこ
とを特徴とするものである。
〔作用及び効果〕
回転する砥石車30は、セクタギヤGの回動と同期し
て、その回転軸線方向に運動し、ラック形断面形状をな
し研削面31によりセクタギヤGの歯面を創成研削する。
しかして、この研削のためのセクタギヤGの回動範囲は
歯面と研削面が噛合当接する全範囲よりも多少大であれ
ば足り、これにより、全研削時間に対する空研時間の比
率は大巾に減少するので、研削効率が向上し、全研削時
間を短縮することができる。
〔実施例〕
以下に、第1図及び第2図に示す実施例により本発明
の説明をする。
第2図は本発明を実施したセクタギヤ研削装置の全体
側面図である。また、本実施例において加工される工作
物は、自動車の舵取装置のピットマンアームが一端に取
り付けられるセクタシャフトSであり、その中間部に一
体成形されたセクタギヤGは、その歯Tの歯筋方向がセ
クシャフトSの軸線と交差するテーパセクタギヤであ
る。
第2図に示す如く、ベッド10上に左側に設けられた固
定台11上には縦送り台15及び横送り台16を介して互いに
直交する水平なX及びY方向に往復動可能に砥石台17が
設けられ、またベッド上の右側に立設固定されたコラム
12にはセクタシャフトSを支持する昇降台20が鉛直なZ
方向に昇降可能に設けられている。
固定台11にX方向(第2図において左右方向)に移動
可能に案内支持された縦送り台15は、その下側に固定さ
れたナット15aと、これに螺合された送りねじ16aを介し
て、縦送りモータ18により往復移動が与えられ、縦送り
台15上にY方向(第2図において紙面と直交方向)に移
動可能に案内支持された横送り台16は、同様のナットと
送りねじを介して横送りモータ19により往復移動が与え
られるようになっている。横送り台16上に固定された砥
石台17には、Y方向と平行な砥石軸35(第1図参照)を
介して砥石車30が回転自在に軸承されて砥石駆動モータ
36によりΩ方向に回転駆動されている。第1図に示す如
く、砥石車30の外周には円周方向に沿って台形断面形状
の複数の環状突起32を設け、その表面によりラック形断
面形状の研削面31が形成されている。
第2図に示す如く、コラム12には鉛直なZ方向に昇降
可能に昇降台20が案内支持されて、その一側に固定され
たナット20aと、これに螺合された送りねじ21を介し
て、昇降送りモータ21により昇降移動が与えられるよう
になっている。砥石台17に面する昇降台20の一側面20b
上には、主軸24を軸承する主軸台22とセンタ26を支持す
る心押台25が互いに同軸に対向して設けられ、その共通
の中心軸線Oの方向はY方向と直角である。主軸24は主
軸駆動モータ23によりω方向に往復回動が与えられ、そ
の心押台25側の先端にはチャック24aが設けられてい
る。研削されるセクタギヤGを中間部に一体形成したセ
クタシャフトSは、一端がチャック24aにより主軸24に
対し所定の位相となるように把持され、他端がセンタ26
により支持されて主軸24と共に往復回動する。セクタシ
ャフトSが昇降台20に支持された状態において、中心軸
線Oを含みかつY方向と直交する面上におけるセクタギ
ヤGの歯Tの歯筋方向がZ方向と平行となるように、中
心軸線OはZ方向に対し傾斜して設けられている。
各モータ18,19,21,23は何れも電子制御装置40により
制御駆動されるサーボモータである。
砥石台17のY方向すなわち砥石車30の回転軸線方向の
往復移動Wと主軸24の往復回動ωとは、砥石率30の研削
面31とセクタギヤGの歯Tの歯面TSとが互いに噛合当接
するように互いに同期しており、電子制御装置40はこの
ような同期が得らえるように、両モータ19,23を互いに
関連して制御駆動する。先ず電子制御装置40は縦送りモ
ータ18を作動させ、砥石台17を第2図においてX方向右
向きに所定量前進させて所定の切込み位置まで前進させ
ておく。第1図(a)はX方向に適当な切込みを与えら
れた砥石車30が最も左側に移動しかつセクタギヤGが最
も反時計回転方向に回動した左端位置を示し、この位置
においては研削面31と歯面TSは噛合当接していない。こ
の左端位置から砥石車30とセクタギヤGが、前述の如く
互いに同期して右方向移動及び時計回転方向回動を開始
すれば研削面31と歯面TSは噛合当接を開始し、第1図
(b)に示す中央位置を通って、第1図(c)に示す右
端位置に達して研削面31と歯面TSとの噛合当接は解除さ
れる。しかして、砥石軸35を中心として回転駆動される
砥石車30は、その研削面31によりこれと噛合当接するセ
クタギヤGの歯面TSを創成研削する。本実施例において
は、砥石台17のX方向とY方向の移動も、第3図に示す
如くY方向の中央位置(第1図(b)に示す位置)付近
において砥石台17がX方向上向き(第2図においては左
向き)に所定の微小量dxだけ後退するように互いに同期
しており、電子制御装置40はこのような同期が得られる
ように両送りモータ18,19を互いに関連して制御駆動す
る。
砥石車30とセクタギヤGが第1図(c)に示す右端位
置に達した後、両送りモータ19,23を前記と逆向きに作
動させ、砥石車30とセクタギヤGを同様に同期して逆向
に移動及び回動させ、研削面31によりこれと当接するセ
クタギヤGの歯面TSを創成研削して第1図(a)に示す
左端位置とする。なお、この創成研削が行なわれている
間、昇降送りモータ21によって昇降台20はZ方向に高速
度で往復動されている。以上の作動を行うことによりセ
クタギヤGの歯面TSを歯筋方向の全長にわたり創成研削
する。
また、このセクタギヤGの回動は、必ずしも往復回動
させる必要はなく、右方向への旋回路で創成を終了する
ようにしてもよい。
上述の如く、本実施例によれば歯面TSのためのセクタ
ギヤGの回動範囲は、歯面TSと研削面31が噛合当接する
範囲を多少越えた範囲であるので、第4図に示す従来技
術に比して空研時間は減少し、その分だけ研削時間は短
縮される。
また、本実施例においては、Y方向移動の中央位置に
おいて砥石台17が第2図においてX方向左向きに所定の
微小量だけ後退するように、砥石台17のX方向及びY方
向の移動が互いに同期しているので、研削されたセクタ
ギヤGの中央部におけるピッチ円径は多少増大する。こ
のようなセクタギヤGを有するセクタシャフトSをボー
ルスクリュー式ステアリングギヤのピットマンシャフト
として使用すれば、セクタギヤGと噛合するラックとの
間のバックラッシュの値は、セクタギヤGの中央部がラ
ックと噛合する操舵中立位置付近において負となるの
で、操舵ハンドルの中立位置付近においてプリロードト
ルクを増大させることができる。この場合において、Y
方向中央位置におけるY方向移動量とX方向の後退量の
関係を変えることにより、操舵中立位置付近におけるプ
リロードトルクの変化特性を任意に変えることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は要
部の作動状態の説明図、第2図は本発明を実施したセク
タギヤ研削装置の全体側面図、第3図は砥石台17のX方
向とY方向の移動の関係を示す図、第4図は従来技術の
説明図である。 符号の説明 30……砥石車、31……研削面、32……環状突起、G……
セクタギヤ、TS……歯面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する砥石車によりセクタギヤの歯面を
    研削するセクタギヤ研削方法において、前記セクタギヤ
    はその軸線回りに回動させ、前記砥石車はその外周に円
    周方向に沿って複数の環状突起を設けてその外周面によ
    りラック形断面形状の研削面を形成すると共にこの研削
    面が前記セクタギヤの歯面と噛合当接するように前記回
    動と同期してその回転軸線方向に移動させ、前記回動と
    移動の範囲は前記歯面と研削面が噛合する全範囲よりも
    多少大としたことを特徴とするセクタギヤ研削方法。
JP62059778A 1987-03-13 1987-03-13 セクタギヤの研削方法 Expired - Lifetime JP2557058B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101853462B1 (ko) * 2017-09-29 2018-04-30 주식회사 의성기어 롤 랙 앤 피니언

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KR101853462B1 (ko) * 2017-09-29 2018-04-30 주식회사 의성기어 롤 랙 앤 피니언

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