JP2556841Y2 - 貯蔵庫 - Google Patents

貯蔵庫

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、貯蔵庫に係り、更に詳
細には移動配膳車等の貯蔵庫の窓材取付フレームへの窓
材の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、温度維持装置を介して食品を
所定温度に維持しつつ格納する庫本体を有し、食品の配
膳時に庫本体をキャスター等を介して移動させつつ庫本
体内から食品の配膳を行なう移動配膳車が種々提案され
ている。かかる移動配膳車においては、一般に、庫本体
の前面に開閉可能な複数の扉が配設され、各扉の周囲に
設けられた窓材取付フレームに取り付けられてなるパッ
キン部材に透明な窓材(通常、樹脂材料から形成されて
いる)が装着されている。このような従来の移動配膳車
における窓材取付フレームに対する窓材の取付構造につ
いて、図4を参照して説明する。図4は従来の移動配膳
車における窓材取付部の側断面図であり、窓材取付フレ
ーム20の一端部(図4中右端部)に隙間なく気密的に
取り付けられたパッキン部材21には2つの嵌合部22
が形成されており、各嵌合部22には、それぞれ窓材2
3A(庫内側に面する)、及び、窓材23B(庫外側に
面する)が装着されている。
【0003】ここに、前記各窓材23A、23Bとして
は、一般的に、透明度が高く光学特性に優れるアクリル
樹脂や耐衝撃性、機械的特性に優れるポリカーボネート
樹脂が使用されている。また、かかる各窓材23A、2
3Bは、専ら庫本体内の温度を一定温度に維持すること
に主眼が置かれており、従って、各窓材23A、23B
の端部(図4中左端部)は、パッキン部材21の各嵌合
部22における端縁部22Aと密着するように装着され
ている。これにより、庫本体内を外気と遮断し、庫本体
内に格納されている食品を一定温度に維持するものであ
る。
【0004】また、移動配膳車の扉は、庫本体内の温度
が低下することを防止するため、また、庫本体内の温度
が上昇することを防止するため、図4に示すように通常
2重の窓材23A、23Bにより構成されている。そし
て、かかる2重の窓材23A、23Bは、一の窓材23
Aと他の窓材23Bの間に空気層24を設けるようにし
て窓材取付フレーム20に取り付けられ、断熱効果を高
めていた。これにより、庫本体の保温性を向上するもの
である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような2重の窓材23A、23Bを有する移動配膳車の
窓材取付部において各窓材23A、23Bの端部とパッ
キン材材21の各嵌合部22における端縁部22Aとが
密着している場合、また、庫外側の窓材23Bがアクリ
ル樹脂、または、ポリカーボネート樹脂より形成されて
いる場合には以下の問題が生じた。
【0006】すなわち、2重の窓材23A、23Bを有
する移動配膳車は、前述の通り極めて保温性が高く、温
度維持装置を介して移動配膳車を温蔵庫として使用する
と、庫内側の窓材23Aは次第に温度が上昇されてい
く。従って、庫内温度を長時間高温に保持すると、庫内
側の窓材23Aが熱膨張していくこととなる。ここで、
窓材23Aはパッキン部材21の嵌合部22内に密着し
た状態で装着されており(図4参照)、窓材23Aの端
部と嵌合部22の端縁部22Aとの間には余剰空間が存
在しない。そのため、窓材23Aの熱膨張による応力が
窓材取付フレーム20に直接懸かり、窓材取付フレーム
20を変形させ、窓材23Aと窓材取付フレーム20の
間に隙間が生じ内外気が行き交うことにより保温性能が
著しく低下し、移動配膳車そのものの耐久性に関わって
くるといった問題があった。これと同様に、庫外側の窓
材23Bについても、庫内側の窓材23Aから空気層2
4を介して伝達される熱、外気から伝達される熱により
熱膨張されることが考えられ、かかる場合にも窓材23
Bの端部と嵌合部22の端縁部22Aとの間には余剰空
間が存在しないことから、窓材23Bがその熱膨張に伴
い窓材取付フレーム20を変形させてしまう虞があっ
た。
【0007】また、通常窓材23A、23Bとして広く
用いられているアクリル樹脂は、衝撃強さ、表面硬さ等
の機械特性(例えば、アイゾット衝撃値1.6〜2.7
kg・cm/cm、ロックウエル硬度M85)に劣り、
移動配膳車の移動中に庫外側の窓材23Bであるアクリ
ル樹脂が硬い突起物と接触すると変形もしくは破損する
といった問題があった。更に、庫外側の窓材23Bにポ
リカーボネート樹脂を用いた場合においては、衝撃強
さ、表面硬さ等の機械特性(例えば、アイゾット衝撃値
65〜95kg・cm/cm、ロックウエル硬度M9
3)に優れるものの、高価であり、また、耐薬品性等の
化学特性に劣るため一部の水溶性洗浄剤で洗浄すると白
濁、溶解、ひびが入る等の材質の低下が生じるといった
問題があった。
【0008】この考案は、上述した問題点を解決するた
めになされたものであり、移動配膳車等の貯蔵庫におけ
庫本体内の温度が高温状態に維持されることにより窓
材取付フレームに取り付けられた窓材が熱膨張した場合
においても、窓材取付フレームが破損等されることを確
実に防止し、また、庫外側における窓材が容易に破損、
化学劣化等されることを確実に防止して、長期に渡って
耐久性を保持できる貯蔵庫を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
にこの考案の請求項1に係る貯蔵庫は、食品を格納する
庫本体と、庫本体の前面に配設され開閉可能な扉と、扉
の周囲に設けられた窓材取付フレームと、窓材取付フレ
ームに取り付けられるとともに少なくともつの嵌合部
が形成されたパッキン部材と、パッキン部材の嵌合部に
装着された窓材と、庫本体内を所定温度に維持する温度
維持装置とを有する貯蔵庫において、前記窓材は、前記
パッキン部材における嵌合部の端縁部から所定の間隙を
設けつつ装着された構成を有する。また、請求項2に係
貯蔵庫は、食品を格納する庫本体と、庫本体の前面に
配設され開閉可能な扉と、扉の周囲に設けられた窓材取
付フレームと、窓材取付フレームに取り付けられるとと
もに少なくとも2つの庫内側嵌合部及び庫外側嵌合部が
形成されたパッキン部材と、パッキン部材の各庫内側嵌
合部及び庫外側嵌合部に装着された窓材と、庫本体内を
所定温度に維持する温度維持装置とを有する貯蔵庫にお
いて、前記庫外側窓材はポリ塩化ビニル樹脂から形成さ
れているとともに、前記庫内側窓材はアクリル樹脂から
形成された構成を有する。
【0010】
【作用】前記構成を有する本考案の請求項1に係る貯蔵
では、温度維持装置を介して庫本体内に格納された食
品の温度を所定温度に維持しながら、食品の配膳が行な
われる。ここに、庫本体が温度維持装置により高温に加
熱されて温蔵庫として使用された場合、庫本体の前面に
おける扉の窓材取付フレームに取り付けられたパッキン
部材の嵌合部に装着された窓材は、温度維持装置から発
せられる熱や外気からの熱によって熱膨張される。この
とき、窓材はパッキン部材における嵌合部の端縁部から
所定の間隙を設けつつ装着されているので、前記のよう
に窓材が熱膨張した場合においても、その熱膨張に伴っ
て生じる窓材の増加分は、間隙により吸収されることと
なる。これより、窓材が熱膨張した場合でも窓材が窓材
取付フレームに応力を及ぼすことは防止され得る。
【0011】また、請求項2の貯蔵庫においても、前記
請求項1の貯蔵庫の場合と同様に、温度維持装置を介し
て庫本体内に格納された食品の温度を所定温度に維持し
ながら、食品の配膳が行なわれる。かかる貯蔵庫では、
窓材取付フレームに取り付けられるパッキン部材には少
なくとも2つの庫内側嵌合部及び庫外側嵌合部が形成さ
れるとともに、各庫内側嵌合部及び庫外側嵌合部には窓
材が装着されている。これにより、貯蔵庫は、その窓材
取付フレームのパッキン部材に2つの窓材が装着された
二重窓材構造を有するものであるが、庫外側窓材はポリ
塩化ビニル樹脂から形成されており、また、庫内側窓材
はアクリル樹脂から形成されている。このとき、庫外側
窓材に使用されたポリ塩化ビニル樹脂は特に耐衝撃性等
の機械的特性、耐薬品性に優れていることから、庫外側
窓材が外部物品と接触しても破損等されることが防止さ
れ得るとともに、洗浄剤を介して洗浄した場合にも庫外
側窓材の品質が低下することが回避され得る。また、庫
内側窓材においては、前記のようにポリ塩化ビニル樹脂
から形成された庫外側窓材を介して衝撃等から保護され
ていることと相まって、汎用性があり、且つ、コストの
低いアクリル樹脂から形成することが可能となるもので
ある。
【0012】
【実施例】以下、この考案を具体化した一実施例を図1
及び図2を参照して説明する。図1は、移動配膳車の正
面図、図2は、扉の拡大図である。これらの図におい
て、移動配膳車Pは、食品が格納される庫本体1と、庫
本体1の底部に設けられ食品の配膳時に移動配膳車Pの
移動を容易にする車輪8を有するキャスターCとを有す
る。かかる庫本体1は断熱材から形成された箱状体から
なり、庫本体1の上部左側には庫本体1内に内蔵された
温度維持装置を制御する制御パネル6が配設されてい
る。制御パネル6上には、庫本体1を温蔵庫として使用
する際に温度維持装置の加熱制御を指示する温蔵スイッ
チ、庫本体1を冷蔵庫として使用する際に温度維持装置
の冷却制御を指示する冷蔵スイッチ、その他制御温度を
設定する温度設定スイッチ等の各種スイッチが設けられ
ている。
【0013】また、庫本体1の両側部には、移動配膳車
Pを移動させる際に使用する取手7が取り付けられてい
る。更に、庫本体1の前面には、複数個の開閉扉2が開
閉可能に配設されている(本実施例に係る移動配膳車P
では4個の開閉扉2が配設されている)。各開閉扉2
は、庫本体1に対して食品を格納する際、及び、格納さ
れた食品を庫本体1内から取り出す際に開閉されるもの
であり、各開閉扉2は、後述するように、各扉2の周囲
に設けられた窓取付フレーム2aにより形成される窓部
3に透明な2つの窓材3a、3bを嵌め込むことにより
構成されている。また、各開閉扉2の窓材取付フレーム
2aの所定位置(図1参照)には開閉扉2を開閉する際
に使用される扉取手5が取り付けられている。尚、各開
閉扉2の詳細な構造については後述する。
【0014】更に、庫本体1の内部には、食品を整列し
た状態で格納可能とすべく複数個の庫内棚4が上下に配
置されている。かかる各庫内棚4は庫本体1内に格納す
る食品の大きさに合わせて高さが自在に設定できるもの
である。
【0015】次に、各開閉扉2における窓材3a、3b
の取付構造について図3を参照して説明する。図3は図
2におけるA−A断面図であり、窓材取付フレーム2a
は、左端部と上端部に2つのパッキン取付部2b、2c
が設けられており、一方のパッキン取付部2bには窓パ
ッキン10が取り付けられ、また、他方のパッキン取付
部2cには扉パッキン11が取り付けられている。ここ
に、窓パッキン10は窓材3a、3bを保持するもので
あり、また、扉パッキン11はマグネットを内包し、か
かるマグネットによる磁性吸引力を介して開閉扉2の閉
塞時に各開閉扉2を庫本体1の前面に密着させるもので
ある。
【0016】前記窓パッキン10には、2つの嵌合部1
5、16が形成されており、嵌合部15は開閉扉2の庫
内側に面し、また、嵌合部16は開閉扉2の庫外側に面
している。庫内側の嵌合部15には、アクリル樹脂から
形成された窓材3aが、その左端部と嵌合部15の端縁
部15Aとの間に所定の間隙12を設けた状態で装着さ
れている。ここに、アクリル樹脂は耐熱性に優れ、ま
た、無臭性であり、食品の保存を行う移動配膳車等の貯
蔵庫に使用されて好適なものである。また、庫外側の嵌
合部16には、ポリ塩化ビニル樹脂から形成された窓材
3bが、その左端部と嵌合部16の端縁部16Aとの間
に所定の間隙13を設けた状態で装着されている。これ
らの各間隙12、13は、後述するように、温度維持装
置を介して庫本体1内を加熱した場合に、各窓材3a、
3bが熱膨張した際に生じる各窓材3a、3bの増加分
を吸収するためのものである。前記のように構成される
結果、各窓材3aと3bとの間には、断熱材としての作
用を有する空気層14が形成される。この空気層14に
より、庫本体1の保温性が向上されるものである。
【0017】続いて、前記のように構成された移動配膳
車Pの動作について説明する。先ず、扉取手5を介して
各開閉扉2を開放し、加熱調理又は冷却調理された調理
済みの食品を庫本体1内に格納した後、各開閉扉2を閉
塞する。このとき、格納される食品の調理状態(加熱調
理、又は、冷却調理)に従って制御パネル6上の温蔵ス
イッチ、又は、冷蔵スイッチを介して庫本体1の温度制
御状態が設定される。ここでは、温蔵スイッチが操作さ
れた場合を例にとって説明することとする。この温蔵ス
イッチを操作することにより、温度維持装置を介して庫
本体1内の加熱制御が行なわれ、庫本体1内に格納され
た食品が所定温度に保持される。この後、移動配膳車P
は取手7にて操作されつつ各キャスターCを介して所定
の場所まで移動され、各開閉扉2を開放して庫本体1内
から食品を取り出した後配膳が行なわれる。
【0018】このとき、前記のように温蔵スイッチを介
して庫本体1内が加熱されると、各開閉扉2の窓材取付
フレーム2aにおいて、パッキン取付部2bに取り付け
られた窓パッキン10の嵌合部15に装着された窓材3
a、及び、同様に窓パッキン10の嵌合部16に装着さ
れた窓材3bは、共に庫本体1内からの熱や外気からの
熱により熱膨張される。かかる熱膨張により各窓材3
a、3bは、各嵌合部15、16に沿って増加(伸張)
するが、各窓材3a、3bの装着時に窓材3aの端部と
嵌合部15の端縁部15Aとの間に間隙12を設けると
ともに、窓材3bと嵌合部16の端縁部16Aとの間に
間隙13を設けているので、前記のように加熱膨張によ
り各窓材3a、3bに生じる増加分(伸張分)は、それ
ぞれ各間隙12、13により吸収、相殺される。これに
より、各窓材3a、3bが窓材取付フレーム2aに応力
を及ぼすことは全くない。
【0019】また、移動配膳車Pを移動している間に、
庫外側の窓材3bが外部部品と接触、衝突した場合や窓
材3bを洗浄剤にて洗浄する場合においても、窓材3b
は、一般的に、耐衝撃性等の機械特性(例えば、アイゾ
ット衝撃値2.18〜109kg・cm/cm、ロック
ウエル硬度M88〜114)に優れ、また、耐薬品性に
優れたポリ塩化ビニルから形成されているので、窓材3
bが破損、変形等したり、また、洗浄剤により白濁、溶
解、ひび等により窓材3bの品質が低下してしまうこと
はないものである。
【0020】以上詳細に説明した通り本実施例に係る移
動配膳車Pでは、各開閉扉2において、窓材取付フレー
ム2aにパッキン取付部2bを介して取り付けられる窓
パッキン10の各嵌合部15、16のそれぞれに、窓材
3a、3bを装着するに際して、庫内側窓材3aの端部
と嵌合部15の端縁部15Aとの間に間隙12を設けた
状態で装着するとともに、庫外側窓材3bの端部と嵌合
部16の端縁部16Aとの間に間隙13を設けた状態で
装着するようにしたので、制御パネル6を介して庫本体
1が温蔵庫として使用された場合に、各窓材3a、3b
が庫本体1内から発生する熱や外気中から発せられる熱
により加熱膨張したとしても、その加熱膨張に伴い各窓
材3a、3bに生じる増加分(伸張分)は、前記各間隙
12、13により吸収、相殺され、その増加分に対応し
て生じる応力が窓材取付フレーム2aに及ぼされること
を確実に防止することができる。これにより、窓材取付
フレーム2aが破損したり変形したりすることを確実に
防止することができるものである。この結果、移動配膳
車Pの耐久性を長期に渡って格段に向上できる。
【0021】また、庫外側の窓材3bを耐衝撃性等の機
械特性、耐薬品性に優れたポリ塩化ビニルから形成する
ようにしたので、移動配膳車Pを移動している間に、庫
外側の窓材3bが外部部品と接触、衝突した場合におい
ても、窓材3bが破損、変形等することを確実に防止す
ることができ、更に、窓材3bを洗浄剤にて洗浄する場
合においても、洗浄剤により白濁、溶解、ひび等がによ
り窓材3bの品質が低下してしまうことを確実に防止す
ることができる。
【0022】尚、本考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、前記
実施例では2つの窓材3a、3bを設けて二重構造を有
する場合について説明したが、これ以上の多重構造を有
する移動配膳車にも適用でき、また、窓材が1つの移動
配膳車にも適用できることは明かである。また、前記実
施例では庫外側の窓材3bとしてポリ塩化ビニル樹脂か
ら形成するようにしたが、かかるポリ塩化ビニル樹脂と
同等の機械特性、耐薬品性を有する樹脂材料であれば、
本実施例に係る移動配膳車の窓材として適用できる。
【0023】
【考案の効果】以上説明した通り本考案は、移動配膳車
の庫本体内の温度が高温状態に維持されることにより窓
材取付フレームに取り付けられた窓材が熱膨張した場合
においても、窓材取付フレームが破損等されることを確
実に防止できるとともに、庫外側における窓材が容易に
破損、化学劣化等されることを確実に防止でき、もって
長期に渡って耐久性を保持できる貯蔵庫を提供すること
ができ、その産業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 移動配膳車の正面図である。
【図2】 移動配膳車おける扉の拡大図である。
【図3】 図2におけるA−A断面図である。
【図4】 従来の移動配膳車における窓材取付部の側断
面図である。
【符号の説明】
1…庫本体、2…開閉扉、2a…窓取付フレーム、3…
窓部、3a、3b…窓材、4…庫内棚、6…制御パネ
ル、8…車輪、10…窓パッキン、12…間隙、13…
間隙、15、16…嵌合部、15A、16A…端縁部、
C…キャスター、P…移動配膳車

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を格納する庫本体と、庫本体の前面
    に配設され開閉可能な扉と、扉の周囲に設けられた窓材
    取付フレームと、窓材取付フレームに取り付けられると
    ともに少なくともつの嵌合部が形成されたパッキン部
    材と、パッキン部材の嵌合部に装着された窓材と、庫本
    体内を所定温度に維持する温度維持装置とを有する貯蔵
    庫において、 前記窓材は、前記パッキン部材における嵌合部の端縁部
    から所定の間隙を設けつつ装着されたことを特徴とする
    貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 食品を格納する庫本体と、庫本体の前面
    に配設され開閉可能な扉と、扉の周囲に設けられた窓材
    取付フレームと、窓材取付フレームに取り付けられると
    ともに少なくとも2つの庫内側嵌合部及び庫外側嵌合部
    が形成されたパッキン部材と、パッキン部材の各庫内側
    嵌合部及び庫外側嵌合部に装着された窓材と、庫本体内
    を所定温度に維持する温度維持装置とを有する貯蔵庫に
    おいて、 前記庫外側窓材はポリ塩化ビニル樹脂から形成されてい
    るとともに、前記庫内側窓材はアクリル樹脂から形成さ
    れていることを特徴とする貯蔵庫。
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