JP2002346889A - 円環状ワ−クの平面研削装置および円環状ワ−クの溝切り方法 - Google Patents
円環状ワ−クの平面研削装置および円環状ワ−クの溝切り方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パレット用カップリング リング
の溝切り研削加工の加工時間の短縮。 【解決手段】 平面研削装置1のワ−ク支持機構
AのX−Y軸スライドテ−ブル42上に設けたロ−タリ
−テ−ブル64上に環状ワ−クを固定し、ワ−ク加工機
構Bのコラム2の両端壁に設けられた一対のガイドレ−
ル6,6'上を移動可能な一対の右螺合体3と左螺合体
4に設けた砥石6,6'を回転させ、同期制御してワ−
クに切り込みをかけ、前記一対の砥石およびワ−クを相
対的にストロ−ク移動して円環状ワ−クの円環体に点対
称の溝を形成する。砥石1個で溝を形成する従来の方法
と比較して、一対の砥石を移動させる総距離が格段と短
くなるので、研削時間が大いに短縮される。
の溝切り研削加工の加工時間の短縮。 【解決手段】 平面研削装置1のワ−ク支持機構
AのX−Y軸スライドテ−ブル42上に設けたロ−タリ
−テ−ブル64上に環状ワ−クを固定し、ワ−ク加工機
構Bのコラム2の両端壁に設けられた一対のガイドレ−
ル6,6'上を移動可能な一対の右螺合体3と左螺合体
4に設けた砥石6,6'を回転させ、同期制御してワ−
クに切り込みをかけ、前記一対の砥石およびワ−クを相
対的にストロ−ク移動して円環状ワ−クの円環体に点対
称の溝を形成する。砥石1個で溝を形成する従来の方法
と比較して、一対の砥石を移動させる総距離が格段と短
くなるので、研削時間が大いに短縮される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械用パレッ
ト(JIS B−6337:1998)の歯型カップリ
ング リング(Toothed Coupling Ring)のような円環
状ワ−ク表面に複数の溝(歯型)を点対称に研削する円
環状ワ−クの平面研削装置、および円環状ワ−クの円環
体に複数の溝を点対称に研削する方法に関する。
ト(JIS B−6337:1998)の歯型カップリ
ング リング(Toothed Coupling Ring)のような円環
状ワ−ク表面に複数の溝(歯型)を点対称に研削する円
環状ワ−クの平面研削装置、および円環状ワ−クの円環
体に複数の溝を点対称に研削する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械用パレットの歯型カップリング
リング(Toothed coupling ring)100は、図8、
図9および図10に示すようにワ−クwの円環体101
に複数の平行溝102,102,102,102を点対
称に複数有し、パレット芯材にピン止めするタップ孔1
03,103,103,103を有する。歯型カップリ
ング リングの規格は、リングが使用されるパレットの
大きさに準じて外径が55〜600mm、歯(溝)数が
4,6,8,10,12,16,20,24,30,7
2,360の偶数個、歯角度が0,5,30,45,6
0,90度、歯丈が1.2,1.7,2.5,4,4.
5,6,7mmと種々存在する。
リング(Toothed coupling ring)100は、図8、
図9および図10に示すようにワ−クwの円環体101
に複数の平行溝102,102,102,102を点対
称に複数有し、パレット芯材にピン止めするタップ孔1
03,103,103,103を有する。歯型カップリ
ング リングの規格は、リングが使用されるパレットの
大きさに準じて外径が55〜600mm、歯(溝)数が
4,6,8,10,12,16,20,24,30,7
2,360の偶数個、歯角度が0,5,30,45,6
0,90度、歯丈が1.2,1.7,2.5,4,4.
5,6,7mmと種々存在する。
【0003】従来、歯型カップリング リングの溝10
2を円環状ワ−クwの円環体に設けるには、図6に示す
ように、平面研削装置を用い、左右方向(X軸方向)に
往復移動するテ−ブル202上に鉛直な軸Z回りに回転
可能なロ−タリ−テ−ブル203を設け、このロ−タリ
−テ−ブル上に円環状ワ−クwの中心点が前記Z軸に一
致するように円環状ワ−クwをチャック204で固定
し、円環状ワ−クw上方に設けたX軸方向と直角方向の
前後方向(Y軸方向)に前後移動可能で、かつ、昇降可
能な砥石頭205に備えられた回転する砥石206を、
円環状ワ−クwの中心点を通り、X軸に平行な直線上の
研削開始点に下降させてワ−クの切り込みを開始し、同
時にテ−ブル202をX軸方向に往復移動させてワ−ク
の切り込み、シフトを繰り返えすクリ−プフィ−ド研削
を行って円環状ワ−クwの円環体に一対の溝を形成し、
ついで、砥石軸を上昇させることによりワ−クより砥石
を後退させ、ロ−タリ−テ−ブル203を所望角度回転
させる芯出しを行った後、再び、砥石頭205を下降、
ワ−クの切り込み開始、クリ−プフィ−ド研削、砥石頭
205の上昇を行い、以下、これらの工程を繰り返し、
所望の偶数個の歯型をワ−クの円環体に加工していた。
2を円環状ワ−クwの円環体に設けるには、図6に示す
ように、平面研削装置を用い、左右方向(X軸方向)に
往復移動するテ−ブル202上に鉛直な軸Z回りに回転
可能なロ−タリ−テ−ブル203を設け、このロ−タリ
−テ−ブル上に円環状ワ−クwの中心点が前記Z軸に一
致するように円環状ワ−クwをチャック204で固定
し、円環状ワ−クw上方に設けたX軸方向と直角方向の
前後方向(Y軸方向)に前後移動可能で、かつ、昇降可
能な砥石頭205に備えられた回転する砥石206を、
円環状ワ−クwの中心点を通り、X軸に平行な直線上の
研削開始点に下降させてワ−クの切り込みを開始し、同
時にテ−ブル202をX軸方向に往復移動させてワ−ク
の切り込み、シフトを繰り返えすクリ−プフィ−ド研削
を行って円環状ワ−クwの円環体に一対の溝を形成し、
ついで、砥石軸を上昇させることによりワ−クより砥石
を後退させ、ロ−タリ−テ−ブル203を所望角度回転
させる芯出しを行った後、再び、砥石頭205を下降、
ワ−クの切り込み開始、クリ−プフィ−ド研削、砥石頭
205の上昇を行い、以下、これらの工程を繰り返し、
所望の偶数個の歯型をワ−クの円環体に加工していた。
【0004】上記従来の平面研削装置を用いる円環状ワ
−クwの溝切り方法は、1個の砥石を用い、テ−ブルを
左右(X軸方向)に反転移動させて円環状ワ−クwを右
端から左端へとクリ−プフィ−ド研削して同時に一対の
溝をワ−クの円環体に形成する。よって、円環状ワ−ク
wの右端内側環から左端内側環の間の距離は空洞であ
り、砥石による研削が行われていない。溝のクリ−プフ
ィ−ド研削は、砥石によるワ−クの切り込みを1mm単
位で行う粗研削と、1〜10μm単位で行う中研削と、
0.01〜0.1μm単位で行う仕上(精)研削でなさ
れる。よって、これら研削間のテ−ブル往復移動距離に
おいて砥石による研削が行われていない距離が多く含ま
れる。
−クwの溝切り方法は、1個の砥石を用い、テ−ブルを
左右(X軸方向)に反転移動させて円環状ワ−クwを右
端から左端へとクリ−プフィ−ド研削して同時に一対の
溝をワ−クの円環体に形成する。よって、円環状ワ−ク
wの右端内側環から左端内側環の間の距離は空洞であ
り、砥石による研削が行われていない。溝のクリ−プフ
ィ−ド研削は、砥石によるワ−クの切り込みを1mm単
位で行う粗研削と、1〜10μm単位で行う中研削と、
0.01〜0.1μm単位で行う仕上(精)研削でなさ
れる。よって、これら研削間のテ−ブル往復移動距離に
おいて砥石による研削が行われていない距離が多く含ま
れる。
【0005】特に、目的とする加工ワ−クの歯数が多い
と、この研削が行われていない総距離は莫大な距離とな
り、溝切りワ−クを完成する研削時間を長くする要因と
なる。
と、この研削が行われていない総距離は莫大な距離とな
り、溝切りワ−クを完成する研削時間を長くする要因と
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記研削に
使用されていない砥石の移動時間を短縮できる平面研削
装置の提供を目的とする。
使用されていない砥石の移動時間を短縮できる平面研削
装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、図1
に示すように、基台40上に水平方向のX−Y軸に移動
可能に取り付けられたX−Y軸スライドテ−ブル42、
該X−Y軸スライドテ−ブル42上に設けた支持ブロッ
ク61上にアクチエ−タ68により垂直なZ軸回りに回
転自在に設置された環状のロ−タリ−テ−ブル64、該
ロ−タリ−テ−ブル上に円環状ワ−クを固定するチャッ
ク77を備えるワ−ク支持機構(A)、および、コラム
2の両端壁に設けられた一対のガイドレ−ル2a,2b
上を移動可能な一対の右螺合体3と左螺合体4、これら
螺合体3,4の各々に前記Y軸に平行な方向に設けたス
ピンドル軸5,5'に砥石6,6'を回転可能に取り付
け、かつ昇降自在に取り付けた右砥石頭7と左砥石頭
7'、これらスピンドル軸を回転駆動させる一対のモ−
タ−8,9および右螺合体3に螺合されるボ−ルネジ1
0を駆動するアクチエ−タ−11と左螺合体4に螺合さ
れるボ−ルネジ12を駆動するアクチエ−タ−13を前
記コラム2に備えたワ−ク加工機構(B)、とを備え
る、円環状ワ−クの平面研削装置1を提供するものであ
る。
に示すように、基台40上に水平方向のX−Y軸に移動
可能に取り付けられたX−Y軸スライドテ−ブル42、
該X−Y軸スライドテ−ブル42上に設けた支持ブロッ
ク61上にアクチエ−タ68により垂直なZ軸回りに回
転自在に設置された環状のロ−タリ−テ−ブル64、該
ロ−タリ−テ−ブル上に円環状ワ−クを固定するチャッ
ク77を備えるワ−ク支持機構(A)、および、コラム
2の両端壁に設けられた一対のガイドレ−ル2a,2b
上を移動可能な一対の右螺合体3と左螺合体4、これら
螺合体3,4の各々に前記Y軸に平行な方向に設けたス
ピンドル軸5,5'に砥石6,6'を回転可能に取り付
け、かつ昇降自在に取り付けた右砥石頭7と左砥石頭
7'、これらスピンドル軸を回転駆動させる一対のモ−
タ−8,9および右螺合体3に螺合されるボ−ルネジ1
0を駆動するアクチエ−タ−11と左螺合体4に螺合さ
れるボ−ルネジ12を駆動するアクチエ−タ−13を前
記コラム2に備えたワ−ク加工機構(B)、とを備え
る、円環状ワ−クの平面研削装置1を提供するものであ
る。
【0008】本発明の一対の砥石を備える平面研削装置
を用いると、ワ−クへ溝を研削加工する際のスライドテ
−ブルの移動距離(相対的には砥石の移動距離)を短く
することができ、研削時間を大幅に短縮できる。
を用いると、ワ−クへ溝を研削加工する際のスライドテ
−ブルの移動距離(相対的には砥石の移動距離)を短く
することができ、研削時間を大幅に短縮できる。
【0009】請求項2の発明は、前記平面研削装置1に
おいて、ワ−ク加工機構(B)は、左右の螺合体3,4
の前面にX軸に平行に副ガイドレ−ル14,15',ボ
−ルネジ16,17およびアクチエ−タ18,19を設
け、前記ボ−ルネジ16,17に螺合体20,21を螺
合し、これら螺合体20,21にスクリュ−22,23
をY軸方向と平行な方向に備えた副アクチュエ−タ2
4,25を支持させ、これらスクリュ−22,23にキ
ャリア26を螺合させ、これらキャリアに砥石用ドレッ
サ27.28を軸承するシャフト29,30を回転駆動
させるモ−タ−31,32を設けたことを特徴とする。
おいて、ワ−ク加工機構(B)は、左右の螺合体3,4
の前面にX軸に平行に副ガイドレ−ル14,15',ボ
−ルネジ16,17およびアクチエ−タ18,19を設
け、前記ボ−ルネジ16,17に螺合体20,21を螺
合し、これら螺合体20,21にスクリュ−22,23
をY軸方向と平行な方向に備えた副アクチュエ−タ2
4,25を支持させ、これらスクリュ−22,23にキ
ャリア26を螺合させ、これらキャリアに砥石用ドレッ
サ27.28を軸承するシャフト29,30を回転駆動
させるモ−タ−31,32を設けたことを特徴とする。
【0010】円環状ワ−クの径に応じて一対の砥石間の
距離を左右の螺合体3,4を移動させることにより調整
できる。また、ドレッサ27.28をワ−ク支持機構
(A)のX−Y軸スライドテ−ブル42側に設けず、ワ
−ク加工機構(B)側の砥石近傍に設けることによりド
レッサは研削の邪魔をしない。
距離を左右の螺合体3,4を移動させることにより調整
できる。また、ドレッサ27.28をワ−ク支持機構
(A)のX−Y軸スライドテ−ブル42側に設けず、ワ
−ク加工機構(B)側の砥石近傍に設けることによりド
レッサは研削の邪魔をしない。
【0011】請求項3の発明は、前記平面研削装置1に
おいて、ワ−ク支持機構(A)のX−Y軸スライドテ−
ブル42は、ステッピングモ−タ52の回転駆動をスク
リュ−48が受けてX軸方向に移動可能としたプレ−ト
46を支持する平行な反摩擦ガイドレ−ル44と、別の
ステッピングモ−タ58の回転駆動をスクリュ−57が
受けてY軸方向に移動可能としたプレ−ト54を支持す
る平行な反摩擦ガイドレ−ル44との集合体であること
を特徴とする。
おいて、ワ−ク支持機構(A)のX−Y軸スライドテ−
ブル42は、ステッピングモ−タ52の回転駆動をスク
リュ−48が受けてX軸方向に移動可能としたプレ−ト
46を支持する平行な反摩擦ガイドレ−ル44と、別の
ステッピングモ−タ58の回転駆動をスクリュ−57が
受けてY軸方向に移動可能としたプレ−ト54を支持す
る平行な反摩擦ガイドレ−ル44との集合体であること
を特徴とする。
【0012】ワ−ク支持機構(A)はワ−クの芯出しを
可能とする。また、一対の砥石の外周底点を結ぶ直線と
X−Y軸スライドテ−ブル42のX軸の位置合わせを、
ワ−ク支持機構(A)のX−Y軸スライドテ−ブル42
をY軸方向に移動することにより可能としたので、砥石
頭をY軸方向に移動させる機構が不要となり、砥石頭を
X軸と平行に移動させる機構(左右の螺合体3,4の前
面にX軸に平行に副ガイドレ−ル14,15',ボ−ル
ネジ16,17およびアクチエ−タ18,19)の据え
付けが容易となった。
可能とする。また、一対の砥石の外周底点を結ぶ直線と
X−Y軸スライドテ−ブル42のX軸の位置合わせを、
ワ−ク支持機構(A)のX−Y軸スライドテ−ブル42
をY軸方向に移動することにより可能としたので、砥石
頭をY軸方向に移動させる機構が不要となり、砥石頭を
X軸と平行に移動させる機構(左右の螺合体3,4の前
面にX軸に平行に副ガイドレ−ル14,15',ボ−ル
ネジ16,17およびアクチエ−タ18,19)の据え
付けが容易となった。
【0013】請求項4の発明は、下記の1)から6)の
工程を経て、円環状ワ−クの円環体に2n個の点対称の
溝を研削する方法を提供するものである(但し、nは1
以上の整数である。)。1)ワ−ク支持機構(A)のロ
−タリ−テ−ブル64上のチャック77に直径R、円環
体幅がLの円環状ワ−クを円環状ワ−クの中心点がロ−
タリ−テ−ブル64の回転軸Z線上に位置するように固
定する工程、2)X軸に平行で、かつ、円環状ワ−クの
中心点oを通る水平線t上に一対の左右の砥石頭7,
7'に備え付けられた回転する砥石6,6'の外周が位置
するとともに、円環状ワ−クの直径より円環状ワ−クの
円環体の片幅Lを差引いた距離S(S=R−L)と前記
両砥石の外周中心の底点間距離sが同じ長さとなるよう
に左右の砥石頭7,7'の砥石間距離を調整する工程、
3)左右の砥石頭7,7'を同時に下降させて回転する
砥石6,6'を前記円環状ワ−ク表面に切り込みをか
け、X−Y軸スライドテ−ブル42をX軸方向に前記円
環状ワ−クの円環体の幅より若干大きい距離間を往復ス
トロ−ク移動させることにより前記一対の回転する砥石
6,6'を同時に相対的にストロ−ク移動させて円環状
ワ−クの円環体に一対の溝をクリ−プフィ−ド研削加工
する溝加工工程、 4)左右砥石頭7,7'を上昇させて円環状ワ−ク表面
より両砥石6,6'を後退させるリトラクト工程、 5)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64を
Z軸回りにアクチエ−タ68で360/n度回転させ、
ついで停止させる芯出し工程、および、 6)以下、上記溝加工工程、リトラクト工程および芯出
し工程を(n−1)回繰り返えす。
工程を経て、円環状ワ−クの円環体に2n個の点対称の
溝を研削する方法を提供するものである(但し、nは1
以上の整数である。)。1)ワ−ク支持機構(A)のロ
−タリ−テ−ブル64上のチャック77に直径R、円環
体幅がLの円環状ワ−クを円環状ワ−クの中心点がロ−
タリ−テ−ブル64の回転軸Z線上に位置するように固
定する工程、2)X軸に平行で、かつ、円環状ワ−クの
中心点oを通る水平線t上に一対の左右の砥石頭7,
7'に備え付けられた回転する砥石6,6'の外周が位置
するとともに、円環状ワ−クの直径より円環状ワ−クの
円環体の片幅Lを差引いた距離S(S=R−L)と前記
両砥石の外周中心の底点間距離sが同じ長さとなるよう
に左右の砥石頭7,7'の砥石間距離を調整する工程、
3)左右の砥石頭7,7'を同時に下降させて回転する
砥石6,6'を前記円環状ワ−ク表面に切り込みをか
け、X−Y軸スライドテ−ブル42をX軸方向に前記円
環状ワ−クの円環体の幅より若干大きい距離間を往復ス
トロ−ク移動させることにより前記一対の回転する砥石
6,6'を同時に相対的にストロ−ク移動させて円環状
ワ−クの円環体に一対の溝をクリ−プフィ−ド研削加工
する溝加工工程、 4)左右砥石頭7,7'を上昇させて円環状ワ−ク表面
より両砥石6,6'を後退させるリトラクト工程、 5)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64を
Z軸回りにアクチエ−タ68で360/n度回転させ、
ついで停止させる芯出し工程、および、 6)以下、上記溝加工工程、リトラクト工程および芯出
し工程を(n−1)回繰り返えす。
【0014】一対の砥石を備える平面研削装置を用い
て、円環状ワ−クの芯出しをしながら円環体に同時に溝
を研削加工するのでスライドテ−ブルの移動距離(相対
的には砥石の移動距離)を短くすることができ、研削時
間が大幅に短縮できる。
て、円環状ワ−クの芯出しをしながら円環体に同時に溝
を研削加工するのでスライドテ−ブルの移動距離(相対
的には砥石の移動距離)を短くすることができ、研削時
間が大幅に短縮できる。
【0015】請求項5の発明は、図1に示すように、基
台40上に前後方向Yに移動可能に取り付けられたY軸
スライドテ−ブル42、該Y軸スライドテ−ブル42上
に設けた支持ブロック61上にアクチエ−タ68により
垂直なZ軸回りに回転自在に設置された環状のロ−タリ
−テ−ブル64、該ロ−タリ−テ−ブル上に環状ワ−ク
を固定するチャック77を備えるワ−ク支持機構
(A)、および、コラム2の両端壁に設けられた一対の
ガイドレ−ル2a,2b上を移動可能な一対の右螺合体
3と左螺合体4、これら螺合体3,4の各々に前記Y軸
に平行な方向に設けたスピンドル軸5,5'に砥石6,
6'を回転可能に取り付け、かつ昇降自在に取り付けた
右砥石頭7と左砥石頭7'、これらスピンドル軸を回転
駆動させる一対のモ−タ−8,9および右螺合体3に螺
合されるボ−ルネジ10を駆動するアクチエ−タ−11
と左螺合体4に螺合されるボ−ルネジ12を駆動するア
クチエ−タ−13を前記コラム2に備えたワ−ク加工機
構(B)、とを備える、円環状ワ−クの平面研削装置1
を提供するものである。
台40上に前後方向Yに移動可能に取り付けられたY軸
スライドテ−ブル42、該Y軸スライドテ−ブル42上
に設けた支持ブロック61上にアクチエ−タ68により
垂直なZ軸回りに回転自在に設置された環状のロ−タリ
−テ−ブル64、該ロ−タリ−テ−ブル上に環状ワ−ク
を固定するチャック77を備えるワ−ク支持機構
(A)、および、コラム2の両端壁に設けられた一対の
ガイドレ−ル2a,2b上を移動可能な一対の右螺合体
3と左螺合体4、これら螺合体3,4の各々に前記Y軸
に平行な方向に設けたスピンドル軸5,5'に砥石6,
6'を回転可能に取り付け、かつ昇降自在に取り付けた
右砥石頭7と左砥石頭7'、これらスピンドル軸を回転
駆動させる一対のモ−タ−8,9および右螺合体3に螺
合されるボ−ルネジ10を駆動するアクチエ−タ−11
と左螺合体4に螺合されるボ−ルネジ12を駆動するア
クチエ−タ−13を前記コラム2に備えたワ−ク加工機
構(B)、とを備える、円環状ワ−クの平面研削装置1
を提供するものである。
【0016】本発明の一対の砥石を備える平面研削装置
を用いると、ワ−クへ溝を研削加工する際のスライドテ
−ブルの移動距離(相対的には砥石の移動距離)を短く
することができ、研削時間を大幅に短縮できる。
を用いると、ワ−クへ溝を研削加工する際のスライドテ
−ブルの移動距離(相対的には砥石の移動距離)を短く
することができ、研削時間を大幅に短縮できる。
【0017】請求項6の発明は、図7に示すように、基
台40上に前後方向Yに移動可能に取り付けられたY軸
スライドテ−ブル42、該Y軸スライドテ−ブル42上
に設けた支持ブロック61上にアクチエ−タ68により
垂直なZ軸回りに回転自在に設置された環状のロ−タリ
−テ−ブル64、該ロ−タリ−テ−ブル上に環状ワ−ク
を固定するチャック77を備えるワ−ク支持機構(A)
と、コラム2の両端壁に設けられた一対のガイドレ−ル
2a,2b上を移動可能な一対の右螺合体3と左螺合体
4、これら螺合体3,4の各々に前記Y軸に平行な方向
に設けたスピンドル軸5,5'に砥石6,6'を回転可能
に取り付け、かつ昇降自在に取り付けた右砥石頭7と左
砥石頭7'、これらスピンドル軸を回転駆動させる一対
のモ−タ−8,9および右螺合体3に螺合されるボ−ル
ネジ10を駆動するアクチエ−タ−11と左螺合体4に
螺合されるボ−ルネジ12を駆動するアクチエ−タ−1
3を前記コラム2に備えたワ−ク加工機構(B)、およ
び、前記基台40上に設けられたベッド90上にX軸に
対して平行に設けられた一対のガイドレ−ル91,91
および、該案内ガイドレ−ル91,91上を滑走可能な
支持体92を底板93に備え、リニアモ−タ駆動により
前記X軸方向に平行に前記コラム2を往復移動可能に設
けた移動テ−ブル機構(C)、とを備える、円環状ワ−
クの平面研削装置1を提供するものである。
台40上に前後方向Yに移動可能に取り付けられたY軸
スライドテ−ブル42、該Y軸スライドテ−ブル42上
に設けた支持ブロック61上にアクチエ−タ68により
垂直なZ軸回りに回転自在に設置された環状のロ−タリ
−テ−ブル64、該ロ−タリ−テ−ブル上に環状ワ−ク
を固定するチャック77を備えるワ−ク支持機構(A)
と、コラム2の両端壁に設けられた一対のガイドレ−ル
2a,2b上を移動可能な一対の右螺合体3と左螺合体
4、これら螺合体3,4の各々に前記Y軸に平行な方向
に設けたスピンドル軸5,5'に砥石6,6'を回転可能
に取り付け、かつ昇降自在に取り付けた右砥石頭7と左
砥石頭7'、これらスピンドル軸を回転駆動させる一対
のモ−タ−8,9および右螺合体3に螺合されるボ−ル
ネジ10を駆動するアクチエ−タ−11と左螺合体4に
螺合されるボ−ルネジ12を駆動するアクチエ−タ−1
3を前記コラム2に備えたワ−ク加工機構(B)、およ
び、前記基台40上に設けられたベッド90上にX軸に
対して平行に設けられた一対のガイドレ−ル91,91
および、該案内ガイドレ−ル91,91上を滑走可能な
支持体92を底板93に備え、リニアモ−タ駆動により
前記X軸方向に平行に前記コラム2を往復移動可能に設
けた移動テ−ブル機構(C)、とを備える、円環状ワ−
クの平面研削装置1を提供するものである。
【0018】リニアモ−タ駆動でコラム2を左右方向
(t'方向)に往復ストロ−ク移動させることにより、
砥石6,6'の左右方向送りを高速で行うことができ
る。
(t'方向)に往復ストロ−ク移動させることにより、
砥石6,6'の左右方向送りを高速で行うことができ
る。
【0019】請求項7の発明は、下記の工程を経て、円
環状ワ−クの円環体に2n個の点対称の溝を研削する方
法を提供するものである(但し、nは1以上の整数であ
る。)。 1)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64上
のチャック77に環体幅がLの円環状ワ−クを円環状ワ
−クの中心点がロ−タリ−テ−ブル64の回転軸Z線上
に位置するように固定する工程、 2)X軸に平行で、かつ、円環状ワ−クの中心点oを通
る水平線t上に一対の左右の砥石頭7,7'に備え付け
られた回転する砥石6,6'の外周が位置するととも
に、円環状ワ−クの直径より円環状ワ−クの円環体の片
幅Lを差引いた距離Sと前記両砥石の外周中心の底点間
距離sが同じ長さとなるように左右の砥石頭7,7'の
砥石間距離を調整する工程、 3)同期する左右の砥石頭7,7'を同時に下降させて
回転する砥石6,6'を前記円環状ワ−ク表面に切り込
みをかけ、左右の砥石頭7,7'をX軸方向に前記円環
状ワ−クの円環体の幅より若干大きい距離間を左右方向
に往復ストロ−ク移動させることにより前記一対の回転
する砥石6,6'により円環状ワ−クの円環体に一対の
溝をクリ−プフィ−ド研削加工する溝加工工程、 4)左右砥石頭7,7'を上昇させて円環状ワ−ク表面
より両砥石6,6'を後退させるリトラクト工程、 5)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64を
Z軸回りにアクチエ−タ68で360/n度回転させ、
ついで停止させる芯出し工程、および、 6)以下、上記溝加工工程、リトラクト工程および芯出
し工程を(n−1)回繰り返えす。
環状ワ−クの円環体に2n個の点対称の溝を研削する方
法を提供するものである(但し、nは1以上の整数であ
る。)。 1)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64上
のチャック77に環体幅がLの円環状ワ−クを円環状ワ
−クの中心点がロ−タリ−テ−ブル64の回転軸Z線上
に位置するように固定する工程、 2)X軸に平行で、かつ、円環状ワ−クの中心点oを通
る水平線t上に一対の左右の砥石頭7,7'に備え付け
られた回転する砥石6,6'の外周が位置するととも
に、円環状ワ−クの直径より円環状ワ−クの円環体の片
幅Lを差引いた距離Sと前記両砥石の外周中心の底点間
距離sが同じ長さとなるように左右の砥石頭7,7'の
砥石間距離を調整する工程、 3)同期する左右の砥石頭7,7'を同時に下降させて
回転する砥石6,6'を前記円環状ワ−ク表面に切り込
みをかけ、左右の砥石頭7,7'をX軸方向に前記円環
状ワ−クの円環体の幅より若干大きい距離間を左右方向
に往復ストロ−ク移動させることにより前記一対の回転
する砥石6,6'により円環状ワ−クの円環体に一対の
溝をクリ−プフィ−ド研削加工する溝加工工程、 4)左右砥石頭7,7'を上昇させて円環状ワ−ク表面
より両砥石6,6'を後退させるリトラクト工程、 5)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64を
Z軸回りにアクチエ−タ68で360/n度回転させ、
ついで停止させる芯出し工程、および、 6)以下、上記溝加工工程、リトラクト工程および芯出
し工程を(n−1)回繰り返えす。
【0020】請求項8の発明は、図11に示すように基
台40上に前後方向Yに移動可能に取り付けられた前後
方向に移動可能なY軸スライドテ−ブル54、該Y軸ス
ライドテ−ブル54上に設けた水平方向に移動可能なリ
ニアモ−タ駆動X軸スライドテ−ブル46、該X軸スラ
イドテ−ブル上にアクチエ−タ68により垂直なZ軸回
りに回転自在に設置された円環状のロ−タリ−テ−ブル
64、該ロ−タリ−テ−ブル上に環状ワ−クwを固定す
るチャック77を備えるワ−ク支持機構(A)、およ
び、コラム2の両端壁に設けられた一対のガイドレ−ル
2a,2a上を移動可能な一対の右螺合体3と左螺合体
4、これら螺合体3,4の各々に前記Y軸に平行な方向
に設けたスピンドル軸'に砥石6,6'を回転可能に取り
付け、かつ昇降自在に取り付けた右砥石頭7と左砥石頭
7'、これらスピンドル軸を回転駆動させる一対のモ−
タ−および右螺合体3と左螺合体4に螺合されるボ−ル
ネジ10を駆動するアクチエ−タ−11を前記コラム2
に備えたワ−ク加工機構(B)、とを備える、円環状ワ
−クの平面研削装置1を提供するものである。
台40上に前後方向Yに移動可能に取り付けられた前後
方向に移動可能なY軸スライドテ−ブル54、該Y軸ス
ライドテ−ブル54上に設けた水平方向に移動可能なリ
ニアモ−タ駆動X軸スライドテ−ブル46、該X軸スラ
イドテ−ブル上にアクチエ−タ68により垂直なZ軸回
りに回転自在に設置された円環状のロ−タリ−テ−ブル
64、該ロ−タリ−テ−ブル上に環状ワ−クwを固定す
るチャック77を備えるワ−ク支持機構(A)、およ
び、コラム2の両端壁に設けられた一対のガイドレ−ル
2a,2a上を移動可能な一対の右螺合体3と左螺合体
4、これら螺合体3,4の各々に前記Y軸に平行な方向
に設けたスピンドル軸'に砥石6,6'を回転可能に取り
付け、かつ昇降自在に取り付けた右砥石頭7と左砥石頭
7'、これらスピンドル軸を回転駆動させる一対のモ−
タ−および右螺合体3と左螺合体4に螺合されるボ−ル
ネジ10を駆動するアクチエ−タ−11を前記コラム2
に備えたワ−ク加工機構(B)、とを備える、円環状ワ
−クの平面研削装置1を提供するものである。
【0021】左右の砥石を、アクチエ−タ11の回転駆
動を受けたボ−ルネジ10の駆動により同時に移動でき
るようにし、NC制御の軸数を減らした。
動を受けたボ−ルネジ10の駆動により同時に移動でき
るようにし、NC制御の軸数を減らした。
【0022】請求項9の発明は、下記の工程を経て、円
環状ワ−クの円環体に2n個の点対称の溝を研削する方
法(但し、nは1以上の整数である。)を提供するもの
である。 1)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64上
のチャック77に円環体幅がLの円環状ワ−クを円環状
ワ−クの中心点がロ−タリ−テ−ブル64の回転軸Z線
上に位置するように固定する工程、
環状ワ−クの円環体に2n個の点対称の溝を研削する方
法(但し、nは1以上の整数である。)を提供するもの
である。 1)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64上
のチャック77に円環体幅がLの円環状ワ−クを円環状
ワ−クの中心点がロ−タリ−テ−ブル64の回転軸Z線
上に位置するように固定する工程、
【0023】2)X軸に平行で、かつ、円環状ワ−クの
中心点oを通る水平線t上に一対の左右の砥石頭に備え
付けられた回転する砥石6,6'の外周が位置するとと
もに、円環状ワ−クの直径より円環状ワ−クの円環体の
片幅Lを差引いた距離Sと前記両砥石の外周中心の底点
間距離sが同じ長さとなるように左右の砥石頭の砥石間
距離を調整する工程、
中心点oを通る水平線t上に一対の左右の砥石頭に備え
付けられた回転する砥石6,6'の外周が位置するとと
もに、円環状ワ−クの直径より円環状ワ−クの円環体の
片幅Lを差引いた距離Sと前記両砥石の外周中心の底点
間距離sが同じ長さとなるように左右の砥石頭の砥石間
距離を調整する工程、
【0024】3)同期する左右の砥石頭を同時に下降さ
せて回転する砥石6,6'を前記円環状ワ−ク表面に切
り込みをかけ、X軸スライドテ−ブル46をX軸方向に
前記円環状ワ−クの円環体の幅より若干大きい距離間を
左右方向に往復ストロ−ク移動させることにより前記一
対の回転する砥石6,6'により円環状ワ−クの円環体
に一対の溝をクリ−プフィ−ド研削加工する溝加工工
程、
せて回転する砥石6,6'を前記円環状ワ−ク表面に切
り込みをかけ、X軸スライドテ−ブル46をX軸方向に
前記円環状ワ−クの円環体の幅より若干大きい距離間を
左右方向に往復ストロ−ク移動させることにより前記一
対の回転する砥石6,6'により円環状ワ−クの円環体
に一対の溝をクリ−プフィ−ド研削加工する溝加工工
程、
【0025】4)左右砥石頭を上昇させて円環状ワ−ク
表面より両砥石6,6'を後退させるリトラクト工程、 5)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64を
Z軸回りにアクチエ−タ68で360/n度回転させ、
ついで停止させる芯出し工程、および、 6)以下、上記溝加工工程、リトラクト工程および芯出
し工程を(n−1)回繰り返えす。
表面より両砥石6,6'を後退させるリトラクト工程、 5)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64を
Z軸回りにアクチエ−タ68で360/n度回転させ、
ついで停止させる芯出し工程、および、 6)以下、上記溝加工工程、リトラクト工程および芯出
し工程を(n−1)回繰り返えす。
【0026】
【実施例】以下、図面を用いて本発明を更に詳細に説明
する。図1は本発明の平面研削装置の斜視図、図2はワ
−ク支持機構(A)の左側面図、図3はワ−ク支持機構
(A)の右側面、図4はワ−ク支持機構(A)の背面
図、図5は本発明の円環状ワ−クの研削状態を示す図、
図6は従来の円環状ワ−クの研削状態を示す図、図7は
別の態様を示す本発明の平面研削装置の斜視図、図11
は別の態様を示す本発明の平面研削装置の斜視図であ
る。
する。図1は本発明の平面研削装置の斜視図、図2はワ
−ク支持機構(A)の左側面図、図3はワ−ク支持機構
(A)の右側面、図4はワ−ク支持機構(A)の背面
図、図5は本発明の円環状ワ−クの研削状態を示す図、
図6は従来の円環状ワ−クの研削状態を示す図、図7は
別の態様を示す本発明の平面研削装置の斜視図、図11
は別の態様を示す本発明の平面研削装置の斜視図であ
る。
【0027】図1に示す平面研削装置1において、Aは
ワ−ク支持機構、Bはワ−ク加工機構、40は基台であ
る。ワ−ク支持機構(A)は、図1から図4に示すよう
に、基台40上に水平方向のX−Y軸に移動可能に取り
付けられたX−Y軸スライドテ−ブル42、該X−Y軸
スライドテ−ブル42上に設けた支持ブロック61上に
アクチエ−タ68により垂直なZ軸回りに回転自在に設
置された環状のロ−タリ−テ−ブル64を備えるタ−ン
テ−ブルユニット62、該ロ−タリ−テ−ブル上に環状
ワ−クを固定するチャック77を備える。
ワ−ク支持機構、Bはワ−ク加工機構、40は基台であ
る。ワ−ク支持機構(A)は、図1から図4に示すよう
に、基台40上に水平方向のX−Y軸に移動可能に取り
付けられたX−Y軸スライドテ−ブル42、該X−Y軸
スライドテ−ブル42上に設けた支持ブロック61上に
アクチエ−タ68により垂直なZ軸回りに回転自在に設
置された環状のロ−タリ−テ−ブル64を備えるタ−ン
テ−ブルユニット62、該ロ−タリ−テ−ブル上に環状
ワ−クを固定するチャック77を備える。
【0028】ワ−ク支持機構(A)のX−Y軸スライド
テ−ブル42は、ステッピングモ−タ52の回転駆動を
スクリュ−48が受けてX軸方向(図1で47の矢印で
示す方向)に移動可能としたプレ−ト46を支持する平
行な反摩擦ガイドレ−ル(anti-friction guide)44
と、別のステッピングモ−タ58の回転駆動をスクリュ
−57が受けてY軸方向(図1で56の矢印で示す方
向)に移動可能としたプレ−ト54を支持する平行な反
摩擦ガイドレ−ル(anti-friction guide)44との集
合体である。
テ−ブル42は、ステッピングモ−タ52の回転駆動を
スクリュ−48が受けてX軸方向(図1で47の矢印で
示す方向)に移動可能としたプレ−ト46を支持する平
行な反摩擦ガイドレ−ル(anti-friction guide)44
と、別のステッピングモ−タ58の回転駆動をスクリュ
−57が受けてY軸方向(図1で56の矢印で示す方
向)に移動可能としたプレ−ト54を支持する平行な反
摩擦ガイドレ−ル(anti-friction guide)44との集
合体である。
【0029】このX−Y軸スライドテ−ブル42上に上
述したロ−タリ−テ−ブル64が備え付けられる。
述したロ−タリ−テ−ブル64が備え付けられる。
【0030】ワ−ク加工機構(B)は、コラム2の両端
壁に設けられた一対のガイドレ−ル2a,2b上を移動
可能な一対の右螺合体3と左螺合体4、これら螺合体
3,4の各々に前記Y軸に平行な方向に設けたスピンド
ル軸5,5'に砥石6,6'を回転可能に取り付け、かつ
昇降自在に取り付けた右砥石頭7と左砥石頭,7'、こ
れらスピンドル軸を回転駆動させる一対のモ−タ−8,
9および右螺合体3に螺合されるボ−ルネジ10を駆動
するアクチエ−タ−11と左螺合体4に螺合されるボ−
ルネジ12を駆動するアクチエ−タ−13を前記コラム
2に備える。
壁に設けられた一対のガイドレ−ル2a,2b上を移動
可能な一対の右螺合体3と左螺合体4、これら螺合体
3,4の各々に前記Y軸に平行な方向に設けたスピンド
ル軸5,5'に砥石6,6'を回転可能に取り付け、かつ
昇降自在に取り付けた右砥石頭7と左砥石頭,7'、こ
れらスピンドル軸を回転駆動させる一対のモ−タ−8,
9および右螺合体3に螺合されるボ−ルネジ10を駆動
するアクチエ−タ−11と左螺合体4に螺合されるボ−
ルネジ12を駆動するアクチエ−タ−13を前記コラム
2に備える。
【0031】このワ−ク加工機構(B)は、左右の螺合
体3,4の前面にX軸に平行に副ガイドレ−ル14,1
5',ボ−ルネジ16,17およびアクチュエ−タ1
8,19を設け、前記ボ−ルネジ16,17に螺合体2
0,21を螺合し、これら螺合体20,21にスクリュ
−22,23をY軸方向と平行な方向に備えた副アクチ
ュエ−タ24,25を支持させ、これらスクリュ−2
2,23にキャリア26を螺合させ、これらキャリアに
砥石用ドレッサ27.28を軸承するシャフト29,3
0を回転駆動させるモ−タ−31,32を備えている。
体3,4の前面にX軸に平行に副ガイドレ−ル14,1
5',ボ−ルネジ16,17およびアクチュエ−タ1
8,19を設け、前記ボ−ルネジ16,17に螺合体2
0,21を螺合し、これら螺合体20,21にスクリュ
−22,23をY軸方向と平行な方向に備えた副アクチ
ュエ−タ24,25を支持させ、これらスクリュ−2
2,23にキャリア26を螺合させ、これらキャリアに
砥石用ドレッサ27.28を軸承するシャフト29,3
0を回転駆動させるモ−タ−31,32を備えている。
【0032】さらに、このワ−ク加工機構(B)は、左
右の螺合体3,4の一端面にZ軸に平行に副副ガイドレ
−ル34,34,34’34',ボ−ルネジ35,35
およびアクチュエ−タ36,37を設け、前記ボ−ルネ
ジ35,35に砥石頭の底部を支持する螺合体38,3
8を螺合し、これら螺合体38,38をボ−ルネジ3
5,35に螺合させ、アクチュエ−タ36,37の回転
駆動を受けてZ軸方向と平行な鉛直方向Kに砥石頭7,
7'を昇降させる。
右の螺合体3,4の一端面にZ軸に平行に副副ガイドレ
−ル34,34,34’34',ボ−ルネジ35,35
およびアクチュエ−タ36,37を設け、前記ボ−ルネ
ジ35,35に砥石頭の底部を支持する螺合体38,3
8を螺合し、これら螺合体38,38をボ−ルネジ3
5,35に螺合させ、アクチュエ−タ36,37の回転
駆動を受けてZ軸方向と平行な鉛直方向Kに砥石頭7,
7'を昇降させる。
【0033】図1に示す平面研削装置1を用いて、円環
状ワ−クの円環体に2n個の点対称の溝を研削するに
は、下記の工程を経て行う。 1)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64上
の回転軸Z線上に中心を合わせたチャック77に環体幅
がLの円環状ワ−クを円環状ワ−クの中心点がロ−タリ
−テ−ブル64の回転軸Z線上に位置するように固定す
る。
状ワ−クの円環体に2n個の点対称の溝を研削するに
は、下記の工程を経て行う。 1)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64上
の回転軸Z線上に中心を合わせたチャック77に環体幅
がLの円環状ワ−クを円環状ワ−クの中心点がロ−タリ
−テ−ブル64の回転軸Z線上に位置するように固定す
る。
【0034】2)X軸に平行で、かつ、円環状ワ−クの
中心点oを通る水平線t上に一対の左右の砥石頭7,
7'に備え付けられた回転する砥石6,6'の外周が位置
するようにX−Y軸スライドテ−ブル42を前後および
左右に移動する。ついで、円環状ワ−クの直径から円環
状ワ−クの円環体の片幅Lを差引いた距離Sと前記両砥
石の外周中心の底点間距離sが同じ長さとなるように左
右の砥石頭7,7'の砥石間距離をアクチエ−タ11,
11'でボ−ルネジ11,12を回転させ、右螺合体3
と左螺合体4を移動させて調整する。
中心点oを通る水平線t上に一対の左右の砥石頭7,
7'に備え付けられた回転する砥石6,6'の外周が位置
するようにX−Y軸スライドテ−ブル42を前後および
左右に移動する。ついで、円環状ワ−クの直径から円環
状ワ−クの円環体の片幅Lを差引いた距離Sと前記両砥
石の外周中心の底点間距離sが同じ長さとなるように左
右の砥石頭7,7'の砥石間距離をアクチエ−タ11,
11'でボ−ルネジ11,12を回転させ、右螺合体3
と左螺合体4を移動させて調整する。
【0035】3)左右の砥石頭7,7'の砥石6,6'を
モ−タ−8,9を駆動させて回転し、ついでアクチエ−
タ36,37を駆動させて左右の砥石頭7,7'を同時
に下降させて回転する砥石6,6'を前記円環状ワ−ク
表面に切り込みをかける。X−Y軸スライドテ−ブル4
2をステッピングモ−タ−52の駆動によりスクリュ−
48を回転させてX軸方向に前記円環状ワ−クの円環体
の幅より若干大きい距離間を往復ストロ−ク移動させる
ことにより前記一対の回転する砥石6,6'を同時に相
対的にストロ−ク移動させて円環状ワ−クの円環体に一
対の溝をクリ−プフィ−ド研削加工する。
モ−タ−8,9を駆動させて回転し、ついでアクチエ−
タ36,37を駆動させて左右の砥石頭7,7'を同時
に下降させて回転する砥石6,6'を前記円環状ワ−ク
表面に切り込みをかける。X−Y軸スライドテ−ブル4
2をステッピングモ−タ−52の駆動によりスクリュ−
48を回転させてX軸方向に前記円環状ワ−クの円環体
の幅より若干大きい距離間を往復ストロ−ク移動させる
ことにより前記一対の回転する砥石6,6'を同時に相
対的にストロ−ク移動させて円環状ワ−クの円環体に一
対の溝をクリ−プフィ−ド研削加工する。
【0036】4)アクチエ−タ36,37を逆方向に駆
動させて左右の砥石頭7,7'を同時に上昇させて円環
状ワ−ク表面より両砥石6,6'を後退させる。
動させて左右の砥石頭7,7'を同時に上昇させて円環
状ワ−ク表面より両砥石6,6'を後退させる。
【0037】5)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ
−ブル64をZ軸回りにアクチエ−タ68で360/n
度回転させ、ついで停止させる芯出しを行う。および、
−ブル64をZ軸回りにアクチエ−タ68で360/n
度回転させ、ついで停止させる芯出しを行う。および、
【0038】6)以下、上記溝加工工程、リトラクト工
程および芯出し工程を(n−1)回繰り返えす。なお、
2n個の溝が形成されたら加工ワ−クをロ−タリ−テ−
ブル64より取り外し、新たなワ−クをロ−タリ−テ−
ブル64上に固定し、加工を再開する。
程および芯出し工程を(n−1)回繰り返えす。なお、
2n個の溝が形成されたら加工ワ−クをロ−タリ−テ−
ブル64より取り外し、新たなワ−クをロ−タリ−テ−
ブル64上に固定し、加工を再開する。
【0039】上記例では、ワ−クに対する砥石のX軸方
向の相対移動を、X−Y軸スライドテ−ブル42のX軸
方向のストロ−ク反転で行う例を示したが、X−Y軸ス
ライドテ−ブル42のX軸方向のストロ−ク反転を行わ
ないで、ワ−ク加工機構(B)のコラム2に備えられた
左右の砥石頭7,7'を右螺合体3に螺合されるボ−ル
ネジ10を駆動するアクチエ−タ−11と左螺合体4に
螺合されるボ−ルネジ12を駆動するアクチエ−タ−1
3の駆動により同期制御(同一方向、同一ストロ−ク速
度)して行ってもよい。
向の相対移動を、X−Y軸スライドテ−ブル42のX軸
方向のストロ−ク反転で行う例を示したが、X−Y軸ス
ライドテ−ブル42のX軸方向のストロ−ク反転を行わ
ないで、ワ−ク加工機構(B)のコラム2に備えられた
左右の砥石頭7,7'を右螺合体3に螺合されるボ−ル
ネジ10を駆動するアクチエ−タ−11と左螺合体4に
螺合されるボ−ルネジ12を駆動するアクチエ−タ−1
3の駆動により同期制御(同一方向、同一ストロ−ク速
度)して行ってもよい。
【0040】さらに、図7で示す平面研削装置1、即
ち、基台40上に設けられたベッド90上にX軸に対し
て平行に設けられた一対のガイドレ−ル91,91およ
び、該ガイドレ−ル91,91上を滑走可能な支持体9
2を底板93に備え、リニアモ−タ駆動により前記X軸
方向に平行に前記コラム2を往復移動可能に設けた移動
テ−ブル機構(C)を備える平面研削装置1を用い、コ
ラム2をストロ−ク反転させることにより、左右の砥石
を同時に往復移動させてワ−クの溝加工を行ってもよ
い。
ち、基台40上に設けられたベッド90上にX軸に対し
て平行に設けられた一対のガイドレ−ル91,91およ
び、該ガイドレ−ル91,91上を滑走可能な支持体9
2を底板93に備え、リニアモ−タ駆動により前記X軸
方向に平行に前記コラム2を往復移動可能に設けた移動
テ−ブル機構(C)を備える平面研削装置1を用い、コ
ラム2をストロ−ク反転させることにより、左右の砥石
を同時に往復移動させてワ−クの溝加工を行ってもよ
い。
【0041】図7に示す平面研削装置1を用いて、円環
状ワ−クの円環体に2n個の点対称の溝を研削するに
は、下記の工程を経て行う。 1)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64上
の回転軸Z線上に中心を合わせたチャック77に環体幅
がLの円環状ワ−クを円環状ワ−クの中心点がロ−タリ
−テ−ブル64の回転軸Z線上に位置するように固定す
る。
状ワ−クの円環体に2n個の点対称の溝を研削するに
は、下記の工程を経て行う。 1)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64上
の回転軸Z線上に中心を合わせたチャック77に環体幅
がLの円環状ワ−クを円環状ワ−クの中心点がロ−タリ
−テ−ブル64の回転軸Z線上に位置するように固定す
る。
【0042】2)X軸に平行で、かつ、円環状ワ−クの
中心点oを通る水平線t上に一対の左右の砥石頭7,
7'に備え付けられた回転する砥石6,6'の外周が位置
するようにY軸スライドテ−ブル42を前後に移動す
る。ついで、円環状ワ−クの直径Rより円環状ワ−クの
円環体の片幅Lを差引いた距離Sと前記両砥石の外周中
心の底点間距離sが同じ長さとなるように左右の砥石頭
7,7'の砥石間距離をアクチエ−タ11,11'でボ−
ルネジ11,12を回転させ、右螺合体3と左螺合体4
を移動させて調整する。
中心点oを通る水平線t上に一対の左右の砥石頭7,
7'に備え付けられた回転する砥石6,6'の外周が位置
するようにY軸スライドテ−ブル42を前後に移動す
る。ついで、円環状ワ−クの直径Rより円環状ワ−クの
円環体の片幅Lを差引いた距離Sと前記両砥石の外周中
心の底点間距離sが同じ長さとなるように左右の砥石頭
7,7'の砥石間距離をアクチエ−タ11,11'でボ−
ルネジ11,12を回転させ、右螺合体3と左螺合体4
を移動させて調整する。
【0043】3)左右の砥石頭7,7'の砥石6,6'を
モ−タ−8,9を駆動させて回転し、ついでアクチエ−
タ36,37を駆動させて左右の砥石頭7,7'を同時
に下降させて回転する砥石6,6'を前記円環状ワ−ク
表面に切り込みをかける。コラム2をリニアモ−タ駆動
によりX軸方向に前記円環状ワ−クの円環体の幅より若
干大きい距離、往復ストロ−ク移動させることにより前
記一対の回転する砥石6,6'を同時に相対的にストロ
−ク移動させて円環状ワ−クの円環体に一対の溝をクリ
−プフィ−ド研削加工する。
モ−タ−8,9を駆動させて回転し、ついでアクチエ−
タ36,37を駆動させて左右の砥石頭7,7'を同時
に下降させて回転する砥石6,6'を前記円環状ワ−ク
表面に切り込みをかける。コラム2をリニアモ−タ駆動
によりX軸方向に前記円環状ワ−クの円環体の幅より若
干大きい距離、往復ストロ−ク移動させることにより前
記一対の回転する砥石6,6'を同時に相対的にストロ
−ク移動させて円環状ワ−クの円環体に一対の溝をクリ
−プフィ−ド研削加工する。
【0044】4)アクチエ−タ36,37を逆方向に駆
動させて左右の砥石頭7,7'を同時に上昇させて円環
状ワ−ク表面より両砥石6,6'を後退させる。
動させて左右の砥石頭7,7'を同時に上昇させて円環
状ワ−ク表面より両砥石6,6'を後退させる。
【0045】5)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ
−ブル64をZ軸回りにアクチエ−タ68で360/n
度回転させ、ついで停止させる芯出しを行う。
−ブル64をZ軸回りにアクチエ−タ68で360/n
度回転させ、ついで停止させる芯出しを行う。
【0046】6)以下、上記溝加工工程、リトラクト工
程および芯出し工程を(n−1)回繰り返えす。なお、
2n個の溝が形成されたら加工ワ−クをロ−タリ−テ−
ブル64より取り外し、新たなワ−クをロ−タリ−テ−
ブル64上に固定し、加工を再開する。
程および芯出し工程を(n−1)回繰り返えす。なお、
2n個の溝が形成されたら加工ワ−クをロ−タリ−テ−
ブル64より取り外し、新たなワ−クをロ−タリ−テ−
ブル64上に固定し、加工を再開する。
【0047】上記ストロ−ク幅は、前記円環状ワ−クの
円環体の幅の1.01〜1.3倍で充分である。ストロ
−ク速度はワ−クの種類によるが、50〜300min
−1である。
円環体の幅の1.01〜1.3倍で充分である。ストロ
−ク速度はワ−クの種類によるが、50〜300min
−1である。
【0048】図11に示す平面研削装置1は、Y軸スラ
イドテ−ブル54をサドルタイプとし、ドレッサ28を
X軸スライドテ−ブル46上に設け、かつ、左右の螺合
体3,4を同一のボ−ルネジ10に螺合させてNC制御
の軸数を少なくした別の態様を示す、平面研削装置1で
ある。
イドテ−ブル54をサドルタイプとし、ドレッサ28を
X軸スライドテ−ブル46上に設け、かつ、左右の螺合
体3,4を同一のボ−ルネジ10に螺合させてNC制御
の軸数を少なくした別の態様を示す、平面研削装置1で
ある。
【0049】この平面研削装置1は、基台(ベッド)4
0上にコラム2を上下方向(K軸方向)に昇降させるス
ライド板34とアクチエ−タ36を備える昇降機構を支
持する門方コラム69を前後方向(Y軸方向)に移動可
能に取り付けたY軸スライドテ−ブル54、該Y軸スラ
イドテ−ブル54上に設けた水平方向に移動可能なリニ
アモ−タ駆動X軸スライドテ−ブル46、該X軸スライ
ドテ−ブル上にアクチエ−タ68により垂直なZ軸回り
に回転自在に設置された円環状のロ−タリ−テ−ブル6
4、該ロ−タリ−テ−ブル上に環状ワ−クwを固定する
チャック77、前記X軸スライドテ−ブル46の左端に
ドレッサ28を備えるワ−ク支持機構(A)、および、
0上にコラム2を上下方向(K軸方向)に昇降させるス
ライド板34とアクチエ−タ36を備える昇降機構を支
持する門方コラム69を前後方向(Y軸方向)に移動可
能に取り付けたY軸スライドテ−ブル54、該Y軸スラ
イドテ−ブル54上に設けた水平方向に移動可能なリニ
アモ−タ駆動X軸スライドテ−ブル46、該X軸スライ
ドテ−ブル上にアクチエ−タ68により垂直なZ軸回り
に回転自在に設置された円環状のロ−タリ−テ−ブル6
4、該ロ−タリ−テ−ブル上に環状ワ−クwを固定する
チャック77、前記X軸スライドテ−ブル46の左端に
ドレッサ28を備えるワ−ク支持機構(A)、および、
【0050】前記コラム2の両端壁に設けられた一対の
ガイドレ−ル2a,2a上を移動可能な一対の右螺合体
3と左螺合体4、これら螺合体3,4の各々に前記Y軸
に平行な方向に設けたスピンドル軸'に砥石6,6'を回
転可能に取り付け、かつ昇降自在に取り付けた右砥石頭
7と左砥石頭7'、これらスピンドル軸を回転駆動させ
る一対のモ−タ−(図示されていない)および右螺合体
3と左螺合体4に螺合されるボ−ルネジ10を駆動する
アクチエ−タ−11を前記コラム2に備えたワ−ク加工
機構(B)、とを備える。
ガイドレ−ル2a,2a上を移動可能な一対の右螺合体
3と左螺合体4、これら螺合体3,4の各々に前記Y軸
に平行な方向に設けたスピンドル軸'に砥石6,6'を回
転可能に取り付け、かつ昇降自在に取り付けた右砥石頭
7と左砥石頭7'、これらスピンドル軸を回転駆動させ
る一対のモ−タ−(図示されていない)および右螺合体
3と左螺合体4に螺合されるボ−ルネジ10を駆動する
アクチエ−タ−11を前記コラム2に備えたワ−ク加工
機構(B)、とを備える。
【0051】この図11で示す平面研削装置を用いて、
円環状ワ−クwの円環体に2n個の点対称の溝を研削加
工する方法は、下記の工程を経る。 1)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64上
のチャック77に円環体幅がLの円環状ワ−クを円環状
ワ−クの中心点がロ−タリ−テ−ブル64の回転軸Z線
上に位置するように固定する。
円環状ワ−クwの円環体に2n個の点対称の溝を研削加
工する方法は、下記の工程を経る。 1)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64上
のチャック77に円環体幅がLの円環状ワ−クを円環状
ワ−クの中心点がロ−タリ−テ−ブル64の回転軸Z線
上に位置するように固定する。
【0052】2)X軸に平行で、かつ、円環状ワ−クの
中心点oを通る水平線t上に一対の左右の砥石頭に備え
付けられた回転する砥石6,6'の外周が位置するとと
もに、円環状ワ−クの直径より円環状ワ−クの円環体の
片幅Lを差引いた距離Sと前記両砥石の外周中心の底点
間距離sが同じ長さとなるように左右の砥石頭の砥石間
距離を調整する。
中心点oを通る水平線t上に一対の左右の砥石頭に備え
付けられた回転する砥石6,6'の外周が位置するとと
もに、円環状ワ−クの直径より円環状ワ−クの円環体の
片幅Lを差引いた距離Sと前記両砥石の外周中心の底点
間距離sが同じ長さとなるように左右の砥石頭の砥石間
距離を調整する。
【0053】3)左右の砥石頭を備える左右の螺合体
3,4をアクチエ−タ36を駆動させて可動板34を下
降させることにより同期回転する砥石6,6'を前記円
環状ワ−ク表面に切り込みをかけ、X軸スライドテ−ブ
ル46をX軸方向に前記円環状ワ−クの円環体の幅より
若干大きい距離間を左右方向(X軸方向)にリニアモ−
タ駆動で往復ストロ−ク移動させることにより前記一対
の回転する砥石6,6'により円環状ワ−クの円環体に
一対の溝をクリ−プフィ−ド研削加工する。
3,4をアクチエ−タ36を駆動させて可動板34を下
降させることにより同期回転する砥石6,6'を前記円
環状ワ−ク表面に切り込みをかけ、X軸スライドテ−ブ
ル46をX軸方向に前記円環状ワ−クの円環体の幅より
若干大きい距離間を左右方向(X軸方向)にリニアモ−
タ駆動で往復ストロ−ク移動させることにより前記一対
の回転する砥石6,6'により円環状ワ−クの円環体に
一対の溝をクリ−プフィ−ド研削加工する。
【0054】4)アクチエ−タ36を逆回転駆動させて
可動板34を上昇させることにより左右砥石頭を上昇さ
せて円環状ワ−ク表面より両砥石6,6'を後退(リト
ラクト)させる。 5)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64を
Z軸回りにアクチエ−タ68で360/n度回転させ、
ついでロ−タリ−テ−ブル64の回転を停止させて芯出
し(位置合わせ)を行う。
可動板34を上昇させることにより左右砥石頭を上昇さ
せて円環状ワ−ク表面より両砥石6,6'を後退(リト
ラクト)させる。 5)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64を
Z軸回りにアクチエ−タ68で360/n度回転させ、
ついでロ−タリ−テ−ブル64の回転を停止させて芯出
し(位置合わせ)を行う。
【0055】および、 6)以下、上記溝加工工程、リトラクト工程および芯出
し工程を(n−1)回繰り返えす。
し工程を(n−1)回繰り返えす。
【0056】
【発明の効果】本発明においては、一対の砥石を用い、
円環状ワ−クの円環体幅より若干大きい幅、ストロ−ク
研削加工するので、従来の1個の砥石を用い、円環状ワ
−クの円環体の右端から左端の移動距離によるストロ−
ク研削と比較して研削時間が格段と短縮できる。
円環状ワ−クの円環体幅より若干大きい幅、ストロ−ク
研削加工するので、従来の1個の砥石を用い、円環状ワ
−クの円環体の右端から左端の移動距離によるストロ−
ク研削と比較して研削時間が格段と短縮できる。
【図1】 平面研削装置の斜視図である。
【図2】 (A)の左側面図である。
【図3】 ワ−ク支持機構(A)の右側面図である。
【図4】 ワ−ク支持機構(A)の背面図である。
【図5】 本発明の円環状ワ−クの研削状態を示す図
である。
である。
【図6】 従来の円環状ワ−クの研削状態を示す図で
ある。
ある。
【図7】 別の態様を示す本発明の平面研削装置の斜
視図である。
視図である。
【図8】 カップリング リングの斜視図である。
【図9】 カップリング リングの平面図である。
【図10】 別の歯型カップリング リングの斜視図で
あり、上側のリングは背面を、下上側のリングは上面を
示す。
あり、上側のリングは背面を、下上側のリングは上面を
示す。
【図11】 別の態様を示す本発明の平面研削装置の斜
視図である。
視図である。
1 平面研削装置 w ワ−ク A ワ−ク支持機構 B ワ−ク加工機構 C 移動テ−ブル機構 2 コラム 6 砥石 7 砥石頭 40 基台(ベッド) 42 X−Y軸スライドテ−ブル 46 X軸スライドテ−ブル(プレ−ト) 54 Y軸スライドテ−ブル(プレ−ト) 64 ロ−タリ−テ−ブル 77 ワ−クを固定するチャック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C043 BA01 BA03 BA18 CC12 DD02 DD05
Claims (9)
- 【請求項1】 図1に示すように、基台40上に水平方
向のX−Y軸に移動可能に取り付けられたX−Y軸スラ
イドテ−ブル42、該X−Y軸スライドテ−ブル42上
に設けた支持ブロック61上にアクチエ−タ68により
垂直なZ軸回りに回転自在に設置された環状のロ−タリ
−テ−ブル64、該ロ−タリ−テ−ブル上に円環状ワ−
クを固定するチャック77を備えるワ−ク支持機構
(A)、および、 コラム2の両端壁に設けられた一対のガイドレ−ル2
a,2b上を移動可能な一対の右螺合体3と左螺合体
4、これら螺合体3,4の各々に前記Y軸に平行な方向
に設けたスピンドル軸5,5'に砥石6,6'を回転可能
に取り付け、かつ昇降自在に取り付けた右砥石頭7と左
砥石頭7'、これらスピンドル軸を回転駆動させる一対
のモ−タ−8,9および右螺合体3に螺合されるボ−ル
ネジ10を駆動するアクチエ−タ−11と左螺合体4に
螺合されるボ−ルネジ12を駆動するアクチエ−タ−1
3を前記コラム2に備えたワ−ク加工機構(B)、とを
備える、円環状ワ−クの平面研削装置1。 - 【請求項2】 ワ−ク加工機構(B)は、左右の螺合体
3,4の前面にX軸に平行に副ガイドレ−ル14,1
5',ボ−ルネジ16,17およびアクチュエ−タ1
8,19を設け、前記ボ−ルネジ16,17に螺合体2
0,21を螺合し、これら螺合体20,21にスクリュ
−22,23をY軸方向と平行な方向に備えた副アクチ
エ−タ24,25を支持させ、これらスクリュ−22,
23にキャリア26を螺合させ、これらキャリアに砥石
用ドレッサ27.28を軸承するシャフト29,30を
回転駆動させるモ−タ−31,32を設けたことを特徴
とする、請求項1に記載の円環状ワ−クの平面研削装
置。 - 【請求項3】 ワ−ク支持機構(A)のX−Y軸スライ
ドテ−ブル42は、ステッピングモ−タ52の回転駆動
をスクリュ−48が受けてX軸方向に移動可能としたプ
レ−ト46を支持する平行な反摩擦ガイドレ−ル44
と、別のステッピングモ−タ58の回転駆動をスクリュ
−57が受けてY軸方向に移動可能としたプレ−ト54
を支持する平行な反摩擦ガイドレ−ル44との集合体で
あることを特徴とする、請求項1に記載の円環状ワ−ク
の平面研削装置。 - 【請求項4】 下記の工程を経て、円環状ワ−クの円環
体に2n個の点対称の溝を研削する方法(但し、nは1
以上の整数である。)。 1)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64上
のチャック77に環体幅がLの円環状ワ−クを円環状ワ
−クの中心点がロ−タリ−テ−ブル64の回転軸Z線上
に位置するように固定する工程、 2)X軸に平行で、かつ、円環状ワ−クの中心点oを通
る水平線t上に一対の左右の砥石頭7,7'に備え付け
られた回転する砥石6,6'の外周が位置するととも
に、円環状ワ−クの直径より円環状ワ−クの円環体の片
幅Lを差引いた距離Sと前記両砥石の外周中心の底点間
距離sが同じ長さとなるように左右の砥石頭7,7'の
砥石間距離を調整する工程、 3)左右の砥石頭7,7'を同時に下降させて回転する
砥石6,6'を前記円環状ワ−ク表面に切り込みをか
け、X−Y軸スライドテ−ブル42をX軸方向に前記円
環状ワ−クの円環体の幅より若干大きい距離間を往復ス
トロ−ク移動させることにより前記一対の回転する砥石
6,6'を同時に相対的にストロ−ク移動させて円環状
ワ−クの円環体に一対の溝をクリ−プフィ−ド研削加工
する溝加工工程、 4)左右砥石頭7,7'を上昇させて円環状ワ−ク表面
より両砥石6,6'を後退させるリトラクト工程、 5)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64を
Z軸回りにアクチエ−タ68で360/n度回転させ、
ついで停止させる芯出し工程、および、 6)以下、上記溝加工工程、リトラクト工程および芯出
し工程を(n−1)回繰り返えす。 - 【請求項5】 図1に示すように、基台40上に前後方
向Yに移動可能に取り付けられたY軸スライドテ−ブル
42、該Y軸スライドテ−ブル42上に設けた支持ブロ
ック61上にアクチエ−タ68により垂直なZ軸回りに
回転自在に設置された環状のロ−タリ−テ−ブル64、
該ロ−タリ−テ−ブル上に円環状ワ−クを固定するチャ
ック77を備えるワ−ク支持機構(A)、 および、 コラム2の両端壁に設けられた一対のガイドレ−ル2
a,2b上を移動可能な一対の右螺合体3と左螺合体
4、これら螺合体3,4の各々に前記Y軸に平行な方向
に設けたスピンドル軸5,5'に砥石6,6'を回転可能
に取り付け、かつ昇降自在に取り付けた右砥石頭7と左
砥石頭7'、これらスピンドル軸を回転駆動させる一対
のモ−タ−8,9および右螺合体3に螺合されるボ−ル
ネジ10を駆動するアクチエ−タ−11と左螺合体4に
螺合されるボ−ルネジ12を駆動するアクチエ−タ−1
3を前記コラム2に備えたワ−ク加工機構(B)、とを
備える、円環状ワ−クの平面研削装置1。 - 【請求項6】 図7に示すように、基台40上に前後方
向Yに移動可能に取り付けられたY軸スライドテ−ブル
42、該Y軸スライドテ−ブル42上に設けた支持ブロ
ック61上にアクチエ−タ68により垂直なZ軸回りに
回転自在に設置された円環状のロ−タリ−テ−ブル6
4、該ロ−タリ−テ−ブル上に環状ワ−クを固定するチ
ャック77を備えるワ−ク支持機構(A)と、 コラム2の両端壁に設けられた一対のガイドレ−ル2
a,2b'上を移動可能な一対の右螺合体3と左螺合体
4、これら螺合体3,4の各々に前記Y軸に平行な方向
に設けたスピンドル軸5,5'に砥石6,6'を回転可能
に取り付け、かつ昇降自在に取り付けた右砥石頭7と左
砥石頭7'、これらスピンドル軸を回転駆動させる一対
のモ−タ−8,9および右螺合体3に螺合されるボ−ル
ネジ10を駆動するアクチエ−タ−11と左螺合体4に
螺合されるボ−ルネジ12を駆動するアクチエ−タ−1
3を前記コラム2に備えたワ−ク加工機構(B)、およ
び、 前記基台40上に設けられたベッド90上にX軸に対し
て平行に設けられた一対のガイドレ−ル91,91およ
び、該案内ガイドレ−ル91,91上を滑走可能な支持
体92を底板93に備え、リニアモ−タ駆動により前記
X軸方向に平行に前記コラム2を往復移動可能に設けた
移動テ−ブル機構(C)、とを備える、円環状ワ−クの
平面研削装置1。 - 【請求項7】 下記の工程を経て、円環状ワ−クの円環
体に2n個の点対称の溝を研削する方法(但し、nは1
以上の整数である。)。 1)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64上
のチャック77に円環体幅がLの円環状ワ−クを円環状
ワ−クの中心点がロ−タリ−テ−ブル64の回転軸Z線
上に位置するように固定する工程、 2)X軸に平行で、かつ、円環状ワ−クの中心点oを通
る水平線t上に一対の左右の砥石頭7,7'に備え付け
られた回転する砥石6,6'の外周が位置するととも
に、円環状ワ−クの直径より円環状ワ−クの円環体の片
幅Lを差引いた距離Sと前記両砥石の外周中心の底点間
距離sが同じ長さとなるように左右の砥石頭7,7'の
砥石間距離を調整する工程、 3)同期する左右の砥石頭7,7'を同時に下降させて
回転する砥石6,6'を前記円環状ワ−ク表面に切り込
みをかけ、左右の砥石頭7,7'をX軸方向に前記円環
状ワ−クの円環体の幅より若干大きい距離間を左右方向
に往復ストロ−ク移動させることにより前記一対の回転
する砥石6,6'により円環状ワ−クの円環体に一対の
溝をクリ−プフィ−ド研削加工する溝加工工程、 4)左右砥石頭7,7'を上昇させて円環状ワ−ク表面
より両砥石6,6'を後退させるリトラクト工程、 5)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64を
Z軸回りにアクチエ−タ68で360/n度回転させ、
ついで停止させる芯出し工程、および、 6)以下、上記溝加工工程、リトラクト工程および芯出
し工程を(n−1)回繰り返えす。 - 【請求項8】 図11に示すように基台40上に前後方
向Yに移動可能に取り付けられた前後方向に移動可能な
Y軸スライドテ−ブル54、該Y軸スライドテ−ブル5
4上に設けた水平方向に移動可能なリニアモ−タ駆動X
軸スライドテ−ブル46、該X軸スライドテ−ブル上に
アクチエ−タ68により垂直なZ軸回りに回転自在に設
置された円環状のロ−タリ−テ−ブル64、該ロ−タリ
−テ−ブル上に環状ワ−クwを固定するチャック77を
備えるワ−ク支持機構(A)、および、 コラム2の両端壁に設けられた一対のガイドレ−ル2
a,2a上を移動可能な一対の右螺合体3と左螺合体
4、これら螺合体3,4の各々に前記Y軸に平行な方向
に設けたスピンドル軸'に砥石6,6'を回転可能に取り
付け、かつ昇降自在に取り付けた右砥石頭7と左砥石頭
7'、これらスピンドル軸を回転駆動させる一対のモ−
タ−および右螺合体3と左螺合体4に螺合されるボ−ル
ネジ10を駆動するアクチエ−タ−11を前記コラム2
に備えたワ−ク加工機構(B)、とを備える、円環状ワ
−クの平面研削装置1。 - 【請求項9】 下記の工程を経て、円環状ワ−クの円環
体に2n個の点対称の溝を研削する方法(但し、nは1
以上の整数である。)。 1)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64上
のチャック77に円環体幅がLの円環状ワ−クを円環状
ワ−クの中心点がロ−タリ−テ−ブル64の回転軸Z線
上に位置するように固定する工程、 2)X軸に平行で、かつ、円環状ワ−クの中心点oを通
る水平線t上に一対の左右の砥石頭に備え付けられた回
転する砥石6,6'の外周が位置するとともに、円環状
ワ−クの直径より円環状ワ−クの円環体の片幅Lを差引
いた距離Sと前記両砥石の外周中心の底点間距離sが同
じ長さとなるように左右の砥石頭の砥石間距離を調整す
る工程、 3)同期する左右の砥石頭を同時に下降させて回転する
砥石6,6'を前記円環状ワ−ク表面に切り込みをか
け、X軸スライドテ−ブル46をX軸方向に前記円環状
ワ−クの円環体の幅より若干大きい距離間を左右方向に
往復ストロ−ク移動させることにより前記一対の回転す
る砥石6,6'により円環状ワ−クの円環体に一対の溝
をクリ−プフィ−ド研削加工する溝加工工程、 4)左右砥石頭を上昇させて円環状ワ−ク表面より両砥
石6,6'を後退させるリトラクト工程、 5)ワ−ク支持機構(A)のロ−タリ−テ−ブル64を
Z軸回りにアクチエ−タ68で360/n度回転させ、
ついで停止させる芯出し工程、および、 6)以下、上記溝加工工程、リトラクト工程および芯出
し工程を(n−1)回繰り返えす。
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